【プレミア注目プレビュー】宿敵の優勝阻止狙うユナイテッドがトップ4崖っぷちのリバプールと激突!
2021.05.02 12:00 Sun
プレミアリーグ第34節、マンチェスター・ユナイテッドvsリバプールが、日本時間2日24:30にオールド・トラフォードでキックオフされる。今節のマンチェスター・シティの優勝阻止を狙うユナイテッドと、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場に黄色信号灯るリバプールによる伝統のライバル対決だ。現在、2位のユナイテッド(勝ち点67)は前節、リーズ相手のローズ・ダービーを0-0のドローで終え、リーグ戦の連勝が「5」でストップ。それでも、ミッドウィークに行われたローマとのヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグではFWカバーニとMFブルーノ・フェルナンデスが2ゴールずつを奪うなど、6-2の圧勝でELファイナル進出に王手をかけた。
現時点で来季のCL出場権をほぼ確保しており、シーズン残りの目標はスールシャール体制での初タイトルとなるEL制覇一本に絞られているが、今節先に試合を戦って勝利した首位シティ(勝ち点80)の優勝を阻止する上ではこの一戦での敗戦は許されない。リバプールとのライバル関係を含め勝ち点3を手にしたいところだ。
一方、トップ4圏内の4位チェルシー(勝ち点58)と4ポイント差の6位に甘んじるリバプール(勝ち点54)。前節のニューカッスル戦では勝ち点3をほぼ手中に収めていた後半ラストプレーで痛恨の同点ゴールを奪われ、1-1のドロー。直近の公式戦3試合連続ドローと勝ち切れない日々が続く。
逆転でのトップ4フィニッシュに向けて崖っぷちの昨季リーグ王者だが、残り4試合はボトムハーフの与しやすい相手との対戦となり、上位陣の戦績次第では十分に巻き返しは可能。ただ、今回のユナイテッド戦を落とせば、一転して来季CL出場が厳しくなる。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

GK:ヘンダーソン
DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー
MF:マクトミネイ、フレッジ
MF:ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ
FW:カバーニ
負傷者:DFフィル・ジョーンズ、FWマルシャル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してもフィル・ジョーンズ、マルシャルを除く全選手が起用可能だ。
スタメンに関しては直近のローマ戦を大勝し、来週の2ndレグでターンオーバーが可能となったことで、GKをデ・ヘアからヘンダーソンに戻す以外、同じメンバーを起用する可能性が高い。ただ、コンディションに不安を抱えるリンデロフやカバーニ、ラッシュフォードに代わってバイリー、ダニエル・ジェームズ、グリーンウッドに出番が訪れるかもしれない。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、オザン・カバク、ロバートソン
MF:チアゴ、ワイナルドゥム、ミルナー
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:GKケレハー、DFマティプ、ファン・ダイク、J・ゴメス、フィリップス、MFヘンダーソン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組に加えてフィリップスが間に合わず。
ニューカッスル戦ではアタッカー4人同時起用の[4-4-2]を採用したが、通常の[4-3-3]に戻す可能性が高い。そして、サラーを除く3人の内の1人がベンチスタートとなり、ミルナーあるいはカーティス・ジョーンズの中盤起用が見込まれる。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:FWメイソン・グリーンウッド

ユナイテッドの注目プレーヤーは進境著しい19歳の若武者。今シーズン序盤はフィニッシュの精度、判断を欠きなかなかゴール数が伸びてこなかったグリーンウッドだが、世界屈指の点取り屋カバーニとの日々の研鑽を通じてゴールを奪うコツを掴んだか、今年3月半ばを過ぎてからリーグ戦の3試合連続ゴールを含む公式戦6ゴールとゴールを量産中。17ゴールを奪った昨季に続き公式戦のゴール数を2桁に乗せた。
19歳にしてトップチーム通算99試合に到達したイングランド代表FWは、今回のビッグマッチが100試合のメモリアルゲームになる可能性が高い。カバーニ、ラッシュフォードの状態次第でスタートからチャンスが与えられる可能性もあるが、ゲームチェンジャーとしての起用が想定される。FAカップでの前回対戦でゴールを奪った相手に対して決定的な仕事を果たし、自身のメモリアルゲームに花を添えたい。
◆リバプール:FWモハメド・サラー

リバプールの注目プレーヤーはクラブ史上初の快挙を成し遂げた大エース。前節、チームは痛恨のドローに終わるも今季リーグ戦のゴール数を20の大台に乗せてクラブ史上初となるプレミアリーグ通算3度目のシーズン20ゴールを達成したサラー。また、このゴールによって得点王争いトップを走るトッテナムFWケイン(21点)に1ゴール差に迫っており、自身3度目のゴールデンブーツ獲得に向けても好位置に付ける。
FWマネやFWフィルミノ、中盤の選手が得点力不足に陥っている中でもコンスタントにゴールを挙げ続けているエジプト代表FWは、ビッグマッチにおいて堅守が光るユナイテッド撃破のカギを握る存在だ。これまでリーグ戦では6戦1ゴールと苦手とする相手だが、直近のFAカップでは2ゴールを挙げており、その再現を狙いたい。今季絶好調のDFショーとのマッチアップ、DFマグワイアの壁を破り、チームを勝利に導くゴールを奪えるか…。
現時点で来季のCL出場権をほぼ確保しており、シーズン残りの目標はスールシャール体制での初タイトルとなるEL制覇一本に絞られているが、今節先に試合を戦って勝利した首位シティ(勝ち点80)の優勝を阻止する上ではこの一戦での敗戦は許されない。リバプールとのライバル関係を含め勝ち点3を手にしたいところだ。
逆転でのトップ4フィニッシュに向けて崖っぷちの昨季リーグ王者だが、残り4試合はボトムハーフの与しやすい相手との対戦となり、上位陣の戦績次第では十分に巻き返しは可能。ただ、今回のユナイテッド戦を落とせば、一転して来季CL出場が厳しくなる。
なお、今シーズンはリーグ戦とFAカップで2度対戦しており、ユナイテッドが1勝1分けと優位な戦績を残している。リーグ戦では終始睨み合いの状況が続いた中、0-0のドロー決着となったが、打ち合いとなった直近のFAカップはB・フェルナンデスの直接FKが決勝点となり、今回のホームチームが3-2のスコアで競り勝っている。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ヘンダーソン
DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー
MF:マクトミネイ、フレッジ
MF:ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ
FW:カバーニ
負傷者:DFフィル・ジョーンズ、FWマルシャル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してもフィル・ジョーンズ、マルシャルを除く全選手が起用可能だ。
スタメンに関しては直近のローマ戦を大勝し、来週の2ndレグでターンオーバーが可能となったことで、GKをデ・ヘアからヘンダーソンに戻す以外、同じメンバーを起用する可能性が高い。ただ、コンディションに不安を抱えるリンデロフやカバーニ、ラッシュフォードに代わってバイリー、ダニエル・ジェームズ、グリーンウッドに出番が訪れるかもしれない。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、オザン・カバク、ロバートソン
MF:チアゴ、ワイナルドゥム、ミルナー
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:GKケレハー、DFマティプ、ファン・ダイク、J・ゴメス、フィリップス、MFヘンダーソン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組に加えてフィリップスが間に合わず。
ニューカッスル戦ではアタッカー4人同時起用の[4-4-2]を採用したが、通常の[4-3-3]に戻す可能性が高い。そして、サラーを除く3人の内の1人がベンチスタートとなり、ミルナーあるいはカーティス・ジョーンズの中盤起用が見込まれる。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:FWメイソン・グリーンウッド

Getty Images
ユナイテッドの注目プレーヤーは進境著しい19歳の若武者。今シーズン序盤はフィニッシュの精度、判断を欠きなかなかゴール数が伸びてこなかったグリーンウッドだが、世界屈指の点取り屋カバーニとの日々の研鑽を通じてゴールを奪うコツを掴んだか、今年3月半ばを過ぎてからリーグ戦の3試合連続ゴールを含む公式戦6ゴールとゴールを量産中。17ゴールを奪った昨季に続き公式戦のゴール数を2桁に乗せた。
19歳にしてトップチーム通算99試合に到達したイングランド代表FWは、今回のビッグマッチが100試合のメモリアルゲームになる可能性が高い。カバーニ、ラッシュフォードの状態次第でスタートからチャンスが与えられる可能性もあるが、ゲームチェンジャーとしての起用が想定される。FAカップでの前回対戦でゴールを奪った相手に対して決定的な仕事を果たし、自身のメモリアルゲームに花を添えたい。
◆リバプール:FWモハメド・サラー

Getty Images
リバプールの注目プレーヤーはクラブ史上初の快挙を成し遂げた大エース。前節、チームは痛恨のドローに終わるも今季リーグ戦のゴール数を20の大台に乗せてクラブ史上初となるプレミアリーグ通算3度目のシーズン20ゴールを達成したサラー。また、このゴールによって得点王争いトップを走るトッテナムFWケイン(21点)に1ゴール差に迫っており、自身3度目のゴールデンブーツ獲得に向けても好位置に付ける。
FWマネやFWフィルミノ、中盤の選手が得点力不足に陥っている中でもコンスタントにゴールを挙げ続けているエジプト代表FWは、ビッグマッチにおいて堅守が光るユナイテッド撃破のカギを握る存在だ。これまでリーグ戦では6戦1ゴールと苦手とする相手だが、直近のFAカップでは2ゴールを挙げており、その再現を狙いたい。今季絶好調のDFショーとのマッチアップ、DFマグワイアの壁を破り、チームを勝利に導くゴールを奪えるか…。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon2
元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu3
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon4
ユナイテッドを「史上最悪のチームかも」と評したアモリム監督…発言には疑問の声も「評論家のようだ」「誰もが弱いと知ってはいるが…」
元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が発したコメントを批判した。 今シーズン、中々不振から抜け出せずにいるユナイテッド。開幕から思うような結果を残せずにいると、3シーズン目を迎えていたエリク・テン・ハグ監督を昨年10月に解任した。 その後、クラブはスポルティングCPで辣腕を振るっていたアモリム監督を招へい。しかし、状況は厳しいままであり、先週末に行われたプレミアリーグ第22節ではブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に1-3の完敗。順位は13位に低迷しており、浮上のきっかけを掴めずにいる。 そのブライトン戦後、失望を露わにしたアモリム監督は「プレミアリーグ10試合で2勝。我々はマンチェスター・ユナイテッド史上最悪のチームかもしれない。(メディアが)見出しを欲しがっているのは知っているが、(最悪のチームと)認めて変える必要があるからこそ言うんだ。さあ、見出しをつけてくれ」とコメント。これが物議を醸すこととなった。 イギリス『スカイ・スポーツ』でキャラガー氏は、アモリム監督の発言を批判。確かに現在のユナイテッドは弱いとしつつ、他ならぬ指揮官が公の場でそれを認めるメリットはないと断じている。 「私はギャリー・ネビルほどマンチェスター・ユナイテッドの歴史に詳しいわけではないが、監督の発言としては最も奇妙で馬鹿げたものの一つだと言わざるを得ないだろう」 「なぜあんなコメントをしたのか…あれは私のような評論家の立場でするようなコメントだ。監督はそれに対して、擁護するべき立場だろう。彼があのコメントによって何を得るのか、どんな利益があるのかがわからない」 「我々は誰もが、マンチェスター・ユナイテッドは弱いチームだと知っている。彼らはホームでブライトンにまたも敗北した。厳しいシーズンであることも、弱いチームであることもわかっている。彼は気を緩めてしまったのだろう。そしてこのコメントは、残りのシーズン中ずっと彼の頭から離れないはずだ」 「彼は記者たちに『見出しをあげるよ』と言った。監督として、なぜそんなことをしたいのかが私にはわからない。チームが今後自信をつけるのには役立たないだろう」 「私が言いたいのは、監督は今からシーズン終了までロッカールームに入って、どこが相手でも勝つ自信を選手に与えられるよう鼓舞できるのかということだ。監督は、自分たちが史上最悪のチームの一つだと言ったのだからね。彼がそれで何を得られるのか、私にはまったくわからない」 2025.01.21 17:20 Tue5