岡崎が開眼「無心でがむしゃらでやる」

2014.06.24 09:00 Tue
FW岡崎慎司(28=マインツ)が無心になってコロンビア戦に臨む。ザックジャパンきってのゴールハンターが、今大会2試合で放ったシュートは0本。無得点と持ち味を出せていない。練習休養日に考えに考えて導き出した答えは「無心」。何も考えず、がむしゃらにゴールだけを目指す。

岡崎が開眼した。コロンビア戦に向けて試合3日前の練習が異例のオフとなり、未勝利に終わったこの2試合を思い返していた。しかし、考えても考えても結論は導き出せなかった。岡崎は言った。

「いろんなことを考えていたら、疲れちゃって。考えること疲れたんで、じゃあ何をするか? 無心になってやるしかない。考えるのは終わってから。考えても何も解決しない」。無の境地に達した。
今大会ここまで2試合で先発フル出場したが、ゴールどころか、シュートも打てていない。ザックジャパンきってのゴールハンターとしては屈辱的な数字と言える。今季ブンデスリーガで決めた15得点をはじめ、日本代表で決めた38得点と、ゴールを決めたときはいつも、がむしゃらだった。

「一番の武器である『がむしゃら』が出ていない。無心にさせてもらえないのは、W杯の何かかもしれない。でも無心になってボール受けて1つでも前に運ぶ。何も考えずに飛び込んで、1タッチ2タッチでシュートを打つ。今シーズン、シュートを打ってリズムをつかんできた。シュートを打たないことには『次は決められる!』とさえ思えない」
がむしゃらの中に理屈がある。清水時代のフィジカルコーチで、12年から個人トレーナーの杉本龍勇氏と走力アップに取り組む。ブラジルでももも上げやステップワークなど基本練習をこなしている。がむしゃらになって忘れがちな正しい走り方を思い出す。「自分は動き続けてボールをもらうのが特徴」と運動量を支える根拠になっている。

選手間では、1次リーグ最終戦に勝って得失点差を+1にするために「2点差以上でコロンビアに勝てば見えてくる」という話をしている。「可能性は半分くらい残っている。チームも絶望的だと思っていない。がむしゃらをやり抜いて、決勝トーナメントをつかみたい」。望みを信じて、無心で走る。【栗田成芳】

提供:日刊スポーツ

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