ペップ「パダーボルンはサプライズじゃない」

バイエルン・ミュンヘンは23日、ブンデスリーガ第5節で好調のパダーボルンをホームに迎える。ジョゼップ・グアルディオラ監督は好スタートを切った対戦相手について、サプライズではないと話した。

今季がブンデスリーガ初挑戦となるパダーボルンは、開幕から4試合で2勝2分けと絶好調。マインツ、ホッフェンハイム、バイエルンと勝ち点8で並び、得失点差で首位に立つ快挙を成し遂げている。

そのパダーボルンを王者バイエルンが迎える23日の一戦は、大きな注目を集めている。グアルディオラ監督は前日会見で、試合について次のように語った。ドイツ『AZ』が伝えている。

「(パダーボルンの好発進は)何でも起き得るということだ。彼らは非常にアグレシッブだね。なぜ今の位置にいるのかが分かるよ。運に助けられているわけではない。彼らの監督は優秀だし、チームはすぐに1部に馴染んだようだ。サプライズではない。首位に立つ権利を持っている」

「彼らの作戦? 前に出て、プレスをかけてくる。今までそうしてきたから、変えてはこないだろう。ミュンヘンで我々に勝ったら、大きな驚きとなるだろうね。勝たなかったとしても、彼らが特に失望することはないと思う。パダーボルンにはクオリティーがあるよ。数試合前までは、彼らのことをまだ知らなかったので、最初は少し驚きを感じていた」

過密日程に慣れているバイエルンにとって、ミッドウィークの試合はアドバンテージとなるだろうか。グアルディオラ監督はこの見方を否定している。

「いや、我々にはもっと時間が必要だ。選手たちは疲れている。ただ、その中でも特にチャンピオンズリーグで良い結果を出せたのは大きかった。我々がいる、というシグナルを送ったからね」

リーグ前節では主力を温存し、ハンブルガーSV相手に引き分けた。

「良い足を持つ(たくさん走れる)選手を使いたかった。勝てば監督は絶賛され、負ければ傲慢だと言われるもののだ。勝てなかったのは、最終的には私のミスだよ」

「だが、マンチェスター・シティ戦はものすごく激しかった。11人だけでは良いシーズンを過ごせない。全員が必要だし、メンバーを入れ替えるのも必要だ。そうしなければ、みんなを殺してしまう」

3つのコンペティションを戦う過酷さについて、グアルディオラ監督はこう続けている。

「選手たちに多くを求めすぎている。ボルシア･ドルトムント、シャルケ、レバークーゼンでもその影響が見られるね。ドイツはまだスペインやほかの国よりマシかもしれない。でも、選手の身体を配慮すべきだね」

「NBAではほぼ毎日試合があるが、一年のうち5カ月は休暇だ。我々は3日に1試合をこなすが、休暇期間は長くない。これは、バイエルンだけの問題ではないよ」


提供:goal.com