U-20女子吉田監督「先を見て選手は頑張る」
2012.09.05 08:00 Wed
U-20女子W杯準決勝、日本はドイツに0-3で敗れ、8日に行われる3位決定戦でナイジェリア代表と対戦することになった。
以下はドイツ戦後の監督&選手のコメント。
吉田弘監督「すべての失点がちょっとしたことでやられてしまった。ディフェンスの裏を簡単に取られたり、2点目もそう。3点目(CKからのヘディング)を誰も競ることができずに決められてしまった。今まではそういう、ちょっとしたことではやられなかったけど、その辺りはドイツの精度、相手が強かったということを感じている。
(ハーフタイムにはどんな指示を?) 前半の立ち上がりの失点で、選手自身も沈んでいるところがあったので、新たに再スタートしよう、一つずつ返そう、自分たちが持っているものを出そう、と送り出した。後半は少しリズムの良いところがあったけど、そこで点が取れなかったのは残念。選手の可能性については、もう十分やれるだろうなと思っている部分はある。ただ、縦に入るパスの精度の問題で、カウンターを食らう場面があり、あとはサイドにボールを入れたときにどういうふうに崩していくか。そういうところが課題じゃないかなと思う。
(前線のポジションを入れ替えた意図は?) 前半(25分)に田中美南に代えて横山(久美)を入れて、最初は横山が右サイドにそのまま入っていたけど、やはり左サイドのほうが機能するだろうなと思って(横山を左サイドに)変えた。そのとき僕自身は西川明花はトップのままで、田中陽子を空いた右サイドにもっていくつもりだったけど、本人たちが自然と自分たちでああいう形にした。西川は所属チームでも右サイドをやっているので、本人たちが、彼女は右サイドのほうがやりやすいだろうと判断した。ただ、見ていたらあのままでは機能しないと思ったので、(61分に)道上彩花をトップに入れた。田中陽を下げるかどうかは難しいところだったが、今はトップ下としては柴田華絵のほうがボールを受けるタイミングなどが優れていたので、そのようにした。
これだけの観客の前で、選手も私も勝てなかったことは本当に残念だった。だけどこれから先を見て、3位決定戦、そのさらに先を見て、選手たちは頑張ると思います。今日は本当にありがとうございました」
道上彩花「自分たちのサッカーをさせてくれなかった。本当に悔しいです。前半から見てても、攻撃に人数をかけられていなかったし、メンタルの部分でもまだまだだと思った。自分が入って流れを変えたかったけど…。悔しすぎて、最初は涙も出なかった。(そういう経験は)はじめてです。この試合のことはずっと忘れないと思います」
浜田遥「サイドに広がってセンターバックから受けるのは意識していたけど、ドイツの寄せが速いので、それにビビッてしまった。試合の前から、失点してもいけるぞ、とお互いに言っていたけど、3点目を入れられたときはショックを隠せなくなりました。だけど、ノンさん(藤田のぞみ)も声出していたし、自分も声を出して頑張ろうと思った。
銅メダルの“銅”は、金と同じ、と書くとどこかで聞いていて、それをみんなに言ってみたら意外と誰も知らなかった。メダル取ろうよ、とみんなに言いました。疲れはあるけど、応援がすごいので走ることができました」
藤田のぞみ「相手のセンターバックは2枚プレスに来て、ボールを引き出しても詰まってしまった。もう少しシンプルにプレーしたほうが良かったかなと思う。かといって、ディフェンスラインから直接ボールを入れてもなかなかうまくいかないし、そこは縦パスを引き出していかなければいけない。
自分自身は本当に悔しかったけど、早くベンチに下がった選手や、試合に出られなかった選手もいる。ごめんなさいという気持ちです」
田中陽子「ドイツの映像を見て、相手は攻撃に人数をかけているので、ボールを奪った瞬間がチャンスだと思っていた。距離感が遠くて、連係できなかった。ドイツは予想以上にフィジカルが強くて、ボールを失わない力もあった。(日本は)攻め急いでいたので、判断良く周りを使って、幅を取りながらうまく展開できれば良かった」
柴田華絵「ドイツは前半にすごく寄せが速かったけど、後半はこっちもプレッシャーを変えて、粘り強く戦った。ドイツのプレッシャーは速かったけど、普段からやっている、なでしこリーグのほうが厳しい。試合だけじゃなく、レッズ(レディース)の普段の練習でもそういうプレッシャーのきつさがあり、その経験を生かせたとは思います」
提供:goal.com
以下はドイツ戦後の監督&選手のコメント。
吉田弘監督「すべての失点がちょっとしたことでやられてしまった。ディフェンスの裏を簡単に取られたり、2点目もそう。3点目(CKからのヘディング)を誰も競ることができずに決められてしまった。今まではそういう、ちょっとしたことではやられなかったけど、その辺りはドイツの精度、相手が強かったということを感じている。
(ハーフタイムにはどんな指示を?) 前半の立ち上がりの失点で、選手自身も沈んでいるところがあったので、新たに再スタートしよう、一つずつ返そう、自分たちが持っているものを出そう、と送り出した。後半は少しリズムの良いところがあったけど、そこで点が取れなかったのは残念。選手の可能性については、もう十分やれるだろうなと思っている部分はある。ただ、縦に入るパスの精度の問題で、カウンターを食らう場面があり、あとはサイドにボールを入れたときにどういうふうに崩していくか。そういうところが課題じゃないかなと思う。
(前線のポジションを入れ替えた意図は?) 前半(25分)に田中美南に代えて横山(久美)を入れて、最初は横山が右サイドにそのまま入っていたけど、やはり左サイドのほうが機能するだろうなと思って(横山を左サイドに)変えた。そのとき僕自身は西川明花はトップのままで、田中陽子を空いた右サイドにもっていくつもりだったけど、本人たちが自然と自分たちでああいう形にした。西川は所属チームでも右サイドをやっているので、本人たちが、彼女は右サイドのほうがやりやすいだろうと判断した。ただ、見ていたらあのままでは機能しないと思ったので、(61分に)道上彩花をトップに入れた。田中陽を下げるかどうかは難しいところだったが、今はトップ下としては柴田華絵のほうがボールを受けるタイミングなどが優れていたので、そのようにした。
これだけの観客の前で、選手も私も勝てなかったことは本当に残念だった。だけどこれから先を見て、3位決定戦、そのさらに先を見て、選手たちは頑張ると思います。今日は本当にありがとうございました」
道上彩花「自分たちのサッカーをさせてくれなかった。本当に悔しいです。前半から見てても、攻撃に人数をかけられていなかったし、メンタルの部分でもまだまだだと思った。自分が入って流れを変えたかったけど…。悔しすぎて、最初は涙も出なかった。(そういう経験は)はじめてです。この試合のことはずっと忘れないと思います」
浜田遥「サイドに広がってセンターバックから受けるのは意識していたけど、ドイツの寄せが速いので、それにビビッてしまった。試合の前から、失点してもいけるぞ、とお互いに言っていたけど、3点目を入れられたときはショックを隠せなくなりました。だけど、ノンさん(藤田のぞみ)も声出していたし、自分も声を出して頑張ろうと思った。
銅メダルの“銅”は、金と同じ、と書くとどこかで聞いていて、それをみんなに言ってみたら意外と誰も知らなかった。メダル取ろうよ、とみんなに言いました。疲れはあるけど、応援がすごいので走ることができました」
藤田のぞみ「相手のセンターバックは2枚プレスに来て、ボールを引き出しても詰まってしまった。もう少しシンプルにプレーしたほうが良かったかなと思う。かといって、ディフェンスラインから直接ボールを入れてもなかなかうまくいかないし、そこは縦パスを引き出していかなければいけない。
自分自身は本当に悔しかったけど、早くベンチに下がった選手や、試合に出られなかった選手もいる。ごめんなさいという気持ちです」
田中陽子「ドイツの映像を見て、相手は攻撃に人数をかけているので、ボールを奪った瞬間がチャンスだと思っていた。距離感が遠くて、連係できなかった。ドイツは予想以上にフィジカルが強くて、ボールを失わない力もあった。(日本は)攻め急いでいたので、判断良く周りを使って、幅を取りながらうまく展開できれば良かった」
柴田華絵「ドイツは前半にすごく寄せが速かったけど、後半はこっちもプレッシャーを変えて、粘り強く戦った。ドイツのプレッシャーは速かったけど、普段からやっている、なでしこリーグのほうが厳しい。試合だけじゃなく、レッズ(レディース)の普段の練習でもそういうプレッシャーのきつさがあり、その経験を生かせたとは思います」
提供:goal.com
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