南米王者サン・ロレンソがオークランドを下し決勝進出《クラブワールドカップ2014》

2014.12.18 07:31 Thu
▽FIFAクラブワールドカップ2014の準決勝が17日にモロッコのスタッド・ドウ・マラケシュで行われた。クラブワールドカップ初出場の南米王者サン・ロレンソ(アルゼンチン)と、最多出場(6回)のオセアニア王者のオークランド(ニュージーランド)の試合は、延長戦の末に2-1でサン・ロレンソが勝利した。

▽開幕戦から勝ち上がってきたオークランドは、13日のセフティ戦と同様のメンバーで試合に臨んだ。対するサン・ロレンソは、元パラグアイ代表MFオルティゴサや元アルゼンチン代表MFバリエントスがスタメンに名を連ねた。

▽落ち着いた立ち上がりとなった試合は8分、南米王者がこの試合最初のシュートを放つ。ボックス左付近でボールを受けたバリエントスのクロスを中央のカリンスキがヘディングで合わせるも、ボールはGKウィリアムズの正面に飛んでしまう。その後は、互いに堅守を披露し、決定機のない試合展開となった。
▽前半も終盤に入り、ゴールレスのままハーフタイム突入かに思われた追加タイム。サン・ロレンソはオーバーラップしたマスのマイナスの折り返しを、ファーサイドのバリエントスがワントラップから冷静にゴール右に沈めた。

▽後半最初のチャンスは、リードしているサン・ロレンソに生まれた。47分、スルーパスに抜け出したカウテルッキオがゴール前まで持ち上がり、シュートモーションに入るも、守備に戻ったアーヴィングのタックルに阻まれた。
▽出鼻をくじかれかけたオークランドだったが、68分に同点に追いつく。タデのスルーパスを起点にボックス右でパスを受けたベルランガが、角度のない位置からシュートを流し込んだ。その後、互いに決定機を欠いた試合は1-1のまま90分を終えた。

▽迎えた延長戦、開始早々の93分に試合が動く。左サイドでボールを受けたロマニョーリが上げたクロスのこぼれ球を拾ったマトスのシュートがゴール右に決まり、サン・ロレンソが勝ち越しに成功した。一方、オークランドは113分にボックス手前でこぼれ球を拾ったペインがミドルシュートを放つも、シュートは左ポストに阻まれた。

▽その後、最後までゴールを許さなかったサン・ロレンソが120分の激戦を制し、ヨーロッパ王者レアル・マドリー(スペイン)の待つ決勝の切符を手にした。

▽なお、準決勝で敗れたオークランドと北中米カリブ海王者のクルス・アスル(メキシコ)は、20日に両チームで3位決定戦を行う。

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