ベスト8進出国の決勝T1回戦を振り返る《ブラジル・ワールドカップ》
2014.07.02 19:55 Wed
▽1日、ブラジル・ワールドカップ、決勝トーナメント1回戦が終了し、準々決勝に進む8チームが出揃った。
▽8試合中、5試合が延長戦(PK戦2試合を)までもつれこんだ白熱の決勝トーナメント1回戦を制し、ベスト8進出を果たしたのは、奇しくも各グループステージを首位で突破した8チームとなった。
◆ブラジル代表(グループA首位)
[ここまでの戦績:3勝1分け、8得点3失点]
▽2014年6月28日(土)
ブラジル 1-1(PK3-2) チリ
【ブラジル】
D・ルイス(前18)
【チリ】
サンチェス(前32)
~死の淵を彷徨ったセレソン~
▽今大会の開催国であり優勝候補の筆頭であるブラジル代表は、チリ代表との南米対決をPK戦の末、辛くも勝利。GKジュリオ・セーザルの大活躍でPK戦を制した直後、エースのFWネイマールが思わず歓喜の涙を流すなど、セレソンにとっては非常に厳しい試合となった。ただ、選手、チームスタッフ、ブラジル国民がひとつになって勝ち取ったこの勝利は、今後の戦いに向けて大きな意味を持つはずだ。
◆コロンビア代表(グループC首位)
[ここまでの戦績:4勝、11得点2失点]
▽2014年6月28日(土)
コロンビア 2-0 ウルグアイ
【コロンビア】
ハメス・ロドリゲス(前28)
ハメス・ロドリゲス(後5)
~ハメス・ロドリゲスが躍動~
▽準々決勝でそのブラジルと対戦するコロンビア代表は、ウルグアイ代表との南米対決を2-0で完勝。エースFWスアレスを欠くウルグアイに対して、終始試合をコントロールしたコロンビアは、絶好調のエース、MFハメス・ロドリゲスのスーパーゴール2発で準々決勝への切符を掴んだ。ホスト国との対戦となる準々決勝では、ここまで5ゴールで得点ランキングトップに立つハメス・ロドリゲスに期待がかかる。
◆オランダ代表(グループB首位)
[ここまでの戦績:4勝、12得点4失点]
▽2014年6月29日(日)
オランダ 2-1 メキシコ
【オランダ】
スナイデル(後43)
フンテラール(後49[PK])
【メキシコ】
ジョバニ・ドス・サントス(後3)
~2大エースの存在感と多彩な戦術~
▽前回大会王者のスペイン代表、チリを退け、グループリーグBを首位通過したオランダ代表は、メキシコ代表との激闘を劇的逆転勝利で飾った。オランダは、気温30度を超える厳しい環境の中で行われた一戦で後半早々に先制を許す。しかし、2度の給水タイムと名将ファン・ハールの見事な采配で流れを変えて試合終了間際の7分間で2ゴールを奪い、逆転での8強入りを決めた。好調を継続するFWロッベンとFWファン・ペルシの2大エースの存在に加え、複数のシステムを使い分ける多彩さは、対戦相手の脅威となっている。
◆コスタリカ代表(グループD首位)
[ここまでの戦績:3勝1分け、5得点2失点]
▽2014年6月29日(日)
コスタリカ 1-1(PK5-3) ギリシャ
【コスタリカ】
ルイス(後7)
【ギリシャ】
パパスタトプーロス(後46)
~特筆に価する粘り強さ~
▽そのオランダとベスト8で対峙するのは、今大会のダークホース、コスタリカ代表。イタリア代表、イングランド代表、ウルグアイと同居した“死のグループ”をまさかの首位で通過したコスタリカは、PK戦までもつれこんだギリシャ代表との白熱の一戦を見事にモノにした。味方の退場で後半途中から10人での戦いを強いられながらも、GKケイロル・ナバスを中心に耐え抜いたその粘り強さは、特筆に価する。
◆フランス代表(グループE首位)
[ここまでの戦績:3勝1分け、10得点2失点]
▽2014年6月30日(月)
フランス 2-0 ナイジェリア
【フランス】
ポグバ(後34)
OG(後46)
~一枚岩となった“レ・ブルー” ~
▽失敗に終わった前回大会からの巻き返しを狙うフランス代表は、苦しみながらもナイジェリア代表を退け、2大会ぶりのベスト8進出を果たした。磐石の強さを見せたグループリーグとは打って変わって、ナイジェリア戦では思うような試合運びができなかったものの、後半途中に投入したFWグリーズマンの活躍や、闘将デシャン監督仕込みの堅守で2-0の勝利を収めた。チームが空中分解した南アフリカ大会と異なり、うまくいかない状況でチーム一丸となって戦えることこそ、今の“レ・ブルー”の強さだ。
◆ドイツ代表(グループG首位)
[ここまでの戦績:3勝1分け、9得点3失点]
▽2014年6月30日(月)
ドイツ 2-1 アルジェリア
【ドイツ】
シュールレ(延前2)
エジル(延後15)
【アルジェリア】
ジャブ(延後16)
~「最後はドイツが勝つ」~
▽隣国フランスとのヨーロッパ対決に臨むドイツ代表は、伏兵・アルジェリア代表に苦しめられながらも、16大会連続で準々決勝へと駒を進めた。ポルトガル代表、ガーナ代表、アメリカ代表と同居したグループGを危なげなく首位通過したドイツだったが、初の決勝トーナメント進出で意気込むアルジェリアに大苦戦。それでも、再三のピンチを“11人目のフィールドプレーヤー”、GKノイアーの好守で凌ぐと、迎えた延長戦でFWシュールレ、MFエジルがゴールをこじ開け、勝利を掴んだ。不安定なバックラインなど、課題も少なくないが「最後はドイツが勝つ」という格言どおりの勝負強さは健在だ。
◆アルゼンチン代表(グループF首位)
[ここまでの戦績:4勝、7得点3失点]
▽2014年7月1日(火)
アルゼンチン 1-0 スイス
【アルゼンチン】
ディ・マリア(延後13)
~エースのメッシが牽引~
▽永遠のライバル、ブラジルとともに優勝候補の筆頭であるアルゼンチン代表は、エースFWメッシの活躍で準々決勝への切符を手繰り寄せた。スイス代表の手堅い試合運びに苦戦したアルゼンチンは、ゴールをこじ開けられないまま延長戦へ突入。延長に入ってもゴールが遠いチームだったが、延長戦終了間際にメッシの個人技からMFディ・マリアが決勝点を奪った。前評判の高かった“クアトロ・ファンタスティコス(魅惑の4人)”を擁す攻撃陣は機能しているとは言い難いが、絶好調のメッシと予想外の健闘を見せる守備陣がその穴を埋めている。
◆ベルギー代表(グループH首位)
[ここまでの戦績:4勝、6得点2失点]
▽2014年7月1日(火)
ベルギー 2-1 アメリカ
【ベルギー】
デ・ブライネ(延前3)
ルカク(延前15)
【アメリカ】
グリーン(延後2)
~死闘を制し28年ぶりのベスト8~
▽世界最高のプレーヤー、メッシを擁すアルゼンチンとの対戦が決定したベルギー代表は、アメリカ代表との死闘を制し28年ぶりのベスト8進出を果たした。今大会を通じてスロースタートが目立つベルギーは、このアメリカ戦でも多くの決定機を作りながら相手GKハワードの牙城を破れず、90分間で決着を付けることができなかった。迎えた延長戦、途中出場のFWルカクの活躍で2ゴールを奪うも、最後まで勝負を諦めないアメリカの反撃に遭い、薄氷を踏む形での2-1の勝利だった。それでも、死力を尽くしたアメリカを相手に勝利できたことは、チームに大きな自信を与えたはずだ。
◆準々決勝日程
▽7月4日(金)
フランス vs ドイツ(25:00)
[リオデジャネイロ]
ブラジル vs コロンビア(29:00)
[フォルタレーザ]
▽7月5日(土)
アルゼンチン vs ベルギー(25:00)
[ブラジリア]
オランダ vs コスタリカ(29:00)
[サルバドール]
▽8試合中、5試合が延長戦(PK戦2試合を)までもつれこんだ白熱の決勝トーナメント1回戦を制し、ベスト8進出を果たしたのは、奇しくも各グループステージを首位で突破した8チームとなった。
◆ブラジル代表(グループA首位)
[ここまでの戦績:3勝1分け、8得点3失点]
▽2014年6月28日(土)
ブラジル 1-1(PK3-2) チリ
【ブラジル】
D・ルイス(前18)
【チリ】
サンチェス(前32)
~死の淵を彷徨ったセレソン~
▽今大会の開催国であり優勝候補の筆頭であるブラジル代表は、チリ代表との南米対決をPK戦の末、辛くも勝利。GKジュリオ・セーザルの大活躍でPK戦を制した直後、エースのFWネイマールが思わず歓喜の涙を流すなど、セレソンにとっては非常に厳しい試合となった。ただ、選手、チームスタッフ、ブラジル国民がひとつになって勝ち取ったこの勝利は、今後の戦いに向けて大きな意味を持つはずだ。
◆コロンビア代表(グループC首位)
[ここまでの戦績:4勝、11得点2失点]
▽2014年6月28日(土)
コロンビア 2-0 ウルグアイ
【コロンビア】
ハメス・ロドリゲス(前28)
ハメス・ロドリゲス(後5)
~ハメス・ロドリゲスが躍動~
▽準々決勝でそのブラジルと対戦するコロンビア代表は、ウルグアイ代表との南米対決を2-0で完勝。エースFWスアレスを欠くウルグアイに対して、終始試合をコントロールしたコロンビアは、絶好調のエース、MFハメス・ロドリゲスのスーパーゴール2発で準々決勝への切符を掴んだ。ホスト国との対戦となる準々決勝では、ここまで5ゴールで得点ランキングトップに立つハメス・ロドリゲスに期待がかかる。
◆オランダ代表(グループB首位)
[ここまでの戦績:4勝、12得点4失点]
▽2014年6月29日(日)
オランダ 2-1 メキシコ
【オランダ】
スナイデル(後43)
フンテラール(後49[PK])
【メキシコ】
ジョバニ・ドス・サントス(後3)
~2大エースの存在感と多彩な戦術~
▽前回大会王者のスペイン代表、チリを退け、グループリーグBを首位通過したオランダ代表は、メキシコ代表との激闘を劇的逆転勝利で飾った。オランダは、気温30度を超える厳しい環境の中で行われた一戦で後半早々に先制を許す。しかし、2度の給水タイムと名将ファン・ハールの見事な采配で流れを変えて試合終了間際の7分間で2ゴールを奪い、逆転での8強入りを決めた。好調を継続するFWロッベンとFWファン・ペルシの2大エースの存在に加え、複数のシステムを使い分ける多彩さは、対戦相手の脅威となっている。
◆コスタリカ代表(グループD首位)
[ここまでの戦績:3勝1分け、5得点2失点]
▽2014年6月29日(日)
コスタリカ 1-1(PK5-3) ギリシャ
【コスタリカ】
ルイス(後7)
【ギリシャ】
パパスタトプーロス(後46)
~特筆に価する粘り強さ~
▽そのオランダとベスト8で対峙するのは、今大会のダークホース、コスタリカ代表。イタリア代表、イングランド代表、ウルグアイと同居した“死のグループ”をまさかの首位で通過したコスタリカは、PK戦までもつれこんだギリシャ代表との白熱の一戦を見事にモノにした。味方の退場で後半途中から10人での戦いを強いられながらも、GKケイロル・ナバスを中心に耐え抜いたその粘り強さは、特筆に価する。
◆フランス代表(グループE首位)
[ここまでの戦績:3勝1分け、10得点2失点]
▽2014年6月30日(月)
フランス 2-0 ナイジェリア
【フランス】
ポグバ(後34)
OG(後46)
~一枚岩となった“レ・ブルー” ~
▽失敗に終わった前回大会からの巻き返しを狙うフランス代表は、苦しみながらもナイジェリア代表を退け、2大会ぶりのベスト8進出を果たした。磐石の強さを見せたグループリーグとは打って変わって、ナイジェリア戦では思うような試合運びができなかったものの、後半途中に投入したFWグリーズマンの活躍や、闘将デシャン監督仕込みの堅守で2-0の勝利を収めた。チームが空中分解した南アフリカ大会と異なり、うまくいかない状況でチーム一丸となって戦えることこそ、今の“レ・ブルー”の強さだ。
◆ドイツ代表(グループG首位)
[ここまでの戦績:3勝1分け、9得点3失点]
▽2014年6月30日(月)
ドイツ 2-1 アルジェリア
【ドイツ】
シュールレ(延前2)
エジル(延後15)
【アルジェリア】
ジャブ(延後16)
~「最後はドイツが勝つ」~
▽隣国フランスとのヨーロッパ対決に臨むドイツ代表は、伏兵・アルジェリア代表に苦しめられながらも、16大会連続で準々決勝へと駒を進めた。ポルトガル代表、ガーナ代表、アメリカ代表と同居したグループGを危なげなく首位通過したドイツだったが、初の決勝トーナメント進出で意気込むアルジェリアに大苦戦。それでも、再三のピンチを“11人目のフィールドプレーヤー”、GKノイアーの好守で凌ぐと、迎えた延長戦でFWシュールレ、MFエジルがゴールをこじ開け、勝利を掴んだ。不安定なバックラインなど、課題も少なくないが「最後はドイツが勝つ」という格言どおりの勝負強さは健在だ。
◆アルゼンチン代表(グループF首位)
[ここまでの戦績:4勝、7得点3失点]
▽2014年7月1日(火)
アルゼンチン 1-0 スイス
【アルゼンチン】
ディ・マリア(延後13)
~エースのメッシが牽引~
▽永遠のライバル、ブラジルとともに優勝候補の筆頭であるアルゼンチン代表は、エースFWメッシの活躍で準々決勝への切符を手繰り寄せた。スイス代表の手堅い試合運びに苦戦したアルゼンチンは、ゴールをこじ開けられないまま延長戦へ突入。延長に入ってもゴールが遠いチームだったが、延長戦終了間際にメッシの個人技からMFディ・マリアが決勝点を奪った。前評判の高かった“クアトロ・ファンタスティコス(魅惑の4人)”を擁す攻撃陣は機能しているとは言い難いが、絶好調のメッシと予想外の健闘を見せる守備陣がその穴を埋めている。
◆ベルギー代表(グループH首位)
[ここまでの戦績:4勝、6得点2失点]
▽2014年7月1日(火)
ベルギー 2-1 アメリカ
【ベルギー】
デ・ブライネ(延前3)
ルカク(延前15)
【アメリカ】
グリーン(延後2)
~死闘を制し28年ぶりのベスト8~
▽世界最高のプレーヤー、メッシを擁すアルゼンチンとの対戦が決定したベルギー代表は、アメリカ代表との死闘を制し28年ぶりのベスト8進出を果たした。今大会を通じてスロースタートが目立つベルギーは、このアメリカ戦でも多くの決定機を作りながら相手GKハワードの牙城を破れず、90分間で決着を付けることができなかった。迎えた延長戦、途中出場のFWルカクの活躍で2ゴールを奪うも、最後まで勝負を諦めないアメリカの反撃に遭い、薄氷を踏む形での2-1の勝利だった。それでも、死力を尽くしたアメリカを相手に勝利できたことは、チームに大きな自信を与えたはずだ。
◆準々決勝日程
▽7月4日(金)
フランス vs ドイツ(25:00)
[リオデジャネイロ]
ブラジル vs コロンビア(29:00)
[フォルタレーザ]
▽7月5日(土)
アルゼンチン vs ベルギー(25:00)
[ブラジリア]
オランダ vs コスタリカ(29:00)
[サルバドール]
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