チェルシー、公式戦2連勝でクラブW杯へ《プレミアリーグ》

8日に行われたプレミアリーグ第16節、サンダーランドvsチェルシーは、3-1でアウェイのチェルシーが勝利を収めた。

ミッドウィークのCLでグループステージ敗退が決まったものの、FWトーレスの2得点など6-1と大勝したチェルシー。FIFAクラブW杯前の最後の一戦で、プレミアリーグでも白星を取り戻したいチェルシーは、開始直後にMFアザールが決定機を迎えるなど、立ち上がりから積極さを見せる。

主導権を手にしたチェルシーは、トーレスがゴールへと迫る。4分のMFマタのクロスには届かず、6分にはクリアのこぼれ球に反応したが、GKミニョレに阻まれた。だが11分、中盤でボールを奪うと素早く縦に展開し、最後はアザールの左サイドからのクロスに、DFの間に飛び込んだトーレスが合わせて均衡を破った。

20分にMFロメウを負傷で失い、MFオスカルをボランチで投入したチェルシーは、ビハインドを背負って反撃に出たサンダーランドにゴールを許さず。28分のミドルなど、MFセセニョンに脅威を与えられながらも、GKチェフのセーブなのでしのいだ。するとアディショナルタイム、MFラミレスがMFラーションの軽率なタックルで倒され、PKを獲得。これをトーレスが沈め、リードを広げて前半を終えた。

後半に入ると、チェルシーはすぐに勝負を決める。49分、クロスのこぼれにトーレスが反応。このシュートはクロスバーを直撃したが、これをマタが叩き込んで3点目を奪った。3分後にはMFモーゼスが4点目を狙ったが、シュートはポストの横へとそれる。

チーム得点王のFWフレッチャーを負傷で欠き、ゴールに迫れなかったサンダーランドは、66分に一矢を報いる。ペナルティエリア内左から、MFアダム・ジョンソンが見事なシュートをネットに突き刺した。さらに76分には、A･ジョンソンが素晴らしいFKを放つが、これはチェフに阻まれる。

79分にアザールとの交代でMFランパードを投入したチェルシーに対し、最後までゴールを目指したサンダーランドだったが、アディショナルタイムのDFガードナーのFKもクロスバーを叩き、2点目を奪うことはできなかった。

チェルシーはリーグ戦8試合ぶりの白星。ベニテス監督が就任してから、リーグ4試合目にして初の勝利となる。公式戦2連勝のチェルシーは、これから日本でのクラブW杯へと臨む。


提供:goal.com