日本、10人のギリシャに痛恨のゴールレスドロー《ブラジル・ワールドカップ》
2014.06.20 09:07 Fri
▽ブラジル・ワールドカップのグループC第2節が19日に行われ、ナタールのアレーナ・ダス・ドゥーナスで行われた日本代表とギリシャ代表の一戦は0-0の引き分けに終わった。
▽初戦のコートジボワール戦で逆転負けを喫した日本は、連敗すれば敗退が決まるなか、コートジボワール戦でブレーキとなった香川を外して好調の大久保を、センターバックの森重に代えて今野を起用した。
▽一方、コロンビアに0-3で完敗したギリシャも2選手を変更。ゲカスとサルピンギディスに代えて、予選でエースとして活躍したミトログルと、ドリブラーのフェトファツィディスを起用した。
▽気温30度、直前まで雨が降り、断続的に風が吹くなかでキックオフされた一戦、立ち上がりからボールを保持して押し込む日本は開始2分、右サイドで起用された大久保がいきなり見せ場をつくる。ドリブルでDFをかわしてクロスボールを入れ、山口のシュートシーンを演出した。
▽その後も自陣に引くギリシャに対して、日本が敵陣でボールを保持し、積極的な試合運びを見せる。しかし、ギリシャの人数をかけた守備ブロックを崩すまでには至らず、シュートには持ち込めない。するとカウンターを狙うギリシャは11分、P・コネが強烈なミドルシュートを放つ。しかし、これはGK川島の正面を突き、難を逃れた。
▽守備に徹するギリシャを攻めあぐねるなか、日本は大迫が立て続けにギリシャゴールに迫る。まずは19分、大久保のポストプレーから大迫がダイレクトでミドルシュートを狙うも、GKカルネジスの守備範囲。さらに21分、大迫がDFとの競り合いを制してマイボールとし、ボックス手前左からミドルシュートを放ったが、わずかに枠の右へ外れた。
▽前半半ばを過ぎても展開は変わらず、日本が一方的にギリシャを押し込んでいく。そして29分、ボックス手前右で大久保が得たFKを本田が直接狙うと、シュートは枠の右を捉えたが、ややコースが甘くGKカルネジスにセーブされる。さらに33分、長友のクロスに大久保がヘディングで合わせるも、枠の上に外れてしまった。
▽劣勢のギリシャは35分、ミトログルが競り合いの際に負傷し、ゲカスとの交代を強いられる。さらにアクシデントは続き、38分に数的不利に陥ってしまう。長谷部を倒したカツラニスに2枚目のイエローカードが提示されて同選手が退場となる。しかし40分、10人となったギリシャが日本ゴールに迫る。ボックス右のトロシディスがルーズボールをダイレクトでミートすると、強烈なシュートが枠の右隅を捉えたが、GK川島の好守に阻まれる。その後、フェトファツィディスを外してカラグーニスをセンターハーフの位置に投入して守備のバランスを整えにかかったギリシャは、ゴールレスで前半を終えることに成功した。
▽日本は後半の頭から長谷部を下げて遠藤を投入。ビルドアップの質をさらに高めにかかった。その後半も自陣に4-4の守備ブロックを作るギリシャに対し、日本は敵陣でポゼッションしていく。しかし、打開しきれなかったことでザッケローニ監督が動いた。57分、大迫に代えて香川を左サイドに投入。岡崎を最前線に配した。
▽しかし60分、10人のギリシャにゴールに迫られる。右CKからファーのゲカスにヘディングシュートを許したが、GK川島が2度目の好セーブで阻止。すると68分、日本は香川のチャンスメイクで先制点に近づく。香川の絶妙なフィードを、ボックス右に走り込んだ内田が丁寧にダイレクトで折り返す。そして、ファーの大久保が左足ボレーで合わせたが、枠を大きく外してしまった。さらに71分、パパスタトプーロスがもたついてルーズになったボールを内田がシュートに持ち込んだが、枠をとらえきることができなかった。
▽2つの決定機をモノにできなかった日本は77分、大久保が強烈なミドルシュートを浴びせたが、GKカルネジスの守備範囲。試合終盤にかけても内田と長友の両サイドバックを押し上げて攻勢を強めた日本は、90分にボックス手前右で得たFKを遠藤が直接狙うが、枠の右隅を捉えたシュートはGKカルネジスにセーブされてしまう。そして4分間の追加タイムでもゴールをこじ開けられず、10人のギリシャに痛恨のゴールレスドロー。日本がグループステージを突破するには、5日後に行われるコロンビア戦で勝利を収め、コートジボワールがギリシャ戦を引き分け以下の結果で終えることが最低条件となる。
▽初戦のコートジボワール戦で逆転負けを喫した日本は、連敗すれば敗退が決まるなか、コートジボワール戦でブレーキとなった香川を外して好調の大久保を、センターバックの森重に代えて今野を起用した。
▽一方、コロンビアに0-3で完敗したギリシャも2選手を変更。ゲカスとサルピンギディスに代えて、予選でエースとして活躍したミトログルと、ドリブラーのフェトファツィディスを起用した。
▽気温30度、直前まで雨が降り、断続的に風が吹くなかでキックオフされた一戦、立ち上がりからボールを保持して押し込む日本は開始2分、右サイドで起用された大久保がいきなり見せ場をつくる。ドリブルでDFをかわしてクロスボールを入れ、山口のシュートシーンを演出した。
▽その後も自陣に引くギリシャに対して、日本が敵陣でボールを保持し、積極的な試合運びを見せる。しかし、ギリシャの人数をかけた守備ブロックを崩すまでには至らず、シュートには持ち込めない。するとカウンターを狙うギリシャは11分、P・コネが強烈なミドルシュートを放つ。しかし、これはGK川島の正面を突き、難を逃れた。
▽守備に徹するギリシャを攻めあぐねるなか、日本は大迫が立て続けにギリシャゴールに迫る。まずは19分、大久保のポストプレーから大迫がダイレクトでミドルシュートを狙うも、GKカルネジスの守備範囲。さらに21分、大迫がDFとの競り合いを制してマイボールとし、ボックス手前左からミドルシュートを放ったが、わずかに枠の右へ外れた。
▽前半半ばを過ぎても展開は変わらず、日本が一方的にギリシャを押し込んでいく。そして29分、ボックス手前右で大久保が得たFKを本田が直接狙うと、シュートは枠の右を捉えたが、ややコースが甘くGKカルネジスにセーブされる。さらに33分、長友のクロスに大久保がヘディングで合わせるも、枠の上に外れてしまった。
▽劣勢のギリシャは35分、ミトログルが競り合いの際に負傷し、ゲカスとの交代を強いられる。さらにアクシデントは続き、38分に数的不利に陥ってしまう。長谷部を倒したカツラニスに2枚目のイエローカードが提示されて同選手が退場となる。しかし40分、10人となったギリシャが日本ゴールに迫る。ボックス右のトロシディスがルーズボールをダイレクトでミートすると、強烈なシュートが枠の右隅を捉えたが、GK川島の好守に阻まれる。その後、フェトファツィディスを外してカラグーニスをセンターハーフの位置に投入して守備のバランスを整えにかかったギリシャは、ゴールレスで前半を終えることに成功した。
▽日本は後半の頭から長谷部を下げて遠藤を投入。ビルドアップの質をさらに高めにかかった。その後半も自陣に4-4の守備ブロックを作るギリシャに対し、日本は敵陣でポゼッションしていく。しかし、打開しきれなかったことでザッケローニ監督が動いた。57分、大迫に代えて香川を左サイドに投入。岡崎を最前線に配した。
▽しかし60分、10人のギリシャにゴールに迫られる。右CKからファーのゲカスにヘディングシュートを許したが、GK川島が2度目の好セーブで阻止。すると68分、日本は香川のチャンスメイクで先制点に近づく。香川の絶妙なフィードを、ボックス右に走り込んだ内田が丁寧にダイレクトで折り返す。そして、ファーの大久保が左足ボレーで合わせたが、枠を大きく外してしまった。さらに71分、パパスタトプーロスがもたついてルーズになったボールを内田がシュートに持ち込んだが、枠をとらえきることができなかった。
▽2つの決定機をモノにできなかった日本は77分、大久保が強烈なミドルシュートを浴びせたが、GKカルネジスの守備範囲。試合終盤にかけても内田と長友の両サイドバックを押し上げて攻勢を強めた日本は、90分にボックス手前右で得たFKを遠藤が直接狙うが、枠の右隅を捉えたシュートはGKカルネジスにセーブされてしまう。そして4分間の追加タイムでもゴールをこじ開けられず、10人のギリシャに痛恨のゴールレスドロー。日本がグループステージを突破するには、5日後に行われるコロンビア戦で勝利を収め、コートジボワールがギリシャ戦を引き分け以下の結果で終えることが最低条件となる。
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