独紙評価:長谷部、「チームを助けれたかもしれないが…」

2014.05.13 05:04 Tue
10日に行われたブンデスリーガ最終節、ニュルンベルクはアウェイでのシャルケ戦で1-4の大敗を喫している。MF長谷部誠はこの試合で5カ月ぶりの実戦復帰を果たしたが、チームの2部降格を防ぐことはできなかった。

自動降格を逃れるために勝利が必須だったニュルンベルク。だが、前節でDFライン4人のうち3人が5枚目の警告を受けて出場停止となっていた上、正GKを務める主将ラファエル・シェーファーも負傷で欠場を余儀なくされた。

ロジャー・プリンツェン暫定監督は負傷明けの長谷部をフル出場させたほか、MFアダム・フロウシェクに左サイドバックを任せ、2軍のMFトビアス・パチョニクを右サイドハーフで起用することを試みるなど、大胆な作戦で臨んだ。だがシャルケ相手に通用することはなく、妥当な惨敗となった。

ボランチでプレーした長谷部は、試合後に「フィットネスはまだ」と自ら認めたように、フルマッチをこなすには体力的に無理があったようだ。それでもブンデスリーガ公式サイトのデータによれば、ニュルンベルク最多のボールタッチ(67本)、パス(44本)を記録している。

『ビルト』(チーム平均点4.64)の評価では、長谷部はチームメート8人と同じ5と酷評されている。チーム最高タイとなったのはGKパトリック・ラコフスキ、DFマルティン・アンガ、MFニクラス・シュタルク、パチョニク、途中出場のシナン・テケルチにつけられた4だった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

一方『キッカー』(チーム平均点4.3)では、長谷部はアンガとともにチーム最高タイの3.5が与えられている。同メディアでは、DFペル・ニルソン、フロウシェク、MFマイク・フランツが5と最低タイだった。

また、『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』は、長谷部含めたチーム6人に5をつけている。GKラコフスキ、アンガ、パチョニク、コラクを最高タイの4とした地元メディアはフロウシェクを6と酷評。長谷部のプレーについては、以下のような寸評を記した。

「カムバックでは30分程度、チームを助けられるかもしれないと感じさせた。しかし、それからは徐々に低調となり、決定的なパスミスやボールロストでしか目立たなくなっている」

なお、ニュルンベルクMF清武弘嗣はベンチ入りこそしたものの、今シーズン初の出番なし。一方、リハビリを続けるシャルケDF内田篤人はベンチ入りもしていない。

7連敗のニュルンベルクは最後まで泥沼から脱出できず、17位のままリーグ史上最多となる8度目の2部降格となった。シャルケは3位の座を守り、来季もチャンピオンズリーグに出場する。
提供:goal.com

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