“クロアチアサッカー界のガン”マミッチがボスニアで逮捕!
2018.06.14 22:09 Thu
▽“クロアチアサッカー界のフィクサー”といわれた前ディナモ・ザグレブ会長のズドラフコ・マミッチ容疑者(58)が14日にボスニア・ヘルツェゴヴィナの警察によって逮捕された。フランス『レキップ』が伝えている。
▽今月6日には前述のロブレンとモドリッチが絡んだ横領、脱税事件の裁判がクロアチアで行われ、マミッチには懲役6年半の判決が下されていたものの、マミッチは同裁判に出席しておらず、ボスニア・ヘルツェゴヴィナに逃げていた。
▽だが、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ警察はクロアチアからの要請に応える形でマミッチの身柄を確保し、クロアチアの検察に引き渡すようだ。
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▽クロアチアとボスニア・ヘルツェゴヴィナの二重国籍を持つマミッチは、代理人業を通じてクロアチアサッカー界に入り込むと、2003年にディナモ・ザグレブの会長に就任。ディナモ・ザグレブではクラブ経営に取り組む傍ら代理人業を継いだ息子を操り、多くの若手に違法な条件での契約を結ばせたこと。自身の息がかかった選手の移籍金を釣り上げるため、クロアチア代表の監督選考や選手選考にまで介入するなど、クロアチアサッカー界を牛耳った。▽その後、2015年にはDFデヤン・ロブレン(現リバプール)のリヨン移籍、MFルカ・モドリッチ(現レアル・マドリー)移籍の際に「売却時の50パーセントの移籍金を選手側に分割する」との契約条項を盛り込ませ、選手側にはその受け取りを自身に譲渡するように脅しをかけた横領事件によって逮捕された。また、アーセナルやシャフタールで活躍したFWエドゥアルドに対して、生涯年俸の20パーセントを自身に手数料として支払うとの違法契約まで結ばせ、この一件でも逮捕されていた。▽だが、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ警察はクロアチアからの要請に応える形でマミッチの身柄を確保し、クロアチアの検察に引き渡すようだ。
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