バイエルン、負傷者続出もお構いなし 2戦連続の4-0《ブンデスリーガ》
2014.11.23 04:39 Sun
22日に行われたブンデスリーガ第12節、バイエルンvsホッフェンハイムのは、ホームのバイエルンが4-0で快勝した。
前節はフランクフルトを4-0と一蹴し、リーグ首位を快走するバイエルンだが、インターナショナルウィークによる中断期間中に主将のラームが負傷して長期離脱が決定。アラバもチャンピオンズリーグのローマ戦で重傷を負っており、負傷者に頭を悩ませている。
それでもリーグ屈指の攻撃力を誇るホッフェンハイムを相手に、バイエルンは王者らしい強さを見せる。
ロッベンとリベリを同時起用したバイエルンは序盤、中盤でボールが落ち着かない。シャビ・アロンソにプレスがかかった際に本来であればサポートに入るラームとアラバが不在だったことが全体にも影響したのか、連係ミスや単純なパスミスが目立った。
そんなチームを救ったのは、今シーズン好調の19番だった。23分、シャビ・アロンソからのパスを受けたゲッツェが、ペナルティーエリア手前から右足を一閃。これがゴール右上に決まり、バイエルンが均衡を破る。
これで肩の力抜けたバイエルンは40分、ミュラーの左からのクロスが逆サイドに流れ、拾ったロッベンのクロスをレヴァンドフスキが頭で合わせて追加点。バイエルンが2点リードで折り返す。
後半、リードしているバイエルンが本来のパスワークを取り戻して主導権を握ると、ホッフェンハイムは前半のような鋭いカウンターがなかなか繰り出せない。
それでも、バイエルンがなかなか3点目を決めきれずにいると、ホッフェンハイムは75分に絶好機が訪れる。
右サイドを突破し、ライン際で粘ったシップロックの折り返しをサライがフリーで受けてシュート。バイエルン守備陣はラインを割ったとアピールしたため対応が遅れ、ゴールは無人に近かったが、サライのシュートは戻ったノイアーに当たってゴールならず。絶好機を逸してしまう。
すでにミュラーに代えてローデ、さらに足を痛めたJ・ボアテングに代わってダンテを投入していたバイエルンは、77分にゲッツェを下げてシュバインシュタイガーを送り込んだ。W杯後の負傷で離脱していた副キャプテンは、これが今季初出場。アリアンツ・アレナの大観衆は、万雷の拍手で迎えた。
この交代が、チームにさらなる勢いを生む。82分、レヴァンドフスキとのワンツーでペナルティーエリア内に侵入したロッベンが、ボールを軽く浮かすシュートで3点目を挙げると、87分にはシュバインシュタイガーの浮き球のパスに抜け出したローデが豪快なボレーを叩きこんで4点目。勝負を決めた。
あっという間に点差を広げられたホッフェンハイムは、終了間際にサライがダンテの足を踏みつけて退場するなど後味の悪い結末となっている。
提供:goal.com
前節はフランクフルトを4-0と一蹴し、リーグ首位を快走するバイエルンだが、インターナショナルウィークによる中断期間中に主将のラームが負傷して長期離脱が決定。アラバもチャンピオンズリーグのローマ戦で重傷を負っており、負傷者に頭を悩ませている。
それでもリーグ屈指の攻撃力を誇るホッフェンハイムを相手に、バイエルンは王者らしい強さを見せる。
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