カンセロ&フェリックス弾のバルセロナが3季ぶりの決勝T進出!【CL】
2023.11.29 07:18 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)グループH第5節、バルセロナvsポルトが28日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、ホームのバルセロナが2-1で勝利した。
前節、シャフタールに競り負け今シーズンのCL初黒星を喫し2節を残しての決勝トーナメント進出を逃した首位のバルセロナ(勝ち点9)。以降のリーグ戦ではアラベスに辛勝も、直近のラージョ戦を辛くも1-1のドローに終わるなどパフォーマンス低下が顕著ななかで突破を懸けた難敵ポルト(勝ち点9)との大一番に臨んだ。
チャビ監督は首位攻防のホームゲームに向けてラージョ戦から先発5人を変更。クリステンセンとバルデに代えてクンデ、アラウホを、ロメウに代えてギュンドアン、ヤマルとフェラン・トーレスの両翼をハフィーニャ、フェリックスに入れ替えた。
左サイドバックのカンセロに高い位置を取らせる可変式の布陣で臨んだバルセロナ。立ち上がりはポルトにカウンターからフィニッシュまで持ち込まれるが、8分にはハフィーニャの強烈なミドルシュートで最初の枠内シュートを記録する。
以降はピッチの幅を使った攻撃で相手を広げながらシンプルなサイドアタックに加え、内よりのフェリックスや中盤の選手の飛び出しを使いながらチャンスを窺う。
まずは30分、ポルトが自陣でボールを奪ったロングカウンターで左サイドから崩すと、ペナルティアーク付近でタレミが放ったミドルシュートのこぼれをボックス内のガレーノがシュート。これはGKペーニャの好守に遭うが、ゴール右でこぼれに反応したペペーが冷静に流し込んだ。
ホームで先制を許す厳しい入りとなったバルセロナだが、直後の32分にはペドリの冷静な左への展開から果敢に仕掛けたカンセロがそのままボックス左に切り込んで右足を一閃。鋭いグラウンダーシュートを右下隅に突き刺し、瞬く間に同点に追いついた。
元ベンフィカDFのゴラッソによって1-1のイーブンに戻したバルセロナは、勢いづいて逆転を狙う。右サイドで幾度も背後を取ったハフィーニャを起点にチャンスを作ると、40分過ぎにはGKジオゴ・コスタのビルドアップのミスからボックス内のペドリ、ハフィーニャが続けてシュートを狙うが、ここで仕留め切れない。
一方、このピンチを凌いだポルトは43分にビッグチャンス。波状攻撃からボックス中央でこぼれに反応したバレラがうまくタイミングを外して左足のコントロールシュートを枠の左隅へ飛ばすが、これはGKペーニャの見事なワンハンドセーブにはじき出された。
ボール支配率、シュート数でもほぼ互角の展開のまま試合は1-1で後半に折り返す。キックオフ直後にはフェリックスがペナルティアーク付近から強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
それでも、後半は良い形で押し込む時間帯が続くバルセロナは、再びポルトガル代表が突破口を開いた。57分、相手陣内左サイドでロングボールに競り勝ったカンセロが内側のフェリックスに預けてボックス左でリターンパスを受け直して正確なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだフェリックスが右足ダイレクトで右隅へ流し込んだ。
これで逆転に成功したチャビのチームは、よりゲームコントロールを意識した戦い方にシフト。前に出てきたポルトをいなしながら、カウンターを起点にトドメの3点目を狙っていく。その流れでレヴァンドフスキに幾度かチャンスが訪れるが、スムーズにフィニッシュまで持ち込めず。
その後は互いに交代カードを切っていくなか、全体的にパワーダウンが否めないポルトに対して、バルセロナは途中投入のフェラン・トーレスらが決定機に絡んでいく。だが、ボックス付近での再三のシュートは枠を捉え切れず、ハフィーニャの見事なオーバーヘッドシュートもGKのビッグセーブに阻まれる。
結局、最後までトドメの3点目を奪えなかったものの、ポルトの反撃をGKペーニャを中心に粘りの対応で凌ぎ切ったバルセロナが2-1で逆転勝利。苦しみながらも最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。一方、敗れたポルトは勝ち点9で並んだシャフタールとの最終節の直接対決で突破を目指すことになった。
前節、シャフタールに競り負け今シーズンのCL初黒星を喫し2節を残しての決勝トーナメント進出を逃した首位のバルセロナ(勝ち点9)。以降のリーグ戦ではアラベスに辛勝も、直近のラージョ戦を辛くも1-1のドローに終わるなどパフォーマンス低下が顕著ななかで突破を懸けた難敵ポルト(勝ち点9)との大一番に臨んだ。
チャビ監督は首位攻防のホームゲームに向けてラージョ戦から先発5人を変更。クリステンセンとバルデに代えてクンデ、アラウホを、ロメウに代えてギュンドアン、ヤマルとフェラン・トーレスの両翼をハフィーニャ、フェリックスに入れ替えた。
以降はピッチの幅を使った攻撃で相手を広げながらシンプルなサイドアタックに加え、内よりのフェリックスや中盤の選手の飛び出しを使いながらチャンスを窺う。
手数をかけて攻めるホームチーム、縦に速いカウンターで攻めるアウェイチームと互いに狙いを持った緊迫感のある攻防を繰り広げるなか、前半半ばを過ぎて試合が大きく動く。
まずは30分、ポルトが自陣でボールを奪ったロングカウンターで左サイドから崩すと、ペナルティアーク付近でタレミが放ったミドルシュートのこぼれをボックス内のガレーノがシュート。これはGKペーニャの好守に遭うが、ゴール右でこぼれに反応したペペーが冷静に流し込んだ。
ホームで先制を許す厳しい入りとなったバルセロナだが、直後の32分にはペドリの冷静な左への展開から果敢に仕掛けたカンセロがそのままボックス左に切り込んで右足を一閃。鋭いグラウンダーシュートを右下隅に突き刺し、瞬く間に同点に追いついた。
元ベンフィカDFのゴラッソによって1-1のイーブンに戻したバルセロナは、勢いづいて逆転を狙う。右サイドで幾度も背後を取ったハフィーニャを起点にチャンスを作ると、40分過ぎにはGKジオゴ・コスタのビルドアップのミスからボックス内のペドリ、ハフィーニャが続けてシュートを狙うが、ここで仕留め切れない。
一方、このピンチを凌いだポルトは43分にビッグチャンス。波状攻撃からボックス中央でこぼれに反応したバレラがうまくタイミングを外して左足のコントロールシュートを枠の左隅へ飛ばすが、これはGKペーニャの見事なワンハンドセーブにはじき出された。
ボール支配率、シュート数でもほぼ互角の展開のまま試合は1-1で後半に折り返す。キックオフ直後にはフェリックスがペナルティアーク付近から強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
それでも、後半は良い形で押し込む時間帯が続くバルセロナは、再びポルトガル代表が突破口を開いた。57分、相手陣内左サイドでロングボールに競り勝ったカンセロが内側のフェリックスに預けてボックス左でリターンパスを受け直して正確なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだフェリックスが右足ダイレクトで右隅へ流し込んだ。
これで逆転に成功したチャビのチームは、よりゲームコントロールを意識した戦い方にシフト。前に出てきたポルトをいなしながら、カウンターを起点にトドメの3点目を狙っていく。その流れでレヴァンドフスキに幾度かチャンスが訪れるが、スムーズにフィニッシュまで持ち込めず。
その後は互いに交代カードを切っていくなか、全体的にパワーダウンが否めないポルトに対して、バルセロナは途中投入のフェラン・トーレスらが決定機に絡んでいく。だが、ボックス付近での再三のシュートは枠を捉え切れず、ハフィーニャの見事なオーバーヘッドシュートもGKのビッグセーブに阻まれる。
結局、最後までトドメの3点目を奪えなかったものの、ポルトの反撃をGKペーニャを中心に粘りの対応で凌ぎ切ったバルセロナが2-1で逆転勝利。苦しみながらも最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。一方、敗れたポルトは勝ち点9で並んだシャフタールとの最終節の直接対決で突破を目指すことになった。
バルセロナの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
バルセロナの至宝ガビに衝撃の事実「彼は靴紐の結び方をよく知らない」
バルセロナのスペイン代表MFガビの秘密が1つ明らかになった。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 今季17歳という若さでファーストチームデビューを果たしたカンテラの至宝ガビ。10月にはスペイン代表デビューし、85年ぶりに最年少出場記録を塗り替えた。 ここまで公式戦に17試合に出場しているが、チャビ・エルナンデス新監督就任以降の6試合でもスタメン起用されており、新体制でもその存在感を遺憾なく発揮している。 その実力もさることながら、別の注目を浴びていたのがガビのスパイクの靴紐だ。 ガビは試合中に靴紐が解けた状態でプレーすることがよくあり、一種の迷信的な行いなのではないかとも噂されていたが、スペイン人記者のマルク・マルバ・プラッツ氏によると、その理由は単純なものだった。 「ガビは幼い頃から靴紐をほどいたままプレーしている。それは、靴紐の結び方をよく知らないからだ。彼は気にしていないし、それでプレーしている」 最近では、同僚のU-19スペイン代表MFニコ・ゴンサレスが、自身のインスタグラムで「学ぶ時間…」というコメントを添えて、ガビの靴紐を結んであげている写真を掲載しており、ガビの靴紐の秘密に関しては、チームメイトにも知れ渡っているようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】スパイクのひもが解けまくるガビ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi1.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi2.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi3.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2021.12.21 21:15 Tue2
バルセロナが新カンプ・ノウのイメージを発表!収容人数11万人
バルセロナが新カンプ・ノウの新たなイメージを発表した。クラブの公式SNSで伝えている。 バルセロナはエスパイ・バルサ計画というカンプ・ノウの改修を軸としたプランを発表。当初の計画では2021年に完成予定だったものの、現時点では2025年に完成の予定だ。 カンプ・ノウの改修を行うのはコンペを勝ち抜いた日本の設計事務所、日建設計で、完成時には収容人数を11万人まで増員する予定だ。 また、改修工事のためにバルセロナは2022年夏以降、最長で1年間のホーム開催試合をカンプ・ノウ以外で行う可能性も報じられている。 17日に行われたラ・リーガ第9節のバレンシア戦では観客を100%収容可能だったものの、4万7317人の入場者数にとどまっていたバルセロナだが、新カンプ・ノウに向けてサポーターたちの熱量を取り戻すことができるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】日本の設計事務所が担当する新カンプ・ノウのイメージムービー</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJpaU5nOGtodiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.10.20 05:45 Wed3
バルセロナ注目の“いとこコンビ”が偉業達成…バルサ・アトレティックの最年少ゴール&歴代3位記録を同じ試合で更新
バルセロナのカンテラに所属する注目の“いとこコンビ”が偉業を成し遂げた。 バルセロナのリザーブチームで、スペイン3部に所属するバルサ・アトレティック(前バルセロナB)。 7日にホームでプリメーラ・フェデラシオン第3節のオウレンセ戦を戦ったチームでは、U-17スペイン代表FWトニ・フェルナンデス、同MFギジェ・フェルナンデスの16歳いとこコンビが偉業を成し遂げた。 1点リードで迎えた前半41分、中央で味方とパス交換してゴール前に侵入したトニは低空の見事な左足ジャンピングボレーを右隅に叩き込む。この直後の45分にはボックス中央でトニから横パスを受けたギジェが右足を振ると、ブロックを試みた相手DFにもディフレクトしたシュートがゴール右隅に突き刺さった。 このゴールは2人にとってバルサ・アトレティックでの初ゴールとなったが、いずれも年少記録を更新するモノとなった。 ギジェが16歳2カ月21日で決めたゴールは元スペイン代表FWボージャン・クルキッチの16歳2カ月28日の記録を抜き、歴代3位の年少ゴールに。 一方、トニの16歳1カ月23日でのゴールは元ナイジェリア代表FWハルナ・ババンギダの16歳1カ月28日を抜き、歴代最年少ゴールとなった。 ちなみにバルセロナのレジェンド中のレジェンドであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは17歳2カ月13日で歴代6位だ。 なお、インテリオールを主戦場とするギジェはプレシーズンツアーでハンジ・フリック監督から定期的にプレー機会を与えられ、センターフォワードや右ウイングを主戦場とするトニもモナコとのジョアン・ガンペール杯でプレー機会を与えられており、近い将来のファーストチームデビューも期待されている。 <span class="paragraph-title">【動画】トニ・フェルナンデスが決めた最年少ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ca" dir="ltr">Toni Fernández turns heads in last night's win for Barça Atlètic <a href="https://twitter.com/hashtag/MadeInLaMasia?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#MadeInLaMasia</a> | <a href="https://twitter.com/FCBmasia?ref_src=twsrc%5Etfw">@FCBmasia</a> <a href="https://t.co/CbYbyDz1kb">pic.twitter.com/CbYbyDz1kb</a></p>— FC Barcelona (@FCBarcelona) <a href="https://twitter.com/FCBarcelona/status/1832718549401440469?ref_src=twsrc%5Etfw">September 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.09 07:30 Mon4
