鮮やかな逆転劇で甲府がC大阪との“サバイバルマッチ”を制す《J1》

2014.11.02 15:14 Sun
▽J1第31節のC大阪(勝ち点30)vs甲府(勝ち点33)が、2日にヤンマースタジアム長居で行われ、甲府が3-1で逆転勝利を収めた。
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▽前節、横浜FMとゴールレスドローに終わったC大阪は、勝ち点1を積み上げたものの順位は降格圏内の17位と変わらず。残留を争うライバルとの直接対決となった今節、大熊監督は直近の横浜FM戦と全く同じメンバーをピッチに送り出した。▽対して前節3位の川崎Fを撃破した甲府は、順位を一気に3つ上げて13位に浮上。だが、今節でC大阪に敗れると、得失点差の関係で順位を入れ替わられるため、全く気を抜けない一戦となった。前節の川崎Fでイエローカードをもらったジウシーニョが累積警告によって2試合のサスペンションとなったため、代役には畑尾が起用された。また、出場停止明けのクリスティアーノはベンチスタートとなり、前線は盛田、阿部拓、石原の日本人3トップとなった。
▽残留を争う直接対決らしく引き締まった立ち上がりとなった。互いに守備に重きを置きながらチャンスがあれば、思い切って攻撃に人数をかけて先取点を狙った。

▽開始9分にうまく最終ラインの裏を取った阿部拓がゴール前に抜け出すも、ここはGKキム・ジンヒョンの飛び出しに阻まれる。対してC大阪もこの直後にボックス右に抜け出した長谷川アーリアジャスールがグラウンダーのクロスでチャンスを演出するが、ここはフィニッシュに繋がらなかった。
▽序盤の攻防を経て試合は、ボールを保持するC大阪とカウンターで迎え撃つ甲府という明確な構図の下、拮抗した展開が続く。その中で、より効果的な戦い方を見せたのは甲府。前線で抜群のキープ力を見せる盛田と阿部拓の個人技を生かした空中戦、地上戦を交えた攻めでチャンスを演出。17分には右サイドからドリブルで切り込んだ阿部拓が右ポストの脇を掠めるシュートを放った。

▽ボールを保持しながら攻めあぐねる場面が目立ったC大阪だったが、カカウが相手守備陣のミスを先制点に結びつける。25分、石原が不用意に阿部拓に入れたクサビのパスを酒本がうまく叩くと、このルーズボールに反応したカカウがボックス付近まで持ち上がり、ゴール左隅にシュートを流し込んだ。

▽試合の均衡が破れたことで前半終盤にかけてはオープンな攻防となる。30分過ぎに負傷したマルキーニョス・パラナに代えて保坂を投入した甲府は、38分に左サイド深くに抜け出した阿部拓からのマイナスのパスを阿部翔がダイレクトで折り返すも、ファーで盛田が放ったヘディングシュートは相手GKの好守に阻まれた。直後の40分にはボックス右に抜け出した杉本がニアを狙ってシュートを放つが、ここはGK萩が何とか弾き出した。そして、前半はホームのC大阪の1点リードで終了した。

▽迎えた後半も前半同様に一進一退の攻防が続く。互いに守備の局面での集中力が高まったことで、中盤で潰し合う場面が多くシュート数がなかなか増えない。

▽この流れを受けて、先に動きを見せたのは甲府ベンチ。城福監督は61分に松橋を下げて切り札のクリスティアーノを投入。この交代で石原が右ウイングバックに下がり、クリスティアーノが盛田、阿部拓と共に前線を形成した。すると、この直後にセットプレーから同点ゴールが生まれる。62分、相手陣内右サイドからのFKで石原が浮き球のフィードをゴール前に送ると、DF藤本に競り勝った盛田のヘディングシュートがGKキム・ジンヒョンの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

▽この同点ゴールで勢いづく甲府は71分にボックス右に抜け出した阿部拓がDF藤本に後方から倒されてPK獲得。これをキャプテンの山本が冷静に沈めて逆転に成功。さらに73分にはボックス右でクリスティアーノが入れたクロスを長谷川がクリアし損ねたボールを、ファーで拾った保坂が角度のないところから右足のシュートをファーポストに決めた。

▽立て続けの失点で一気に2点のビハインドを背負ったC大阪は、負傷明けのフォルラン、楠神を投入し反撃に出るも、チグハグな攻撃は甲府の堅守の前に全くチャンスを作り出すことができない。試合終盤には長身の藤本をゴール前に上げるパワープレーを敢行するが、最後までゴールを奪うことはできなかった。

▽前節の川崎F戦に続いて見事な逆転勝利を飾った甲府が、残留に向けて貴重な勝ち点3を手にした。一方、ホームで残留を争うライバル相手に痛恨の逆転負けを喫したC大阪は、残留に向けて厳しい敗戦となった。

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