アルジェリア指揮官、ラマダン期突入も「この話はしない」

2014.06.30 13:39 Mon
▽30日にブラジル・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、ドイツ代表vsアルジェリア代表が行われる。アルジェリアを率いるヴァヒド・ハリルホジッチ監督は、サッカー以外の話題に振り回されることを嫌っている。

▽イスラム教の義務の1つである断食を日中の間に実施するこのラマダン期は、今月の28日から始まっている。敬虔なイスラム教徒の多いアルジェリアでは、このラマダン期に断食を行う選手がいるため、パフォーマンスの低下が懸念されている。

▽ドイツvsアルジェリアの前日記者会見でも主な話題の1つになったラマダンだが、ハリルホジッチ監督はサッカーにのみ集中していることを強調。そして、ラマダンは「選手のプライベート」であると述べ、質問を投げかける記者に怒りを露にした。イギリス『BBC』が指揮官のコメントを伝えた。

▽「これはプライベートな事柄だ。それに関する質問は、尊敬と倫理が欠如している」

▽「チームにイスラム教の選手がいることは初めてではない。私もイスラム教徒だ。する(断食)選手もいるだろう。だから、この質問は終わりにしたい。(会見中に)ラマダンの話はしない。もし質問するのであれば、私は退席する」

▽『BBC』は、アルジェリアのキャプテンを務めるDFマジド・ブゲラは断食の遵守を明言していると報道。その一方で、イスラム教徒のフランス代表DFバカリ・サーニャやドイツ代表MFメスト・エジルは、ラマダン期に断食を行わないことを明かしているという。

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