CL出場確定のアーセナル、ホーム最終戦勝利《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第37節が4日に開催され、4位アーセナルが15位WBAを本拠地エミレーツ・スタジアムに迎えた一戦は、1-0でアーセナルが勝利した。

▽前日の試合でエバートンが敗れたために4位が確定し、CL予備予選出場権獲得を果たしたアーセナル。

▽そのアーセナルが、自陣にディフェンスラインの4枚と中盤の4枚を綺麗に並べるWBAに対し、立ち上がりから敵陣でポゼッションし、隙を窺っていった。4分にジルーのポストプレーを起点にポドルスキがシュートに持ち込めば、13分にはエジルの仕掛けからカソルラがシュートに持ち込んだ。そして、このプレーで得た左CKからアーセナルが先制する。カソルラのクロスボールに対し、ドーソンとの競り合いを制したニアサイドのジルーがヘッドで押し込んだ。

▽その後もアーセナルがポゼッションして主導権を握り、WBAにボールを持たせない。そんな中32分、WBAはモリソンが強烈なミドルシュートを放ってGKシュチェスニーをようやく脅かすと、33分にもベライノが強烈なミドルシュートでゴールに迫った。

▽ゆったりと試合を進めていた中、ピンチに目が覚めたのかアーセナルは直後の34分、エジルのスルーパスを受けたボックス左のポドルスキの折り返しを、カソルラがダイレクトで狙う決定機を演出。シュートは枠の左を捉えたが、GKフォスターの好守に阻まれた。前半のうちに追加点こそ奪えなかったアーセナルだったが、試合のコントロールを失わずにハーフタイムを迎えた。

▽後半もアーセナルがシュートにこそ持ち込めなかったものの、ポゼッションしてWBAにペースを明け渡さない。そのまま時間は過ぎていく中、アーセナルは中盤の運動量を維持するべく、63分にアルテタに代えてシェルストレームを、70分にカソルラに代えてロシツキを投入。

▽一方、ボールの奪い所を見いだせず、攻め手のないWBAは71分、セセニョンが強引な突破からシュートに持ち込んだが、GKシュチェスニーの好守に阻まれる。

▽前半同様、ピンチを迎えたアーセナルは即座に反撃を開始。74分、ジルーの落としを受けたエジルがシュートに持ち込めば、76分にはポドルスキが左ポストに直撃するシュートを放つ。

▽80分、WBAのペペ・メル監督はようやく1枚目のカードを切る。アマルフィターノに代えてアタッカーのアニチェベを投入。さらに85分にはムルンブを下げてヴィドラを投入し、前線の枚数を増やしていった。しかし、アーセナルの守備陣を脅かすような攻撃を展開できないままタイムアップ。アーセナルがホーム最終戦を勝利で飾った。