豪快ジャンピングボレー!ブラジルのトリックスター、ロビーニョがミランで決めたアクロバティックゴール/2011-12【インクレディブル・ゴールズ】

2021.03.14 18:00 Sun
Getty Images
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。今回は元ブラジル代表FWロビーニョミランで決めたゴールだ。
◆トリックスターの豪快ボレー

名門サントス出身のロビーニョは2005年若くしてレアル・マドリーに加入。その後マンチェスター・シティでのプレーを経て、2010年夏にミランに加入した。

抜群のドリブルテクニックと多彩なフェイントで人気を博したロビーニョだが、2012年1月26日に行われたコッパ・イタリア準々決勝のラツィオ戦では、豪快なゴールを決めている。

0-1とミランビハインドの15分、右サイドでボールを持ったDFイグナツィオ・アバーテがクロスを入れる。ボックス内のMFアレクサンダー・メルケルが潰れながらもボールをボックス内に残すと、高く上がったボールに対していち早く反応したロビーニョが豪快なジャンピングボレー。至近距離からの豪快なゴールをゴール上部のネットに突き刺してみせた。
このゴールで流れを握ったミランがすぐさま逆転に成功。終盤にも追加点を加え、3-1で勝利している。

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ロビーニョ、アウベス…続くブラジル代表スターの性犯罪に協会が声明「恥ずべきこと」

ブラジルサッカー連盟(CBF)が、元ブラジル代表選手による性犯罪に関しての声明を発表。糾弾した。 全てのワールドカップに出場しており、王国としてサッカー界を牽引しているブラジル。多くのスター選手がこれまで生まれ、伝統的にスター選手を輩出していることは誰もが知るところだ。 しかし、その栄光に泥を塗る行為が続くことに。元ブラジル代表FWロビーニョ、DFダニエウ・アウベスに相次いで性的暴行の疑惑が浮上。そして、この3月に両名ともに有罪判決が降っていた。 ロビーニョは2013年に、アウベスは2022年にそれぞれ別の事件で性的暴行と強姦の容疑で捜査を受け、実刑判決が下されることとなった。 両者ともにブラジル代表を支えたかつてのスター選手。その2人が起こした事件について、CBFのエドナルド・ロドリゲス会長が痛烈に批判する声明を発表。「恥ずべきこと」と糾弾した。 「ロブソン・デ・ソウザ(ロビーニョ)とダニエウ・アウベスの決定的な有罪判決により、ブラジルサッカー界で最も有害なシナリオの1つに終止符が打たれた」 「我が国の最も偉大な文化的象徴の1つであるブラジル代表チームのスター選手だった選手が関与した2つの事件は、犯人である2人の有罪判決で終わるわけには行かない」 「被害者の勇気ある態度が、この秩序の野蛮さに直面して沈黙を保たないように、ますます多くの女性を奮い立たせることが不可欠である」 「それ以上に、男らしさが蔓延する環境では、我々男性が性暴力だけでなく、あらゆる種類の暴力と戦う最前線に立つ必要がある」 「CBF、その全ての理事、およびブラジル代表チームの技術委員会は、元選手たちが犯した2つの残忍な犯罪の被害者たちとの連帯を表明する」 「ブラジルの選手がフィールドで着ている黄色いシャツは、単なるユニフォームではない。サッカーがブラジルにとって単なるスポーツではないのと同様だ。そこに表現されている国全体の感情や価値観を守るかどうかは、それを着る人次第だ」 「アスリートがスポーツを通じて達成したことが何らかの罰から身を守ってくれるだろうと信じ、この種の倒錯行為を平気で行うのは恥ずべきことである」 「ヨーロッパでは、残念なことにヴィニシウス・ジュニオールに対して見てきたように、国籍を問わず、ファンが人種を理由にブラジル人選手を平気で侮辱するのは同様に恥ずべきことだ」 「CBFはこれまで、毅然とした態度で、対処されずにスポーツ環境に入ってきた暴力と闘うために行動してきた。ファンの戦いに動機付けられた人種差別、同性愛嫌悪、暴力との戦いは、活動の全ての分野で横断的な方法で優先事項とされてきた」 2024.03.26 12:05 Tue

元セレソンのロビーニョが母国でも9年の実刑判決…2013年にミラノで集団強姦の疑い

元ブラジル代表FWロビーニョ(40)が、ブラジルで有罪判決を受けた。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。 ロビーニョはミランに在籍した2013年、ミラノ市街のナイトクラブで22歳のアルバニア人女性を集団で強姦した疑いがかけられ、イタリアでは2017年に9年間の禁固刑が言い渡された。 この判決を不服としたロビーニョ側は控訴。しかし、2020年12月の控訴審で敗訴すると、2022年にローマの最高裁判所はロビーニョ側の上告を棄却し、判決が確定となった。 ところが、ロビーニョはブラジル憲法第5条で国民の引き渡しが禁止されているブラジルに滞在していたこともあり、今に至るまで収監はされておらず。イタリア政府は9年の実刑判決の執行を、ブラジルの法の下で許可するよう要請していた。 そんな中で21日、ブラジルの高等裁判所もロビーニョに対して9年の実刑判決を言い渡すことに。ただし、ロビーニョ側が上訴する可能性もあることから、即座の収監とはならないようだ。 ロビーニョはかつてレアル・マドリーやマンチェスター・シティ、広州恒大(現・広州FC)で活躍。トルコでのプレーを経て、2020年10月からサントスに復帰したが、事件発覚によってプレーすることはなかった。 2024.03.21 10:20 Thu

ガビゴルが南米王者フラメンゴとの契約を5年延長へ! 欧州再上陸は検討せずか

ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(26)がフラメンゴと長期契約を結ぶ見通しだ。ブラジル『グローボ』が伝えている。 ガビゴルの愛称で親しまれるガブリエウ・バルボサ。ペレ氏やロビーニョ氏、そしてブラジル代表FWネイマールを育て上げた名門クラブ・サントスでその名を知らしめ、18歳でインテルへと移籍。若くして欧州上陸を果たした。 しかし、人生初の国外生活に馴染めず、ピッチでの活躍はおろか、うつ病に苦しむことに。ベンフィカへの1年レンタルでも復活の兆しは見えず、わずか1年半でサントスに出戻ることとなり、2019年1月にはフラメンゴへと完全移籍した。 それでも、フラメンゴ加入後はブラジル国内を代表する点取り屋へと成長。クラブ通算227試合の出場で137ゴールを叩き出し、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部リーグ)、南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスでそれぞれ2度ずつ優勝を経験している。 また、現在は中東行きの可能性が取り沙汰されているものの、フラメンゴに売却の意志は一切なし。ガビゴルとの契約は2024年12月までとなっており、両者は5年間の延長に向けて協議をスタート。両者とも合意を楽観視しており、年俸総額も現在から50%以上増えるとみられている。 5年間の契約延長が成立し、これを全うするとなった場合、ガビゴルは2019~29年まで10年以上フラメンゴに在籍することに。欧州再上陸は検討していないのかもしれない。 2023.07.14 16:54 Fri

イタリア政府がロビーニョに対する9年の禁固刑の実行をブラジル当局に要請、集団強姦で昨年有罪判決

イタリア政府は、強姦罪で有罪判決を受けた元ブラジル代表のロビーニョに対する9年の実刑判決を執行するよう、ブラジルに要請した。ブラジル『Uol』が伝えている。 ロビーニョは2013年1月にミラノでアルバニア人の若い女性を集団で強姦した罪により、昨年1月にイタリアの裁判所から9年間の禁固刑が言い渡された。 だが、当時から現在に至るまでブラジルに滞在しているロビーニョに刑の実行は難しくなっており、また、イタリア政府は昨年9月に身柄引き渡しを要請したが、ブラジル憲法第5条で国民の引き渡しが禁止されているため、同年11月に拒否された。 しかしこの度、カルロ・ノルディオ法務大臣が、ミラノ裁判所の判決によってロブソン・デ・スーザ(ロビーニョ)に課せられた9年の実刑判決の執行をブラジルの法の下で許可するよう、ブラジルの管轄司法当局に書簡を送付したという。 これが受理されれば、元ブラジル代表の39歳は収監されることになるが、果たして結末は。 2023.02.18 20:50 Sat

世界屈指の辣腕代理人ミーノ・ライオラ氏が54歳で逝去…家族が公式声明で訃報伝える

世界屈指の顧客を持ち、辣腕代理人として知られるミーノ・ライオラ氏(享年54)が逝去した。同氏の公式SNSが4月30日に家族による声明という形で訃報を伝えた。 ライオラ氏は、肺の疾患で今年1月にイタリアの病院に入院。治療を受けていた中、ここ数週間は病状が悪化。そして、28日にはイタリアメディアを中心にヨーロッパの複数メディアが他界したと一斉に報じた。 その直後には右腕でもあるホセ・フォルテス・ロドリゲス氏、主治医であるアルベルト・ザングリロ氏が一連の報道を否定。さらに、同氏の公式SNSでも、「疑惑をかけられている人の現在の健康状態:彼らは、私を4カ月で2度殺した。腹を立てている。そして、生き返ることも可能なようだ」と、本人か家族による投稿かは不明だったが、改めて否定がされていた。 しかし、病状自体はやはり深刻なものだったようで2日後に家族の声明によって逝去が伝えられた。 「この度、ミーノが、フットボール界で最も思いやりのある、素晴らしいエージェントを亡くしました」 「ミーノは最後まで、プレーヤーたちを守るために交渉の場に立つのと同じ強さで戦ってくれました。いつも通り、ミーノは私たちを誇り高くしてくれましたが、それを自覚することはありませんでした」 「ミーノは仕事を通じて多くの人の人生に触れ、現代フットボールの歴史に新たな一章を刻みました。彼の存在は永遠に惜しまれることになると思います」 「ミーノのフットボールをプレーヤーにとってより良い場所にするという使命は、変わらぬ情熱で続いていくことでしょう」 イタリアで生まれたライオラ氏は、家族とともに移住したオランダで育ち、通訳としてサッカーに関わることに。その後、ジョルジュ・メンデス氏らと共にフットボール界で最も有名な代理人となった。 当初は、元オランダ代表FWデニス・ベルカンプをはじめとしたオランダ人の代理人を務めていた中、ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチや、マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバ、ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドなど世界中の選手の代理人を務めるまでに成長。 元イタリア代表FWマリオ・バロテッリや元ブラジル代表FWロビーニョ、ベルギー代表FWロメル・ルカク、オランダ代表DFマタイス・デ・リフト、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマなど、世界有数の選手を顧客に抱えていた。 また、アメリカ『フォーブス』によれば、2020年には8500万ドル(約111億2200万円)を稼いでいるとされ、高額な報酬を選手の売買で得ていたことが度々問題視されていた。 今夏の移籍市場では、ハーランドの去就を巡って忙しい日々を過ごすとみられていたが、その前に帰らぬ人となってしまった。 <span class="paragraph-title">【画像】公式SNSで家族が訃報伝える</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr"><a href="https://t.co/xuZWBNA62N">pic.twitter.com/xuZWBNA62N</a></p>&mdash; Mino Raiola (@MinoRaiola) <a href="https://twitter.com/MinoRaiola/status/1520403579311464449?ref_src=twsrc%5Etfw">April 30, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2022.04.30 23:50 Sat

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今季ラ・リーガ得点王ドフビクがイタリアクラブとの接触認める…ナポリやミランが候補か

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セリエA史上最年少デビュー…ミランの16歳カマルダがプロ契約! 年俸は…

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ドウグラス・ルイス獲得へ向かうユベントス、マッケニーにイリング・ジュニアもアストン・ビラ行きか

ユベントスがブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)の獲得に向け、アストン・ビラとの交渉を進めているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 監督就任発表が間近とみられるチアゴ・モッタ氏との来シーズンに向け、中盤の補強に動くユベントス。ドウグラス・ルイスの獲得を目指しており、アメリカ代表MFウェストン・マッケニー(25)が取引に含まれると報じられていた。 両クラブは移籍成立に向け、頻繁に連絡を取り合っているようで、交渉は順調に進んでいるとのこと。ビラは現在、マッケニーに加え、U-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)も要求しているという。 また、この2選手に加え、約2000万ユーロ(約33億9000万円)の金銭も望んでいる模様。ユベントスはこの額の引き下げに取り組んでいるようだ。 ドウグラス・ルイスはプレミアリーグで4位フィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたアストン・ビラの主力。しかし、前年度に多額の損失を計上しているクラブは、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する恐れがあり、このブラジル人MFが売却候補の1人に挙がっていた。 一方、マッケニーはユベントスにレンタルバックして今シーズンに臨み、マッシミリアーノ・アッレグリ元監督に重宝されたものの、現行契約が残り1年。クラブは契約更新へ向かったものの、給与面で折り合いがつかず、延長交渉はストップしたとみられている。 また、途中出場をメインとしながら公式戦27試合に出場したイリング・ジュニアも、契約期間が残り1年を切ろうとしている状況。売却やむなしと考えられ、1月にも補強資金に繋げるための移籍の可能性があった。 2024.06.11 15:10 Tue

キエーザ獲得目指すローマが代理人と接触予定も…選手側はユーロ終了後まで態度保留か

ローマがユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)の獲得を熱望しているようだ。 2020年夏にフィオレンティーナから加入して以来、大ケガに見舞われながらもチームの主力として活躍してきたキエーザ。今シーズンも公式戦37試合10ゴール3アシストを記録した一方で、クラブとの契約は残り1年を切ろうとしている。 しかし、ユベントスとキエーザの契約交渉は金銭面で折り合いがつかず停滞中。加えて、チームへの就任が確実視されるチアゴ・モッタ監督はキエーザを構想に含めていないとも報じられており、今夏売却の可能性が高まっている。 そんな中で、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、獲得を熱望するローマがキエーザの代理人と会談する予定とのこと。ただし、選手側はすぐさま去就について決断を下すつもりはないようだ。 キエーザは今月から開催されるユーロ2024にて、自身の価値を高めたい模様。これにより、モッタ監督からの評価に変化が生じることを期待しているほか、より多くのクラブから関心を集めたい考えだという。 ローマとしては、それでも粘り強くキエーザ獲得の可能性を探る意向であり、今後の動きが注目されている。 2024.06.11 12:40 Tue

ユナイテッドが新契約打診も…アカデミー出身フォーソンがモンツァにフリー加入へ

マンチェスター・ユナイテッドのU-20イングランド代表FWオマリ・フォーソン(19)がイタリアに渡るようだ。 ユナイテッドアカデミー産のウインガーは今年1月のFAカップでシニアデビューしてから、2月のプレミアリーグでも初出場。その試合で決勝アシストをマークしたりと爪痕も残し、最終的にトータルで7試合に出場した。 ウィリー・カンブワラとともに今後が楽しみな才能の1人だが、今季が契約最終年。ユナイテッドからは先日に新契約を打診した旨が明らかにされ、動向が注目されたが、フリーでの新天地行きを決断した模様だ。 移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍先はモンツァで、2028年夏までの契約に合意。来季からセリエA挑戦を果たすという。 なお、アドリアーノ・ガッリアーニ氏が最高経営責任者(CEO)を務めるモンツァは今季のセリエAを12位でフィニッシュ。初昇格から2年連続の残留に成功している。 2024.06.11 10:15 Tue

ヴェローナ、今季残留に導いたバローニ監督の退任を発表

エラス・ヴェローナは10日、マルコ・バローニ監督(60)の退任を発表した。 ベネヴェントやフロジノーネ、レッジーナなど多くの国内クラブで指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、昨夏にヴェローナの監督に就任したバローニ監督。 2023-24シーズンは開幕連勝を飾るなど好スタートを切ったが、第3節のサッスオーロ戦で初黒星を喫すると、以降の14試合は5分け9敗と大不振に陥り、降格圏の19位と低迷。 さらに今冬の移籍市場では、チームトップの6ゴールを挙げていたFWシリル・ウンゴニエ(→ナポリ)やMFフィリッポ・テラッチアーノ(→ミラン)、DFイサク・ヒエン(→アタランタ)らを引き抜かれたが、シーズン後半戦では6勝を挙げるなど巻き返しに成功。最終的に9勝11分け18敗の13位でシーズンを終え、チームをセリエA残留に導いた。 なお、後半戦の手腕が評価されたバローニ監督には、イゴール・トゥドール監督が辞任したラツィオが接触しており、同クラブのクラウディオ・ロティート会長は『Il Messeggero』のインタビューで「バローニがラツィオの新監督になる」と明言していた。 2024.06.11 07:00 Tue

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