ユナイテッド、ロシアのウクライナ侵攻受け、『アエロフロート』とのスポンサー契約を解消

2022.02.25 22:20 Fri
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドは25日、ロシアのウクライナ侵攻を受け、主要スポンサーのひとつである『アエロフロート・ロシア航空』との契約解消を発表した。
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ユナイテッドは今回の契約解消に際して、以下のような声明を発表している。「ウクライナでの出来事を踏まえて、アエロフロートとのスポンサー権を撤回しました」
「私たちは世界中のファンの懸念を共有し、影響を受けた人たちへのシンパシーを表明します」

ロシア軍の侵攻が始まり、激化するウクライナ情勢。すでに各地で両軍の戦闘が起こっており、国境に位置するスネーク島では、防衛に当たっていたウクライナ兵士が全員戦死したと伝えられた。また、現地時間25日未明には、首都キエフで2度の大きな爆発音があったと報告されている。
エスカレートする侵略戦争に各国、そしてサッカー界からも非難の声が湧き起こる。そんな中、ユナイテッドはロシアの民間航空会社である『アエロフロート』との契約を打ち切る方向で動いていた。

両者は2013年にスポンサーシップを結び、2017年には約4000万ポンド相当の新契約を締結。現在までの9年間で、およそ1億ポンドに及ぶスポンサー料が支払われていた模様。

現行契約は2023年まで残っているものの、ユナイテッドはクラブのイメージやブランドへのダメージを懸念。また、仮にアメリカ政府が『アエロフロート』の入国禁止を含むロシア企業への制裁を決定した場合、アメリカ人オーナーであるグレイザー家が深刻な事態に直面する恐れもあることから、早期の契約解除に踏み切った。

なお、スポンサー関連では、日本代表MF板倉滉の所属するシャルケが、胸スポンサーである『ガスプロム』社のロゴをユニフォームから外すことを発表。同企業は、天然ガスの生産・供給において世界最大のロシア企業で、今季のチャンピオンズリーグ決勝の舞台となっているガスプロム・アレナの名前も冠している。

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