初活用のゴールラインテクノロジー、混乱招く場面も

2014.06.16 12:07 Mon
15日に行われたワールドカップ(W杯)・グループE第1節、フランス対ホンジュラスの一戦で、ゴールラインテクノロジーが初めて判定に活用された。だが、混乱を招く場面もあったようだ。

テクノロジーが生かされたのは、後半立ち上がりの48分の場面。フランスFWカリム・ベンゼマのシュートがポストを叩く。ボールはホンジュラスGKノエル・バジャダレスに当たってゴールへ。バジャダレスは素早くボールを自身に引き寄せ、プレーを続けようとする。だが、主審の笛が鳴った。

ゴールラインテクノロジーは、ポストを叩いたベンゼマのシュートはラインを割っていなかったものの、バジャダレスに当たったときは、同選手が引き寄せる前にラインを割っていたと判定。このゴール判定のシグナルを受けて、主審はフランスの得点を認めた。また、当初はベンゼマの得点となっていたが、テクノロジー判定でオウンゴールと変更された。

問題となったのは、「ゴール/ノーゴール」の表示だ。スタジアムのスクリーンでは、ポストを叩いた場面がノーゴールだったことも示された。そのため、得点ではないと勘違いした人もおり、スタジアムはどよめいた。ホンジュラスのルイス・スアレス監督とフランス代表のディディエ・デシャン監督も、タッチライン際でしばらく話し合っている。

スアレス監督は試合後、このように語った。『ESPN』が伝えている。

「得点になったから怒っていたんじゃない。最初はゴールじゃないと示され、それからゴールになったからだ。どちらを信じるべきか分からない。技術がすべて明確にするなら、なぜ最初はノーで次はイエスなんだ。何が真実だ?」

一方、デシャン監督はこのように述べている。

「良い解決策だと思う。ただ我々が心配したのは、スクリーンではゴールと一致しない映像が示されたことだ。主審の判定が正しいことを示すものだけを表示すべきだ」

FIFAは公式ウェブサイトで、「今後最大限に明確にするために」試合を分析し、改善の余地があるかを検討するとしている。


提供:goal.com

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