【セリエA第36節プレビュー】ミッドウィーク開催、CL圏外転落のユーベは難敵サッスオーロと対戦
2021.05.11 18:00 Tue
先週末に行われた前節、勝ち点で並んでいたミランがユベントスに3-0と完勝し、3位に浮上。スペツィアに快勝したナポリが4位に浮上し、ユベントスがチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位に後退した。残り3試合となって迎える第36節は火曜から木曜にかけて行われる。注目はCL出場権獲得に黄色信号が灯ったユベントスがヨーロッパリーグ出場権獲得を狙う8位サッスオーロとアウェイで対戦する一戦だ。
ユベントスはミランとの大一番でもここ数試合同様、低調なパフォーマンスを露呈。とりわけC・ロナウドが大ブレーキで攻撃を停滞させる要因となってしまった。ミランとの直接対決の結果でも下回ることになり、CL圏内への再浮上が厳しい情勢の中、限界を感じさせる内容が続くピルロ監督に打開策はあるか。
一方、サッスオーロはコッパ・イタリア決勝にアタランタとユベントスが進出していることで7位までに与えられるEL出場権獲得を狙いたいところ。7位ローマとは2ポイント差となっている中、ここ6戦で5勝と好調なチームは絶望的なチーム状態のユベントスを叩くことはできるか。
そしてサッスオーロに追われる展開のローマは、優勝を決めているインテルと敵地で対戦する。前節クロトーネ戦では5-0と圧勝してEL敗退を払拭したローマ。来季指揮官にモウリーニョ監督が内定した中、来季に向けてEL出場権は確保したいところ。モチベーションのないインテルから勝ち点3を奪えるか。
ユベントスに完勝する形で3位に浮上したミランは15位トリノとのアウェイ戦に臨む。FWイブラヒモビッチの負傷は心配だが、MFディアスの好パフォーマンスを筆頭にユベントス戦では明るい材料が目立った。最終節にアタランタ戦を残すため、残留争いを戦っているトリノが相手ではあるものの、ここはしっかりと勝利を収めておきたい。
降格の決まっていたパルマに5発圧勝として2位をキープしたアタランタは、降格圏に沈む18位ベネヴェントとのホーム戦に臨む。ここをモノにできればほぼCL出場権は確保できるため、重要な一戦となる。
フィオレンティーナに敗れてCL出場権争いから一歩後退した6位ラツィオは19位パルマとのホーム戦でCL権争いの生き残りを目指す。
その他、日本人所属チームではDF冨安の12位ボローニャが14位ジェノアとのホーム戦を戦う。ケガから復帰して以降、ここ2試合は3バックの右を担当している冨安だが、5試合ぶりの勝利に貢献できるか。
前節インテル戦で後半からの出場となったDF吉田の9位サンプドリアは17位スペツィアとのホーム戦に臨む。
◆セリエA第36節
▽5/11(火)
《27:45》
ナポリvsウディネーゼ
▽5/12(水)
《25:30》
カリアリvsフィオレンティーナ
《27:45》
ラツィオvsパルマ
ボローニャvsジェノア
インテルvsローマ
トリノvsミラン
サンプドリアvsスペツィア
アタランタvsベネヴェント
サッスオーロvsユベントス
▽5/13(木)
《27:45》
クロトーネvsヴェローナ
ユベントスはミランとの大一番でもここ数試合同様、低調なパフォーマンスを露呈。とりわけC・ロナウドが大ブレーキで攻撃を停滞させる要因となってしまった。ミランとの直接対決の結果でも下回ることになり、CL圏内への再浮上が厳しい情勢の中、限界を感じさせる内容が続くピルロ監督に打開策はあるか。
一方、サッスオーロはコッパ・イタリア決勝にアタランタとユベントスが進出していることで7位までに与えられるEL出場権獲得を狙いたいところ。7位ローマとは2ポイント差となっている中、ここ6戦で5勝と好調なチームは絶望的なチーム状態のユベントスを叩くことはできるか。
ユベントスに完勝する形で3位に浮上したミランは15位トリノとのアウェイ戦に臨む。FWイブラヒモビッチの負傷は心配だが、MFディアスの好パフォーマンスを筆頭にユベントス戦では明るい材料が目立った。最終節にアタランタ戦を残すため、残留争いを戦っているトリノが相手ではあるものの、ここはしっかりと勝利を収めておきたい。
スペツィアに完勝して4位に浮上したナポリは、一足早く火曜に11位ウディネーゼとのホーム戦に臨む。FWオシムヘンが4戦連発とシーズン序盤の好調さをここに来て取り戻している中、勝利してCL出場権を争うライバルにプレッシャーをかけたい。
降格の決まっていたパルマに5発圧勝として2位をキープしたアタランタは、降格圏に沈む18位ベネヴェントとのホーム戦に臨む。ここをモノにできればほぼCL出場権は確保できるため、重要な一戦となる。
フィオレンティーナに敗れてCL出場権争いから一歩後退した6位ラツィオは19位パルマとのホーム戦でCL権争いの生き残りを目指す。
その他、日本人所属チームではDF冨安の12位ボローニャが14位ジェノアとのホーム戦を戦う。ケガから復帰して以降、ここ2試合は3バックの右を担当している冨安だが、5試合ぶりの勝利に貢献できるか。
前節インテル戦で後半からの出場となったDF吉田の9位サンプドリアは17位スペツィアとのホーム戦に臨む。
◆セリエA第36節
▽5/11(火)
《27:45》
ナポリvsウディネーゼ
▽5/12(水)
《25:30》
カリアリvsフィオレンティーナ
《27:45》
ラツィオvsパルマ
ボローニャvsジェノア
インテルvsローマ
トリノvsミラン
サンプドリアvsスペツィア
アタランタvsベネヴェント
サッスオーロvsユベントス
▽5/13(木)
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1チームに1人欲しかった“万能型サイドバック”、ジャンルカ・ザンブロッタ
現代サッカーにおいて、最も重要なポジションとも言われ、その重要性が高まっているのがサイドバックだ。 言わずもがな、4バック、または5バック時に最終ラインの両サイドに位置するポジション。3バックのシステムを採用するチームも増え、ウイングバックというポジションが増えたこともあるが、多くの役割を担うことが多いポジションだ。 かつてのサイドバックは、フルバックとも呼ばれ、守備を専門としてきた。そのため、高い技術や戦術眼よりも、上下動を繰り返せる持久力と、相手のウインガーに抜かれないための対人守備力が何よりも求められるポジションだった。 上手さよりも体力が求められたポジションだが、現代サッカーではそのイメージは全くと言っていいほどなくなった。むしろ、少し前のボランチが担っていたゲームコントロールをすることすら、サイドバックの選手が行うこともあるほど。戦術眼の高さが最も止められるポジションと言っても良いだろう。 時代の変遷とともに役割が変化してきたサイドバックだが、早い時期からチームに欠かせない役割を担っていた選手がいる。元イタリア代表のジャンルカ・ザンブロッタだ。 <span class="paragraph-title">◆今でこそ珍しくない両サイドバック</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/sega20210502zambrotta_2_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> イタリアのコモで生まれたザンブロッタは、地元のクラブであるコモで1994年にプロデビュー。1997年にはセリエAのバーリへと移籍する。右利きのザンブロッタだが、プロ当初のポジションは左のウイング。攻撃的なポジションではあるが、左サイドでプレーしていた。 1999年にユベントスへと移籍するが、加入当時は中盤のサイドでプレー。左右のサイドハーフでプレーを続けていた。転機は2002-03シーズン。日韓ワールドカップにも出場したザンブロッタは、W杯のケガで出遅れると、マルチェロ・リッピ監督によって左サイドバックにコンバートされた。 元々攻撃的なポジションをやっていたザンブロッタは、クロス精度には定評があり、中盤でも左サイドを担っていたこともありプレー面に大きな影響はなかった。さらに、当初は心配されていた守備面も徐々に慣れることで向上。攻守にわたってプレーできるサイドバックとして大きく成長していくこととなった。 さらに、2005-06シーズンには現在もユベントスでプレーするDFジョルジョ・キエッリーニが加入。その影響もあり、ファビオ・カペッロ監督の下では右サイドにコンバート。その後に移籍したミランでも当初は右サイドでプレーするが、再び左サイドバックにポジションを移すなど、キャリアを通して両サイドバックを担っていくこととなった。 <span class="paragraph-title">◆チームを支えたユーティリティ性</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/sega20210502zambrotta_3_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> そのザンブロッタは、左右の足が使える事はもちろんのこと、サイドバックとして必要な豊富な運動量を備え、対人守備も大きく成長した。何よりも、基本的なパフォーマンスが安定したことが最も重宝された理由だろう。 ユーティリティプレーヤーの中には、飛び抜けた才能がなく、器用が故に様々なポジションを務める選手もいる。主力にになりにくく、便利な控え選手という立ち位置で終わる選手も少なくない。 しかし、ザンブロッタはユーティリティという言葉以上に、万能という言葉が合う選手だろう。サイドバックだけでなく、1列前でもプレーが可能。どのポジションにおいても、遜色ないプレーを行える点は、チームにいてくれると助かる存在でありながら、チームの結果に寄与できる選手でもあった。 今ではマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が“偽サイドバック”としてサイドバックに置く選手を中盤でプレーさせる方式があるが、ザンブロッタもその役割を担えただろう。戦術眼、キックの精度、そしてそれを支える持久力もあった。 ミランの後に加入したバルセロナでは右サイドバックとしてプレー。キャリアを通しては最終的に右サイドでのプレーが多くなったザンブロッタだが、現代サッカーでも高い能力を発揮したレジェンドの1人と言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>ユベントスやミラン、バルセロナとクラブチームで活躍し、イタリア代表としてもワールドカップを制したジャンルか・ザンブロッタが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたユーティリティ性を『サカつくRTW』ででも再現。是非一度チェックしよう。</div> <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/4c7a9075" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20210428.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> <span class="paragraph-title">【動画】サイドバックとは思えない落ち着いた突破から左足ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJCWGpUcGI1byIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> ユベントスやミラン、バルセロナとクラブチームで活躍し、イタリア代表としてもワールドカップを制したジャンルか・ザンブロッタが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場! 現役時代に魅せたユーティリティ性を『サカつくRTW』ででも再現。是非一度チェックしよう。 <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/4c7a9075" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20210428.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2021.05.03 18:50 Mon2
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