ユーロ初出場! ジョージア代表の若き二大巨頭クヴァラ&ママルダシュヴィリが国民へ感謝「人生最大に感情が溢れ出してるよ」

2024.03.27 20:25 Wed
クヴァラ&ママルダシュヴィリ
Getty Images
クヴァラ&ママルダシュヴィリ
ジョージア代表の二大巨頭が国民へ感謝を語った。ジョージア『Kviri Spalitra』が伝えている。ジョージア代表は26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝でギリシャ代表と対戦し、PK戦の末に勝利。建国後初となる国際舞台行きを決め、試合会場となった首都トビリシのディナモ・アリーナは狂乱と化し、国全体がお祭り騒ぎとなっている。
そんなジョージア代表、ひと昔前はカハ・カラーゼ氏(現トビリシ市長)という時代を彩った名バイプレーヤーがいたが、1990年のA代表結成から国際舞台に縁がなく、ミランで活躍した氏以外に国外でしっかり名の通る選手もいなかった。

しかし、ここ1〜2年で大きな変化が。

クヴィチャ・クワラツヘリアというジョージア南部の地方都市パトゥミにいた無名の若者が、ユベントスとナポリのスカウト陣に発見され、この若者は2022-23シーズンにナポリへ移籍。チームをセリエA王者に導き、自身はMVPという最上級の名誉を授かることとなった。
当然、この活躍を機にジョージア代表のエースとなった“クヴァラ”。まだ23歳と若いジョージア国家の新たな象徴は、今回のギリシャ戦後、TVカメラを通じ、国民への感謝を語る。

「最高に幸せだよ。これほど感情が溢れ出したことなんか過去に一度もない。ジョージア国民に感謝したい…120分間のファンファーレ、多くのスタジアムでプレーしてきたけど、今日の光景を見たことはないよ。“あなたの存在”が、今日勝つための最も重要な要素だった」

また、クヴァラの1つ年上で、所属するラ・リーガのバレンシアからさらなる強豪への移籍も噂されるギオルギ・ママルダシュヴィリは、ジョージア代表の正GK。攻めの核がクヴァラなら、守りの要はこのママルダシュヴィリだ。

「皆さんにとてもとても感謝したい…今日だけじゃない。予選を戦った約1年半、常に僕らに寄り添い、可能な限り励ましてくれたことだと思う。僕らが今日ここで歓喜するのは、国民の皆さんの功績だよ。ユーロに出られること、皆さんを幸せにできたこと…ひとえに嬉しく思う」

クヴァラ&ママルダシュヴィリ、2人の台頭とともに急速に力をつけ、ついに国際舞台を掴んだジョージア代表。開幕まで2カ月強...ユーロ本大会が楽しみだ。

ジョージア代表は2024年6月18日、ユーロ2024グループF第1節でトルコ代表と対戦する。

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ユーロ初出場控えるジョージアで新スタジアム建設計画が加速…首都の“元ミラン”カラーゼ市長「ここでCL決勝を」

ジョージアで首都トビリシに新たなスタジアムを建設する計画が進められている。ジョージア『Kviri Spalitra』が伝える。 サッカー男子A代表がユーロ(欧州選手権)初出場を決めた東欧ジョージア。今夏開催のユーロ2024は、同国にとって建国以来初となるサッカーの国際舞台だ。 この国家的ムーブメントに乗る形で、以前から進められてきた首都トビリシに新たなサッカー・ラグビースタジアムを建設する計画が加速。2月に就任したイラクリ・コバヒゼ首相(45)が主導し、約7万人を収容できる巨大な“箱”がトビリシに建造される見通しだ。 トビリシの市長を勤めるは、サッカーファンならご存知、イタリア・ミランで2度にわたる欧州制覇の経験を持つ元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ氏。カラーゼ市長は市議会演説にて、同い年のコバヒゼ首相に感謝を表明する。 「ジョージアのフットボーラー、ラガーマン、そして2つのスポーツをこよなく愛するファンにとって相応しい巨大プロジェクト。私自身もこの計画の早急な完遂に向け、できる限り関わっていきたい。コバヒゼ首相に感謝している」 現在、サッカーとラグビーのジョージア代表は首都トビリシにあるボリス・パイチャーゼ・スタジアム(5万4549人収容)をメイン使用。箱としては大きいが、サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦を開催する基準は満たしていない。 「トビリシにある既存のスタジアムが、CL決勝戦の基準を満たしていないことは、多くの人々が知るところとなった」 「新たなスタジアムは最高水準で、トップレベルの試合を誘致することが可能になる。首都が多くの来場者を他国から迎え、スポーツに限らないトビリシのアピールも可能だ」 カラーゼ市長によると、7万人収容(仮)の新スタジアムはトビリシ国際空港からほど近い場所に建設される予定で、ジョージア政府は2027-28シーズンのCL決勝戦誘致に向けた申請も予定しているとのことだ。 2024.05.07 17:35 Tue

欧州の新興勢力・ジョージア代表が建国後初の国際舞台ユーロ2024へ! “英雄”カラーゼ市長が涙の祝福「人生のどの瞬間より幸せ」

ジョージアが建国後初めて、男子サッカーA代表を国際舞台に送り込む。 領土問題を抱えるロシアと北部の国境を接し、南を向けばアゼルバイジャンとアルメニアという対立し合う2カ国がそこにある国家、ジョージア。かつてグルジアとして名が通った以外は、あまり日本と馴染みがない。 サッカーファンには、元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ氏(現在は首都トビリシの市長)というミランの名バイプレーヤーがいたことで知られるが、20世紀後半の建国以来、同国A代表がW杯もユーロも予選を勝ち抜いたことはなかった。 そんな彼らだが26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝で、ギリシャ代表を0-0からPK戦の末に撃破し、本大会出場切符をゲット。 ソビエト連邦から独立前夜の1990年に結成された「サッカー男子ジョージア代表」は、フランス代表のレジェンド、ウィリー・サニョル監督に率いられ、とうとう国際舞台への挑戦権を得たのだ。 同国大手メディア『Georgia Today』によると、運命のギリシャ戦が行われた首都トビリシ市内は、試合に合わせ、公共バスと地下鉄を深夜26時まで特例運行。 観戦に大挙するであろうファンを考慮したカハ・カラーゼ市政の決定であり、会場の「ディナモ・アリーナ」は最大収容人数5万4549人ながら、何故か観客動員5万5000人と発表されている。 市内の「共和国広場」にはパブリックビューイングが設置され、キックオフの現地時間26日19時から試合を中継。広場に詰めかけた大勢のファンは、スタジアムの5万5000人とともに、120分間+PK戦の死闘の末に、歓喜に酔いしれた。 『Kviris Palitra』は、「共和国広場」での祝賀会に訪れたカラーゼ市長の談話を発表。 「単なる勝利じゃない…本当に歴史が刻まれたんだ。私たちはこの瞬間のために何十年も苦労してきた…私は最後までユーロの舞台に立つことを許されなかった…しかし今日の私は人生のどの瞬間よりも幸せだ。少年たちを誇りに思う。私たちはもうすぐ、再び強いジョージアを拝むことができる」 試合後の「共和国広場」はパブリックビューイングが終わってもファンがとどまり、途切れることなく国歌が歌われ続けたとも。ジョージア代表は2024年6月18日、ユーロ2024グループF第1節で、これまた国境を接するトルコ代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【画像】歓喜のジョージア...スタンドから観客が消えほぼ全員ピッチへ雪崩れ込む</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Making the Euros for the first time calls for a party in Georgia <a href="https://t.co/0Byqm606Ih">pic.twitter.com/0Byqm606Ih</a></p>&mdash; B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1772722243136557305?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.27 18:00 Wed

レジェンドが交渉を仲介? ミランが若きジョージア代表MF獲得で合意か

ミランがルビン・カザンのジョージア代表MFクヴィチャ・クワラツヘリア(20)の獲得に関心を抱いているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 昨シーズンのセリエAを2位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したミラン。新シーズンはリーグ戦とCLの二足の草鞋を履きこなす必要があり、戦力増強に向け動き出している。 特にトルコ代表MFハカン・チャルハノール(27)が去り、スペイン人MFサムエル・カスティジェホ(26)にも退団の噂があるアタッカーのポジションは、補強が必要なポイントの1つだ。レアル・マドリーのU-21スペイン代表MFブラヒム・ディアスは確保したが、さらに補強を目指すという。 これまで補強候補として各メディアからは、ローマのトルコ代表MFジェンギズ・ウンデル(23)やスロベニア代表MFヨシプ・イリチッチ(33)らの名前が挙げられていたが、新たな候補となったのがクワラツヘリアだ。 昨シーズン、ルビン・カザンで公式戦23試合出場4ゴール8アシストを記録しているクワラツヘリアは、ロシアメディアの報道によるとミランとの間で契約に合意しており、父親がクラブに対して退団の意向を伝えたという。 クワラツヘリアに対してはブンデスリーガのボルシアMGも獲得に関心を示していたが、ミランのレジェンドである元ジョージア代表DFのカハ・カラーゼ氏の仲介もあり、選手はミラン移籍を決断したようだ。 クワラツヘリアは両ウィングに加え、トップ下としてもプレーが可能であり、獲得が実現すればミランにとって効果的な補強になるだろ 2021.07.26 12:55 Mon

ロナウジーニョ、トッティ、ロナウド、シェバ…ピルロ引退試合はFW陣も超豪華

▽5月21日に行われる元イタリア代表MFアンドレア・ピルロの引退試合「ラ・ノッテ・デル・マエストロ(マエストロの夜)」に参加する全メンバーが発表された。 ▽これまでにFWを除くほとんどのメンバーが明らかになっていたピルロ引退試合の参加者だが、今回で指揮官を含む全員が明らかになっている。 ▽監督にはマッシミリアーノ・アッレグリ、カルロ・アンチェロッティ、アントニオ・コンテ、ロベルト・ドナドーニ、マウロ・タソッティと、そうそうたるメンバーが呼ばれた。 ▽選手として参加するのは以下のメンバーだ。 <span style="font-weight:700;"><b>GK</b></span> <span style="font-weight:700;"> クリスティアン・アッビアーティ ジャンルイジ・ブッフォン ヂダ マルコ・ストラーリ</span> <span style="font-weight:700;"><b>DF</b></span> <span style="font-weight:700;">ダニエレ・アダーニ アンドレア・バルザーリ ダニエレ・ボネーラ レオナルド・ボヌッチ カフー ファビオ・カンナバーロ ジョルジョ・キエッリーニ アレッサンドロ・コスタクルタ ジュゼッペ・ファバッリ チーロ・フェラーラ ファビオ・グロッソ マレク・ヤンクロフスキ カハ・カラーゼ シュテファン・リヒトシュタイナー パオロ・マルディーニ マルコ・マテラッツィ アレッサンドロ・ネスタ マッシモ・オッド セルジーニョ ダリオ・シミッチ ジャンルカ・ザンブロッタ</span> <span style="font-weight:700;"><b>MF</b></span> <span style="font-weight:700;">デメトリオ・アルベルティーニ マッシモ・アンブロジーニ ロベルト・バローニオ クリスティアン・ブロッキ マウロ・カモラネージ ダニエレ・デ・ロッシ アレッサンドロ・ディアマンティ アイモ・ディアーナ ジェンナーロ・ガットゥーゾ フランク・ランパード レオナルド クラウディオ・マルキジオ シモーネ・ペペ シモーネ・ペロッタ ルイ・マヌエル・セーザル・コスタ クラレンス・セードルフ マルコ・ヴェッラッティ</span> <span style="font-weight:700;"><b>FW</b></span> <span style="font-weight:700;">マルコ・ボッリエッロ アントニオ・カッサーノ エルナン・クレスポ アレッサンドロ・デル・ピエロ アルベルト・ジラルディーノ ヴィンチェンツォ・イアクインタ フィリッポ・インザーギ アレッサンドロ・マトリ アレシャンドレ・パト ファビオ・クアリアレッラ ロナウジーニョ ロナウド アンドリー・シェフチェンコ ルカ・トーニ フランチェスコ・トッティ ニコラ・ヴェントラ クリスティアン・ヴィエリ</span> 2018.05.08 06:00 Tue

政治家転身のカラーゼ氏がトビリシ市の市長に当選!!

▽かつてミランで黄金時代を築いた元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ氏(39)が、トビリシ市の市長選に当選した。イギリス『BBC』など複数のメディアが伝えている。 ▽1993-94シーズンにディナモ・トビリシでプロキャリアを歩み始めたカラーゼ氏は、1998-99シーズンにディナモ・キエフに加入。さらに2001年冬の移籍市場でミランに加入すると、10シーズンで公式戦284試合13ゴールをマークした。 ▽そのミランでは、DFパオロ・マルディーニ、DFアレッサンドロ・ネスタ、DFカフーらと共に強固なディフェンスラインを形成。2003-04シーズンにはセリエAを制し、2003年と2007年にはチャンピオンズリーグを制覇した。2010-11シーズンからはジェノアに移籍し2シーズンプレーした後に現役を退いている。 ▽2001年に実の弟が誘拐され殺害された事件を受けて、現役時代から母国の政治に関心を寄せていたカラーゼ氏。2012年に初の選挙で当選し、エネルギー相の大臣に就任していた。 ▽しかしカラーゼ氏は今年7月に議員を辞任。トビリシ市の市長選に立候補していた。『BBC』によると、同氏は今回の選挙で51%の投票率を達成し、選挙戦に勝利。市長に就任することが決定したという。 2017.10.23 08:17 Mon

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ユーロ初出場のジョージア代表が発表! エースFWクワラツヘリアや守護神GKママルダシュヴィリを選出【ユーロ2024】

ジョージアサッカー連盟(GFF)は22日、ユーロ2024に臨む代表メンバー26名を発表した。 プレーオフを制し、8度目の挑戦でユーロ初出場を成し遂げたジョージア。 ウィリー・サニョル監督は主軸のFWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)やGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)を選出している。 本大会ではポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表が同居するグループFに属している。発表されたメンバーは以下の通り。 ◆ジョージア代表メンバー26名 GK ギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア/スペイン) ルカ・グゲシャシュヴィリ(カラバフ/アゼルバイジャン) ギオルギ・ロリア(ディナモ・トビリシ) DF ギオルギ・グヴェレシアニ(ペルセポリス/イラン) ソロモン・クヴィルクヴェリア(アル・アフドゥードゥ/サウジアラビア) ラシャ・ドヴァリ(APOEL/キプロス) ジェマル・タビーゼ(パネトリコス/ギリシャ) オタル・カカバーゼ(クラコヴィア/ポーランド) グラム・カシア(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) ギオルギ・ゴチョレイシュヴィリ(シャフタール/ウクライナ) ルカ・ロホシヴィリ(クレモネーゼ/イタリア) MF ギオルギ・ツィタイシュヴィリ(ディナモ・バトゥミ) サバ・ロブジャニーゼ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) アンゾール・メクヴァビシュヴィリ(ウニベルシタテア・クライオヴァ/ルーマニア) ジャバ・カンカヴァ(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) レヴァン・シェンゲリア(パネトリコス/ギリシャ) サンドロ・アルトゥナシュヴィリ(ヴォルフスベルガー/オーストリア) オタル・キテイシュヴィリ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア) ニカ・クヴェクヴェスキリ(レフ・ポズナン/ポーランド) ズリコ・ダヴィタシュヴィリ(ボルドー/フランス) ギオルギ・コチョラシュヴィリ(レバンテ/スペイン) ギオルギ・チャクヴェタゼ(ワトフォード/イングランド) FW クヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ/イタリア) ブドゥ・ジヴジヴァーゼ(カールスルーエ/ドイツ) ジョルジュ・ミカウタゼ(メス/フランス) ギオルギ・クヴィリタイア(APOEL/キプロス) 2024.05.23 07:30 Thu

ユーロ初出場控えるジョージアで新スタジアム建設計画が加速…首都の“元ミラン”カラーゼ市長「ここでCL決勝を」

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ユーロ初出場控えるジョージア代表、数少ない欧州5大リーグ組のエースにブレイク兆し…“クヴァラ世代”23歳ミカウタゼ

ユーロ初出場を控えるジョージア代表。欧州最前線でプレーする数少ない1人が、シーズン終盤にきてブレイクの兆しを見せている。 黒海に面した“東欧より東欧”ジョージアは20世紀後半の独立後、欧州サッカーの最前線からかけ離れた存在。しかし、FWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)にGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)…突如として台頭した22〜24歳の“クヴァラ世代”に引っ張られたジョージア代表は、建国以来初の国際舞台、ユーロ2024への出場を勝ち取った。 攻撃の核はもちろん昨季セリエA最優秀選手のクヴァラで、守りの要はママルダシュヴィリ。そこへここ最近、リーグ・アン(フランス1部)のメスに所属する同代表エースFWジョージズ・ミカウタゼ(23)がレベルアップを遂げているのだ。 ミカウタゼはフランス生まれの23歳。メスでプロデビューを飾ったなか、今季からアヤックスへ完全移籍も出番はほぼなく、1月に半年レンタルで古巣へ。昨季のメスはリーグ・ドゥ(フランス2部)だったため、ミカウタゼにとってキャリア初のリーグ・アンとなった。 昨季リーグ・ドゥで37試合23得点のストライカーは、慣れ親しんだメスで今季、リーグ・アン15試合9得点3アシスト。直近2試合はブレストとRCランス相手に2得点ずつで計4得点だ。 昨季の活躍から、すでにジョージア代表でセンターフォワードの定位置を掴んでいたミカウタゼだが、欧州5大リーグやそれに準ずるベルギーやスイス、オーストリアといったリーグでプレーする選手がさほど多くないジョージア代表にとって、ここ最近のミカウタゼは嬉しい限り。 ジョージアの地元紙『Kviri Spalitra』もミカウタゼについて「2試合連続で2ゴール。ジョージア代表のエースが調子を上げている」と題し、ユーロ2024に向けて調子も評価も高まるストライカーを称えている。 2024.04.17 19:00 Wed

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「この感覚を味わうならお金を払っても良い」悲願のユーロ初出場、指揮を執る元フランス代表DFのサニョル監督が継続を誇る「何事も時間が必要だ」

ジョージア代表のウィリー・サニョル監督が、初のユーロ出場を喜んだ。フランス『レキップ』が伝えた。 26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝が行われ、ジョージア代表はギリシャ代表と対戦。堅い試合となった中で120分間を通じてゴールは生まれず。PK戦の末にジョージアが勝利を収めた。 ジョージアにとっては初の国際大会の出場。悲願のユーロ出場を決めたサニョル監督は、現役時代はサンテチェンヌ、モナコ、バイエルンでプレー。フランス代表でも右サイドバックを支えるなど活躍。引退後はU-21フランス代表やボルドーで監督を務め、バイエルンでも暫定監督を経験。2021年2月にジョージア代表監督に就任していた。 就任後、カタール・ワールドカップ予選では結果を残せなかったものの、UEFAネーションズリーグ2022-23では無敗で終え、今回のユーロ予選もスペイン代表、スコットランド代表、ノルウェー代表などと同居した中でグループステージを勝ち上がり、ついに悲願を達成した。 サニョル監督は「過去には私が辞めるべきだったと考えている人もいた」とコメント。それでも、時間が掛かるものだと考え、ここまでやり続けてきたことを誇りに思っているとした。 「私が時々説明しようとしているのは、何かを達成したいならば、時間が必要だということだ。サッカーでは1カ月や半年で全てを変えることなどできない。時間が必要なんだ。常に、何事にも時間は必要だ」 「今日のような感覚を味わうためならば、お金を払っても良い。試合前に聞かれたとしてもだ。最高の気分だ」 「この3年間ずっと良い気分だったし、素晴らしい人たちに囲まれていた」 2024.03.27 11:11 Wed

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14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■オーストリア代表</span> 出場回数:3大会連続4回目 最高成績:ベスト16(2020) ユーロ2020結果:ベスト16 予選結果:グループF・2位 監督:ラルフ・ラングニック <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFコンラート・ライマー(バイエルン) 1997年5月27日(27歳) ラングニック・スタイルの体現者。重鎮アラバの不在(チームスタッフとして帯同)は大きな痛手となるが、中盤とディフェンスラインに好タレントを擁するチームは2大会連続のグループステージ突破も十分に可能なはずだ。そういった中、ザビッツァーと共に中盤で主軸を担う27歳の職人系MFが、キープレーヤーとなる。 レッドブル・ザルツブルク、RBライプツィヒと現代表監督ラングニックがそのメソッドを築き上げたレッドブルグループでキャリアの大半を過ごしてきたライマーは、その卓越した運動量と戦術眼、闘争心、プレーの連続性を武器に、中盤のバトルで質的と量的優位性をもたらす重要なプレーヤーだ。 加入1年目となったバイエルンでは本職のセントラルMFに加え、チーム事情で右サイドバックでもプレーした中、公式戦43試合に出場。チャンピオンズリーグのアーセナル戦やレアル・マドリー戦となった重要なゲームでも確かな存在感を示しており、今大会でもその勝負強い活躍を期待したい。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月17日(月) 《28:00》 【D】オーストリア代表 vs フランス代表 ▽6月21日(金) 《25:00》 【D】ポーランド代表 vs オーストリア代表 ▽6月25日(火) 《25:00》 【D】オランダ代表 vs オーストリア代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ハインツ・リンドナー(サン=ジロワーズ/ベルギー) 12.ニクラス・ヒードル(ラピド・ウィーン) 13.パトリック・ペンツ(ブレンビー) DF 2.マクシミリアン・ウーバー(ボルシアMG/ドイツ) 3.ゲルノト・トラウナー(フェイエノールト/オランダ) 4.ケビン・ダンソ(RCランス/フランス) 5.シュテファン・ポッシュ(ボローニャ/イタリア) 14.レオポルト・ケールフェルト(ラピド・ウィーン) 15.フィリップ・ラインハルト(フライブルク/ドイツ) 16.フィリップ・ムウェネ(マインツ/ドイツ) 21.フラヴィウス・ダニリウク(ザルツブルク) MF 6.ニコラス・ザイヴァルト(RBライプツィヒ/ドイツ) 8.アレクサンダー・プラス(シュトゥルム・グラーツ) 9.マルセル・ザビッツァー(ドルトムント/ドイツ) 10.フロリアン・グリリッチュ(ホッフェンハイム/ドイツ) 17.フロリアン・カインツ(ケルン/ドイツ) 18.ロマーノ・シュミット(ブレーメン/ドイツ) 19.クリストフ・バウムガルトナー(RBライプツィヒ/ドイツ) 20.コンラート・ライマー(バイエルン/ドイツ) 22.マティアス・ザイドル(ラピド・ウィーン) 23.パトリック・ヴィマー(ヴォルフスブルク/ドイツ) 26.マルコ・グリュル(ラピド・ウィーン) FW 7.マルコ・アルナウトビッチ(インテル/イタリア) 11.ミハエル・グレゴリッチュ(フライブルク/ドイツ) 24.アンドレアス・ヴァイマン(WBA/イングランド) 25.マクシミリアン・エントルップ(ハルトベルク) 2024.06.17 20:30 Mon

イングランド代表は「最も才能豊かなチームだが、十分に訓練されていない」 指揮官大国の解説陣がサウスゲイト監督に苦言

イングランド代表vsセルビア代表を、元イタリア代表DFアンジェロ・オグボンナ氏と元イタリア代表FWパオロ・ディ・カーニオ氏が批評した。 16日、ユーロ2024グループ第1節のイングランドvsセルビアが行われ、ジュード・ベリンガムのヘディング一発でイングランドが1-0と勝利。白星発進を飾った。 イングランドとしては追加点が奪えず、セルビアにとっては勝ち点を拾うチャンスが十二分にあったと見るべきな90分間。 イタリア国内のTV放映『スカイ』で解説を務めたオグボンナ氏は、プレミアリーグはウェストハム歴が長い元アッズーリDF。セルビアについて「もっとできただろう」と語る。 「セルビアはイングランドを尊敬しすぎたのだろうか。イングランドが良かったのは最初の30分間だけ。その後明らかにペースを落としたし、後半は残念な戦いだった」 同じく元ウェストハムのディ・カーニオ氏も「まったくその通りだね。セルビアに勝機はあった」とし、イングランドはガレス・サウスゲイト監督が選手の魂を振るわせることができないと付け加えた。 「肉体的な疲労はどうしたって溜まる。そんなときに『もう少し踏ん張れ』とやる気を起こさせるコーチがイングランドにはいないのだ」 「集中力とモチベーションを高める存在だよ。真っ先に頭に浮かぶのはアントニオ・コンテ。サウスゲイトはコーチとして百戦錬磨というわけでもないのに思考が古い。ボールを手放してはいけないのだ」 「つまるところ、イングランドはどこよりも才能豊かな選手が集うチームだが、十分に訓練されていない。うまくいかないとき、選手たち自身で解決策を見つけられるかが今後のカギだ。セルビア戦の前半30分以降に全て如実に現れていた」 2024.06.17 20:05 Mon

サプライズ招集で2年ぶりの復帰…レ・ブルーを再び頂に導けるか/エンゴロ・カンテ(フランス代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■フランス代表</span> 出場回数:9大会連続11回目 最高成績:優勝(1984、2000) ユーロ2020結果:ベスト16 予選結果:グループB・1位 監督:ディディエ・デシャン <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFエンゴロ・カンテ(アル・イテハド) 1991年3月29日(33歳) サプライズ招集で2年ぶりの復帰。前回大会は屈辱のベスト16敗退となったが、今大会ではポルトガルやイングランド、開催国ドイツと共に優勝候補の一角を担うレ・ブルー。指揮官の保守的なメンバー選考もあってほぼ予想通りのメンバー構成となったが、唯一のサプライズが2年ぶりの招集となったベテランMFの復帰だ。 チェルシー晩年の負傷癖や競争力が落ちるサウジアラビア移籍、カマヴィンガ、チュアメニ、フォファナ、ザイール=エメリら有望な若手の台頭もあり、事実上の代表引退と見られていた33歳だが、シーズンを通してほぼフル稼働となったアル・イテハドでのプレーが評価され、この大舞台で声がかかった。 今大会直前の2つのテストマッチでは上々のパフォーマンスを披露し、回復途上のチュアメニの状態、ブレない指揮官の選手起用を鑑みれば、ベテランMFがグリーズマン、ラビオ、カマヴィンガらと共に中盤で重要な役割を果たす可能性は十二分にあるはずだ。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月17日(月) 《28:00》 【D】オーストリア代表 vs フランス代表 ▽6月21日(金) 《28:00》 【D】オランダ代表 vs フランス代表 ▽6月25日(火) 《25:00》 【D】フランス代表 vs ポーランド代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ブライス・サンバ(RCランス) 16.マイク・メニャン(ミラン/イタリア) 23.アルフォンス・アレオラ(ウェストハム/イングランド) DF 2.バンジャマン・パヴァール(インテル/イタリア) 3.フェルラン・メンディ(レアル・マドリー/スペイン) 4.ダヨ・ウパメカノ(バイエルン/ドイツ) 5.ジュール・クンデ(バルセロナ/スペイン) 17.ウィリアム・サリバ(アーセナル/イングランド) 21.ジョナタン・クラウス(マルセイユ) 22.テオ・エルナンデス(ミラン/イタリア) 24.イブラヒマ・コナテ(リバプール/イングランド) MF 6.エドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリー/スペイン) 7.アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー/スペイン) 8.オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリー/スペイン) 13.エンゴロ・カンテ(アル・イテハド/サウジアラビア) 14.アドリアン・ラビオ(ユベントス/イタリア) 18.ウォーレン・ザイール=エメリ(パリ・サンジェルマン) 19.ユスフ・フォファナ(モナコ) FW 9.オリヴィエ・ジルー(ミラン/イタリア) 10.キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン) 11.ウスマーヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン) 12.ランダル・コロ・ムアニ(パリ・サンジェルマン) 15.マルクス・テュラム(インテル/イタリア) 20.キングスレー・コマン(バイエルン/ドイツ) 25.ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン) 2024.06.17 20:00 Mon

代表通算85ゴールの主砲…守備の不安、勝負弱さ払しょくなるか/ロメル・ルカク(ベルギー代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■ベルギー代表</span> 出場回数:3大会連続7回目 最高成績:準優勝(1980) ユーロ2020結果:ベスト8 予選結果:グループF・1位 監督:ドメニコ・テデスコ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> FWロメル・ルカク(ローマ) 1993年5月13日(31歳) 守備の不安、勝負弱さ払しょくなるか。黄金世代の集大成となるはずだったカタール・ワールドカップでのグループステージ敗退を受け、世代交代の過渡期を迎える赤い悪魔。予選では6勝2分けの無敗での首位通過を決めたが、守護神クルトワの不参加に加え、ヴェルトンゲンやテアテら守備陣を中心に負傷者が出ており、今大会では厳しい戦いが想定される。 そういった中、司令塔デ・ブライネ、ドク、トロサール、カラスコらと共に攻撃を牽引する仕事が求められるのが、現役ではクリスティアーノ・ロナウド、メッシに次ぐ代表85ゴールを挙げている31歳のストライカー。 16歳のデビュー以降、代表とクラブレベルでゴールを量産してきたものの、ビッグマッチでの勝負弱さを指摘されるルカク。W杯では12戦5ゴール、ユーロ本大会では10戦6ゴールをマークしているが、その多くが格下相手のものだ。それだけに今大会ではチームの守備の不安、自身の勝負弱さを払しょくするエースの仕事を期待したい。中盤の構成力の低下や前線を中心に経験の少ない選手が増えている状況において、持ち味のポストワークやリーダーシップの部分でも周囲を活かしたいところだ。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月17日(月) 《25:00》 【E】ベルギー代表 vs スロバキア代表 ▽6月22日(土) 《28:00》 【E】ベルギー代表 vs ルーマニア代表 ▽6月26日(水) 《25:00》 【E】ウクライナ代表 vs ベルギー代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.コーエン・カスティールス(ヴォルフスブルク/ドイツ) 12.トーマス・カミンスキ(ルートン・タウン/イングランド) 13.マッツ・セルス(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) DF 2.ゼノ・デバスト(アンデルレヒト) 3.アルトゥール・テアテ(スタッド・レンヌ/フランス) 4.バウト・ファエス(レスター・シティ/イングランド) 5.ヤン・ヴェルトンゲン(アンデルレヒト) 15.トーマス・ムニエ(トラブゾンスポル/トルコ) 21.ティモシー・カスターニュ(フルアム/イングランド) 25.マキシム・デ・カイパー(クラブ・ブルージュ) MF 6.アクセル・ヴィツェル(アトレティコ・マドリー/スペイン) 7.ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド) 8.ユーリ・ティーレマンス(アストン・ビラ/イングランド) 11.ヤニク・カラスコ(アル・シャバブ/サウジアラビア) 16.アステル・ヴランクス(ヴォルフスブルク/ドイツ) 17.チャールズ・デ・ケテラエル(アタランタ/イタリア) 18.オレール・マンガラ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) 23.アーサー・フェルメーレン(アトレティコ・マドリー/スペイン) 24.アマドゥ・オナナ(エバートン/イングランド) FW 9.レアンドロ・トロサール(アーセナル/イングランド) 10.ロメル・ルカク(ローマ/イタリア) 14.ドディ・ルケバキオ(セビージャ/スペイン) 19.ヨハン・バカヨコ(PSV/オランダ) 20.ロイス・オペンダ(RBライプツィヒ/ドイツ) 22.ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ/イングランド) 2024.06.17 19:30 Mon

代表とクラブで指揮官の戦術知り抜くピッチ上の指揮官/スタニスラブ・ロボツカ(スロバキア代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■スロバキア代表</span> 出場回数:3大会連続3回目 最高成績:ベスト16(2016) ユーロ2020結果:グループリーグ敗退 予選結果:グループJ・2位 監督:フランチェスコ・カルツォーナ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFスタニスラブ・ロボツカ(ナポリ) 1994年11月25日(29歳) 代表とクラブで指揮官の戦術知り抜くピッチ上の指揮官。本命ベルギーを除けば、ほぼ横一線のグループに入ったスロバキアにとってグループステージ突破が当面の目標となる。その中でシュクリニアル、ハンツコ、ヴァヴロと実力者を擁するセンターバックと共に、チームにとってストロングとなるアンカープレーヤーの活躍が重要となりそうだ。 現在、代表チームを率いるカルツォーナ監督は不振極めた今季のナポリで暫定指揮官を務めており、168cmの小兵MFは代表、クラブの双方でイタリア人指揮官の戦術の体現者となった。 攻守両面に渡るハードワークを可能とする運動量、献身性を併せ持ち、ビルドアップの局面では相手の矢印を折る動きや的確な捌きでボールを前進させることに長けており、今大会においても中盤のオーガナイザーとしての活躍が期待されるところだ。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月17日(月) 《25:00》 【E】ベルギー代表 vs スロバキア代表 ▽6月21日(金) 《22:00》 【E】スロバキア代表 vs ウクライナ代表 ▽6月26日(水) 《25:00》 【E】スロバキア代表 vs ルーマニア代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.マルティン・ドゥブラフカ(ニューカッスル/イングランド) 12.マレク・ロダーク(フルアム/イングランド) 23.ヘンリッヒ・ラヴァス(ニューイングランド・レボリューション/アメリカ) DF 2.ペテル・ペカリーク(ヘルタ・ベルリン/ドイツ) 3.デニス・ヴァヴロ(コペンハーゲン/デンマーク) 4.アダム・オベルト(カリアリ/イタリア) 6.ノルベルト・ギョンベル(サレルニターナ/イタリア) 14.ミラン・シュクリニアル(パリ・サンジェルマン/フランス) 15.ヴェルノン・デ・マルコ(ハッタ・クラブ/UAE) 16.ダビド・ハンツコ(フェイエノールト/オランダ) 25.セバスティアン・コシャ(スパルタク・トルナヴァ) MF 5.トマシュ・リゴ(バニーク・オストラヴァ/チェコ) 8.オンドレイ・ドゥダ(エラス・ヴェローナ/イタリア) 11.ラズロ・ベネス(ハンブルガーSV/ドイツ) 13.パトリック・フロショフスキー(ヘンク/ベルギー) 19.ユライ・クツカ(スロバン・ブラチスラヴァ) 21.マトゥス・ベロ(ボーフム/ドイツ) 22.スタニスラブ・ロボツカ(ナポリ/イタリア) FW 7.トマシュ・ススロフ(エラス・ヴェローナ/イタリア) 9.ロベルト・ボジェニク(ボアヴィスタ/ポルトガル) 10.リュボミール・トゥプタ(スロバン・リベレツ/チェコ) 17.ウカシュ・ハラスリン(スパルタ・プラハ/チェコ) 18.ダビド・ストレレツ(スロバン・ブラチスラヴァ) 20.ダビド・ジュリシュ(アスコリ/イタリア) 24.レオ・ザウアー(フェイエノールト/オランダ) 26.イバン・シュランツ(スラボア・プラハ/チェコ) 2024.06.17 19:00 Mon

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