ギグス出場のユナイテッドがホーム最終戦を白星で飾る!《プレミアリーグ》
2014.05.07 05:50 Wed
▽プレミアリーグ第34節の延期分が6日に行われ、7位のマンチェスター・ユナイテッドはホーム最終戦で13位のハル・シティと対戦し、3-1で勝利した。
▽前節のサンダーランド戦を0-1で落とし、ギグス暫定監督政権で初黒星を喫したユナイテッド。ホーム最終戦となる今節は、今シーズン限りでの退団が決定しているヴィディッチが先発するのではないかと見られたが、ギグス暫定監督はトップチームに昇格したばかりのウィルソンとローレンスを先発に抜擢するなど、控えメンバー中心の布陣を採用。ヴィディッチや今シーズン終了後に“選手”としての契約が満了するギグス暫定監督もベンチからスタートした。なお、前節を欠場していた香川は2試合ぶりの先発出場を果たしている。
▽キックオフ前にヴィディッチへのささやかな退団セレモニーが執り行われた一戦。トップ下に入ったフェライーニの下に香川とキャリックを配した[4-2-3-1]の布陣を形成したユナイテッドが、序盤からポゼッションを握って相手を押し込んでいく。
▽そのユナイテッドは、トップチームデビュー戦となったウィルソンが2分に、ローレンスが15分にそれぞれシュートを放ち、ハルゴールに迫っていった。さらに8分と9分には、この試合にボランチで出場した香川が積極的にミドルシュートを放つなど、後方からの攻撃参加で厚みをもたらした。
▽そんな中で迎えた17分、ユナイテッドはセットプレー時に勢いよくゴール前に飛び込んだフィル・ジョーンズが相手と衝突。プレー続行が不可能となるアクシデントに見舞われたことで、この試合がホームラストマッチとなるヴィディッチがピッチに送り出される。
▽すると31分にスコアが動く。動かしたのは、18歳のウィルソンだった。右から上げたヤヌザイのFKをファーポストのフェライーニがC・デイビスとの競り合いに勝って頭で折り返すと、これをゴール前のウィルソンが左足で押し込んだ。その後も、相手に反撃の余地を与えなかったユナイテッドが、シュート0本に抑え込んで1-0でハーフタイムを迎えた。
▽迎えた後半も、60%以上ものボール支配率を記録したユナイテッドが主導権を握る。右サイドだけでなく、ポジションを中央に移しながらボールに絡むヤヌザイを軸に2点目を狙いにいく。一方のハル・シティはハーフタイム明けに2枚の交代カードを切り、劣勢の試合展開を好転させにかかった。
▽だが、次にゴールネットを揺らしたのは、またしてもホームチームだった。61分、右サイドからカウンターを仕掛けたヤヌザイがボックス手前に侵入したフェライーニにパスを送る。ベルギー代表MFが合わせたシュートは相手GKにブロックされたものの、最後はゴール前に詰めていたウィルソンが押し込んだ。
▽その直後に途中出場のフライアットに強烈なミドルシュートを叩き込まれたユナイテッドは64分、デビュー戦で2ゴールを記録したウィルソンに代えてファン・ペルシを投入し、3点目を目指す。さらに70分には、“プレイイング・マネジャー”ギグス暫定監督がローレンスに代わってピッチに登場。背番号11のユニフォームをまとったギグスを目にしたサポーターからは割れんばかりの拍手が起こった。
▽すると73分、そのギグスに得点機。ボックス手前で香川とのワンツーからボックス右に侵入したギグスが、DF2人を中にかわして右足でシュートに持ち込む。だが、このシュートはDFにディフレクトし、GKヤクポビッチに難なくキャッチされた。
▽その後も流れが大きく変わることなく、ユナイテッドペースで試合は進む。86分にはボックス手前のギグスからのパスを中央で受けたファン・ペルシが反転して右足を振りぬく。一度は相手DFのブロックに弾かれたボールに素早く反応したオランダ代表FWが押し込んでゴールネットを揺らした。
▽試合終了間際には、ユナイテッドが直接FKのチャンスを得ると、ギグスに見せ場が到来。元ウェールズ代表MFが鋭く蹴り出されたプレースキックは壁を越えてゴールに向かっていったものの、GKヤクポビッチの好セービングに阻まれて、その直後に試合は終了。ユナイテッドOBのブルース監督率いるハル・シティを下したユナイテッドは、今季7敗を喫したホームの最終戦を勝利で飾った。
▽前節のサンダーランド戦を0-1で落とし、ギグス暫定監督政権で初黒星を喫したユナイテッド。ホーム最終戦となる今節は、今シーズン限りでの退団が決定しているヴィディッチが先発するのではないかと見られたが、ギグス暫定監督はトップチームに昇格したばかりのウィルソンとローレンスを先発に抜擢するなど、控えメンバー中心の布陣を採用。ヴィディッチや今シーズン終了後に“選手”としての契約が満了するギグス暫定監督もベンチからスタートした。なお、前節を欠場していた香川は2試合ぶりの先発出場を果たしている。
▽キックオフ前にヴィディッチへのささやかな退団セレモニーが執り行われた一戦。トップ下に入ったフェライーニの下に香川とキャリックを配した[4-2-3-1]の布陣を形成したユナイテッドが、序盤からポゼッションを握って相手を押し込んでいく。
▽そのユナイテッドは、トップチームデビュー戦となったウィルソンが2分に、ローレンスが15分にそれぞれシュートを放ち、ハルゴールに迫っていった。さらに8分と9分には、この試合にボランチで出場した香川が積極的にミドルシュートを放つなど、後方からの攻撃参加で厚みをもたらした。
▽そんな中で迎えた17分、ユナイテッドはセットプレー時に勢いよくゴール前に飛び込んだフィル・ジョーンズが相手と衝突。プレー続行が不可能となるアクシデントに見舞われたことで、この試合がホームラストマッチとなるヴィディッチがピッチに送り出される。
▽すると31分にスコアが動く。動かしたのは、18歳のウィルソンだった。右から上げたヤヌザイのFKをファーポストのフェライーニがC・デイビスとの競り合いに勝って頭で折り返すと、これをゴール前のウィルソンが左足で押し込んだ。その後も、相手に反撃の余地を与えなかったユナイテッドが、シュート0本に抑え込んで1-0でハーフタイムを迎えた。
▽迎えた後半も、60%以上ものボール支配率を記録したユナイテッドが主導権を握る。右サイドだけでなく、ポジションを中央に移しながらボールに絡むヤヌザイを軸に2点目を狙いにいく。一方のハル・シティはハーフタイム明けに2枚の交代カードを切り、劣勢の試合展開を好転させにかかった。
▽だが、次にゴールネットを揺らしたのは、またしてもホームチームだった。61分、右サイドからカウンターを仕掛けたヤヌザイがボックス手前に侵入したフェライーニにパスを送る。ベルギー代表MFが合わせたシュートは相手GKにブロックされたものの、最後はゴール前に詰めていたウィルソンが押し込んだ。
▽その直後に途中出場のフライアットに強烈なミドルシュートを叩き込まれたユナイテッドは64分、デビュー戦で2ゴールを記録したウィルソンに代えてファン・ペルシを投入し、3点目を目指す。さらに70分には、“プレイイング・マネジャー”ギグス暫定監督がローレンスに代わってピッチに登場。背番号11のユニフォームをまとったギグスを目にしたサポーターからは割れんばかりの拍手が起こった。
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▽その後も流れが大きく変わることなく、ユナイテッドペースで試合は進む。86分にはボックス手前のギグスからのパスを中央で受けたファン・ペルシが反転して右足を振りぬく。一度は相手DFのブロックに弾かれたボールに素早く反応したオランダ代表FWが押し込んでゴールネットを揺らした。
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