独紙評価:「内田は一番勇敢なDFだったが…」

シャルケは18日のブンデスリーガ第8節でヘルタ・ベルリンをホームに迎え、ロベルト・ディ・マッテオ新監督の初陣を2-0の勝利で飾った。フル出場したシャルケDF内田篤人は、ドイツ『キッカー』のベストチームに選出されている。この試合にはヘルタMF細貝萌もフル出場し、ヘルタFW原口元気は72分から出場した。

内田は8分、MFケビン=プリンス・ボアテングにパスに右側を駆け上がると、中央にグラウンダーのクロスを送り込み、序盤最大の決定機をつくっている。しかし、フリーになっていたFWクラース=ヤン・フンテラールのシュートは枠を外れてしまった。

19分にはそのフンテラールがゴールに成功。リードを奪った後で守備的なアプローチに切り替えたシャルケは、65分にMFユリアン・ドラクスラーのシュートが決まっている。

『キッカー』(シャルケ平均点2.9)は、内田のパフォーマンスにフンテラール、DFクリスティアン・フクス、カーン・アイハン、FWエリック・マキシム・チュポ=モティングと同じ3をつけ、シャルケ唯一の選手として第8節ベストチームに選出している。単独最高点はドラクスラーに対する2となり、同選手は『キッカー』のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

一方、『ビルト』(シャルケ平均点2.82)は、得点者のフンテラール、ドラクスラーと同様、DFベネディクト・ヘヴェデス、GKラルフ・フェールマン、アイハンらに2とチーム最高タイの評価を下した。ヘヴェデスはベストチームにも選ばれている。一方、サイドバックの内田とフックス、中盤のデニス・アオゴのプレーは4と低めの採点がつけられた。そのほか3人は3と及第点だった。

『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』(シャルケ平均点2.91)でも内田への評価は4と低く、チーム単独最低となった。ヘヴェデスとドラクスラーに2と最高タイの採点を与えた同メディアは、内田のプレーについて次のように記している。

「8分の素晴らしい横パスでゲームに入ったが、フンテラールはゴールを決められず。ハーフウェーラインを越えることが多く、非常に長い間、シャルケの最も勇敢なディフェンダーだった。しかし、今回はプレーが精度を欠き、多くの不要なパスミスを犯している。また、(ヘルタMF)ニコ・シュルツに対するファウルで妥当なイエローカードを提示された」

『キッカー』(ヘルタ平均点3.9)は、細貝萌のパフォーマンスにチーム最高タイの3をつけている。原口は出場時間が短かったため、同メディアでの採点の対象にはなっていない。なお、『ビルト』(ヘルタ平均点4.14)は、細貝と原口に4をつけている。チーム最高タイはGKトーマス・クラフトとMFロイ・ベーレンスに対する3だった。
提供:goal.com