カリアリに完勝のユーベが2014年首位ターンを決める《セリエA》
2014.12.19 04:55 Fri
▽ナポリとのスーペル・コッパを22日に控える首位ユベントス(勝ち点36)は18日、セリエA第16節で18位カリアリ(勝ち点12)の本拠地サン・エリアに乗り込み、3-1で完勝した。
▽ユベントスは前節サンプドリアに引き分け、セリエAでのホーム戦連勝記録が[25]でストップ。そして、ジェノアに勝利した2位ローマとの勝ち点差が[1]に縮まった。リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指すユベントスは、サンプドリア戦のスタメンから3選手を変更。ポグバや出場停止のボヌッチに代わってピルロや出場停止明けのキエッリーニが先発となった。
▽これまでの[4-3-3]からフラットな[4-4-1-1]の布陣を敷いたカリアリに対し、ユベントスが立ち上がりからボールを保持。開始3分にジョレンテのヘディングシュートでカリアリゴールに迫ったユベントスは、直後のショートコーナーからあっさりと先制する。ビダルの右サイドからのクロスボールがファーサイドに流れ、詰めていたテベスが難なく押し込んだ。
▽失点を受けて前がかったカリアリは9分、エクダルのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKブッフォンのセーブに阻まれる。その後も前から圧力を強めたカリアリだったが、15分に追加点を奪われてしまう。
▽左サイドをえぐったエブラのクロスのルーズボールを、ボックス手前左のビダルがダイレクトでシュート。GKが一歩も動けない見事なシュートがゴール右に収まった。2点をリードして余裕のユベントスは、自陣に引きながらも球際の局面をことごとく制して主導権を握る。そして、前半終盤にかけてはカリアリのプレスをかいくぐりながらボールを保持し、2点をリードしたまま前半を終えた。
▽しかし50分、ユベントスが3点目を奪いきってしまった。ピルロのフィードをボックス右で受けたジョレンテがセッピテッリを背にしながらボールをキープ。反転から左足で放ったシュートがゴールに吸い込まれていった。
▽3点を追うカリアリは54分にCKからセッピテッリがボレーシュートに持ち込むと、65分に1点を返した。右サイドのコッスのFKからロッセッティーニがヘディングで押し込んだ。
▽1点を失ったユベントスだったが、即座にギアを上げてカリアリを押し込み、反撃を許さない。そして、ボールを回して時間を消化していく。85分にはビダルの浮き球パスに抜け出したモラタがループシュートを放つも枠を捉えきれない。それでも危なげなく3-1で完勝したユベントスがリーグ戦3試合ぶりの勝利を飾り、2014年首位ターンが決定した。
▽ユベントスは前節サンプドリアに引き分け、セリエAでのホーム戦連勝記録が[25]でストップ。そして、ジェノアに勝利した2位ローマとの勝ち点差が[1]に縮まった。リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指すユベントスは、サンプドリア戦のスタメンから3選手を変更。ポグバや出場停止のボヌッチに代わってピルロや出場停止明けのキエッリーニが先発となった。
▽これまでの[4-3-3]からフラットな[4-4-1-1]の布陣を敷いたカリアリに対し、ユベントスが立ち上がりからボールを保持。開始3分にジョレンテのヘディングシュートでカリアリゴールに迫ったユベントスは、直後のショートコーナーからあっさりと先制する。ビダルの右サイドからのクロスボールがファーサイドに流れ、詰めていたテベスが難なく押し込んだ。
▽左サイドをえぐったエブラのクロスのルーズボールを、ボックス手前左のビダルがダイレクトでシュート。GKが一歩も動けない見事なシュートがゴール右に収まった。2点をリードして余裕のユベントスは、自陣に引きながらも球際の局面をことごとく制して主導権を握る。そして、前半終盤にかけてはカリアリのプレスをかいくぐりながらボールを保持し、2点をリードしたまま前半を終えた。
▽カリアリは後半から、緩慢な守備が目立った右サイドバックのベネデッティに代えてドンサーを右アウトサイドに投入。バルツァーノを右サイドバックに下げて状況の打開を試みた。そのカリアリが立ち上がりからハイプレスをかけると開始2分、エクダルがミドルシュートを放って反撃を狙う。
▽しかし50分、ユベントスが3点目を奪いきってしまった。ピルロのフィードをボックス右で受けたジョレンテがセッピテッリを背にしながらボールをキープ。反転から左足で放ったシュートがゴールに吸い込まれていった。
▽3点を追うカリアリは54分にCKからセッピテッリがボレーシュートに持ち込むと、65分に1点を返した。右サイドのコッスのFKからロッセッティーニがヘディングで押し込んだ。
▽1点を失ったユベントスだったが、即座にギアを上げてカリアリを押し込み、反撃を許さない。そして、ボールを回して時間を消化していく。85分にはビダルの浮き球パスに抜け出したモラタがループシュートを放つも枠を捉えきれない。それでも危なげなく3-1で完勝したユベントスがリーグ戦3試合ぶりの勝利を飾り、2014年首位ターンが決定した。
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