120分の激闘を制したクルス・アスルがレアル・マドリーの待つ準決勝へ《クラブワールドカップ2014》
2014.12.14 07:30 Sun
▽FIFAクラブワールドカップ2014の準々決勝が13日にモロッコで行われた。北中米カリブ海王者のクルス・アスル(メキシコ)とアジア代表のシドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)の一戦は、クルス・アスルが3-1で勝利した。
▽激しい雨の中で始まったクラブワールドカップ初出場同士の対戦は、シドニー・ワンダラーズが11分にFKからファーストチャンスを迎える。左サイドで獲得したブリッジのFKにファーサイドのスピラノビッチがヘディングシュートで合わせるも、GKコロナの好セーブに阻まれた。
▽対するクルス・アスルも24分、右サイドを持ち上がったバエスのクロスボールにボックス左を駆け上がったファビアンがダイレクトボレーで合わせ、シドニーワンダラーズゴールを脅かすも、このシュートはゴール上に外れた。
▽シドニー・ワンダラーズは40分、CKをファーサイドのスタンリーがヘディングで折り返したボールをボックス中央のハリティが押し込みゴールネットを揺らすも、スタンリーが競り合った際にヒメネスを倒してしまい、ファウルの判定でゴールは取り消された。
▽迎えた後半、最初の決定機はクルス・アスルに訪れる。63分、中央ドリブルで持ち上がったフォルミカが、飛び出したGKコヴィッチを冷静にかわし、ボックス内に侵入。ボックス中央のパボーネへラストパスを送るも、シュートは戻ったスピラノビッチの左足にブロックされた。
▽先制したシドニーワンダラーズだったが、74分にハンドでこの試合2枚目のイエローカードを提示されたスピラノビッチが退場。直後のFKでヒメネスにゴールを脅かされたが、これはGKコヴィッチがスーパーセーブで弾き出した。
▽その後、数的有利となったクルス・アスルは猛攻を仕掛ける。しかし、GKコヴィッチの好セーブと集中したシドニーワンダラーズの守りを前にゴールをこじ開けることができない。だが、このまま試合終了かに思われた88分、ボックス左から侵入を試みたファビアンが途中出場のS・コールに倒されPKを獲得。このPKをトラードが冷静にゴール左に決め、クルス・アスルが土壇場で同点に追いついた。
▽延長に入っても一進一退の攻防を繰り広げる両チームだったが、102分にスタンリーがこの試合2枚目のイエローカードを受け、シドニーワンダラーズは9人となる。すると、延長後半開始早々の108分に試合が動く。
▽自陣からのロングフィードをボックス中央で受けたバラデスが反転からシュート。これはGKコヴィッチが弾くも、こぼれ球をパボーネが押し込み、クルス・アスルが勝ち越しに成功した。その後も数的有利を活かし攻め続けたクルス・アスルは、118分にもPKから追加点を奪い、120分に及ぶ激闘を3-1で制した。この結果、勝利したクルス・アスルは16日にヨーロッパ王者のレアル・マドリー(スペイン)との対戦が決定した。
▽また、同日に行われたアフリカ王者のセフティ(アルジェリア)vsオセアニア王者オークランド(ニュージーランド)は、オークランドが1-0で勝利。この結果、準決勝に駒を進めたオークランドは、17日に南米王者のサン・ロレンソ(アルゼンチン)と対戦する。
▽なお、準々決勝で敗れたセフティとシドニーワンダラーズは17日に5位決定戦で対戦することが決定した。
▽激しい雨の中で始まったクラブワールドカップ初出場同士の対戦は、シドニー・ワンダラーズが11分にFKからファーストチャンスを迎える。左サイドで獲得したブリッジのFKにファーサイドのスピラノビッチがヘディングシュートで合わせるも、GKコロナの好セーブに阻まれた。
▽対するクルス・アスルも24分、右サイドを持ち上がったバエスのクロスボールにボックス左を駆け上がったファビアンがダイレクトボレーで合わせ、シドニーワンダラーズゴールを脅かすも、このシュートはゴール上に外れた。
▽迎えた後半、最初の決定機はクルス・アスルに訪れる。63分、中央ドリブルで持ち上がったフォルミカが、飛び出したGKコヴィッチを冷静にかわし、ボックス内に侵入。ボックス中央のパボーネへラストパスを送るも、シュートは戻ったスピラノビッチの左足にブロックされた。
▽ピンチを防いだシドニーワンダラーズはその2分後、相手DFのクリアボールに反応したラ・ロッカがバイタルエリア中央からダイレクトシュート。濡れたピッチにより加速したシュートがゴール左隅に突き刺さった。
▽先制したシドニーワンダラーズだったが、74分にハンドでこの試合2枚目のイエローカードを提示されたスピラノビッチが退場。直後のFKでヒメネスにゴールを脅かされたが、これはGKコヴィッチがスーパーセーブで弾き出した。
▽その後、数的有利となったクルス・アスルは猛攻を仕掛ける。しかし、GKコヴィッチの好セーブと集中したシドニーワンダラーズの守りを前にゴールをこじ開けることができない。だが、このまま試合終了かに思われた88分、ボックス左から侵入を試みたファビアンが途中出場のS・コールに倒されPKを獲得。このPKをトラードが冷静にゴール左に決め、クルス・アスルが土壇場で同点に追いついた。
▽延長に入っても一進一退の攻防を繰り広げる両チームだったが、102分にスタンリーがこの試合2枚目のイエローカードを受け、シドニーワンダラーズは9人となる。すると、延長後半開始早々の108分に試合が動く。
▽自陣からのロングフィードをボックス中央で受けたバラデスが反転からシュート。これはGKコヴィッチが弾くも、こぼれ球をパボーネが押し込み、クルス・アスルが勝ち越しに成功した。その後も数的有利を活かし攻め続けたクルス・アスルは、118分にもPKから追加点を奪い、120分に及ぶ激闘を3-1で制した。この結果、勝利したクルス・アスルは16日にヨーロッパ王者のレアル・マドリー(スペイン)との対戦が決定した。
▽また、同日に行われたアフリカ王者のセフティ(アルジェリア)vsオセアニア王者オークランド(ニュージーランド)は、オークランドが1-0で勝利。この結果、準決勝に駒を進めたオークランドは、17日に南米王者のサン・ロレンソ(アルゼンチン)と対戦する。
▽なお、準々決勝で敗れたセフティとシドニーワンダラーズは17日に5位決定戦で対戦することが決定した。
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