ミランがベスト16進出…ブリジョーにハット許して敗戦も初戦のアドバンテージ活かす【EL】
2024.02.23 04:49 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフ2ndレグ、スタッド・レンヌvsミランが22日にロアゾン・パルクで行われ、ホームのレンヌが3-2で勝利した。だが、2戦合計3-5のミランがラウンド16進出を決めた。
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ3位敗退に伴い、プレーオフからのEL参戦となったミラン。リーグ・アンの強豪レンヌとのホーム開催の初戦ではロフタス=チークのドッピエッタにレオンのゴールによって3-0の先勝。優勝候補に相応しいパフォーマンスを見せた。
ただ、直近のセリエAでは格下モンツァに2-4で敗れる失態を演じ、敵地で行われる今回の2ndレグへ若干の不安を抱えて臨む形となった。ピオリ監督はリーグ戦のバウンスバックと共にベスト16進出を懸けた一戦に向けて先発5人を変更。ロフタス=チーク、チャウに代えてラインデルスやケアーが起用され、チュクウェゼとオカフォーに代わってプリシック、レオンが復帰した。
試合は開始早々にミランに決定機。2分、ベナセルのスルーパスに抜け出したレオンがスピードに乗ってボックス左に持ち込んで左足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKマンダンダの好守に阻まれる。
一方、冷や汗をかく立ち上がりのピンチを凌いだレンヌは早い時間帯のゴールを目指して攻勢を仕掛けていく。そして、幾つか際どいシーンを作って押し込むと、11分にはペナルティアーク右でサンタマリアの横パスを受けたブリジョーが見事な右足の低弾道シュートをゴール左隅に突き刺し、先制点を挙げた。
22分、ラインデルスが複数DFを引き寄せる中央突破から左サイドの高い位置に侵入したテオ・エルナンデスに展開。テオから高精度の左足ダイレクトクロスが供給されると、ファーでドフリーのヨビッチがヘディングで合わせた。
モンツァ戦愚行退場のヨビッチの禊のゴールで1-1のスコアとなったが、レンヌも気落ちすることなくアグレッシブにゴールを目指す。失点直後にはブリジョーの強烈な直接FK、ゴール前の混戦からのカリムエンドのボレーシュートでGKメニャンにファインセーブを強いる。
前半半ばから終盤にかけては一進一退の攻防に。レンヌがより相手陣内深くでプレーしたが、ミランの集中した守備を前に2点目が遠かった。
1-1のイーブンで折り返した後半は前半の流れを完全に踏襲する展開に。立ち上がりにレオンの決定機をGKマンダンダの好守で凌いだレンヌは、52分にテリエとDFケアーの微妙な接触からPKを獲得。これをキッカーのブリジョーが冷静に決めてレンヌが勝ち越しに成功する。
だが、ミランも58分に相手ディフェンスラインの連携ミスからボールを奪ったレオンが左サイドを持ち上がってボックス内に侵入。GKと交錯しながらもこぼれ球を足元に収めて無人のゴールへ流し込み、瞬く間に追いついた。
この直後にミランはレオン、ベナセル、プリシックを下げてロフタス=チーク、オカフォー、チュクウェゼを一気に投入。フレッシュな選手の投入で試合を落ち着かせにかかる。
一方、同じくフレッシュな選手の投入で前がかるレンヌは68分、ボックス内でのヨビッチのハンドによってこの試合2つ目のPKを獲得。これをキッカーのブリジョーが右隅に決めてハットトリックと共に3度目のリードを手にした。
ここから畳みかけたいレンヌだったが、守備的な交代カードを切ってうまく試合をコントロールするミランを前になかなか決定機まで持ち込めない。
そして、試合はこのまま3-2でタイムアップを迎え、ブリジョーのハットトリックでレンヌが意地を見せたものの、初戦の大きなアドバンテージを活かして逃げ切ったミランが順当にベスト16進出を決めた。
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ3位敗退に伴い、プレーオフからのEL参戦となったミラン。リーグ・アンの強豪レンヌとのホーム開催の初戦ではロフタス=チークのドッピエッタにレオンのゴールによって3-0の先勝。優勝候補に相応しいパフォーマンスを見せた。
ただ、直近のセリエAでは格下モンツァに2-4で敗れる失態を演じ、敵地で行われる今回の2ndレグへ若干の不安を抱えて臨む形となった。ピオリ監督はリーグ戦のバウンスバックと共にベスト16進出を懸けた一戦に向けて先発5人を変更。ロフタス=チーク、チャウに代えてラインデルスやケアーが起用され、チュクウェゼとオカフォーに代わってプリシック、レオンが復帰した。
一方、冷や汗をかく立ち上がりのピンチを凌いだレンヌは早い時間帯のゴールを目指して攻勢を仕掛けていく。そして、幾つか際どいシーンを作って押し込むと、11分にはペナルティアーク右でサンタマリアの横パスを受けたブリジョーが見事な右足の低弾道シュートをゴール左隅に突き刺し、先制点を挙げた。
このファインゴールによってスタジアムのボルテージが一気に高まってホームチーム優勢の時間帯が続く。だが、我慢の戦いで追加点を許さないミランが、見事な崩しから同点ゴールを奪う。
22分、ラインデルスが複数DFを引き寄せる中央突破から左サイドの高い位置に侵入したテオ・エルナンデスに展開。テオから高精度の左足ダイレクトクロスが供給されると、ファーでドフリーのヨビッチがヘディングで合わせた。
モンツァ戦愚行退場のヨビッチの禊のゴールで1-1のスコアとなったが、レンヌも気落ちすることなくアグレッシブにゴールを目指す。失点直後にはブリジョーの強烈な直接FK、ゴール前の混戦からのカリムエンドのボレーシュートでGKメニャンにファインセーブを強いる。
前半半ばから終盤にかけては一進一退の攻防に。レンヌがより相手陣内深くでプレーしたが、ミランの集中した守備を前に2点目が遠かった。
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だが、ミランも58分に相手ディフェンスラインの連携ミスからボールを奪ったレオンが左サイドを持ち上がってボックス内に侵入。GKと交錯しながらもこぼれ球を足元に収めて無人のゴールへ流し込み、瞬く間に追いついた。
この直後にミランはレオン、ベナセル、プリシックを下げてロフタス=チーク、オカフォー、チュクウェゼを一気に投入。フレッシュな選手の投入で試合を落ち着かせにかかる。
一方、同じくフレッシュな選手の投入で前がかるレンヌは68分、ボックス内でのヨビッチのハンドによってこの試合2つ目のPKを獲得。これをキッカーのブリジョーが右隅に決めてハットトリックと共に3度目のリードを手にした。
ここから畳みかけたいレンヌだったが、守備的な交代カードを切ってうまく試合をコントロールするミランを前になかなか決定機まで持ち込めない。
そして、試合はこのまま3-2でタイムアップを迎え、ブリジョーのハットトリックでレンヌが意地を見せたものの、初戦の大きなアドバンテージを活かして逃げ切ったミランが順当にベスト16進出を決めた。
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ミラン・フトゥーロのU-18スウェーデン代表FWマキシミリアン・イブラヒモビッチが自らのキャリアについて語った。スウェーデン『Aftonbladet』が伝えた。 現在はミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏の息子、マキシミリアン。7月にはミランとプロ契約を交わし、下部組織で父と同じプロサッカー選手の道を歩み始めている。 主に左ウイングとしてプレーする18歳は、プリマヴェーラ1でここまで7試合4ゴールと好発進のシーズンに。10月にはU-18スウェーデン代表に初招集された。 マキシミリアンは代表活動中に取材に応じると、9歳から始まったサッカーキャリアを回想。父親が所属したパリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)のアカデミーを渡り歩くと、その後は母国スウェーデンのハンマルビーでプレーし、2022年8月にミランへ行き着いた。 「どこの国でも良い思い出があるけれど、ミランが一番居心地の良い場所だった」 「始めたのは9歳の時でかなり遅かった。パリの地元クラブで」 「でも(サッカーに)一目惚れしたからじゃない。その逆だ。11歳くらいまではサッカーが大嫌いだった。最悪だった。すべてが間違っていて嫌だった。父と比較されるのも嫌だった」 「でもある日、サッカーへの愛に目覚めた。突然ピンと来たんだ」 また、昔は嫌だったという父との比較についてさらにコメント。今では自分の道を見つけているようだ。 「比較については考えない。僕は僕だし、彼は彼だ。同じポジションをプレーしているわけでもないから、比べることはあまりない」 好きな選手はブラジル代表FWネイマール、先輩のポルトガル代表FWラファエル・レオン、ミランにも所属した元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏だとも明かしたマキシミリアン。ともに練習したことがあるレオンについては「初めて彼を見た時、まるでお菓子屋さんにいる気分だった」というが、「今はむしろ競争相手として見ている」と頼もしいコメントも残した。 <span class="paragraph-title">【動画】U-18代表入り! 取材に応じるマキシミリアン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vuIK6ScqWUg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.17 15:50 Thu4
カカがブラジル代表に入閣? 恩師アンチェロッティが指揮官就任の来年6月から
カカ氏(40)がブラジル代表のコーチングスタッフに加わる可能性があるようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 現役時代にミランやレアル・マドリーなどでプレーしたカカ氏。全盛期にその直線的なドリブル突破を止められるDFはおらず、自らネットも揺らした。ミランでチャンピオンズリーグ(CL)を制した2007年にはバロンドールを受賞している。 そんなカカ氏、2017年に35歳でスパイクを脱いでからは指導者に転身していないが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ミラン時代の恩師であるカルロ・アンチェロッティ監督(64)とともにブラジル代表入りする可能性があるという。 アンチェロッティ監督はマドリーとの契約が満了を迎える2024年6月からブラジル代表を指揮することとなっているが、ブラジルサッカー連盟(CBF)との交渉時にカカ氏および、カフー氏が同席していたこともあったようで、これが「カカがコーチングスタッフ入り?」と考えられている理由だ。 カカ氏はミラン時代、アンチェロッティ監督の下で公式戦270試合に出場し、95ゴールをマーク。バロンドールに輝いたのもこの頃で、同監督とともにセリエA優勝1回、CL優勝1回を含む5つのタイトルを獲得している。 2023.07.07 15:01 Fri5
