「とても重要なこと」開幕戦でヒザに重傷…最終節で282日ぶり復帰のティンバーが早くも来季へ意気込み「チームメイトたちとのプレーを楽しみたい」

2024.05.21 12:40 Tue
最終節で復帰を果たしたティンバー
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最終節で復帰を果たしたティンバー
アーセナルのオランダ代表DFユリエン・ティンバーが、復帰戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

2023年夏にアヤックスから完全移籍で加入したティンバー。左右のサイドバックでプレーが可能なユーティリティさを買われ、開幕戦では左サイドバックとして先発出場を果たした。
ミケル・アルテタ監督のサッカーにフィットするには時間がかかる選手もいる中、ティンバーは初戦から可能性を感じさせるパフォーマンス。大きな補強になったと誰もが思った中、開幕戦で負傷交代。前十字じん帯を断裂してしまい、手術を行った。

全治は8カ月とされ、今シーズン中の復帰が微妙なラインだったが、懸命にリハビリに励むと4月にリザーブチームに復帰。数試合を経験し、19日に行われたプレミアリーグ最終節のエバートン戦で、ついにピッチに戻ってきた。

開幕戦以来となるプレミアリーグの舞台。1-1の状況で攻撃面を期待されて投入されたティンバーは、積極的にゴールに迫るプレーを見せる。ファンも復帰に大いに沸いた中、チームは2-1でなんとか勝利を収めたものの、2年連続での2位に終わる悔しい結果となった。
282日ぶりに復帰したティンバーは、改めて自身の復帰戦に言及。シーズン中に間に合ったことは喜びながらも、優勝を逃したことを悔やんだ。

「何カ月ものハードワークの後で気分は良かったけど、その一方で今日はチャンピオンになれずに残念だ。受け入れるのは難しい」

「チームにエネルギーを与えたかっただけだ。まだ1-1で、勝つチャンスは十分にあったので、復帰できて本当に嬉しいと感じた」

「とても重要なことだった。何分もプレーしないと、また違った感覚になると思う。最初の試合でケガをし、その後今日何が起きたのか。チャンピオンになれなかったけど、出場時間を得ることができ、その状態で夏を迎えられるのは素晴らしいことだ。僕にとっては重要だけど、それは僕の感覚に過ぎない」

プレーこそできなかったが、チームには馴染めたというティンバー。気持ちはすでに来シーズンへと向いている。

「充実した数カ月だったと思う。もちろん、ケガをしていたので大変だったけど、チームのそばにいて、チームメイトのことを知ることができたのは嬉しかった」

「毎週末、彼らのプレーを見るだけで、ただただ楽しみだった。それはみんなにとっても、僕にとっても同じだった。全てを間近で見られるだけでも特権だったし、とても楽しかった」

「僕は健康でありたいし、上手くなりたい。そして、自分の全てを捧げ、チームメイトたちとのプレーを楽しみたいと思っている」

アーセナルのサイドバックはDFベン・ホワイト、DF冨安健洋、そしてMFオレクサンドル・ジンチェンコ、DFヤクブ・キビウォルが務め、ティンバーも復帰となれば盤石。ポジション争いを含め、来季はチームの力になることが期待されている。

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オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、ユーロ2024のメンバー選考について語った。 16日、ユーロ2024へ向かうオランダ代表の候補メンバー30名が発表され、DFヴィルヒル・ファン・ダイク、MFフレンキー・デ・ヨング、FWメンフィス・デパイなどなど、経験豊富な各ポジションの軸が順当に名を連ねた。 一方で、躍進ボローニャのエースであるFWジョシュア・ザークツィー(22)、アーセナルで重傷を克服したDFユリエン・ティンバー(22)、フェイエノールトの中軸MFマッツ・ヴァイファー(24)といった、次代のオランイェを支える顔ぶれが30名の大枠からも漏れることに。 これについてクーマン監督は20日、オランダ『Veronica Offside』への出演で「コンディションが万全ではない選手は省いた」と明言。ザークツィーとヴァイファーは目下離脱中で、ティンバーは試合勘を取り戻す段階にある。 ただし、例外もあると言う。 「メンフィス(デパイ)は戻ってから十分にプレーしていない。まだ2試合だっただろうか。だが、ユーロ前にテストマッチが2試合ある。まずまずの状態で本大会を迎えられるだろう」 「フレンキー(デ・ヨング)も同様だ。“例外”を設けていることを認めよう。彼もまた、本大会で頭からプレーできる想定だ。アイスランド戦(6月10日のテストマッチ2試合目)から起用できると踏んでいる」 筋肉系トラブルで離脱し、復帰してまもないメンフィス。足首の負傷を繰り返し、3月以降バルセロナで3試合しかプレーしていないデ・ヨング。クーマン監督としては、ダブルスタンダードにはなるが、どうしても外したくない2人のようだ。 2人はクーマン監督が「おそらく26名で行く」と語るユーロ本大会にも名を連ねることになるだろう。 ◆オランダ代表の日程(全て6月) 6日 テストマッチ vsカナダ代表 10日 テストマッチ vsアイスランド代表 16日 ユーロD組第1節 vsポーランド代表 21日 ユーロD組第2節 vsフランス代表 25日 ユーロD組第3節 vsオーストリア代表 2024.05.21 15:55 Tue

ユーティリティ性を武器にしたセドリックが4年半過ごしたアーセナル退団を表明「本当にありがとう!」

アーセナルの元ポルトガル代表DFセドリック・ソアレス(32)が退団を表明した。 スポルティングCPで育ったセドリックは、2015年7月にサウサンプトンへと完全移籍。インテルへのレンタル移籍を経験すると、2020年1月にアーセナルへとレンタル移籍。同年7月にフリーでアーセナルに完全移籍を果たした。 2023年1月からは半年間フルアムへとレンタル移籍も経験したセドリック。ユーティリティさを武器に右サイドバックだけでなく、左サイドバックやサイドハーフでもプレー。アーセナルでは4シーズンを過ごし、公式戦64試合に出場し2ゴールを記録していた。 ただ、近年は右サイドバックにDFベン・ホワイトが君臨。左サイドバックもDFオレクサンドル・ジンチェンコが加わると、自身のユーティリティ性を凌駕したのが日本代表DF冨安健洋。左サイドバックを主戦場に、右サイドバック、時にはセンターバックでも起用され、今シーズンは左右のサイドバックでプレーできるDFユリエン・ティンバーも加入したことで出番がほとんどなく、公式戦5試合の出場に終わっていた。 セドリックは自身のインスタグラムを通じて退団の挨拶を行った。 「なんていうチーム、なんていうクラブなんだろう」 「僕がチームと言っている時、全ての選手のクオリティ、みんなが示すプロフェッショナリズム、そして素晴らしい人間性が、まさにそれを意味しているからだ。本当にありがとう!」 「僕がクラブという時、それは最高レベルで戦うことを可能にするためにピッチ内外で常に懸命な時間を費やしている全ての部門、全てのスタッフを意味する」 「そして全てのファンのみんな、本当にありがとう!あなたたちは、いつでも僕の心の中の特別な場所にいる!」 「アーセナル(ハート)」 これにはチームメイトのDFウィリアム・サリバやMFファビオ・ヴィエイラ、MFマルティン・ウーデゴール、GKダビド・ラヤらがコメント。別れを惜しんだ。 <span class="paragraph-title">【動画】4年半過ごしたセドリックが退団を表明</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C7MB92htKBf/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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「お金を使うなら賢明かつ最も効果的に」2年連続プレミア優勝争いのアーセナル…ライス、ハヴァーツ、ラヤらアルテタ監督が昨夏の補強を語る「本当に満足」

2年連続でプレミアリーグの優勝争いをしているアーセナル。ミケル・アルテタ監督は、夏の補強が非常に大きな影響を及ぼしていると語った。クラブ公式サイトが伝えた。 アーセナルは2022-23シーズンもプレミアリーグの優勝を争っており、終盤まで首位に立っていた。しかし、終盤にかけて日本代表DF冨安健洋、フランス代表DFウィリアム・サリばと主軸が相次いで負傷。その結果、チームは勝ち点を取りこぼすようになり、最終的にはマンチェスター・シティの3連覇を許す形となった。 迎えた今シーズン、アーセナルは引き続き優勝争いを繰り広げると、残り2節の段階で首位に。2位で追いかけるシティは消化が1試合少なく、勝ち点差は「1」となっており、最後に抜かれる可能性があるものの、首位に立っている。 2003-04シーズン以来の20年ぶりのリーグ制覇を多くの人が望む中、他力という状態ではあるものの、今シーズンはケガ人がこのタイミングでおらず、チームも失速していない。 4日に行われたプレミアリーグ第36節のボーンマス戦でも強さをみせて3-0で快勝。アルテタ監督は、試合後に夏の補強が非常に大きな影響を与えたとした。 「(影響は)たくさんある。我々が探していたものであり、お金を使うのであれば、賢明かつ最も効果的な方法で行った方が良い」 「我々は今回の選手の獲得に本当に満足している。チームに大きな影響を与えた。チームのレベルだけでなく、他の選手たちのレベルも上がった」 「そして今日は個人による素晴らしいパフォーマンスがいくつかあったのを見た。その段階に行きたいのであれば、そうしたことが必要だ」 健全経営で知られるアーセナルは、マネーゲームに応じることは一切ない。それでも、今シーズンに向けては予てから熱望していた中盤にイングランド代表MFデクラン・ライスをウェストハムからクラブ史上最高額となる1億500ポンド(約192億円)で獲得。チェルシーから獲得したドイツ代表FWカイ・ハヴァーツは6500万ポンド(約124億8000万円)で獲得し、多額の資金を費やしたが、ライスは中盤を支えリーグ戦36試合で7ゴール9アシストを記録。ハヴァーツは35試合で12ゴールを記録するなど、首位に立つチームを支えている。 また、守護神のスペイン代表GKダビド・ラヤはブレントフォードからまさかのレンタル中で300万ポンド(約5億8000万円)。ゴールデングローブ賞の獲得も確定し、夏に完全移籍になることは間違いないが、それでも総額3000万ポンド(約58億円)でお釣りが十分にくる。4000万ポンド(約76億8000万円)をかけたオランダ代表DFユリエン・ティンバーは期待値は高かったが、まさかの開幕戦で重傷。それでもシーズン中の復帰に目処が立っている。 しっかりとしたスカウティングと、しっかりとしたプランに基づいた投資が2年連続で結果に出たアーセナル。選手の頑張り、アルテタ監督の手腕と共に、エドゥSD(スポーツ・ディレクター)との連係も成功しているということになりそうだ。 2024.05.05 20:55 Sun

「格が違う」「スーパーゴール」前十字じん帯断裂から8カ月ぶり復帰のティンバーが復帰戦で衝撃のゴールにファン歓喜も「無理はしないで」

アーセナルのオランダ代表DFユリエン・ティンバーが8カ月ぶりにピッチに復帰。衝撃のゴールをいきなり決めて話題を呼んでいる。 2023年夏にアヤックスからアーセナルに完全移籍したティンバー。左右のサイドバックでのプレーが可能であり、センターバックとしてもプレーできる守備のユーティリティプレーヤーとして大きな期待が寄せられた。 ミケル・アルテタ監督のサッカーにもすぐにフィット。開幕戦のノッティンガム・フォレスト戦で先発出場すると、高いパフォーマンスを披露し、ファンに期待を抱かせた中、突如として座り込み負傷交代。前十字じん帯の損傷の重傷で、長期離脱することとなった。 今シーズン中の復帰は難しいという当初の見立てがあったが、順調に回復。リハビリの効果もありトレーニングに復帰すると、ついに実戦復帰にまで漕ぎ着けた。 ティンバーは22日に行われたプレミアリーグ2のブラックバーン戦に出場。U-21チームの一員としてピッチに立った。 すると開始8分にいきなり結果を残す。ボックス左手前でパスを受けたティンバーは、ボックス内に入るも反転し相手のマークを外すと、そのまま反転してシュート。見事なシュートがゴール右上に吸い込まれ、復帰戦でゴールを記録。これにはチームメイトも駆け寄り、祝福した。 圧巻の復活劇となったティンバー。ファンは「格が違う」、「スーパーゴール」、「復帰戦でこのゴールはエグい」、「いよいよ復活」、「素晴らしいゴール」と称賛の声。復帰を待望する声もある中で「再離脱だけはやめて」、「無理はしないでくれ」、「今シーズン中に見れるだろうか」と、コンディションを見極めて慎重に復帰してほしいという声もあがっている。 <span class="paragraph-title">【動画】8カ月離脱からの復帰戦で衝撃的な先制ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">| <a href="https://twitter.com/hashtag/PL2?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#PL2</a> <a href="https://t.co/ORnISJtYrO">pic.twitter.com/ORnISJtYrO</a></p>&mdash; Arsenal Academy (@ArsenalAcademy) <a href="https://twitter.com/ArsenalAcademy/status/1782478424742810017?ref_src=twsrc%5Etfw">April 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.23 10:10 Tue

ついに復帰!アーセナルに新加入も開幕戦で重傷を負ったティンバーの復帰をアルテタ監督が明かす「U-21で試合に出る」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、開幕戦で重傷を負ったオランダ代表DFユリエン・ティンバーの復帰について語った。クラブ公式サイトが伝えた。 ティンバーは2023年夏にアヤックスからアーセナルに完全移籍。左右のサイドバックでのプレーが可能であり、センターバックとしてもプレーできる守備のユーティリティプレーヤーとして大きな期待が寄せられた。 新加入選手はアルテタ監督のサッカーにフィットするのが簡単ではないなか、ティンバーはビルドアップなどを含めて早いフィットを見せており、高い期待が寄せられていた。 そんな中で迎えたプレミアリーグの開幕戦では、左サイドバックとして先発出場。ノッティンガム・フォレスト戦に出場した中、後半早々にピッチで倒れ込み負傷交代。前十字じん帯の損傷という重傷をデビュー戦で負ってしまい、そこから離脱していた。 離脱から8カ月が経過した中、20日に行われるウォルバーハンプトン戦の前日会見に出席したアルテタ監督がティンバーについて言及。良い状態であり、U-21チームの試合で実戦復帰することを明かした。 「彼はU-21のチームと試合に出場することになるが、その後は彼がどのような状況にあるのか、どう感じているかがよりわかるはずだ」 「彼はトレーニングではとても調子が良さそうだが、今は最後のステップの段階だ。我々は彼が出場できる準備ができているという確信を持つ必要がある」 「試合と我々が用意している選手との関係で、彼は右サイドバック、左サイドバックの両方でプレーできる」 開幕戦以来のピッチに立つティンバー。悲願のプレミリーグ優勝に向けて、残りの少ないシーズンでの復帰となれば大きな戦力だが、まずは無事に復帰戦を終えてもらいたいところだ。 2024.04.19 23:50 Fri

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今季18試合32得点がバイエルンを魅了...アーセナルが16歳チド・オビの流出を阻止すべく必死

アーセナルはU-17デンマーク代表FWチド・オビ=マルティン(16)の流出を阻止すべく必死だ。 チド・オビは2007年生まれの188cmセンターフォワード。ナイジェリア出身の両親を持ち、世代別代表は故郷デンマークと在住地イングランドを行ったり来たりする。 22年夏にコペンハーゲンからアーセナルへ加入後、現在はU-18チームに身を置き、今季のU-18プレミアリーグで18試合32得点。一方、ここ最近バイエルンからの接触が伝えられる。 イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、これを受けてアーセナルはチド・オビとの新契約締結へ向けた作業を加速。プロ契約前の16歳とあって金銭的な誘惑はできず、とにかく説得、説得、説得だという。 同じくナイジェリア系のブカヨ・サカを挙げて、近いうちのトップチーム昇格も提示しているとされる一方、バイエルンも動きを止めず。16歳はどのような判断を下すだろうか。 2024.06.17 18:25 Mon

アーセナルのバックアッパー・キヴィオルに恩師着任ユーベが関心…ミランは16日にポーランド代表戦を視察へ

アーセナルのポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル(24)はやはりイタリア方面から人気が根強い。 アーセナル最終ラインのバックアッパー、キヴィオル。初めてプレミアリーグをフルシーズン戦った今季は2月〜3月にかけて先発フル出場が続くも、やはり位置付けはサブ。周りの選手が万全なら、キヴィオルの序列は高くない。 そんなポーランド代表DFに対しては、前所属がセリエA時代のスペツィアとあってか、イタリア国内で今も評価が高く、ここ半年以上、移籍先としてミランがよく上がる。 イタリア各紙はミランがキヴィオル獲得を目指し続けていると紹介するなか、『カルチョメルカート』によると、どうやらユベントスも参戦。本腰を入れるかは不透明だが、16日に入ってこの動きが確認されたという。 ミランについては、今日現在ポーランド代表一行がユーロ2024で滞在しているドイツ・ハンブルクへリクルート班を向かわせており、16日のポーランドvsオランダをキヴィオル目的で視察するとのこと。 ユベントスは、守備陣補強としてボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを狙いつつ、キヴィオルもマーク。スペツィア時代のキヴィオルを育てたのは、21-22シーズンに同クラブを率いたチアゴ・モッタ監督だ。 キヴィオル本人はというと、ユーロ2024終了後の移籍を決意済みとも。同選手を2500万ユーロ(約42.2億円)と評価するアーセナルも、1800万〜2000万ユーロ(約30億〜33.7億円)のオファーが来れば妥協すると伝えられている。 2024.06.16 21:45 Sun

アーセナルやエバートンで活躍したケビン・キャンベル氏が54歳で逝去…

15日、アーセナルやエバートンはOBの元イングランド人FWケビン・キャンベル氏が54歳で亡くなったと発表した。 ジャマカにルーツを持つキャンベル氏は、アーセナル下部組織出身のストライカーで、18歳時の1988年にファーストチームデビュー。レンタル移籍も経験しながら1995年まで在籍し、クラブ通算228試合に出場し59ゴールを記録した。 その後はノッティンガム・フォレスト、トラブゾンスポルと渡り歩き、1999年にエバートンへレンタル移籍。完全移籍に切り替わると、黒人選手としてクラブ史上初のキャプテンも務めた。 エバートンでは2005年までプレーし、通算164試合51ゴールを記録。ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)、カーディフ・シティでキャリア晩年を過ごし、2007年に現役を引退した。 引退後はメディア上で解説者としても活躍。なお、息子のタイリース・キャンベルもプロサッカー選手で、チャンピオンシップ(イングランド2部)のストーク・シティに在籍している。 エバートンは5月に、キャンベル氏が大病を患い、入院していることを報告。「非常に体調が悪い」と発表していた。また、アーセナルは「元ストライカーのケビン・キャンベルが短い闘病の末に亡くなったと知り、大きな悲しみに暮れている」としており、病に臥したことを伝えている。 2024.06.15 22:04 Sat

「前半の方がやりやすかった」3バックに一定の手応えを語った冨安健洋、キャプテンマークは特別な感情話も「もう若くないな」

日本代表DF冨安健洋(アーセナル)が、シリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われ、日本はシリアと対戦した。 日本は6連勝をかけての戦いに。対するシリアは、負ければ2次予選敗退が濃厚となる難しい一戦となったが、日本は5-0で圧勝。アウェイに続いて2試合連続続けて5ゴールを記録。2次予選は6連勝、24得点無失点という圧倒的な強さを見せつけた。 3バックの一角で先発出場し、後半は右サイドバックに入った冨安。試合を振り返り、「勝てて良かったです」と6戦全勝で終われたことを喜んだ。 3バックについては「ビルドアップのところでもノッキングはなかったですし、個人的にもやりやすくやれました」と一定の手応えがあったとのこと。同サイドのMF堂安律については「守備のところでできるだけ律を前に出してやりたいという気持ちもありましたし、それはできたと思います」と語り、「律も勝手に行ってくれるので、後ろを調節して、ポジティブな内容だったと思います」と、コンビネーションでも上手くバランスを取ってやれたようだ。 後半はDF伊藤洋輝を入れて4バックの関係になったが、「選手を入れ替えて、特徴的に4枚に見えたと思いますけど、ビルドアップの時は4とか3は相手を見て変えました」と、相手の動きに合わせて、立ち位置を変えていたという。 また「前半上手くいっていたので、4だから、3だからとあまり変わらないようにと後ろでは喋っていっていました。立ち位置のところは相手を見ながら意識してやりました」と、ピッチ上でしっかりと判断し、上手く対応したと振り返った。 どちらのシステムもプレーした冨安は「個人的に言えば、前半の方がやりやすさがありました」と、[3-4-2-1]に手応えがあったとし、「後半は立ち位置のところでは有効的ではなかったかなと思います」と、少し後半は問題を抱えていたという。 具体的には[4-4-2]の相手に対し「埋めるべきスペースがあって、それを全員が共有できているわけではないです」と、コメント。「ただ、このチームが求められていることでもないので、選手との関係で調整していく感じですね」と振り返り、チームとして上手くポジションを取り切れなかったとした。 MF遠藤航が途中交代したことで、キャプテンマークを巻くこととなった冨安。「特にはないです笑」と、特別な感情はなかったとしたが「年齢的に上になって来ていますし、代表だけでなくアーセナルでも。もう若くないなと思っています」と、そういった役割を担う年齢になっていることを感じているという。 アジアカップでは苦戦した日本。最終予選ではその苦しんだ相手たちとの対戦が待っている。 「まずはしっかり無失点で2次予選を終えられたことはポジティブです」と語った冨安は、「最終予選はレベルが数段上がると思うので、また集まったときにしっかり勝てる準備をしたいですし、それぞれ自分のチームでの時間の方が長いので、出場時間を伸ばすだったり、体調を整えたりすることが大事ですね」と、良いコンディションで9月を迎えることが大事だとした。 現在の日本代表は、ディフェンスラインは海外組ばかり。今回のメンバーは、DF長友佑都(FC東京)以外は全員海外組。長友も長らくヨーロッパでプレーしたため、カタールでプレーするDF谷口彰悟以外は高いレベルを経験した選手ばかりだ。 冨安はディフェンスラインについて「間違いなく厚みはできていると思います」と、選手が揃っているとコメント。「今までの代表だと前の選手のタレントが見られがちでしたけど、今はチーム全体的にどのポジションにも良い選手たちがいることは間違いなく良いことです」と、守備の選手たちを含め、チーム全体の個々のクオリティが上がっているとした。 2024.06.12 06:45 Wed

ミランがザークツィー争奪戦を一歩リード? アーセナル&ユナイテッドの関心よそに個人合意か

ミランがボローニャのオランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)の獲得を進めているようだ。 フランス代表FWオリヴィエ・ジルーが退団し、ストライカーの獲得を目指しているミラン。今シーズン躍進を遂げたボローニャで、公式戦37試合12ゴール7アシストと本格開花の兆しを見せたザークツィーが有力候補となっている。 7月から有効の契約解除金4000万ユーロ(約67億6000万円)を支払う準備もあるとされるミランは、ザークツィー側との交渉も推進。イタリア『カルチョメルカート』によると、ボーナス込みの年俸400万ユーロ(約6億8000万円)、5年契約の条件で合意に達したという。 一方、ネックとなっているのが代理人に支払う手数料で、当初は1500万ユーロ(約25億3000万円)の大金を要求されたとのこと。しかし、ミラン首脳陣はこの引き下げに取り組んでおり、前向きな感触が得られているようだ。 なお、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドもこのストライカーの動向を注視。関心が噂されていたユベントスは、現在、他の選手に目を向けているとのことだ。 2024.06.10 13:48 Mon

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ファン・ニステルローイ氏の決断やいかに…古巣ユナイテッドがコーチ陣入りを打診か

バーンリー監督就任に向かうとされるルート・ファン・ニステルローイ氏(47)だが、現役時代の古巣マンチェスター・ユナイテッドから誘いがあるようだ。 現役時代はオランダ代表としてだけでなく、PSVやユナイテッド、レアル・マドリーなどでもストライカーとして活躍したファン・ニステルローイ氏。引退してからは母国オランダで指導者の道を歩み、2022年夏からPSVでトップチーム監督に初挑戦した。 その1年目からKNVBベーカーのタイトルに導くなどの手腕を発揮したが、クラブ内部のサポート不足を理由にシーズン終了を目前に辞任。それからというもの、フリーが続いており、最近ではチャンピオンシップでの出直しとなるバーンリー行きが噂される。 移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ファン・ニステルローイ氏はバイエルン行きを決断したヴァンサン・コンパニ氏の後任として、来週にも決断ところまできているが、ユナイテッドからコーチ陣入りの打診が舞い込んだという。 ジム・ラトクリフ共同オーナーのもと、組織を含め、あらゆる分野で改革が進むユナイテッド。エリク・テン・ハグ監督からなるコーチングスタッフの顔ぶれも入れ替えの可能性があり、その一環とみられる動きだが、ファン・ニステルローイ氏の決断やいかに。 2024.06.23 22:15 Sun

アストン・ビラがエバートンWGドビンを獲得…連日にわたる両クラブ間の移籍成立に

アストン・ビラは23日、エバートンからイングランド人FWルイス・ドビン(21)の獲得を発表した。 ドビンはエバートンアカデミー育ちのアタッカーで、11歳からエバートンの下部組織に籍を置き、2021年9月のプレミアリーグで1stチームデビュー。2022-23シーズンはダービー・カウンティにローン移籍し、今季からエバートンに復帰した。 その今季もレギュラー定着とならなかったが、多くの試合でメンバー入りし、公式戦15試合の出場数をマーク。2023年12月10日に行われたプレミアリーグ第16節のチェルシー戦では1stチーム初ゴールも決めている。 両チームではつい前日にU-20イングランド代表MFティム・イローグブナム(20)のエバートン移籍が決まったばかり。その翌日にドビンのアストン・ビラ行きが決まり、連日にわたる両チーム間の移籍成立となっている。 2024.06.23 21:50 Sun

バークリーのアストン・ビラ行き、現在はメディカルチェック待ちか

元イングランド代表MFロス・バークリー(30)にアストン・ビラ行きが着々と迫っているようだ。 チェルシー行きから下り坂のキャリアが続くバークリーだったが、ニースでのプレーを挟み、昨夏からルートン・タウン入りすると、公式戦37試合の出場で5得点6アシストをマーク。チームは残念ながら降格してしまったが、中心選手として輝き、移籍が噂される。 そこで移籍先に浮上するのが来季はチャンピオンズリーグ(CL)に出場するアストン・ビラ。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、この移籍は大詰めで、クラブ間はおよそ500万ポンド(約10億1000万円)の移籍金で合意に達したという。 バークリーに関しても契約内容で合意済みで、現在はメディカルチェックを待つところ。挽回の1年を経て、来季はアストン・ビラでCLの舞台にも立つシーズンとなりそうだ。 2024.06.23 21:15 Sun

「中盤は中盤で、WGはWGで」…トッテナム指揮官ポステコグルー、イングランド代表監督の選手起用に意見

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督がユーロ2024でのイングランド代表に感想を述べた。イギリス『デイリー・メール』が報じている。 グループCの2試合で勝ち点4を稼ぎ、首位に立つイングランド。突破は果たしそうな状況だが、ここまでの2試合ですっきりしない戦いぶりが続き、乏しい内容に眉をひそめるような意見が飛ぶ。 そのなかで、本来の持ち場と異なるポジションで起用するガレス・サウスゲイト監督の試みが1つのトピックに。ポステコグルー監督もそうした起用法に懐疑的な見方をしているようだ。 出演した『ITV』で「イングランドが過去の大会で大きな変更を施し、それがうまくいった例はたくさん知っている。ただ、現時点でそういう状況ではない」とし、こう意見した。 「まずは選手が本来のポジションでプレーする姿が見たい。それからだと思う。中盤を中盤のエリアに、ウインガーをウインガーのエリアに置ければ、そして、それが目指すプレーの仕方なら、少しは安定していくはずだ」 トッテナム指揮官がそう言うイングランドはここまでトレント・アレクサンダー=アーノルドのボランチ起用が続き、キーラン・トリッピアーが左サイドバックでプレー。25日には勝ち点2で3位につけるスロベニア代表との最終戦に臨む。 2024.06.23 17:30 Sun

チェルシーがブラジル新たな宝石“メッシーニョ”を完全移籍で獲得!2025年夏にチェルシー加入予定

チェルシーは22日、パウメイラスに所属するU-17ブラジル代表FWエステヴォン・ウィリアン(17)を完全移籍で獲得することで合意に至ったと発表した。 2007年4月24日生まれのエステヴォンは、18歳の誕生日後に国際移籍が可能となるため、正式な加入は2025-26シーズンとなるとのことだ。 ブラジル人サッカー選手史上最年少となる10歳でナイキと契約した左利きのFWは、クルゼイロのU-17から2021年5月にパウメイラスのU-17に加入。U-15、U-17のパウリスタ州選手権で王者となり、U-17コパ・ド・ブラジルの優勝にも貢献。左利きの右ウインガーで34試合で23ゴールを決めていた。 “メッシーニョ(リオネル・メッシとロナウジーニョから取られた愛称)”とも呼ばれているエステヴォンは、15歳ながらもU-20でのプレーが許可されると、そこでも違いを見せることに。16歳の誕生日を迎え、パウメイラスとプロ契約を結ぶと、2023シーズンの最終節でデビュー。これまでトップチームでは公式戦22試合に出場し4ゴール3アシストを記録している。 レアル・マドリード加入が内定しているパルメイラスのFWエンドリッキやウェストハム移籍の決まった同クラブのMFルイス・ギリェルメと共に注目を集める“宝石”には、マンチェスター・シティやアーセナル、バイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)ら欧州のビッグクラブから関心を寄せられていた。 なお移籍金に関して、イギリス『BBC』は2900万ポンド(58億6200万円)+出来高ボーナスと明かしている。 2024.06.23 06:45 Sun

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オランダ代表の次代担う顔ぶれがユーロ2024落選…クーマン監督は「コンディション優先」明言も信頼おく主軸は例外

オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、ユーロ2024のメンバー選考について語った。 16日、ユーロ2024へ向かうオランダ代表の候補メンバー30名が発表され、DFヴィルヒル・ファン・ダイク、MFフレンキー・デ・ヨング、FWメンフィス・デパイなどなど、経験豊富な各ポジションの軸が順当に名を連ねた。 一方で、躍進ボローニャのエースであるFWジョシュア・ザークツィー(22)、アーセナルで重傷を克服したDFユリエン・ティンバー(22)、フェイエノールトの中軸MFマッツ・ヴァイファー(24)といった、次代のオランイェを支える顔ぶれが30名の大枠からも漏れることに。 これについてクーマン監督は20日、オランダ『Veronica Offside』への出演で「コンディションが万全ではない選手は省いた」と明言。ザークツィーとヴァイファーは目下離脱中で、ティンバーは試合勘を取り戻す段階にある。 ただし、例外もあると言う。 「メンフィス(デパイ)は戻ってから十分にプレーしていない。まだ2試合だっただろうか。だが、ユーロ前にテストマッチが2試合ある。まずまずの状態で本大会を迎えられるだろう」 「フレンキー(デ・ヨング)も同様だ。“例外”を設けていることを認めよう。彼もまた、本大会で頭からプレーできる想定だ。アイスランド戦(6月10日のテストマッチ2試合目)から起用できると踏んでいる」 筋肉系トラブルで離脱し、復帰してまもないメンフィス。足首の負傷を繰り返し、3月以降バルセロナで3試合しかプレーしていないデ・ヨング。クーマン監督としては、ダブルスタンダードにはなるが、どうしても外したくない2人のようだ。 2人はクーマン監督が「おそらく26名で行く」と語るユーロ本大会にも名を連ねることになるだろう。 ◆オランダ代表の日程(全て6月) 6日 テストマッチ vsカナダ代表 10日 テストマッチ vsアイスランド代表 16日 ユーロD組第1節 vsポーランド代表 21日 ユーロD組第2節 vsフランス代表 25日 ユーロD組第3節 vsオーストリア代表 2024.05.21 15:55 Tue
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デ・ヨング、ファン・ダイク、デ・パイら主軸にシモンズ、ブロビーの若手も招集!オランダ代表が発表《ユーロ2024予選》

オランダサッカー協会(KNVBは17日、ユーロ2024予選に臨むオランダ代表メンバー25名を発表した。 カタール・ワールドカップ(W杯)ではグループステージを首位通過すると、準々決勝では優勝したアルゼンチン代表の前に敗れ、ベスト8で敗退となっていた。 ルイス・ファン・ハール監督から引き継いだロナルド・クーマン監督は37名の候補から25名に絞り込んでいた。 新体制での臨むユーロ予選には、DFヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール)やDFマタイス・デ・リフト(バイエルン)、MFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)、FWメンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリー)らが招集。また、MFシャビ・シモンズ(PSV)やFWブライアン・ブロビー(アヤックス)なども招集されている。 オランダはグループBに入っており、フランス代表、アイルランド代表、ギリシャ代表、ジブラルタル代表と同居。24日にアウェイでフランスと、27日にホームでジブラルタルと対戦する。 今回発表されたオランダ代表メンバーは以下の通り。 ◆オランダ代表メンバー25名 GK マルク・フレッケン(フライブルク/ドイツ) バルト・フェルブルーゲン(アンデルレヒト/ベルギー) ヤスパー・シレッセン(NECナイメヘン) DF ルシャレル・ヘールトライダ(フェイエノールト) ユリエン・ティンバー(アヤックス) デンゼル・ダンフリース(インテル/イタリア) デイリー・ブリント(バイエルン/ドイツ) マタイス・デ・リフト(バイエルン/ドイツ) スヴェン・ボトマン(ニューカッスル/イングランド) ナタン・アケ(マンチェスター・シティ/イングランド) タイレル・マラシア(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール/イングランド) MF マッツ・ヴァイファー(フェイエノールト) シャビ・シモンズ(PSV) ケネト・テイラー(アヤックス) デイヴィ・クラーセン(アヤックス) マルテン・デ・ローン(アタランタ/イタリア) ジョルジニオ・ワイナルドゥム(ローマ/イタリア) フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ/スペイン) FW メンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリー/スペイン) ステーフェン・ベルハイス(アヤックス) ステーフェン・ベルフワイン(アヤックス) ブライアン・ブロビー(アヤックス) コーディ・ガクポ(リバプール/イングランド) ワウト・ヴェグホルスト(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) 2023.03.17 23:10 Fri
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契約が残り2年を切るジンチェンコ、延長の気配なし…アーセナルは新左SBの獲得検討か

アーセナルのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ(27)の将来が不透明だ。『The Athletic』が報じた。 2022年夏にマンチェスター・シティから移籍し、アーセナルの左サイドバックとして2シーズン目を過ごしているジンチェンコ。レギュラーとして出場を続けているが、元来はプレーメーカータイプの選手ということもあり、最終ラインに入った際の守備の不安は少なくない。 そんなジンチェンコの現行契約は2026年6月まで。アーセナルは日本代表DF冨安健洋を含め、イングランド代表FWブカヨ・サカやフランス代表DFウィリアム・サリバ、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールら主力との契約更新を進めてきたが、まもなく契約が2年を切るジンチェンコとの延長交渉には着手していないという。 また、今夏は新たな左SBの獲得を1つの課題に掲げているとのこと。ジンチェンコの他、冨安やポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル、オランダ代表DFユリエン・ティンバーが左SBとして計算できるが、キヴィオルは中央、冨安とティンバーは中央か右が最適なことから、より理想的な解決策を模索しているようだ。 さらに、ミケル・アルテタ監督は単なるスペシャリストではなく、健康を維持できる左SBを望んでいる模様。ティンバーが長期離脱中で、冨安もケガがちという状況を踏まえれば、そのような考えに至るのも無理はない。 クラブ外に目を向ければ、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーやU-21ポルトガル人DFヌーノ・タバレスがレンタル移籍中と、左SBの選択肢は豊富。ここに新たな選手を加えるのであれば、ジンチェンコの売却による資金捻出も十分視野に入りそうだ。 2024.04.15 18:15 Mon
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オランダ代表メンバー発表! 予備登録からシレッセンやボトマン、グラフェンベルフらが落選《カタールW杯》

オランダサッカー協会(KNVB)は11日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む代表メンバー26名を発表した。 先月21日に既に発表されていた39名の予備登録のメンバーの中からふるいを掛け、規定の26名に絞った格好に。落選した主な選手は、イェスパー・シレッセンやスヴェン・ボトマン、ライアン・グラフェンベルフ、ブライアン・ブロビーら。 一方で当落線上にいたシャビ・シモンズは19歳でチーム最年少メンバーに。今季のアヤックスで18試合に出場しているケネト・テイラーも20歳と、シャビ・シモンズに次ぐ若手となっている。 なお、ジョルジニオ・ワイナルドゥムやブルーノ・マルティンス・インディ、ドニー・ファン・デ・ベークらは、ケガや戦術的な要因で予備登録からも漏れていた。 グループAのオランダ代表は21日にセネガル代表と初戦を戦い、25日にエクアドル代表、29日にホスト国のカタール代表と対戦する。 ◆オランダ代表メンバー26名 GK ユスティン・バイロウ(フェイエノールト) アンドリース・ノペルト(ヘーレンフェーン) レンコ・パスフィール(アヤックス) DF ナタン・アケ(マンチェスター・シティ/イングランド) デイリー・ブリント(アヤックス) ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール/イングランド) デンゼル・ダンフリース(インテル/イタリア) ジェレミー・フリンポン(レバークーゼン/ドイツ) マタイス・デ・リフト(バイエルン/ドイツ) タイレル・マラシア(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ユリエン・ティンバー(アヤックス) ステファン・デ・フライ(インテル/イタリア) MF フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ/スペイン) デイヴィ・クラーセン(アヤックス) トゥン・コープマイネルス(アタランタ/イタリア) マルテン・デ・ローン(アタランタ/イタリア) シャビ・シモンズ(PSV) ケネト・テイラー(アヤックス) FW ステーフェン・ベルハイス(アヤックス) ステーフェン・ベルフワイン(アヤックス) コーディ・ガクポ(PSV) フィンセント・ヤンセン(アントワープ/ベルギー) ルーク・デ・ヨング(PSV) ノア・ラング(クラブ・ブルージュ/ベルギー) メンフィス・デパイ(バルセロナ/スペイン) ウート・ヴェグホルスト(ベシクタシュ/トルコ) 2022.11.11 21:05 Fri
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ユーティリティ性抜群の20歳オランダ代表DF、アヤックス支えるレンシュにリバプールとアーセナルが興味

今季はエールディビジで大低迷中の名門・アヤックス。オランダ代表DFデヴィン・レンシュ(20)にプレミアリーグからの関心があるという。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えた。 レンシュはスリナムにもルーツを持つオランダ代表選手。アンダー世代での代表歴も多く、U-21オランダ代表ではキャプテンも務めていた。 アヤックスのアカデミーで育ち、2020年11月にファーストチーム昇格。これまで公式戦101試合に出場し7ゴールを記録している。 センターバックや左サイドバックなど最終ラインはどこでもプレーが可能なユーティリティ性が特徴。現在は右サイドバックが主戦場となっており、今シーズンもここまで公式戦9試合に出場している。 そのレンシュに関して、『フットボール・インサイダー』によればリバプールが関心を寄せているとのこと。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが君臨するポジションだが、バックアッパーがいない状況であり、補強を求めているという。 一方で、このレンシュにはアーセナルも関心を寄せているとのこと。現在右サイドバックの一番手はイングランド代表DFベン・ホワイトであるが、2番手は不在。日本代表DF冨安健洋が務めることが多いが、冨安は左サイドバックでのプレー時間を昨季から伸ばしている状況だ。 ミケル・アルテタ監督が作り上げるチームでは、ホワイトも右サイドバックとセンターバックでプレーが可能。冨安は左右のサイドバックとセンターバック、今夏アヤックスから加入するも開幕戦で重傷を負ってしまったオランダ代表DFユリエン・ティンバーも左サイドバックを軸にセンターバックや右サイドバックでもプレー可能という状況。フランス代表DFウィリアム・サリバ、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、ポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルとそれぞれサイドバックでもプレーが可能であり、ユーティリティ性の高い選手が揃っている。 両クラブとも注意深くレンシュを追いかけているとのこと。アヤックスとの契約は2025年夏までとなっているが、今季の低迷を受けてステップアップを果たす可能性はありそうだ。 2023.11.01 12:47 Wed

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アーセナルやエバートンで活躍したケビン・キャンベル氏が54歳で逝去…

15日、アーセナルやエバートンはOBの元イングランド人FWケビン・キャンベル氏が54歳で亡くなったと発表した。 ジャマカにルーツを持つキャンベル氏は、アーセナル下部組織出身のストライカーで、18歳時の1988年にファーストチームデビュー。レンタル移籍も経験しながら1995年まで在籍し、クラブ通算228試合に出場し59ゴールを記録した。 その後はノッティンガム・フォレスト、トラブゾンスポルと渡り歩き、1999年にエバートンへレンタル移籍。完全移籍に切り替わると、黒人選手としてクラブ史上初のキャプテンも務めた。 エバートンでは2005年までプレーし、通算164試合51ゴールを記録。ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)、カーディフ・シティでキャリア晩年を過ごし、2007年に現役を引退した。 引退後はメディア上で解説者としても活躍。なお、息子のタイリース・キャンベルもプロサッカー選手で、チャンピオンシップ(イングランド2部)のストーク・シティに在籍している。 エバートンは5月に、キャンベル氏が大病を患い、入院していることを報告。「非常に体調が悪い」と発表していた。また、アーセナルは「元ストライカーのケビン・キャンベルが短い闘病の末に亡くなったと知り、大きな悲しみに暮れている」としており、病に臥したことを伝えている。 2024.06.15 22:04 Sat
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アーセナルのバックアッパー・キヴィオルに恩師着任ユーベが関心…ミランは16日にポーランド代表戦を視察へ

アーセナルのポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル(24)はやはりイタリア方面から人気が根強い。 アーセナル最終ラインのバックアッパー、キヴィオル。初めてプレミアリーグをフルシーズン戦った今季は2月〜3月にかけて先発フル出場が続くも、やはり位置付けはサブ。周りの選手が万全なら、キヴィオルの序列は高くない。 そんなポーランド代表DFに対しては、前所属がセリエA時代のスペツィアとあってか、イタリア国内で今も評価が高く、ここ半年以上、移籍先としてミランがよく上がる。 イタリア各紙はミランがキヴィオル獲得を目指し続けていると紹介するなか、『カルチョメルカート』によると、どうやらユベントスも参戦。本腰を入れるかは不透明だが、16日に入ってこの動きが確認されたという。 ミランについては、今日現在ポーランド代表一行がユーロ2024で滞在しているドイツ・ハンブルクへリクルート班を向かわせており、16日のポーランドvsオランダをキヴィオル目的で視察するとのこと。 ユベントスは、守備陣補強としてボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを狙いつつ、キヴィオルもマーク。スペツィア時代のキヴィオルを育てたのは、21-22シーズンに同クラブを率いたチアゴ・モッタ監督だ。 キヴィオル本人はというと、ユーロ2024終了後の移籍を決意済みとも。同選手を2500万ユーロ(約42.2億円)と評価するアーセナルも、1800万〜2000万ユーロ(約30億〜33.7億円)のオファーが来れば妥協すると伝えられている。 2024.06.16 21:45 Sun
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アーセナルに新たな逸材!? 16歳FWが1試合9ゴールの衝撃プレー…7試合で24ゴールの大暴れ中

プレミアリーグで優勝争いを繰り広げているアーセナル。ミケル・アルテタ監督が作り上げたチームは、若手選手が主体となり、チームのアカデミー出身者もいる。 そのアーセナルアカデミーには新たな逸材が。将来のエース候補になる可能性もあるストライカーが驚きのパフォーマンスを見せた。 その男は、U-18チームに所属するチド・オビ=マルティン。まだ16歳のストライカーがゴールを量産中だと話題だ。 ナイジェリアにルーツを持つデンマーク出身のオビは、コペンハーゲンのユースから2022年7月にアーセナルのユースチームに加入。今シーズンはU-18でプレーしている。 U-16世代ではデンマークとイングランドでプレー。現在は、U-17デンマーク代表としてもプレーしており、14試合10ゴールという結果を残している。 そのオビは、今シーズンのU-18プレミアリーグで16試合に出場し29ゴールを記録。アメリカ代表FWフォラリン・バログン(モナコ)が持つアカデミー記録を塗り替えたという。 4月27日に行われたリーグ戦第24節のノリッジ・シティU-18戦では衝撃の1試合7ゴールと大暴れ。17分間でハットトリックも記録していた。4月13日のウェストハムU-18戦で5ゴールを決めて驚きを与えたが、2週間で塗り替えることとなった。 ちなみに、3月16日のクリスタル・パレスU-18戦で4ゴールを記録すると、そこから7試合連続ゴール中。その間、24ゴールを記録しているから驚きだ。 また、U-21チームが参加するプレミアリーグ2でも2試合に出場。ここではゴールがなかったが、自身の世代であるU-16でもリバプール戦で10ゴールを記録し14-3の勝利に貢献するなど、才能溢れるストライカーとして、その名を轟かせている。 指揮を執るのは、かつてアーセナルで10番も背負った元イングランド代表MFジャック・ウィルシャー監督。アルテタ監督率いるファーストチームのトレーニングには参加した経験もあり、このまま結果を残せばどこかで呼ばれる可能性もありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】圧巻の1試合7ゴール!アーセナルの新エース候補か!?</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJ0N05Cc1dhMSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.onefootball.com/inline/ultrasoccer.js"></script> 2024.05.01 16:30 Wed
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左サイドバック冨安健洋の功績、加速するアルテタ監督のプラン/編集部コラム

「彼は左サイドバックでもプレーが可能だと思った」と、試合後に口にしたのはアーセナルのミケル・アルテタ監督。日本代表DF冨安健洋を大一番のリバプール戦で左サイドバック起用した後に語ったコメントだ。 今シーズン開幕から好調を維持するアーセナルは、9日にプレミアリーグ第10節でリバプールと対戦した。 首位を守るためには勝たなければいけない相手。今シーズンは苦しいシーズンスタートとなったリバプールだったが、アーセナルにとっては2年間リーグ戦では勝っていない相手。好調なスタートを切ったシーズンだけに、しっかりと勝ってもらいたいと多くのファンが願った。 試合前に発表されたスターティングイレブンには冨安の名前が。ファンもプレーを希望していた中で、大一番での抜擢となったが、メンバーを見ると不思議な感覚に陥っていた。 アーセナルのスターティングメンバーには、イングランド代表DFベン・ホワイトの名前。右サイドバックで起用されると考えれば、ホワイトはいないはずだが、メンバーにいる。では昨シーズン同様にホワイトがセンターバックかと思いきや、フランス代表DFウィリアム・サリバ、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスの名前も。アーセナルファンは、その時点で冨安が左サイドバックに入ることを察知した。 今夏加入したウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコが居ないことも気になるところだが、ベンチメンバーを見ればスコットランド代表DFキーラン・ティアニーもいる。本職の左サイドバックがいながら、冨安を起用するという采配には、試合前から多くの批判的なコメントが見てとれた。 しかし、試合が始まればその言葉も無くなることに。冨安は対峙したエジプト代表FWモハメド・サラーを封じる役割を見せただけでなく、ビルドアップでも巧みなポジションどりと、両足を使えるキックで貢献。同サイドのFWガブリエウ・マルティネッリは冨安が後ろに構えることで攻撃に比重が置けることとなり、開始早々にゴールを決めただけでなく、ブカヨ・サカの勝ち越しゴールもアシストしていた。 試合は3-2で勝利。判定を巡って様々な意見はあったが、冨安が封じたサラーは途中交代せざるを得ない状況に。ユルゲン・クロップ監督も、サラーがこの試合で仕事ができていなかったことを試合後に認めていた。それだけ冨安が貢献したということだろう。 この大胆な采配は何も思いつきでやったわけではなく、予てから冨安を左サイドで起用できる可能性を探っていた。 アルテタ監督は今年5月、「彼は右サイドバックから両足が使えるだけでなく、右センターバック、左センターバック、左サイドバックでプレーできるため、多くの解決策を提供してくれる」と冨安について言及。その才能を既に見出していた。そして、昨夏から始まったチーム作りの上で、選手の多様性というものがアーセナルを進化させて行っていることがわかる。 <span class="paragraph-title">◆左サイドバック冨安の功績</span> 前述の通り、今シーズンのアーセナルはジンチェンコ、ティアニーと左サイドバックの本職がいる。アルテタ監督が待望したジンチェンコは、中盤にポジションをとってプレーすることが可能。従来のサイドバック以上の働きを今のスタイルで見せており、ティアニーは馬力とキャプテンシー、そして左サイドのスペシャリストとして高いポテンシャルを持っている。 一方で、冨安は日本代表で左センターバックでプレー。今回の左サイドバック起用はヨーロッパリーグ(EL)のボデ/グリムト戦でも後半途中から務めており、試運転が行われていた。 ボローニャ時代にも冨安は左サイドバックで何度かプレーした経験があり、左右の両足で遜色なくプレーできる点が生きることに。最終ラインだけでなく、チーム全体のシステムにおいて、様々な形をもたらせることができる重要なピースとなることがわかる。 冨安自身はボデ/グリムト戦のパフォーマンスを「満足していない」と語っていたが、アルテタ監督はサラーを封じるために起用したと言って良いだろう。 冨安は世界最高峰と言われるプレミアリーグでまだ2年目の選手。シーズン序盤と考えれば、1年しかプレーしていない状況だ。 昨シーズンの始まりも良く知らない日本人選手という目で見られていたが、デビュー戦でのパフォーマンスで一気にファンの心を掴むと、その後も落ち着いたプレーと、冷静な判断、そして何よりも一対一で抜かれないという強みを生かして信頼を勝ち取った。 特に、サイドバックがやりがちなすぐにプレスをかけてボールに飛び込む形はほとんど取らず、間合いを詰めて、ボールと相手の間に体を入れてボールを奪う守備を見せた他、188cmの身長を生かして空中戦でも圧倒的な勝率を誇り、数々のウインガーにとっては厄介な相手となっていた。 それは左サイドバックで起用されたリバプール戦でも同じ。サラーを封じるためについていくが、インサイドはスイス代表MFグラニト・ジャカがしっかりと下りてきて埋めている状況。前半にはボックス付近でのサラーの突破をファウルもせずに難なくボールを奪い、そのまま攻撃につなげているシーンもあった。結果としてチームは2失点をしているが、冨安のサイドからはやられていない。 また、アルテタ監督も口にしていた冨安の特徴の1つである左右の足が使えることも大きく、右サイドバックとして見せていたものを、左サイドでも十分に発揮していた。右ではイングランド代表FWブカヨ・サカ、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールと左利きの選手が前におり、そこにしっかりとパスを出して攻撃を活性化させていた。 攻撃面に関しては、まだ物足りないという意見が多いが、ティアニーの場合は高い位置を取りたがる傾向があり、マルティネッリの力を生かしきれないという点もある。ジンチェンコは中央に入る役割があり、上がり過ぎない冨安は、調子が良いマルティネッリを生かすのには適しているとも言える。 <span class="paragraph-title">◆チームの総合力を上げるユーティリティ性</span> そして、これは冨安に限ったことではない。右サイドバックでレギュラーをはるホワイトも、昨シーズンは1年間ほとんどセンターバックでプレー。冨安がケガで離脱した際には、試合中に右サイドバックを務めることもあったが、今シーズンは完全に右サイドバックでしかプレーしていない。 また、サリバはセンターバックで起用されているが、左サイドバックでも起用が可能。ただ、冨安が収まるのであれば、センターバックで起用し続けることで問題ないだろう。これまで、バックラインの負傷者に毎年のように悩まされるアーセナルだったが、冨安をはじめ、複数ポジションができる選手が多くいることはチームを大きく手助けし、チーム力を低下させないことにも繋がっている。 アーセナルからは離れるが、日本代表でも9月のアメリカ代表戦では、左のセンターバックとして前半を戦い、後半は右サイドバックでプレーした。左も可能となれば、日本代表が窮地に陥った際にもプランとして考えられ、監督としては選択肢が大きく広がることになる。それだけ遜色なく両サイドバックをこなせ、センターバックでもプレーでき、さらには元々ボランチでプレーしていたことも生きるはずだ。 話をアーセナルに戻し、冨安、ホワイトの両サイドバックを務めることで、最終ライン全員が180cmを超えることになる。ジンチェンコやティアニーは上背はなく、ロングボールを使って押し込む相手であれば、冨安を左サイドバックという考えは、試合途中でも考えられそうだ。この4人はそれぞれが足元の技術も高いだけに、空中でも地上でも相手を困らせることができ、後方からのビルドアップ、攻撃面でのサポートも何も問題はない。まさに、アルテタ監督が目指すサッカーを体現できるのだ。 過密日程に加え、リーグ戦を含めて4つの大会を戦うことになるアーセナル。相手によって、大会によって、選手の配置を変えることが可能であり、ケガなどで誰かを欠いても、しっかりとした代役を用意できる状況。冨安が見せたユーティリティ性と高いポテンシャルは、アルテタ監督のプランをさらに広げることに繋がるに違いなく、よりアーセナルを高みに押し上げる原動力になりそうだ。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2022.10.11 23:30 Tue

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