ザッケローニ監督「長谷部は本番に向けて調整」《ザンビア戦前日会見》
2014.06.06 11:00 Fri
▽日本代表は7日(日本時間)、アメリカのタンパでザンビア代表との国際親善試合に臨む。試合前日の記者会見に出席した日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、本大会前最後のテストマッチを翌日に控え、ここまでは順調にきていることを強調。別メニューでの調整が続いているMF長谷部誠については「調整段階」との見解を示し、ザンビア戦での起用を見送る考えを明かした。
――勝利という結果がチームにポジティブな雰囲気をもたらしているように見えるが、監督の見解は?
「チームがポジティブな雰囲気に包まれているのは良いこと。ワールドカップを迎えるにあたり、理想的な雰囲気だと思う。我々の目的は、昨日まで行ってきたことの精度を高めていくことであり、事はプラン通りに進んでいる。今後もそれを継続していきたい」
「ただ、練習よりも強いフィジカルコンタクトを伴う試合を行ってきているため、打撲などが選手のコンディションに影響している部分はあると思う。それ以外は、概ね順調に進んでいる。あとは負荷の高いトレーニングを行ってきたことで、筋肉の張りを訴える選手も出てきた。トレーニングには、試合を想定したようなものを取り入れていくことも大切。選手にケガを負わせたくないからといって、ホテルに缶詰にしておくのもどうかと思う」
「ワールドカップ前最後の試合になるので、ここでも数名の選手にできるだけ長い出場機会、出場時間を与えたいと思う。試合前から想定している交代カードは、前回よりも減るだろう。あとは試合の流れなどを見ながら交代枠を使っていくつもりだ。当然、当日のパフォーマンスやコンディションを見ながらの検討になる」
――メンバーはコートジボワール戦を想定したものになるのか?それともテストか?
「最後のテストを行えればと思っているので、数名の選手を試してみたいと考えている。また、90分間プレーできるのかを見極めなければならない選手もいる。当然、チームとしても90分間の中でどのような戦い方ができるのかをチェックしていかなければならない」
――明日の試合で確認したいこと、試したいことは?
「皆さんなら、何と答えるかは分かっていると思う。対戦相手によって毎回やり方を変えてしまうと、自分たちのサッカーというものができない。スピードもノッキングしてしまう。なので、自分たちのプレーに徹することができるかという部分に注目していきたい。もちろん、相手を分析しないという意味ではない。ザンビアのストロングポイントはどこなのか、どこがウィークポイントなのか、どこで苦しむのか、どこでチャンスを作るのか、そういったところは分析していく。ただ、より重要なのは自分たちのこと。フィジカルの部分ではウチよりも上だろう」
――別メニューの長谷部は明日の試合に出場できるのか?本大会に間に合うのか?
「長谷部に関しては調整段階。我々にとっては大事な選手なので、焦らずにじっくりやって欲しいという考えを持っている。来週の初戦に合わせるようにという部分で調整中だ。長谷部がいることは大切だが、さらに言うと、体調の良い長谷部がいることが凄く大切だと考えている。そういった意味もあり、本番に向けて調整している段階だ」
――岡崎が微熱で練習を欠席したが、チームの中でどのような診断があったのか?
「その質問はドクターにした方が良いと思うが、おそらくは私にもガンガンあたっている冷房のせいだろう(笑)」
――長谷部の状況があるため、伊野波や今野などをボランチで試すつもりはあるのか?
「ボランチのところで言えば、伊野波よりも今野になるだろう。そういったユーティリティプレーヤーの存在はアドバンテージになる。当然、本来のポジションで発揮する100%のパフォーマンスを見せてくれるとは思っていないが、70~80%の力は計算できると思う。ここ数カ月はメンバーを入れ替えながらも良い戦いをすることができている。現時点でレギュラーが誰なのかを決めるのは難しい」
――ザンビア戦で見せたいことは?
「ザンビアの対応を見極めながら戦うことが大事だと思っている。いくつかの選択肢やプレーの幅を持って戦いたい。ピッチは広く、すべてのエリアをカバーすることはできない。相手がカバーできないところを、チームとして突いていければと思う。とはいえ、チームのバランスを崩さないというベースの部分を守りながらやっていくつもりだ」
――インテンシティという言葉の持つ意味について
「相対的な表現になるが、ボールを持った際に前線の動きが活発になることやパスのスピードが上がること。ボールの動き、人の動きで的を絞らせないこと。逆に守備ではアグレッシブに素早くボールを奪いに行くということ。これが自分にとってのインテンシティになる。誤解してほしくないのは、1人で奪いに行くのでは意味がないということだ。チームとして奪いに行くことが重要になる」
――明日の試合で岡崎を起用するつもりか?また長く使いたい選手とは?
「岡崎に関しては、体調がよければ起用する。2つ目の質問に関しては何とも言えない。なぜかというと、まだ詳細な部分までゲームプランを決めきれていないからだ。岡崎はシーズン中もコンスタントにプレーしていたから、試合勘という部分では何も心配していない」
――最後のテストで4-2-3-1以外のオプションを使う可能性は? 1トップを決める際のポイントがあれば教えて欲しい
「細かいことを言うと、ボールを持っているときは4-2-3-1のシステムだが、ボールを持っていないときは4-2-3-1ではない。一つ言えるのは、ベースのシステムは4-2-3-1であり、これを使っていこうということ」
「1トップに関しては、相対的なコンディションと、どういったタイプの試合になるのかという部分を想定する必要がある」
――本田と香川の試合勘は戻ったと考え、すべてをフラットに判断するつもりか?
「試合勘という部分はかなり上がってきていると思うので、これから考えていきたい」
――初戦に標準を合わせるやり方や後半を見据えるやり方などがあるが、ピーキングをどのように考えているか?
「言えるのは、我々は良いトレーニングをして、できるだけ前に進みたいということだ」
――勝利という結果がチームにポジティブな雰囲気をもたらしているように見えるが、監督の見解は?
「チームがポジティブな雰囲気に包まれているのは良いこと。ワールドカップを迎えるにあたり、理想的な雰囲気だと思う。我々の目的は、昨日まで行ってきたことの精度を高めていくことであり、事はプラン通りに進んでいる。今後もそれを継続していきたい」
「ただ、練習よりも強いフィジカルコンタクトを伴う試合を行ってきているため、打撲などが選手のコンディションに影響している部分はあると思う。それ以外は、概ね順調に進んでいる。あとは負荷の高いトレーニングを行ってきたことで、筋肉の張りを訴える選手も出てきた。トレーニングには、試合を想定したようなものを取り入れていくことも大切。選手にケガを負わせたくないからといって、ホテルに缶詰にしておくのもどうかと思う」
「ワールドカップ前最後の試合になるので、ここでも数名の選手にできるだけ長い出場機会、出場時間を与えたいと思う。試合前から想定している交代カードは、前回よりも減るだろう。あとは試合の流れなどを見ながら交代枠を使っていくつもりだ。当然、当日のパフォーマンスやコンディションを見ながらの検討になる」
――メンバーはコートジボワール戦を想定したものになるのか?それともテストか?
「最後のテストを行えればと思っているので、数名の選手を試してみたいと考えている。また、90分間プレーできるのかを見極めなければならない選手もいる。当然、チームとしても90分間の中でどのような戦い方ができるのかをチェックしていかなければならない」
――明日の試合で確認したいこと、試したいことは?
「皆さんなら、何と答えるかは分かっていると思う。対戦相手によって毎回やり方を変えてしまうと、自分たちのサッカーというものができない。スピードもノッキングしてしまう。なので、自分たちのプレーに徹することができるかという部分に注目していきたい。もちろん、相手を分析しないという意味ではない。ザンビアのストロングポイントはどこなのか、どこがウィークポイントなのか、どこで苦しむのか、どこでチャンスを作るのか、そういったところは分析していく。ただ、より重要なのは自分たちのこと。フィジカルの部分ではウチよりも上だろう」
――別メニューの長谷部は明日の試合に出場できるのか?本大会に間に合うのか?
「長谷部に関しては調整段階。我々にとっては大事な選手なので、焦らずにじっくりやって欲しいという考えを持っている。来週の初戦に合わせるようにという部分で調整中だ。長谷部がいることは大切だが、さらに言うと、体調の良い長谷部がいることが凄く大切だと考えている。そういった意味もあり、本番に向けて調整している段階だ」
――岡崎が微熱で練習を欠席したが、チームの中でどのような診断があったのか?
「その質問はドクターにした方が良いと思うが、おそらくは私にもガンガンあたっている冷房のせいだろう(笑)」
――長谷部の状況があるため、伊野波や今野などをボランチで試すつもりはあるのか?
「ボランチのところで言えば、伊野波よりも今野になるだろう。そういったユーティリティプレーヤーの存在はアドバンテージになる。当然、本来のポジションで発揮する100%のパフォーマンスを見せてくれるとは思っていないが、70~80%の力は計算できると思う。ここ数カ月はメンバーを入れ替えながらも良い戦いをすることができている。現時点でレギュラーが誰なのかを決めるのは難しい」
――ザンビア戦で見せたいことは?
「ザンビアの対応を見極めながら戦うことが大事だと思っている。いくつかの選択肢やプレーの幅を持って戦いたい。ピッチは広く、すべてのエリアをカバーすることはできない。相手がカバーできないところを、チームとして突いていければと思う。とはいえ、チームのバランスを崩さないというベースの部分を守りながらやっていくつもりだ」
――インテンシティという言葉の持つ意味について
「相対的な表現になるが、ボールを持った際に前線の動きが活発になることやパスのスピードが上がること。ボールの動き、人の動きで的を絞らせないこと。逆に守備ではアグレッシブに素早くボールを奪いに行くということ。これが自分にとってのインテンシティになる。誤解してほしくないのは、1人で奪いに行くのでは意味がないということだ。チームとして奪いに行くことが重要になる」
――明日の試合で岡崎を起用するつもりか?また長く使いたい選手とは?
「岡崎に関しては、体調がよければ起用する。2つ目の質問に関しては何とも言えない。なぜかというと、まだ詳細な部分までゲームプランを決めきれていないからだ。岡崎はシーズン中もコンスタントにプレーしていたから、試合勘という部分では何も心配していない」
――最後のテストで4-2-3-1以外のオプションを使う可能性は? 1トップを決める際のポイントがあれば教えて欲しい
「細かいことを言うと、ボールを持っているときは4-2-3-1のシステムだが、ボールを持っていないときは4-2-3-1ではない。一つ言えるのは、ベースのシステムは4-2-3-1であり、これを使っていこうということ」
「1トップに関しては、相対的なコンディションと、どういったタイプの試合になるのかという部分を想定する必要がある」
――本田と香川の試合勘は戻ったと考え、すべてをフラットに判断するつもりか?
「試合勘という部分はかなり上がってきていると思うので、これから考えていきたい」
――初戦に標準を合わせるやり方や後半を見据えるやり方などがあるが、ピーキングをどのように考えているか?
「言えるのは、我々は良いトレーニングをして、できるだけ前に進みたいということだ」
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