【ブンデス第30節プレビュー】残り5試合、バイエルンの9連覇、シャルケの30年ぶり降格が迫る
2021.04.20 18:00 Tue
前節は首位バイエルンがヴォルフスブルクとの上位対決を制した一方、2位ライプツィヒが引き分けに終わったため、勝ち点差が7に拡大。バイエルンは残り5試合で3勝すれば9連覇が決まる状況となった。また、残留争いでは名門シャルケが1990-91シーズン以来となる30年ぶりの降格が迫っている。
まずは優勝争いから。火曜に登場するバイエルン(勝ち点68)は6位レバークーゼン(勝ち点47)とのホーム戦に臨む。ヴォルフスブルク戦ではMFミュージアラのキャリア初となるドッペルパックで逃げ切り勝利としたバイエルン。フリック監督の退任希望が公となった中、周囲が騒がしくなっているが、ヨーロッパリーグ出場権獲得を狙うレバークーゼンを退けることはできるか。
2位ライプツィヒ(勝ち点61)は前節、ホッフェンハイム相手に痛恨のドローに終わった。終了間際のFWポウルセンのゴールは幻に終わり、勝ちきることができなかった。そのライプツィヒは17位ケルン(勝ち点23)とのアウェイ戦に臨むが、勝利して少しでもバイエルンにプレッシャーをかけられるか。
続いて火曜登場の4位フランクフルト(勝ち点53)。フランクフルトは前節、ヒュッター監督の来季新天地となるボルシアMGに惨敗し、不穏な雰囲気が漂っている。これまでの好調が嘘のような惨敗劇だった中、11位アウグスブルク(勝ち点33)とのホーム戦でバウンスバックとなるか。5位ドルトムントが4ポイント差に迫っているだけにここは必勝としたい。前節途中出場した長谷部の先発復帰にも期待だ。
そして30年ぶりの降格が迫る最下位シャルケ(勝ち点13)は、15位ビーレフェルト(勝ち点27)とのアウェイ戦に臨む。この試合に敗れると降格が決まる中、シャルケは意地を見せられるか。
続いて水曜開催のドルトムントvsウニオン・ベルリン。5位ドルトムント(勝ち点46)は前節、ブレーメン相手に4発快勝としてCL出場権争いに踏み止まった。CL敗退後の一戦となった中、MFレイナの躍動、FWハーランドのドッペルパックと、勢いに乗れそうな勝ち方をしたが、連勝となるか。
一方、前節シュツットガルト戦を制し、EL出場権獲得が現実的となってきた8位ウニオン(勝ち点43)。MF遠藤渓太に前節は出番がなかったが、出場機会は訪れるか。
そのウニオンに敗れた10位シュツットガルト(勝ち点39)は3位ヴォルフスブルク(勝ち点54)とのホーム戦に臨むが、格上相手に勝ち点をもぎ取れるか。負傷者が続出し、本来のパフォーマンスを発揮できていないが、前節主将を務めたMF遠藤航の奮闘に期待したい。
最後にFW大迫が15試合ぶりに先発となった13位ブレーメン(勝ち点30)は、14位マインツ(勝ち点28)との残留争いに挑む。ここで敗れるようだといよいよ残留争いに巻き込まれそうになってくるだけに勝利したいところ。ドルトムント戦でインパクトを残せなかった大迫としては出場の機会があればゴールを貪欲に狙いたい。
◆ブンデスリーガ第30節
▽4/20(火)
《25:30》
ケルンvsライプツィヒ
《27:30》
ビーレフェルトvsシャルケ
フランクフルトvsアウグスブルク
バイエルンvsレバークーゼン
▽4/21(水)
《27:30》
ドルトムントvsウニオン・ベルリン
ブレーメンvsマインツ
シュツットガルトvsヴォルフスブルク
ホッフェンハイムvsボルシアMG
《延期》
ヘルタ・ベルリンvsフライブルク
まずは優勝争いから。火曜に登場するバイエルン(勝ち点68)は6位レバークーゼン(勝ち点47)とのホーム戦に臨む。ヴォルフスブルク戦ではMFミュージアラのキャリア初となるドッペルパックで逃げ切り勝利としたバイエルン。フリック監督の退任希望が公となった中、周囲が騒がしくなっているが、ヨーロッパリーグ出場権獲得を狙うレバークーゼンを退けることはできるか。
2位ライプツィヒ(勝ち点61)は前節、ホッフェンハイム相手に痛恨のドローに終わった。終了間際のFWポウルセンのゴールは幻に終わり、勝ちきることができなかった。そのライプツィヒは17位ケルン(勝ち点23)とのアウェイ戦に臨むが、勝利して少しでもバイエルンにプレッシャーをかけられるか。
そして30年ぶりの降格が迫る最下位シャルケ(勝ち点13)は、15位ビーレフェルト(勝ち点27)とのアウェイ戦に臨む。この試合に敗れると降格が決まる中、シャルケは意地を見せられるか。
一方、前節アウグスブルク戦でも共に先発したMF堂安とMF奥川。押し込む展開とした中、両選手共に決定的な仕事をするには至らなかったが、勝ち点1を積み上げて自動残留圏内の15位に浮上した。とはいえ、16位ヘルタ・ベルリンが今後、延期試合を消化していくことを考えると、シャルケ戦は勝利が欲しいところ。堂安と奥川にはシャルケに引導を渡すようなプレーを期待したい。
続いて水曜開催のドルトムントvsウニオン・ベルリン。5位ドルトムント(勝ち点46)は前節、ブレーメン相手に4発快勝としてCL出場権争いに踏み止まった。CL敗退後の一戦となった中、MFレイナの躍動、FWハーランドのドッペルパックと、勢いに乗れそうな勝ち方をしたが、連勝となるか。
一方、前節シュツットガルト戦を制し、EL出場権獲得が現実的となってきた8位ウニオン(勝ち点43)。MF遠藤渓太に前節は出番がなかったが、出場機会は訪れるか。
そのウニオンに敗れた10位シュツットガルト(勝ち点39)は3位ヴォルフスブルク(勝ち点54)とのホーム戦に臨むが、格上相手に勝ち点をもぎ取れるか。負傷者が続出し、本来のパフォーマンスを発揮できていないが、前節主将を務めたMF遠藤航の奮闘に期待したい。
最後にFW大迫が15試合ぶりに先発となった13位ブレーメン(勝ち点30)は、14位マインツ(勝ち点28)との残留争いに挑む。ここで敗れるようだといよいよ残留争いに巻き込まれそうになってくるだけに勝利したいところ。ドルトムント戦でインパクトを残せなかった大迫としては出場の機会があればゴールを貪欲に狙いたい。
◆ブンデスリーガ第30節
▽4/20(火)
《25:30》
ケルンvsライプツィヒ
《27:30》
ビーレフェルトvsシャルケ
フランクフルトvsアウグスブルク
バイエルンvsレバークーゼン
▽4/21(水)
《27:30》
ドルトムントvsウニオン・ベルリン
ブレーメンvsマインツ
シュツットガルトvsヴォルフスブルク
ホッフェンハイムvsボルシアMG
《延期》
ヘルタ・ベルリンvsフライブルク
バイエルンの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
|
バイエルンの人気記事ランキング
1
「ピッチ上で最もおしゃれな選手」バイエルンMFのスパイクコーデが話題に! 7年前発売モデルをユニフォームに合わせて着用「いつも完璧にマッチ」
バイエルンのフランス代表MFマイケル・オリーズのスパイク選びが注目を集めている。 今夏クリスタル・パレスからバイエルンへ移籍したオリーズ。ブンデスリーガやチャンピオンズリーグ(CL)に初挑戦のシーズンとなっているが、ここまで公式戦12試合で7ゴール3アシストと好パフォーマンスを見せている。 そんななか、注目を集めているのがオリーズの足元。ユニフォーム情報やギア情報を扱うメディア『Footy Headlines』は、22歳ウインガーがユニフォームとスパイクの色を合わせていると紹介した。 オリーズはスパイク契約を結んでいないため、好きなものを履くことが可能。2017年に15色展開で発売されたナイキのハイパーヴェノム3を好み、バイエルンのホームユニフォームには赤、アウェイユニフォームには黒、サードユニフォームには白を合わせている。 また、パレス時代にもユニフォームの色と合ったスパイクを選択。水色と白のキットに、こちらも水色と白の2色でカラーリングされたハイパーヴェノム3を着用した。 『ESPN』もオリーズのスパイクに注目し、画像をSNSに投稿。「ファッショニスタ」「ピッチ上で最もおしゃれなサッカー選手」「彼はファッションとボールをよく理解している」「いつも完璧にマッチしている」と好意的な反応が寄せられた。 <span class="paragraph-title">【写真】ユニフォームと同色のスパイク! オリーズのコーデ4種</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Michael Olise matching his boots with his kits <a href="https://t.co/WXsWwM8VCt">pic.twitter.com/WXsWwM8VCt</a></p>— ESPN UK (@ESPNUK) <a href="https://twitter.com/ESPNUK/status/1851625103865372708?ref_src=twsrc%5Etfw">October 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.31 19:30 Thu2
伝説のGKカーンが語る意外な後悔「あそこに移籍すれば良かった」
▽フットボール界のレジェンドである元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が、キャリアにおける後悔として、「マンチェスター・ユナイテッドへの移籍」を挙げた。 ▽カーン氏は現役時代、1994年にカールスルーエから加入したバイエルンで14シーズンにわたって守護神として活躍し、8度のブンデスリーガや2000-01シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を経験した。また、ドイツ代表としては86試合に出場し、1996年のユーロ優勝や2002年の日韓ワールドカップ準優勝を経験した。 ▽ドイツ『スポーツ・ビルト』のインタビューに応じたカーン氏は、海外移籍に挑戦してみたかったという思いを吐露し、当時アレックス・ファーガソン氏が率いていたユナイテッドへの移籍についての後悔を口にした。 「アレックス・ファーガソンは未だに私に怒っているんじゃないかな。2003年か2004年、彼は私がユナイテッドに移籍すると思っていただろうからね。でもバイエルンで締めくくることが私にとってより重要だった」 「振り返ってみれば、移籍してみるべきだったと思う。私にとっていい挑戦になったはずだ」 ▽当時ユナイテッドは、2005年にGKエドウィン・ファン・デル・サールが加わるまでGKに確固たる存在を立てることができずにいた時代が続いていた。ファン・デル・サールと共に2007-08シーズンには欧州王者に君臨したユナイテッドだが、カーンが加わっていたらまた大きな違いが生まれていたことだろう。 2017.12.15 14:09 Fri3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.45“ハイブリッドバイエルン”ドイツ史上初の3冠/バイエルン[2012-13]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.45</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2012-2013シーズン/バイエルン 〜ハイブリッド“トレブル”バイエルン〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2012-13bayern.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ユップ・ハインケス(67) 獲得タイトル:ブンデスリーガ、CL、DFBポカール 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層10:★★★★★★★★★★ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">記録づくめの史上初トレブル</div> 2011-12シーズンのバイエルンは、ブンデスリーガ、CL、DFBポカールの全てで2位に終わり、“シルバー・コレクター"と揶揄された。この悔しさを払拭すべく、翌2012-13シーズンの開幕前にFWマンジュキッチやMFハビ・マルティネス、DFダンテといった実力者を獲得。的確な補強でチーム力を格段と上げた。 リーグ戦では開幕から好調をキープして8連勝を達成すると、最後までその勢いは衰えず。6試合を残してブンデスリーガ史上最速(当時)での優勝を決めた。そして、最終的に積み重ねたポイントは前人未到の[91]。前のシーズンにドルトムントが記録した18を10ポイントも上回り、ブンデスリーガを制覇した。また、シーズン中の14連勝や2位チームとの勝ち点差[25]、最多勝利数[29]、リーグ最少失点数[18]での優勝など、多くの記録を打ち立てた。 さらに、このシーズンのバイエルンの勢いは、リーグ戦だけにとどまらない。CLでは、アーセナル、ユベントスを下してバルセロナとの準決勝へ進出。難敵との対戦となったが、2戦合計スコア7-0と圧勝してファイナルに到達する。そして決勝ではドルトムントとの同国対決を制し、見事に12シーズンぶり5度目の戴冠を果たした。さらに、その1週間後に行われたDFBポカール決勝でもシュツットガルトに3-2と競り勝ち、ドイツ史上初めてとなる3冠の偉業を成し遂げた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">スターのハードワーク</div> 最強を誇ったバイエルンの特長として、チーム全体がハードワークを徹底していたことが挙げられる。ハインケス監督の下でフットボールに対する姿勢を変えたリベリやロッベンといったスター選手がチームプレーに徹したことが、このシーズンのバイエルンの強さを生む大きな要因となった。 守備面においては、抜群の安定感を誇るGKノイアーが最後尾に君臨。センターバックは対人プレーに強みをもつJ・ボアテングとダンテが務めた。特に、ダンテはMVP級の活躍を見せ、守備の仕事に加えて正確なフィードで攻撃の起点となった。また、右サイドバックのラームが気の利いたプレーで攻守に奮闘すれば、左のアラバは本職の中盤からポジションを移したにも関わらず、リベリとの好連係で存在感を放った。 中盤から前線に関しても、質、層と共に素晴らしいレベルを誇った。ハビ・マルティネスは加入当初こそ本調子には至らなかったものの、終盤にかけて存在感を示していき、シュバインシュタイガーと抜群の補完性を誇った。 サイドでは、ロッベンとリベリという世界屈指のドリブラーが執拗に仕掛けていく。また、ミュラー、クロースといったいくつかのポジションをこなせるクオリティの高い選手が在籍していたことも、安定感に拍車をかけた。そして、マリオ・ゴメスにレギュラーを渡さなかったマンジュキッチは労をいとわない守備を見せ、前線からのチェイシングでファーストディフェンダーの役割を完璧にこなした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFフランク・リベリ(29)</span> スタメンクラスの選手全員がシーズンMVPを獲得できるような活躍だったが、その中でもリベリの存在感は際立っていた。卓越したテクニックとドリブルを活かした果敢な仕掛けで左サイドを蹂躙するだけでなく、ときには最終ラインまで戻ってタックルを仕掛けるなど、守備面での献身性も特筆すべきものだった。このシーズンは公式戦43試合に出場して11ゴールを記録。バロンドールではC・ロナウド、メッシに次ぐ僅差の3位に終わったが、UEFA欧州最優秀選手賞を受賞した。 2019.04.25 22:00 Thu4
【スーパーゴール図鑑/バイエルン編】“ガラスの天才”ハーグリーブスの全盛期、試合を決めるお手本ミドル
【得点者プロフィール】 オーウェン・ハーグリーブス(当時24歳) 国籍:イングランド 所属:バイエルン ポジション:MF 身長:180cm カナダ出身のハーグリーブス氏は、バイエルンでプロデビュー。公式戦218試合に出場し、ブンデスリーガやチャンピオンズリーグなど、数々のトロフィーを獲得した後、2007年5月にマンチェスター・ユナイテッドに移籍していた。抜群の才能を持ちながらも、度重なるケガに苦しんだ“ガラスの天才”として知られている。 【試合詳細】 日程:2005年4月16日 大会:ブンデスリーガ第29節 対戦相手:ハノーファー 時間:後半90分(0-0) <div id="cws_ad">◆ハーグリーブスが決めたお手本のようなミドル<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJzYlJ6MWJTcyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 0-0で迎えた90分、このままスコアレスドロー決着が濃厚かと思われたが、バイエルンは前線へとボールを放り込むと、前線に残っていたDFルシオが頭で落とす。これを受けたFWクラウディオ・ピサーロは相手DFに潰されるも、詰めていたハーグリーブスがこれをダイレクトで右足一閃。浮き上がるようなミドルシュートは、ゴール右上隅に突き刺さった。 試合を決定づける劇的ゴールに、バイエルン一同はもみくちゃになってゴールを大喜び。フェリックス・マガト監督率いるバイエルンはこのシーズン、2年ぶり通算19回目のリーグ優勝を果たしている。 2020.12.26 18:00 Sat5
