やはり“理不尽”、埼スタラストゲームで劇的決勝ゴールのホセ・カンテがメッセージ「アメージングな気持ち」

2023.11.29 23:15 Wed
最後のホームゲームで劇的決勝ゴールのホセ・カンテ
©超ワールドサッカー
最後のホームゲームで劇的決勝ゴールのホセ・カンテ
浦和レッズのFWホセ・カンテが埼玉スタジアム2002でのラストマッチを振り返った。29日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループJ 第5節の浦和vs武漢三鎮が埼玉スタジアムで行われた。
今シーズンの明治安田生命J1リーグは残すところ最終節。浦和はアウェイで北海道コンサドーレ札幌との戦いとなり、ホームでの試合はこの試合が最後となる。

勝ち点4で並ぶ両者。負ければグループステージ敗退が決まるという展開の中で、浦和は難しい戦いを強いられる。

序盤からペースは握るもののフィニッシュワークが上手くいかず、チャンスが作れない。それでも37分、PKを獲得するとアレクサンダー・ショルツが落ち着いて蹴り込み先制。しかし、その後にアクシデントが続く。
まずは43分、大畑歩夢がハムストリングを負傷してプレー続行不可能となり関根貴大と交代。さらに前半アディショナルタイムには髙橋利樹が相手選手に激しくぶつかられると、そのまま倒れ込み起き上がれず。一瞬意識が飛んだのか、周りの選手が騒然となり急いで処置がされた中、大久保智明と交代した。

後半も攻めあぐね続けた浦和は68分に同点ゴールを許すことに。勝ち点1では足りない中で、今季限りで引退を表明したホセ・カンテ、そして浦和の退団が決まったアレックス・シャルクを投入。それでもこのまま終わるかと思われた中、90分に“理不尽”が代名詞のホセ・カンテが劇的ゴール。2-1で浦和が勝利を収め、2位に浮上した。

埼玉スタジアムでのラストマッチとなったホセ・カンテ。試合後のインタビューでは勝利を喜んだ。

「素晴らしい勝利だった。ホームでの僕の最後のゲームだった。このように皆さんの前でゴールで終えられて、素晴らしい、アメージングな気持ちだ」

またしても劇的なゴールを記録したホセ・カンテ。「埼スタでもっとゴールを決めたいのでは?」という質問には、笑いながらも決断したことだと答えた。

「自分で決断したことなので、そこは変わらないが、最後の1年、ここ埼玉スタジアムで皆さんの前で素晴らしい試合をたくさんプレーしたことには満足している」

引退まで残り数試合。リーグ戦、ACL、そしてクラブ・ワールドカップが残っている。

浦和の漢として、最後まで戦い抜くことを語ったホセ・カンテ。ファン・サポーターへメッセージを送った。

「まだまだ試合はたくさん残っている。皆さんと最後まで戦うことが非常に重要だ。リーグもあるし、クラブ・ワールドカップもある。最後まで一緒に戦い抜こう」

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浦和MFグスタフソンがスウェーデン代表で左ヒザ負傷…帰国は代表活動終了後に

浦和レッズは9日、スウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンの負傷を報告した。 現在スウェーデン代表に合流中のグスタフソンはトレーニング中に左ヒザを負傷。日本への帰国は代表活動終了後となる。 今シーズンから浦和でプレーしているグスタフソンはアンカーとしてチームを支え、ここまで明治安田J1リーグで15試合に出場。2得点を記録している。 スウェーデンはユーロ2024に出場しないが、今回のインターナショナル・マッチウィークでデンマーク代表、セルビア代表との国際親善試合を実施。5日のデンマーク戦で90分間ベンチを温めたグスタフソンは、6日のトレーニング中に負傷したと見られており、8日のセルビア戦はメンバー外となっていた。 2024.06.09 10:15 Sun

浦和がストライカー補強? 得点王に輝きヘグモ監督とリーグ優勝経験の元スウェーデン代表FWに関心と報道

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「常に我々は劣勢な立場」強豪を退けた末のアジアの頂点、就任半年のクレスポ監督が回想「最初は誰も信じてくれなかった」

アル・ヒラルのエルナン・クレスポ監督が、アジア王者を喜んだ。『Dzair Sport』が伝えた。 2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が25日に終了。決勝2ndレグが行われ、アル・アイン(UAE)が横浜F・マリノスを5-1で下し、2戦合計6-3で勝利を収めた。 共にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)になってから初のアジアの頂点を目指した戦い。1stレグは横浜FMが粘りを見せて逆転勝利したものの、2ndレグは2-1とアル・アインがリードしていた中で、GKポープ・ウィリアムが前半アディショナルタイムにDOGSOで一発退場。数的不利となると、後半にアル・アインが3ゴールを奪い、21年ぶりのアジアの頂点に立つこととなった。 見事に21年ぶりにアジアタイトルを手にしたアル・アイン。クレスポ監督は2023年11月にチームを指揮し始めており、半年でのビッグタイトル獲得となった。 悲願のアジア制覇を成し遂げた中、喜びを語り、多くの人への感謝を口にした。 「国全体が幸せだ。この感情を言葉で表現することは難しい。選手たちはアル・アインだけではなく、国全体にとっても素晴らしい功績を残した」 「この素晴らしいクラブを指揮する機会を与えてくれた選手だけでなく、クラブの役員にも感謝したい。全てを行うのは選手たちであり、私は幾つかの計画を立て、個人的なトレーニングのやり方を考えるが、全てを行っているわけではない」 アル・アインは今大会では非常に厳しい戦いを繰り広げ、準々決勝ではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらを擁するサウジアラビアのアル・ナスルと対戦し、PK戦の末に勝ち上がり。準決勝では34戦無敗を誇ったアル・ヒラルと対戦し、2戦合計5-4で勝ち上がってきた。 常に相手の方が期待値が高かった中での戦いを制し、決勝も1stレグで破れてからの大逆転勝利。選手たちの奮闘を改めて評価した。 「我々はこのタイトルに値する。準々決勝、準決勝、さらには決勝まで、常に我々は劣勢な立場だった。アル・ナスルやアル・ヒラルに対して、優れた成績を収めるに値した」 「最初は誰も我々を信じてはくれなかったが、我々はそれをやり遂げた。この選手たちは大きなことを成し遂げた」 <span class="paragraph-title">【動画】ホームの大観衆の前で横浜FMを撃破したアル・アインがアジア王者に</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="GmYmKjvETPA";var video_start = 279;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.26 10:50 Sun

「クラブの最優先事項はタイトル」横浜FMの夢を砕きMVP&13ゴールで得点王受賞のアル・アインFWラヒミ「全ての方に祝福を」

2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が25日に終了。決勝2ndレグが行われ、アル・アイン(UAE)が横浜F・マリノスを5-1で下し、2戦合計6-3で勝利を収めた。 共にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)になってから初のアジアの頂点を目指し戦い。1stレグは横浜FMが粘りを見せて逆転勝利したものの、2ndレグは2-1とアル・アインがリードしていた中で、GKポープ・ウィリアムが前半アディショナルタイムにDOGSOで一発退場。数的不利となると、後半に3ゴールを喫してしまい、アル・アインが21年ぶりのアジアの頂点に立つこととなった。 試合後、今大会の表彰式が行われ、大会MVPにはアル・アインのモロッコ代表FWソフィアン・ラヒミが選出された。 ラヒミは決勝2ndレグでは決勝ゴールを含む2ゴールの活躍。大会ゴールを13ゴールに伸ばし、得点王も同時に受賞することとなった。 アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトがコメントを伝えている。 「僕がアル・アインと契約した時、最初に言われたメッセージは、クラブの最優先事項はタイトル獲得だったということを覚えている」 「他で不利な結果がでた時でも、僕たちは決意を持って戦った。僕たちは集中力を保った。チームメイトやスタッフ、そして僕たちをサポートしてくれた全ての方々に祝福を贈りたいと思う」 ラヒミはモロッコの名門であるラジャ・カサブランカで育血、2021年8月にアル・アインに完全移籍で加入した。 これまで公式戦105試合で43ゴール37アシスト。ACLは今シーズンが初出場となり、13試合で13ゴール6アシストと圧倒的な数字で優勝の原動力となった。 なお2021年1月からモロッコ代表としてプレー。ベスト4入りと躍進した2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)には招集されていなかったが、今年3月におよそ2年ぶりに代表に再招集されていた。 <span class="paragraph-title">【動画】横浜FMの夢を砕いた、ラヒミの技あり決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="GmYmKjvETPA";var video_start = 279;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.26 10:25 Sun

「レフェリーにかなり崩された」アジア制覇を逃した横浜FM、キューウェル監督は不満もサポーターに感謝「いつも最高の後押しをしてくれた」

横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24決勝を振り返った。 25日、ACL2023-24決勝2ndレグで横浜FMはアル・アイン(UAE)と対戦した。 1stレグは2-1で逆転勝利を収めた横浜FM。大アウェイの中での決勝は、立ち上がりに2失点し、逆転を許すこととなる。 それでも40分にヤン・マテウスが1点を返し、2戦合計で同点に。しかし、前半アディショナルタイムにGKポープ・ウィリアムが一発退場。ボックス外のファウルがDOGSOとなり、数的不利に。ACLデビュー戦となるGK白坂楓馬が急遽出場した。 2-1のまま前半を終えるが、後半は一方的に押し込まれてしまう形に。それでもなんとか耐えていたが、67分に失点し勝ち越されることに。するとなかなか攻撃の形が作れず、後半アディショナルタイムにはコジョ・フォ=ドー・ラバに2ゴールを許し終戦。5-1で敗れ、2戦合計6-3でアジア制覇はならなかった。 試合後、『DAZN』のフラッシュインタビューに応じたキューウェル監督は「まずはアル・アインに優勝をおめでとうと言いたい」とコメント。「選手たちが90分を通して本当によく戦ってくれた」と、数的不利ながらも戦い続けてきた選手を称えることに。「ただ、レフェリーによって、かなり崩されたのは事実だ」と、ジャッジの面で不満があるとした。 前半にPKで失点したシーンも去ることながら、横浜FMへのプレーがファウルにならなかったり、ポープ・ウィリアムの退場も非常に微妙なところ。試合中から苛立ちを見せていた。 また、試合前には2000人のサポーターにトラブル。チケットの割り当てを急遽減らされるという問題が発生し、現地にいても試合が見られない可能性が浮上した。 クラブが交渉に奔走した結果、最終的には全員がスタジアムに入れたようだが、大きな声援を送り続けたファン・サポーターに向けてもコメントした。 「遠くまで多くのサポーターが来てくれて本当に嬉しかった」 「この残念な結果を見せたくはなかった。それが全てだと思うが、我々のサポーターは本当にいつも最高の後押しをしてくれた」 悲願のACL制覇はあと一歩のところで逃すこととなった横浜FM。新フォーマットになるACLで再びこの舞台へ戻り、今度こそはトロフィーを掲げる姿を見せてほしいものだ。 <span class="paragraph-title">【動画】試合の流れを大きく変えたDOGSO退場…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/aLxvTmOujJ">https://t.co/aLxvTmOujJ</a> <a href="https://t.co/3Zjwi3s5em">pic.twitter.com/3Zjwi3s5em</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1794414454857199984?ref_src=twsrc%5Etfw">May 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.26 07:45 Sun

横浜FM悲願のACL初制覇はならず…守護神退場も響きアル・アインに敵地で大敗【ACL2023-24】

横浜FM悲願のACL初制覇はならず…守護神退場も響きアル・アインに敵地で大敗【ACL2023-24】 横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24決勝戦2ndレグのアル・アイン戦を戦い、1-5で敗戦。2戦合計3-6で敗れて悲願の初優勝を逃した。 アジア王者を目指し、熾烈な東地区の激闘を勝ち抜いた横浜FMは、西地区を勝ち抜いたUAEのアル・アインとクラブ史上初のACL王者を懸けて激突。 11日にホームで行われた1stレグは前半序盤に先制を許したが、後半半ば以降に植中朝日、渡辺皓太が決めた連続ゴールによって2-1の逆転勝利。悲願達成へ王手をかけた。 1stレグ後のアルビレックス新潟戦、FC東京戦を1分け1敗で終えたハリー・キューウェル監督率いるチームは、敵地での大一番に向けて前回対戦から先発2人を変更。エドゥアルド、ナム・テヒに代えて上島拓巳、渡辺を起用した。 日本からも割り当て上限のサポーターが集ったものの、完全アウェイの空気の中で幕を開けた運命のファイナル第2戦。立ち上がりはアドバンテージを意識しつつリスク回避の落ち着いた入りを見せたトリコロールだが、早い時間帯にゴールをこじ開けられる。 8分、相手の左サイドを起点としたカウンターからラヒミにボックス手前までドリブルで運ばれると、起点となったナデルに中央から斜めのランニングでポケットを取られてヒールで落としたボールを、ラヒミに右足でゴール右隅へ蹴り込まれた。 これで2戦合計2-2のイーブンに戻された横浜FMだが何とか守勢を撥ね返すと、16分には相手のビルドアップのミスを突く形から松原健が枠の右隅を狙ったミドルシュートで相手GKを脅かす。 勝ち越しゴールには至らずも、ひとまず五分の展開に持ち込んだ横浜FM。だが、前半半ば過ぎには再び一瞬の隙を突かれてしまう。29分、右サイドから背後に流し込んだボールに反応したラヒミとDF畠中槙之輔がボックス内で交錯。当初、ラヒミのシュミレーションとの判定が出たが、オンフィールド・レビューの結果、畠中の微妙なアフターチャージによるPKに判定が変更。これをキッカーのアレハンドロ・ロメロが右下隅に蹴り込み、34分の追加点とした。 これで2戦合計2-3と逆転を許したアウェイチームはすぐさま反撃に出たいところだが、引き続き後方からのボールの前進で苦戦。逆に、相手が狙うカウンターからラヒミに決定機も作られる。 それでも、序盤から可能性のある仕掛けを見せていたトリコロールの右の矢が決定的な仕事を果たす。41分、相手左センターバックのクアディオが後ろ向きで浮き球のボールをコントロールした際に死角からプレッシャーをかけてまんまとボール奪取。そのままボックス右に持ち込むと、ヒールを使った巧みな切り返しから最後は左足のグラウンダーシュートをゴール左隅に流し込んだ。 ヤン・マテウスの価千金のゴールによって2戦合計3-3のイーブンに戻したキューウェルのチームは、試合展開でもイーブンの形に戻す。そして、10分が加えられた前半アディショナルタイムではうまくディフェンスラインの背後を取ったアンデルソン・ロペスにビッグチャンス。馬力のある仕掛けでDFを振り切ってボックス右に持ち込むが、左足シュートは相手GKの好守に阻まれる。 すると、この決定機直後には中央でオフサイドラインをかいくぐったラヒミの突破に対してペナルティアーク付近に飛び出したGKポープ・ウィリアムが接触。ギリギリで足を引っ込めたようにも見えたが、この決定機阻止のファウルに対してレッドカードが掲示された。これで守護神を欠くことになったチームは前線のエウベルを削って控えGK白坂楓馬をスクランブル投入した。 2戦合計イーブンも数的不利で後半に臨んだ横浜FM。後半の守勢の展開を想定してか、植中朝日を下げて榊原彗悟をハーフタイム明けに左サイドに入れた。 後半序盤は粘り強く守れていたが、トリコロールに再びのアクシデント発生。競り合いの際に右ヒザを痛めた畠中が一度はプレーに復帰したものの続行叶わず。そして、63分にエドゥアルドがスクランブル投入となり、同じタイミングで喜田拓也から山根陸への交代も行われた。 するとこの交代から数分後の67分、ボックス手前でボールを動かされて波状攻撃を受けると、ボックス右でクリアボールを回収したラヒミに深い切り返しから強烈な左足シュートをニアに突き刺された。 耐え切れずに痛恨の勝ち越しゴールを許した横浜FMは相手の攻勢を何とか撥ね返しながら、少ないチャンスをモノにすべく粘り強く戦う。79分にはヤン・マテウスを下げて個で局面を打開できる宮市亮を最後の交代カードとして切った。 だが、序盤から守備に走らされたことで最終盤の勝負所でパワーを出せずにいると、10分が加えられたアディショナルにはGK白坂のクリアミスを含め途中出場のコジョ・ラバに2点を叩き込まれて万事休す。クラブ悲願のACL初制覇の夢は潰えた。 一方、アル・アインは2002-03シーズン以来、通算2度目のアジア制覇を成し遂げている。 アル・アイン 5-1(AGG:6-3) 横浜F・マリノス 【アル・アイン】 ラヒミ(前8、後22) アレハンドロ・ロメロ(前34)【PK】 コジョ・フォ=ドー・ラバ(後45+1、後45+6) 【横浜FM】 ヤン・マテウス(前40) <span class="paragraph-title">【動画】ヤン・マテウスが冷静に決めた貴重な同点ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/aLxvTmOujJ">https://t.co/aLxvTmOujJ</a> <a href="https://t.co/YwwvNOofgg">pic.twitter.com/YwwvNOofgg</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1794410557933584784?ref_src=twsrc%5Etfw">May 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.26 03:19 Sun

いざアジアの頂点へ! 予期せぬチケット問題も…横浜FMが試合前からアル・アインと戦い、チケットを追加で確保「涙出る」「努力に感謝します」

アジアの頂点を決める戦いはこのあと25日の25時にキックオフを迎える。 近年Jリーグで優勝争いを続ける横浜F・マリノスは、クラブ史上初となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に向けて決勝2ndレグをアウェイで戦うこととなる。 相手はUAEの強豪アル・ナスル。1stレグは日本で行われ、2-1で横浜FMが逆転勝利を収めていた。 悲願のアジア制覇へアウェイでの戦いに臨む横浜FMだが、試合を前にトラブルが。当初2000枚が予定されていたチケットの割り当てが、直前に1000枚に減少。すでにUAEへと旅立っていたサポーターもおり、現地に入ってもチケットがない可能性が浮上していた。 そして実際に現地まで訪れていたサポーターでチケットがない人が出てしまうことに。これに対し、多くの人が試合を観られるように動いていた中、クラブも粘り強く交渉していた。 横浜FMは試合当日に「重要なお知らせ」とし、アル・アインとの交渉を続けてきた結果、40枚を追加で割り当てられることが決定したと報告。試合前から相手と戦っているなか、しっかりとその努力が報われる形が出ていた。 ーーーーーー 【重要なお知らせ】 本日開催される ACL 2023/24 決勝 第2戦 アルアイン戦チケット落選者の皆さまへ 現地に滞在されている皆さまにチームへのサポートをお願いしたく、相手クラブとの交渉を続けて参りました。 その結果、救済措置として現在40枚のチケットがご用意できました。さらに枚数を確保すべく相手クラブとの交渉は続けて参ります。 この度は私たちをサポートしていただける多くの皆さまに多大なるご迷惑とご心配をお掛けし、大変申し訳ございません。 心よりお詫び申し上げます。 集合場所 : Hazza bin Zayed Stadium 9ゲート前 時間 : 現地時間18:00 席種 : アウェイ側ゴール裏、メイン側を予定 ※応募者多数の場合には抽選を行います。 ※既にチケットをお持ちの方は対象外となります。 ※メイン側の席種はホーム席の可能性があります。観戦ルールの厳守をお願いいたします」 ーーーーーー 日本で見守る横浜FMファンも何かできないか策を考えたり、現地を訪れるサポーターが試合を見られるように願う事態に。 横浜FMもクラブとして粘り強い戦いを続け、40枚でも確保したことは素晴らしい出来事と言えるだろう。 ファンも「涙出る」、「流石!!」、「努力に感謝します」、「現地のみんなにチケットが渡りますように」、「本当に有難い」、「絶対勝つ!!」とコメントを寄せている。 キックオフが近づいた中、どういう結末になるかは不明。選手たちはスタジアムに到着し、着々と準備を進めている。アジアの頂点に横浜FMが立てるのか、試合は25時にキックオフを迎える。 <span class="paragraph-title">【動画】横浜FMの選手たちが決戦のスタジアムに到着!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/fmarinos?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#fmarinos</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/ACLFinal?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ACLFinal</a> <a href="https://t.co/2sBdAocxuQ">pic.twitter.com/2sBdAocxuQ</a></p>&mdash; 横浜F・マリノス (@prompt_fmarinos) <a href="https://twitter.com/prompt_fmarinos/status/1794371503804596622?ref_src=twsrc%5Etfw">May 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【煽り動画】いざアジアの頂点へ! 横浜FMが最後の戦いに挑む!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="ZSma-QRyRHQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.25 23:37 Sat

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