盟友・メルテザッカーが不遇のエジル問題に言及「ピッチ外で多くの変化があった」

2020.10.19 21:36 Mon
Getty Images
アーセナルのアカデミーでチーフを務める元ドイツ代表DFペア・メルテザッカー氏が、盟友である元ドイツ代表MFメスト・エジルについて語った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えた。

長らくアーセナルの攻撃の中心として活躍してきたエジル。クラブ内での最高給を受け取っており、ゲームメイクやアシスト力はワールドクラスと評されてきた。
しかし、近年は出場機会が減少。パフォーマンスの低下も叫ばれる中、ミケル・アルテタ監督就任後は一時的に出場機会を得ていた。

そんな中、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けてリーグが中断。その後再開したが、そこからエジルは1秒も出場していない。

さらに、今シーズンは一度もメンバー入りしていない他、ヨーロッパリーグの登録メンバーからも除外されており、構想外の状態が続いている。
アルテタ監督は外国籍選手が多いことから、苦渋の決断でエジルをリストから外したとコメント。一方で、テクニカル・ディレクターのエドゥ氏と共に「ファーストチームでプレーするレベルではない」とエジルの問題も指摘していた。

そんな中、かつてはチームメイトとしてもプレーしてきたメルテザッカー氏が『Klick and Rush』のポッドキャストでコメント。今年に入ってからエジルには、ピッチ外で大きな変化があり、それがプレーに影響を与えていると語った。

「フィールドから離れた場所では多くの変化があった」

「彼は結婚し、家族がいる。おそらく彼がフォーカスする部分が変わったんだろう。それでも、彼はサッカーができることに喜びを感じているよ」

「彼は私がブレーメン、アーセナル、そしてドイツ代表の3つのチームで共にプレーした唯一の選手だ。だから、彼が今プレーさせてもらえない状況にあることをとても残念に思うよ」

メルテザッカーによれば、エジルは3月に第一子を授かったとのこと。この事が人生における転機になった可能性があり、フィールド上でのパフォーマンスに影響を与えている可能性があると考えられるようだ。

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33年間在籍、アーセナルの育成を支えたU-23のボールド監督が退団

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アーセナルがFWレオ・メッソを獲得! 今夏最初の補強は10歳のレフティー、アカデミーでプレー

アーセナルのアカデミーは、10歳の少年レオ・メッソくんを獲得した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 バルセロナのリオネル・メッシを彷彿とさせる名前の少年は、ロンドン生まれのケニア人の少年で、これまではウェストハムのアカデミーでプレーしていたという。 また、メッシとメッソくんが似ているのは名前だけでなく、メッシと同じFWで左利きとのことだ。 メッソくんは19日、父親とともにチームのトレーニング施設などを見学した後にクラブとサイン。元ドイツ代表DFで現在はアーセナルのアカデミーでマネージャーを務めるペア・メルテザッカー氏とも2ショットを撮影。アーセナルのアカデミーでは9番を背負うことになり、ユニフォームを手にしている。 <span class="paragraph-title">【写真】レオ・メッソくん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Arsenal have signed 10-year-old Kenyan youngster Leo Messo. <a href="https://t.co/vgYBZanQBC">pic.twitter.com/vgYBZanQBC</a></p>&mdash; Chris Wheatley (@ChrisWheatley_) <a href="https://twitter.com/ChrisWheatley_/status/1395025313063706630?ref_src=twsrc%5Etfw">May 19, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.05.21 21:30 Fri

氷漬けのエジル、代理人がアーセナルを口撃 「ファンに真実を」

元ドイツ代表MFメスト・エジルの代理人がアーセナルを口撃した。 2013年夏にレアル・マドリーから加入して以降、絶対的な司令塔に君臨したエジルは昨季途中に誕生したミケル・アルテタ新体制の当初こそレギュラーの座に返り咲いたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う中断明けから出番が激減。今季も出番なしの状況が続くなか、先日にプレミアリーグとヨーロッパリーグ(EL)の登録メンバー外が明らかになった。 そうしたなか、エルクト・ソグト氏が『ESPN』の独占インタビューに応対。そのなかで、アーセナルが決断したエジル外しはファンに対しても不親切な誠意なきものだと主張した。 「アーセナルのファンは正直な説明を受けるべき。(アルテタが)『私が失敗した』と言うだけじゃなくね。エジルが失敗したんじゃない。公平さ、誠実さ、透明性、常に忠誠を示した選手に対する接し方に失敗したんだ」 「彼がフェアに扱われていないのは周囲の誰もが知っていること。今季の彼はチャンスすらもらえなかった。契約が残っているのであれば、残留して自分の居場所を争う選択肢を持っても良いはずだ。メストにはそれすら与えてもらっていない。なぜフィットしていなかったり、コミットしていなかったりする選手を2度にわたり、90分間を通じてベンチに座わらせたんだ?」 「誰しもが『彼は良い練習を積めている』と言う。ペア・メルテザッカーは公の場でそう言った。私は少なくとも5人のチームメイトから話を聞いたが、皆が口を揃えて『素晴らしいトレーニングができている』と言っている。メストのことを『ベストプレーヤーのひとり』だとも言い、なぜメンバー外なのか理解できていないみたいだ。だから、練習の問題じゃないはずだ」 「ピッチ上の問題じゃないなら、理由は何なのだろうか? アーセナルのファンに対して、相応しい真実を話すべきで、そうじゃないなら、だんまりを決め込むことだ」 2020.10.24 10:30 Sat

10年ぶりにドイツとスペインが激突! ユーロ2008決勝で決めたフェルナンド・トーレスの決勝ゴールを覚えている?

今夜開幕を迎えるUEFAネーションズリーグ。2018年から2019年にかけて行われた前回とはフォーマットが変更され、各グループ4カ国の総当たり戦となる。 最上位にあたるAリーグでは、いきなりドイツとスペインが激突する。両者が直近の公式戦で相まみえたのは、2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)準決勝。その前がユーロ2008の決勝だ。 <div id="cws_ad">◆トーレスの決勝ゴールをマルチアングルで<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJTUmZZVXd6NSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> どちらの試合もスペイン代表が1-0で勝利をおさめているが、中でも印象的だったのはユーロ2008の決勝だろう。 2006年の自国開催のワールドカップで結果を残せなかったドイツは、ユルゲン・クリンスマン監督の後を継いだヨアヒム・レーブ監督が率いて臨んだ大会。スペインはルイス・アラゴネス監督が率い、久々にタイトルを獲得できるチームとして臨んだ。 当時のドイツ代表は、MFミヒャエル・バラックやFWミロスラフ・クローゼ、MFバスティアン・シュバインシュタイガーらが名を連ね、ヴィッセル神戸でプレーしたFWルーカス・ポドルスキもプレー。決勝でもスタメンに名を連ねていた。 一方のスペイン代表は、GKイケル・カシージャスやDFカルレス・プジョール、MFチャビ・エルナンデス、MFダビド・シルバなどがプレー。ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタ、元サガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレスも決勝のピッチに立っていた。 この後黄金期を迎える両代表だが、この試合で決勝ゴールを挙げたのはサガン鳥栖にも所属したFWフェルナンド・トーレスだった。 チャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、ダビド・シルバ、セスク・ファブレガスという4人のゲームメイカーの前に1トップで先発出場したトーレスは32分、チャビのスルーパスに反応すると、相手DFフィリップ・ラームの大外を回りながらも持ち前のスピードで追いつき、飛び出してきたGKイェンス・レーマンの目の前でボールに触り、無人のゴールへと押し込んだ。 ドイツ代表に勝利したスペイン代表は、44年ぶり2回目のユーロ優勝を果たすと、2010年の南アフリカ・ワールドカップ、2012年のユーロも制覇し、史上初となる主要国際大会3連覇を達成。“無敵艦隊”とは名ばかりだったスペイン代表の黄金期のスタートとなった大会だった。 ちなみに、当時のメンバーで今回も代表に招集されているのはレアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモス(34)のみ。ドイツ代表は、レーブ監督以外全員が入れ替わっている。 10年ぶりの対戦となるドイツ代表とスペイン代表の一戦は、日本時間3日の27時45分キックオフだ。 ドイツ代表 0-1 スペイン代表 0-1 32分:フェルナンド・トーレス(スペイン代表) ドイツ代表 GK:イェンス・レーマン DF:アルネ・フリードリヒ、クリストフ・メツェルダー、ペア・メルテザッカー、フィリップ・ラーム(→46 マルセル・ヤンセン) MF:トーマス・ヒツルスペルガー(→57 ケビン・クラニー)、トルステン・フリンクス MF:バスティアン・シュバインシュタイガー、ミヒャエル・バラック、ルーカス・ポドルスキ FW:ミロスラフ・クローゼ(→78 マリオ・ゴメス) 監督:ヨアヒム・レーブ スペイン代表 GK:イケル・カシージャス DF:セルヒオ・ラモス、カルロス・マルチェナ、カルレス・プジョール、フアン・カピデビラ MF:マルコス・セナ MF:ダビド・シルバ(→66 サンティ・カソルラ)、セスク・ファブレガス(→64 シャビ・アロンソ)、チャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ FW:フェルナンド・トーレス(→78 ダニ・グイサ) 監督:ルイス・アラゴネス 2020.09.03 18:35 Thu

メルテザッカーが更なる若手育成に意欲「アルテタを悩ませたい」

アーセナルのアカデミーで指揮を執るペア・メルテザッカー監督が、更なる育成に意欲を見せた。イギリス『ミラー』が伝えている。 近年多くの逸材をトップチームへ輩出しているアーセナルのアカデミー。今シーズンは、MFジョー・ウィロック(20)、FWレイス・ネルソン(20)、FWブカヨ・サカ(18)、FWエディ・エンケティア(20)らがその代表格としてトップチームで活躍している。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ5Q05sVVZReiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 2011年からアーセナルでプレーし、2018年の現役引退と同時にアカデミーの指揮官に就任したメルテザッカー監督は、YouTube上でのインタビューで今後も才能ある若手を輩出させるとコメント。「アルテタを悩ませること」が仕事だと語った。 「我々はミケル・アルテタをできる限り悩ませたいと思っている」 「彼に『アカデミーで何が起こっているんだ?』と思わせるくらいにしたいね。毎年2、3名の選手をピッチに送り出したい」 「同時に我々は彼が求めるスタンダードを理解しているし、彼が目指すスタイルも理解している。だから、私は選手たちにしっかりと準備させなければいけないし、トップチームの環境に適応できるように育てなれけばならない」 かつては補強を繰り返すことでチーム力を上げたアーセナル。アーセン・ヴェンゲル監督が率いていた晩年からは下部組織の育成にシフトしていたが、結果が伴わない状況が続いている。アーセナルらしさを取り戻すべく、補強と育成のバランスを取ることができるのか、メルテザッカー監督の仕事ぶりにも注目だ。 2020.05.13 14:40 Wed

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「一部は僕で、一部はメディカルスタッフのせい」 ユーロ行きに滑り込みのショー、今季のケガを語る

イングランド代表DFルーク・ショーがマンチェスター・ユナイテッドでのケガを振り返った。 2014年夏のユナイテッド入りからケガに苦しみながらも左サイドバックの一番手をほしいがままとするショー。昨季もユナイテッドでの自己ベストに並ぶ公式戦47試合に出場したが、今季は筋肉系の故障を繰り返し、トータルでも15試合のプレーに終わった。 痛かったのは2月中旬に行われたプレミアリーグ第24節のアストン・ビラ戦でアクシデント交代したにもかかわらず、翌節のルートン・タウン戦も先発したこと。結果、ルートン戦では前半終了間際に交代し、その試合を最後に筋肉系の故障で全休を強いられた。 28歳DFはその長引いた離脱に自身だけでなく、周囲にも非があると感じているようだ。 「アストン・ビラ戦で違和感があってハーフタイムに交代したけど、それはみんなの責任だ。一部は僕で、一部はメディカルスタッフのね。彼らの誰もがそう認めると思う」 「検査では大したことじゃなかったけど、丸1週間にわたって練習しなかった。で、試合前日にトレーニングをしたんだ。監督にプレーを求められたら、絶対に断らない」 「でも、プレーすべきじゃなかった」 だが、来る夏のユーロ2024メンバーに何とか滑り込み、驚きの声も。「何人かに『ユナイテッドで間に合わず、イングランドで間に合うなんてどういうことだ』と聞かれたりもした」とし、周囲の反応に理解を示すが、全力を尽くした結果だと述べた。 また、「何があったのか公表した方がいい。どうして僕がここにいて、ユナイテッドでいなかったのか、多くの疑問があると思うから。そのことが頭から離れないし、そんなことをしていると思われたくない」とも語っている。 ガレス・サウスゲイト監督からはグループステージ第2戦からの出場見込みが語られるが、「初戦に出たい。そこに嘘なんてない。でも、チャンスは現実的に1回しかないし、あまり急ぎたくない。違和感があればそこで終わり。そんなの起きてほしくない」と話した。 2024.06.10 16:35 Mon

バイエルンが1年越しに獲得目指す、フルアムMFパリーニャに60億円のオファー

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次はどのクラブを率いるのか注目されるトーマス・トゥヘル氏(50)だが、休養の意向を示すようだ。 今季限りでバイエルンの監督を辞したトゥヘル監督。シーズン途中の退任内定からまもなくして、エリク・テン・ハグ監督の解任話が浮かぶマンチェスター・ユナイテッドと紐付き、後任候補の1人に目される。 トゥヘル氏もプレミアリーグ復帰に前向きとされたが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、今夏はどのクラブの指揮も執らずに休みをとりたく、ユナイテッド行きの意向なしだという。 ここ数週間にわたり、ユナイテッドと面談の場を設けたというドイツ人指揮官だが、その話し合いも打ち切った模様だ。 また、イギリス『BBC』によれば、その会談はジム・ラトクリフ共同オーナーも同席してフランスで行われたそうだ。 テン・ハグ監督の進退を巡る結論はこれからとされ、ほかにもイングランド代表のガレス・サウスゲイト監督らを候補とするユナイテッドだが、トゥヘル氏を招へいする選択肢がなくなった。 2024.06.10 09:55 Mon

ユナイテッドは来季監督が誰だろうとサンチョ売却方針か…売値を80億円に設定

マンチェスター・ユナイテッドがこの夏にイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(24)を売る方針だという。 今季を迎えてからしばらくしてエリク・テン・ハグ監督との摩擦から干され、今年1月からシーズンローンでドルトムントに舞い戻ったサンチョ。ドルトムントの11年ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献するなどで息を吹き返した。 こうした活躍からドルトムントも引き留めの動きが取り沙汰されるが、予算の問題が浮き彫りとなり、ユナイテッド復帰も1つの選択肢に。ただ、ユナイテッド復帰となる場合も対立するテン・ハグ監督が解任されればとの条件つきとなっている。 テン・ハグ監督自身も進退が不透明とあって、実現性の低い話ではないが、イギリス『BBC』によると、ユナイテッドは来季の監督が誰であろうと今夏のサンチョ売却を検討しており、その額を4000万ポンド(約79億8000万円)に値付けるようだ。 ドルトムントは新たなローン契約を模索しているが、ユナイテッドはファイナンシャルフェアプレー(FFP)の影響で今夏の予算が限られる現状を打破するため、契約が残り2年となる今夏の売却を目指している模様だ。 新たに就任したジム・ラトクリフ共同オーナーからなる新組織のもと、この夏の改革が予想されるユナイテッドだが、サンチョを売却できるか否かでその動きに関わってきそうだ。 2024.06.10 09:15 Mon

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