試合巧者の流経大柏が4強《高校サッカー選手権》
2015.01.05 16:42 Mon
▽5日にフクダ電子アリーナで行われた第93回全国高校サッカー選手権大会準々決勝の第2試合、流経大柏(千葉)vs立正大淞南(島根)は、地元の流経大柏が3-0で勝利し、ベスト4に進出した。


▽立ち上がりは一進一退の攻防が続いたが、地元の大声援を背に受ける流経大柏が徐々に押し込むと、25分にゴールが生まれる。ゴール正面の位置で得たFKを、FC東京への加入が内定しているレフティのMF小川が直接シュート。鋭い変化を見せたボールがゴール右を襲うと、GKが辛うじて弾いたボールをFW渋谷が押し込み、流経大柏が先取点を挙げた。
▽さらに31分、右サイドでFKを獲得した流経大柏は、再び小川がプレイスキッカーを務める。しかし、今度は直接ゴールを狙わずにサインプレーで相手の裏をかくと、ボックス右でパスを受けたMF久保がシュート性のボールをゴール前に送る。このボールは枠を外れていたが、ゴール前に走り込んでいたDF山田が触ったボールがゴールネットを揺らし、セットプレーの流れから流経大柏が2点を奪った。
▽この結果、流経大柏は、10日に埼玉スタジアムで行われる準決勝で前橋育英と対戦する。
◆超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
MF小川諒也(流経大柏/3年)
▽チーム全員の献身性が光った試合だったが、勝利を呼び込んだのは、FC東京入りが内定している小川の左足だった。前半25分に鋭い変化を見せた直接FKで先取点をお膳立てすると、同31分にもゴールを演出する。直接のアシストではないが、セットされたボールを跨いで縦に走った久保に、絶妙なタイミングでパスを供給。数分前に強烈なFKを目の当たりにしていた立正大淞南の選手たちは、完全に意表を突かれた。結局、久保の放ったシュート性のボールに山田が触り、流経大柏が加点。後半にPKを失敗して得点こそ逃したが、チームを勝利に導く活躍はマン・オブ・ザ・マッチに相応しいものだった。
流経大柏 3-0 立正大淞南
25分 渋谷峻二郎【流経大柏】
31分 山田健人【流経大柏】
61分 高沢優也【流経大柏】


▽さらに31分、右サイドでFKを獲得した流経大柏は、再び小川がプレイスキッカーを務める。しかし、今度は直接ゴールを狙わずにサインプレーで相手の裏をかくと、ボックス右でパスを受けたMF久保がシュート性のボールをゴール前に送る。このボールは枠を外れていたが、ゴール前に走り込んでいたDF山田が触ったボールがゴールネットを揺らし、セットプレーの流れから流経大柏が2点を奪った。
▽一方、流経大柏の堅い守備を崩しきれない立正大淞南は、後半に入ると立て続けに選手を入れ替えて反撃を試みる。ところが、DF中村がMF久保を倒してPKを献上し、中村がレッドカードで退場。それでも、このPKをGK妻鹿が止めて望みを繋いだに見えたが、その直後に妻鹿のキックミスしたボールをFW高沢に拾われてリードを広げられた。その後、立正大淞南は成す術なく敗戦。勝利を収めた流経大柏が4大会ぶりのベスト4進出を決めた。
▽この結果、流経大柏は、10日に埼玉スタジアムで行われる準決勝で前橋育英と対戦する。
◆超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
MF小川諒也(流経大柏/3年)
▽チーム全員の献身性が光った試合だったが、勝利を呼び込んだのは、FC東京入りが内定している小川の左足だった。前半25分に鋭い変化を見せた直接FKで先取点をお膳立てすると、同31分にもゴールを演出する。直接のアシストではないが、セットされたボールを跨いで縦に走った久保に、絶妙なタイミングでパスを供給。数分前に強烈なFKを目の当たりにしていた立正大淞南の選手たちは、完全に意表を突かれた。結局、久保の放ったシュート性のボールに山田が触り、流経大柏が加点。後半にPKを失敗して得点こそ逃したが、チームを勝利に導く活躍はマン・オブ・ザ・マッチに相応しいものだった。
流経大柏 3-0 立正大淞南
25分 渋谷峻二郎【流経大柏】
31分 山田健人【流経大柏】
61分 高沢優也【流経大柏】
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