ブラヒム・ディアスが全4ゴールに絡んだミラン、ウディネーゼを下して白星スタート《セリエA》

2022.08.14 03:32 Sun
Getty Images
ミランは13日、セリエA開幕戦でウディネーゼをホームに迎え、4-2で勝利した。

昨季、11シーズンぶりにスクデットを獲得した王者ミランの開幕戦。注目の新戦力デ・ケテラエルがベンチスタートとなった中、スタメンは昨季の主力が名を連ねた。

昨季12位のウディネーゼに対し、最前線にレビッチ、2列目に右からメシアス、ブラヒム・ディアス、レオンと並べたミランは開始2分、左CKからベカンにヘディングシュートを決められ、先制を許してしまう。
それでも7分、ブラヒム・ディアスがボックス右からシュートを放つと、GKを強襲したルーズボールをカラブリアが詰めにかかったところで転倒。VARが入り、ソピーのファウルがあったとしてPKとなった。

このPKをテオ・エルナンデスが決めて1-1としたミランは15分に一気に逆転する。ブラヒム・ディアスのパスを受けたカラブリアの右クロスからレビッチがボレーで蹴り込んだ。
逆転後はミランが主導権を握り、敵陣でのプレーを続けていく。しかし追加タイム4分、R・ペレイラの右クロスからマジーナにダイビングヘッドで決められ、2-2で前半を終えた。

だが迎えた後半開始35秒、ミランが勝ち越す。テオ・エルナンデスの左クロスが相手DFのクリアミスを誘うと、ルーズボールをブラヒム・ディアスが詰めた。

その後も敵陣でのプレーを続けたミランは68分に4点目。ブラヒム・ディアスがボックス右でルーズボールを奪ってラストパス。最後はレビッチが押し込んだ。

そして71分、注目のデ・ケテラエルを投入したミランは終盤にかけても5点目に迫った中、4-2で勝利。ブラヒム・ディアスやレビッチの活躍で白星スタートとしている。

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