「公平なドロー」2点差を追い付いてミランとドロー、ナポリ指揮官が選手たちを称える「選手たちの態度には満足」

2023.10.30 19:15 Mon
ミランとのドローもパフォーマンスを称えるガルシア監督
Getty Images
ミランとのドローもパフォーマンスを称えるガルシア監督
ナポリルディ・ガルシア監督が、ミラン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

29日、ナポリはセリエA第10節でミランとアウェイで対戦。3位につけるミランと4位につけるナポリの直接対決となった中、試合は22分、31分とオリヴィエ・ジルーの2ゴールでミランがリードを奪う。
しかし、後半に入りナポリが反撃。50分にマッテオ・ポリターノのゴールで1点を返すと、63分にはジャコモ・ラスパドーリのゴールで2-2の同点に。そのまま試合は終了し、勝ち点1を分け合うこととなった。

勝ち点差を詰めるためには勝利が必要だったナポリだったが、前半の2失点から追い付いてのドローに。ガルシア監督は、勝つチャンスもあったとしながら、ビハインドからの選手たちの奮起を称えた。

「公平なドローだろう。前半はミランに値したし、後半は我々に値した。勝つことだってできたはずだ」
「チームの反応と激しさが気に入った。試合が再開され、同点匂い付き、運が良ければ最後の瞬間にクヴァラ(クヴィチャ・クワラツヘリア)が作ったチャンスで勝つこともできたかもしれない」

「選手たちにはよくやったと言う。我々はこの試合に勝ちたかったが、強い相手と対戦したので引き分けも正しいと思う」

また、追い付いた後半の戦いについても言及。システム変更だけでなく、選手たちのプレークオリティについても称えた。

「後半フォーメーションを変え、ラスパドーリをライン間移動させてシメオネを投入した。[4-3-3]だけではなく、他の戦術的解決策もある」

「なぜなら、何よりも攻撃においては、複数のプレー方法を知っている高い質の選手たちがいるからだ。ラスパドーリ自身が証明しているようにだ」

「ポリターノとクヴァラもサイドでのプッシュがとても上手かった。マッテオはよく働き、彼のパフォーマンスにとても満足している。試合の難しい瞬間における選手たちの態度には満足している」

「彼らは彼らのプレーを示した。個性と誇りを持っており、それがとても気に入っている」

ルディ・ガルシアの関連記事

【2023-24セリエA総括】超WS選出の最優秀選手はラウタロ・マルティネス

シーズンを通して抜群の安定感を見せ付けたインテルが5試合を残して独走優勝を果たした。そのインテルの優勝を史上初めて目の前で決められてしまったミランは優勝争いに絡むことなく2位フィニッシュ。そしてセリエAの戦いに集中していたユベントスは前半戦こそインテルと競ったものの後半戦に大失速し3位で終えた。ローマ勢は監督交代でチーム状態を好転させたものの、チャンピオンズリーグ(CL)出場には届かなかった。連覇が期待された昨季王者ナポリは低空飛行が続き、10位と低迷した。一方でプロビンチャの雄アタランタ、そして古豪ボローニャがCL出場権を獲得している。 ◆際立ったS・インザーギ采配~インテル~ 開幕前には守護神オナナ、守備の要シュクリニアル、チームの心臓ブロゾビッチ、昨季終盤に復調したルカクと、センターラインの流出があったインテルだが、蓋を開けてみればセリエAで無双する結果となった。昨季のCL準優勝で現有戦力が力を付けたのに加え、新戦力として迎えたGKゾマー、FWテュラムの両選手が前任者を上回るような活躍を披露した。また分厚い選手層をうまくローテーションしながらマネジメントしていたS・インザーギ監督の采配も見逃せない。シーズン終盤まで息切れせずに乗り切れたのはS・インザーギ監督の功績が大きい。 ◆CL死の組入りが大きな負担に~ミラン~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ナポリからスクデット奪還を目指した一昨季王者は、CLで死の組に入ってしまったことがセリエAへのしわ寄せとして大きく響いてしまった。補強としてはMFラインデルス、MFロフタス=チーク、FWプリシックといずれの選手もスタメンの座を掴み、チーム力アップに貢献した。しかしパリ・サンジェルマン、ドルトムント、ニューカッスルが同居したCLの負担が大きくセンターバックを中心にケガ人が続出。そんな中でピオリ監督は何とかやり繰りし、CLから敗退して以降は復調し、セリエAでは2位フィニッシュとした。 ◆セリエA集中で前半戦まではインテルと優勝争い~ユベントス~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 不正会計によりカンファレンスリーグ出場を辞退し、来季のCL出場を目標にセリエAに絞ったユベントスは前半戦、インテルと首位争いを続けた。しかし2月に行われたインテルとの直接対決に敗れると、チーム状態は下降線の一途を辿った。結果的にCL出場、コッパ・イタリア優勝と面目は保ったものの、アッレグリ監督はシーズン終わりを待たずして解任。来季はボローニャを躍進させたモッタ監督と共に再建を図ることになる。 ◆デ・ロッシ就任で盛り返すも~ローマ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> モウリーニョ体制3季目の今季、FWルカクを筆頭に、MFアワール、MFレナト・サンチェスと実力者を補強したローマだったが、波に乗れなかった。1月にはモウリーニョ監督の解任に踏み切り、クラブのレジェンドであるデ・ロッシを新指揮官に据えた。付け焼き刃的な監督人事かに思われたが、デ・ロッシが見事ロマニスタの期待に応えた。CL出場こそ果たせなかったが、ELでは2季連続ベスト4進出と来季に期待が持てるシーズン後半戦を戦った。 ◆トゥドール就任で鎌田と共に復調~ラツィオ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季2位フィニッシュでスクデット争いの可能性も十分かと思われたサッリ政権3季目のラツィオだったが、そう甘くはなかった。CLとの連戦に耐え切れなかった面もあるが、さすがに主軸MFミリンコビッチ=サビッチの抜けた穴を埋めきるには至らなかった。期待された鎌田はチームに馴染めず大苦戦。そして3月にはサッリ監督が辞任する事態に。しかし後任として迎えたトゥドール監督が鎌田にとっても良い転機に。ボランチとして起用された鎌田はみるみるフランクフルト時代のパフォーマンスを取り戻し、新生ラツィオのプレーメーカーとして機能。CL出場には届かなかったが、ローマ同様、シーズン終盤の戦いぶりは来季に繋がるものだったと言えそうだ。 ◆連覇狙える陣容かと思いきや~ナポリ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 開幕前には連覇を狙えると予想していたナポリだったが、スパレッティ監督の退任が想像以上にマイナスに働いた。主力ではDFキム・ミンジェのみが流出しただけで戦力的には昨季とほぼ変わらず、スクデットの本命だと思われた。ルディ・ガルシア監督にしてもスパレッティ監督の戦術を踏襲し、ここまで崩れるとは予想できなかった。結局、マッツァーリ監督を約10年ぶりに呼び戻したものの復調することはなく2月に解任。スパレッティ監督の右腕として働いていたカルツォーナ氏を招へいしたが、やはり昨季のナポリの姿は取り戻せずまさかの10位で終戦となった。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWラウタロ・マルティネス(インテル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> セリエAにおいて風格を感じさせる数少ない選手。ゴールを奪うだけでなくチャンスメークの面でも長けており、貢献度が非常に高い。新たな相棒となったテュラムとも何の問題もなく好関係を築けていることが能力の高さを証明している。 ★最優秀監督 ◆シモーネ・インザーギ(インテル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> センターラインの主力流出をものともせず結果を残したのは流石だった。適切なターンオーバー敢行で主力選手の負担を軽減していた点も評価。攻守両面において安定感あるチームを作り上げた。自身初のスクデット戴冠。 【期待以上】 ★チーム ◆ボローニャ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古豪ボローニャがモッタ監督の下、5位と飛躍を遂げ、実に60季ぶりとなる欧州最高峰の舞台返り咲きを果たした。リーグ3位の堅守をベースに、オフェンス面でもFWザークツィーの懐の深いプレーを起点に厚みのある攻撃を見せたりと、攻守に完成されたチームだった。 ★選手 FWマルクス・テュラム(インテル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ルカクの代役というプレッシャーのかかる条件での加入だったが、何のその。父リリアンが活躍したセリエAの舞台で十分なパフォーマンスを見せた。父親譲りのスプリント力によってインテルのカウンターは鋭さを増し、ルカクとは違った強みをチームにもたらした。 【期待外れ】 ★チーム ◆ナポリ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 連覇が期待されただけにその反動から選出。メンツもほぼ変わっていない点も追い討ちをかける。指揮官の重要さが明確になるシーズンだった。 ★選手 ◆MFポール・ポグバ(ユベントス) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240525_15_tw12.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季を負傷で棒に振った中、復活のシーズンにしたいところだったが、まさかのドーピング違反で長期出場停止とユベンティーノの期待を裏切った。ワールドカップを制した男はこのままキャリア終了が濃厚だ。 2024.06.05 18:00 Wed

不穏ナポリ…主将ディ・ロレンツォが今夏退団希望を通知か

ナポリのカピターノが今夏にクラブを離れる可能性が浮上している。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。 イタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(30)は、24歳までアマチュアリーグのセリエDにてプレーしていた苦労人。2017年のエンポリ移籍をきっかけに日の目を浴びると、2019年に加入したナポリでは加入当初から主力として活躍。昨シーズンにはルチアーノ・スパレッティ前監督の下、カピターノとして悲願のスクデット獲得を成し遂げた。 遅咲きながらアッズーリでも右サイドの絶対的な主力に君臨し、ここにきてキャリア最高の時期を過ごしてきた30歳だが、今シーズンは一転して難しい戦いに。 個人としては公式戦46試合2ゴール8アシストと上々のパフォーマンスを見せたが、チームはルディ・ガルシア、ワルテル・マッツァーリ、フランチェスコ・カルツォーナと3人の指揮官の下で低空飛行。カップ戦早期敗退に加え、セリエAでは連覇、トップ4はおろかヨーロッパ出場圏外の10位に低迷。最終節でのカンファレンスリーグ出場権獲得の可能性は残すが、失望の1年を過ごすことになった。 そういったなか、昨年8月に2028年までの新契約にサインしパルテノペイに忠誠を誓ったかに思われたカピターノだが、迷走するクラブ運営の影響もあってか、自身のサイクルが終了を迎えたと感じているという。 そして、新スポーツディレクターのジョバンニ・マンナ氏との直近の話し合いを通じて、今夏の退団意向をすでに伝えたようだ。 なお、ナポリサイドが易々と売却を受け入れる可能性は低いと思われるが、すでに国内のライバルクラブに加えて国外の強豪クラブが同選手の動向を注視しているという。 2024.05.24 21:40 Fri

現職は続投に興味ナシ…ナポリの来季新監督は誰に? まことしやかに囁かれ出したピオリ説

ナポリの来季新監督は一体誰に…。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 昨季スクデットの立役者であるルチアーノ・スパレッティ監督(現イタリア代表)を、契約を巡るいざこざから手放したナポリ。結果的にそれはロッカールームの雰囲気悪化を招くことに。 今季開幕時のボスだった後任指揮官、ルディ・ガルシア監督は選手の信任を得られず5カ月で解任。今季2人目の指揮官として10年ぶりに再登板したワルテル・マッツァーリ監督も3カ月で解任…現在は元コーチのフランチェスコ・カルツォーナ氏がスロバキア代表監督との兼任で指揮を執る。 ただ、指導者人生最大の大舞台としてユーロ2024が控えるカルツォーナ氏。あくまで今季終了までの暫定指揮で合意したナポリとは、契約延長にいっさい興味を示していない。ナポリは水面下で来季からの新監督を探す日々だ。 現地イタリアではタイトル請負人の“超リアリスト”アントニオ・コンテ氏(54)、好戦的サッカーで名門フィオレンティーナに再び命を吹き込んだヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)、“しぶといトリノ”のイバン・ユリッチ監督(48)が候補に挙がり、地元ナポリだと前ウォルバーハンプトン監督のフレン・ロペテギ氏(57)も噂レベルではあるが取り沙汰される。 そこへミランのステファノ・ピオリ監督(58)。2021-22シーズンのスクデットでイタリア人名将の仲間入りを果たしたピオリ監督だが、特に今季は何かと批判されがちで、指揮官としての能力云々よりも、そろそろミランで“潮時”といったところか。今季限りでのお役御免が濃厚とされる。 こちらも現段階で噂レベルにすぎないものだが、「ピオリがナポリへ?」に対するネット上のナポレターニ(ナポリ人)の反応はさほど悪くない。 「ピオリならアウレリオ・デ・ラウレンティス(会長)と上手に付き合うだろう」「ロペテギはリスク。ロペテギよりピオリ」「全然いいんじゃないか」「少なくともピッチでナポリを攻略する術は持っている」 昨夏もポスト・スパレッティを巡って混迷を極め、結果的に次点ですらなかったルディ・ガルシア氏に落ち着いてしまったナポリ。今夏の指揮官人事はどのように推移するだろうか。その「過程」も大事になりそうだ。 2024.04.18 13:15 Thu

CLバルサ戦2日前にナポリに衝撃、マッツァーリ監督を電撃解任…後任は2度コーチとして所属したスロバキア代表のカルツォーナ監督

21日にチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグでバルセロナと対戦するナポリ。その2日前に衝撃が走った。 19日、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は自身のX(旧ツイッター)を更新。苦戦が続いていたワルテル・マッツァーリ監督(62)の解任を発表した。 なお、後任はスロバキア代表を率いるフランチェスコ・カルツォーナ監督(55)が就任することも決定した。 マッツァーリ監督は、2023年11月にルディ・ガルシア監督の後任として就任。17試合を指揮した中で、6勝3分け8敗と期待された結果を残せず。チームは17日のジェノア戦で1-1のドローに終わり、9位に沈んでいた。 一方カルツォーナ新監督は、マウリツィオ・サッリ監督の右腕として知られ、これまでペルージャ、アレッサンドリア、ソレント、エンポリでアシスタントコーチを務めると、2015年7月にはサッリ監督就任とともにナポリに加入。その後、カリアリでエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督の右腕になるも、2021年7月にルチアーノ・スパレッティ監督のアシスタントコーチとしてナポリに復帰。退任とともにチームをさっていた。 現在は、自身初となる監督業をスタート。スロバキア代表を率い、ユーロ2024を戦うなど、14試合で7勝4分け3敗という結果を残している。 なお、イタリアの複数メディアによれば、カルツォーナ監督は今シーズン終了までの指揮となり、スロバキア代表監督と兼任するとのこと。来シーズンは新たな監督を迎えることになるようだ。 2024.02.20 10:01 Tue

指揮官交代後もナポリの状況は好転せず…マッツァーリ監督は早くも解任危機に?

ナポリの指揮官に復帰したワルテル・マッツァーリ監督だが、早くもその立場が揺らいでいるようだ。 2009年10月から2013年5月までナポリを率いた過去を持ち、2023年11月にルディ・ガルシア監督の後任として指揮官に復帰したマッツァーリ監督。昨シーズン、ルチアーノ・スパレッティ監督の下で33年ぶりのスクデットを手にしながら今シーズン苦しんでいたチームの再建が託されることになったが、現状は芳しくない。 就任後のセリエAでは、7試合を消化して2勝1分け4敗と低迷。7日に行われた第19節のトリノ戦は0-3の完敗に終わっており、改善されない状況にファンからの批判も強まっている。 イタリア『カルチョメルカート』によると、好転しないチーム状態を受け、早くもマッツァーリ監督の立場は揺らいでいるとのこと。現時点で解任目前にまでは至っていないものの、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はアントニオ・コンテ氏の招へいを望むとも一部メディアで報じられている。 ナポリは今週の大半をトレーニングキャンプに費やす予定であり、選手たちも自宅ではなくホテルで過ごす模様。現在セリエAで9位に沈むチームがここで復調を果たせなければ、マッツァーリ監督の立場はますます危うくなるだろう。 2024.01.09 12:10 Tue

ナポリの関連記事

今季ラ・リーガ得点王ドフビクがイタリアクラブとの接触認める…ナポリやミランが候補か

ジローナのウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)はイタリア行きの可能性もあるようだ。スペイン『アス』が伝えた。 今シーズンはラ・リーガで3位フィニッシュの躍進を遂げ、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたジローナ。主砲として24ゴールの活躍を見せたドフビクは、ラ・リーガの得点王にも輝いた。 そんな189cmのストライカーにはアトレティコが関心。ジローナは2500万ユーロ(約42億3000万円)のオファーを受け取り、これをすぐさま拒否したと報じられていた。 ドフビクと2028年6月までの契約を結ぶジローナは、移籍金3500万ユーロ(約59億2000万円)を望んでいるとのこと。しかし、狙っているのは国内のクラブにとどまらず、セリエAのナポリとミランも獲得に動いているという。 ユーロ2024に向けウクライナ代表で活動中のドフビクは、代理人とイタリアのクラブとの接触の噂に対して「そうだね、彼はそのことについて話している」とコメント。クラブは明らかになっていないが、何らかの動きがあることを認めた。 また、「僕に関するニュースがあるけど、全て冷静に受け止めている」とも語ったドフビク。まずはユーロに集中し、グループステージ突破に全力を注ぐつもりだ。 「このユーロではチームとしてのポテンシャルを最大限に発揮したい。僕個人としては特別な目標は設定しない」 「少なくとも3つの難しい試合が待っているから、しっかり準備してベストを尽くさなければならない」 7日にポーランド代表との国際親善試合を行ったウクライナは、ドフビクのゴールがありながらも1-3で敗戦。11日のモルドバ代表との親善試合を経て、17日のルーマニア代表とのユーロ初戦に臨む。 2024.06.09 16:17 Sun

ナポリがミゲル・グティエレスに関心…コンテが多才な左SB獲得をリクエストか

ナポリが、ジローナのスペイン代表DFミゲル・グティエレス(22)獲得へ動きを見せているようだ。 先日にアントニオ・コンテ新監督の就任が決定したナポリ。この体制変更に伴い、チームは新指揮官の重用する[3-4-3]へのシステム変更が見込まれ、現有戦力で適任不在のウイングバックは優先度の高い補強ポジションとなる。 イタリア『カルチョメルカート』の伝えるところによれば、コンテ監督は左ウイングバックのトップターゲットとしてグティエレスを求めているという。また、真偽は怪しいものの、選手自身もこの移籍に前向きであるとも主張している。 今シーズンのラ・リーガで3位フィニッシュを成し遂げたミラクル・ジローナの中心選手であるグティエレスは、スタートポジションこそサイドバックであるものの、可変式の布陣の中でウイングバックやインテリオールの役割をカバーする多才なプレーヤー。また、単純なアスリート能力も高くマンチェスターの両雄に加え、買い戻し条項を有する古巣レアル・マドリーといった錚々たるクラブからの関心も伝えられる。 ただ、現状では選手自身の意思に加え、放出を望まないジローナとのクラブ間交渉を含め、決して簡単なオペレーションとはならないはずだ。 2024.06.08 22:00 Sat

コンテ監督就任のナポリ、トリノの人気銘柄ボンジョルノがCBの本命か

ナポリが守備強化を図ろうとしている。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じた。 アントニオ・コンテ氏の監督就任を発表したナポリ。ジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリア(23)やイタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(30)の退団阻止など、新指揮官が求めるチーム作りが公式発表前から報じられ、獲得を望む選手の名前も多数挙がっている。 そんななか、コンテ監督と共に補強を進めるスポーツ・ディレクター(SD)のジョバンニ・マンナ氏は優先事項の1つにセンターバックの獲得を掲げているとのこと。数人の選手の加入を望んでいるという。 ここ数週間のリストでトップにあるのが、欧州各国のビッグクラブが注目するトリノのイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ(25)。本人はユーロ2024に向け、イタリア代表で戦っている最中だが、コンテ監督のお気に入りDFを射止めるべく、代理人との話し合いを本格化させているという。 また、トリノに対しての最初のオファーは3500万ユーロ(約59億4000万円)+ボーナス500万ユーロ(約8億5000万円)で、資金面ではさらなる努力が必要とのこと。それでも獲得を実現すべく、前へ進んでいるようだ。 そのほか、1月にも獲得を検討していたスタッド・レンヌのベルギー代表DFアルトゥール・テアテ(24)やウディネーゼのアルゼンチン代表DFネウエン・ペレス(23)の名前も。現在アル・アハリでプレーするトルコ代表DFメリフ・デミラル(26)に加え、サイドバックではトリノのイタリア代表DFラウル・ベッラノーバ(24)にも目をつけている模様だ。 2024.06.06 16:17 Thu

チェルシーがルカク巡って求むは完全移籍オファー…その額は73億円

チェルシーはベルギー代表FWロメル・ルカク(31)の完全売却を目指しているようだ。イギリス『BBC』が報じた。 ここ2シーズンにわたり、インテル、ローマといずれもローン移籍のルカク。今季も最終的に公式戦21ゴールを積み上げたストライカーだが、依然としてチェルシーに戻る道なく、来季も他で出番を求めるのが確実視されるところだ。 といっても、チェルシーは次のマーケットで売りたく、これまでのローン話を受けつけないスタンス。求める移籍金額はおよそ3700万ポンド(約73億7000万円)で、ローマは引き留めに興味ありだが、要求額に応じれないという。 また、恩師のアントニオ・コンテ監督を招へいしたナポリや、ミランも関心を示すと報じられるが、ローマを含め、イタリアのクラブは予算的に厳しく、チェルシーがスタンスを軟化させるか否かを見極めていく必要性があるそうだ。 ちなみに、2021年夏にチェルシーが連れ戻す際に投じた移籍金額は9750万ポンド(現レートで約194億3000万円)。今回の売却でその一部を取り戻したく、売れれば週給32万5000ポンド(約6000万円)の給与削減にもなる模様だ。 2024.06.06 12:00 Thu

コンテ新監督たっての希望? ケフラン・テュラム獲得へナポリが本腰か

ナポリがU-23フランス代表MFケフラン・テュラム(23)の獲得へ本腰か。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 偉大なるリリアン・テュラム氏の次男、ケフラン・テュラム。今季は兄マルクスが若い日の父も躍動したイタリアでセリエA優勝を成し遂げ、ケフランもこれに続けと言わんばかりにビッグクラブ移籍の噂が存在する。 昨年父と兄に続いてA代表デビューを飾ったなか、現在はパリ五輪を控えたU-23代表候補に選出され、順当に行けば本大会行き当確か。 その最中、自身の生まれ故郷でもあるイタリアでは、アントニオ・コンテ新監督を迎えたナポリがケフランに対する関心を強めているといい、これは指揮官たっての希望だという。 現ナポリの中盤を支える1人はスロバキア代表MFスタニスラブ・ロボツカだが、どうやらコンテ新監督が自らのサッカーに合致しないタイプだと捉えた模様。若くてフィジカル能力に長けたケフランをご所望のようだ。 ケフランと現所属ニースの契約は25年6月までとなっており、5年間所属する選手側に延長の意志なし。本来、今夏望んでいたのはパリ五輪よりもユーロ2024…ステップアップの意向が強まっているとされる。 なお、イタリアではケフランに関心を寄せるクラブが多数。兄が所属するインテル、父の古巣ユベントス、そしてミラン…ただ、いずれも代替案としてのケフランで、最も関心度合いが高いのがナポリとされている。 また、ナポリはケフランの代替案として、バレンシアのU-21スペイン代表MFハビ・ゲラ(21)をリストアップしているとのことだ。 2024.06.05 20:35 Wed

セリエAの関連記事

WG補強目指すローマ、今季ブンデスで8G13Aのアタッカーに関心

ローマが、ハイデンハイムに所属するドイツ代表FWヤン=ニクラス・ベステ(25)の獲得に動いているようだ。 新シーズンに向けてウイングポジションの補強を狙うジャッロロッシ。これまではトップターゲットと目されるユベントスFWフェデリコ・キエーザ、ナポリFWマッテオ・ポリターノ、サッスオーロFWアルマン・ロリエンテのセリエA勢、リールFWエドン・シェグロヴァ、ニースFWジェレミー・ボガらリーグ・アンでプレーする選手が獲得候補として名を連ねる。 そのリストに新たに加わったのが、ブンデスリーガで活躍する左サイドのスペシャリストだ。 ドルトムントの下部組織出身でブレーメンにも在籍したベステは、ドイツの年代別代表の常連ではあったものの、なかなかトップカテゴリーでは芽が出ず。オランダのFCエメン、ドイツ3部のヤーン・レーゲンスブルクへの武者修行を経て2022年夏に当時2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハイデンハイムに完全移籍した。 すると、加入1年目で主力としてブンデスリーガ昇格に貢献すると、1部デビューを果たした今シーズンは31試合8ゴール13アシストと圧巻の活躍。下馬評では残留争いが見込まれたチームの8位躍進の立役者となった。この活躍によって今年3月にはドイツ代表に初招集されていた。 キャリア初期のサイドバックからサイドハーフを経て、現在は左ウイングを主戦場としており、順足のウイングとして鋭い縦への仕掛けや高精度の左足のキックを武器にチャンスメーク、フィニッシャーとして存在感を示している。 なお、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ローマはベステに確かな興味を示しており、今夏のサプライズ補強となる可能性があると報じている。 移籍金に関しては約1000万ユーロ(約16億8000万円)程度が見込まれており、ローマにとって十分に支払える金額だとしている。 2024.06.11 20:37 Tue

イタリア復帰熱望のザニオーロ、ユベントスも獲得を真剣に検討か

ガラタサライに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)に対して、ユベントスが関心を示しているようだ。 昨夏、ガラタサライから買い取りオプション付きのレンタル移籍でアストン・ビラに加入したザニオーロ。即戦力として大きな期待が寄せられていたが、ウナイ・エメリ監督の下で躍進を遂げたチームで思うような出場機会を確保できず、公式戦39試合出場で2ゴールの成績を残すも、プレミアリーグでの先発は9試合にとどまった。 ビラは買い取りオプションを行使せず、今夏に2027年夏まで契約を残すガラタサライへ戻ることが決定したザニオーロ。ただし、今夏の移籍は濃厚とされており、ビジャレアルやアタランタ、フィオレンティーナが関心を示していた。 そんな中で、イタリア『カルチョメルカート』によると、ユベントスもザニオーロの獲得を検討している模様。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントーリ氏は同選手を評価しており、具体的なオファーに発展する可能性もあるようだ。 ザニオーロもまた、イタリア復帰を熱望。ユベントスはまずアタランタのオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)、ボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)の契約を優先する予定ではあるが、その後にザニオーロの交渉が開始されるかが注目される。 2024.06.11 16:10 Tue

ドウグラス・ルイス獲得へ向かうユベントス、マッケニーにイリング・ジュニアもアストン・ビラ行きか

ユベントスがブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)の獲得に向け、アストン・ビラとの交渉を進めているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 監督就任発表が間近とみられるチアゴ・モッタ氏との来シーズンに向け、中盤の補強に動くユベントス。ドウグラス・ルイスの獲得を目指しており、アメリカ代表MFウェストン・マッケニー(25)が取引に含まれると報じられていた。 両クラブは移籍成立に向け、頻繁に連絡を取り合っているようで、交渉は順調に進んでいるとのこと。ビラは現在、マッケニーに加え、U-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)も要求しているという。 また、この2選手に加え、約2000万ユーロ(約33億9000万円)の金銭も望んでいる模様。ユベントスはこの額の引き下げに取り組んでいるようだ。 ドウグラス・ルイスはプレミアリーグで4位フィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたアストン・ビラの主力。しかし、前年度に多額の損失を計上しているクラブは、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する恐れがあり、このブラジル人MFが売却候補の1人に挙がっていた。 一方、マッケニーはユベントスにレンタルバックして今シーズンに臨み、マッシミリアーノ・アッレグリ元監督に重宝されたものの、現行契約が残り1年。クラブは契約更新へ向かったものの、給与面で折り合いがつかず、延長交渉はストップしたとみられている。 また、途中出場をメインとしながら公式戦27試合に出場したイリング・ジュニアも、契約期間が残り1年を切ろうとしている状況。売却やむなしと考えられ、1月にも補強資金に繋げるための移籍の可能性があった。 2024.06.11 15:10 Tue

キエーザ獲得目指すローマが代理人と接触予定も…選手側はユーロ終了後まで態度保留か

ローマがユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)の獲得を熱望しているようだ。 2020年夏にフィオレンティーナから加入して以来、大ケガに見舞われながらもチームの主力として活躍してきたキエーザ。今シーズンも公式戦37試合10ゴール3アシストを記録した一方で、クラブとの契約は残り1年を切ろうとしている。 しかし、ユベントスとキエーザの契約交渉は金銭面で折り合いがつかず停滞中。加えて、チームへの就任が確実視されるチアゴ・モッタ監督はキエーザを構想に含めていないとも報じられており、今夏売却の可能性が高まっている。 そんな中で、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、獲得を熱望するローマがキエーザの代理人と会談する予定とのこと。ただし、選手側はすぐさま去就について決断を下すつもりはないようだ。 キエーザは今月から開催されるユーロ2024にて、自身の価値を高めたい模様。これにより、モッタ監督からの評価に変化が生じることを期待しているほか、より多くのクラブから関心を集めたい考えだという。 ローマとしては、それでも粘り強くキエーザ獲得の可能性を探る意向であり、今後の動きが注目されている。 2024.06.11 12:40 Tue

ユナイテッドが新契約打診も…アカデミー出身フォーソンがモンツァにフリー加入へ

マンチェスター・ユナイテッドのU-20イングランド代表FWオマリ・フォーソン(19)がイタリアに渡るようだ。 ユナイテッドアカデミー産のウインガーは今年1月のFAカップでシニアデビューしてから、2月のプレミアリーグでも初出場。その試合で決勝アシストをマークしたりと爪痕も残し、最終的にトータルで7試合に出場した。 ウィリー・カンブワラとともに今後が楽しみな才能の1人だが、今季が契約最終年。ユナイテッドからは先日に新契約を打診した旨が明らかにされ、動向が注目されたが、フリーでの新天地行きを決断した模様だ。 移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍先はモンツァで、2028年夏までの契約に合意。来季からセリエA挑戦を果たすという。 なお、アドリアーノ・ガッリアーニ氏が最高経営責任者(CEO)を務めるモンツァは今季のセリエAを12位でフィニッシュ。初昇格から2年連続の残留に成功している。 2024.06.11 10:15 Tue

記事をさがす

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly