「我々が見たいアサノ」久々先発の浅野拓磨が神技トラップや股抜き突破、指揮官もパフォーマンスを称賛「我々に必要な選手」
2025.02.18 13:15 Tue
評価を上げている浅野拓磨
マジョルカの日本代表FW浅野拓磨が信頼を勝ち取り始めているようだ。
今シーズンはゴールがまだない浅野だが、ラス・パルマス戦では躍動。71分間のプレーとなったが、コンディションの良さを見せた。
試合後、マジョルカのハゴバ・アラサテ監督は浅野について言及。徐々に良い状態になっていると評価した。
「ただ、今はどんどん良くなってきており、常に相手チームにとって脅威となっている。これが我々が見たい浅野だ」
ケガから回復しつつあり、フィットネスも上がってきている浅野。クラブも浅野の技ありトラップや股抜きのドリブル突破をピックアップした動画をアップ。ファンは「素晴らしいプレー」、「このまま先発でいてほしい」、「アサノが大好きだ」とコメントを寄せている。
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サンフレッチェ広島、アーセナル、シュツットガルト、ハノーファー、パルチザン・ベオグラード、そしてボーフムでプレーしてきた浅野。 今シーズンから舞台をスペインへと移し、マジョルカに加入した。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)ではドイツ代表撃破に貢献するなど、その献身性とスピードが評価された浅野。シーズン開幕からスタメン出場を続けたが、ヒザの負傷で離脱。今年に入り本格的に復帰した中、16日に行われたラ・リーガ第24節のラス・パルマス戦では久々に先発出場を果たした。試合後、マジョルカのハゴバ・アラサテ監督は浅野について言及。徐々に良い状態になっていると評価した。
「彼は我々に必要な選手だ。シーズン序盤は好調だったが、その後ケガをした」
「ただ、今はどんどん良くなってきており、常に相手チームにとって脅威となっている。これが我々が見たい浅野だ」
ケガから回復しつつあり、フィットネスも上がってきている浅野。クラブも浅野の技ありトラップや股抜きのドリブル突破をピックアップした動画をアップ。ファンは「素晴らしいプレー」、「このまま先発でいてほしい」、「アサノが大好きだ」とコメントを寄せている。
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浅野拓磨は試合序盤に好機演出もアスレティックとのアウェイ戦はドロー【ラ・リーガ】
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レッドブルで大宮は変わるのか/六川亨の日本サッカー見聞録
Jリーグが誕生した93年ならともかく、近年これだけド派手な新体制発表会見(2025 RB大宮アルディージャキックオフイベント)を取材したことはなかった。1月9日に大宮のソニックシティ展示場で行われた会見だ。 メインイベントの前には隣接する屋外広場のステージで、BMXフラットランドライダーの早川起生によるスペシャルパフォーマンスが行われ、招待されたファン・サポーターには無料でエナジードリンクのレッドブルが配布された(メイン会場ではメディアにも無料で配布されたが、あっという間になくなったのは言うまでもない)。 そしてメインイベントのオープニングセレモニーでは、豪華なステージ上でレッドブルのアスリートでフリースタイルフットボーラーとして活躍するYu-riこと、伊豆悠里が華麗なボールパフォーマンスを披露。ファン・サポーターから盛大な拍手が送られた。 最初に挨拶に立ったフィリップ・ヴンダーリッヒRB日本コマーシャル・ダイレクターは、「記念すべき日を埼玉、大宮で迎えられてうれしい。レッドブルのグローバルネットワークを届けていきたい。大宮はそれに値する街だと思う。なぜなら大宮には素晴らしいサッカー文化がある」と“サッカーの街”大宮を強調した。 続いて原博実代表取締役社長兼ヘッドオブスポーツは「ザルツブルク、ミュンヘン、ライプチヒへ行きました。施設がどれも素晴らしく、レッドブルグループに入れてよかった」と、Jリーグ初となる100パーセント外資系企業によるクラブ経営を歓迎した。 主力選手がモデルになっての新ユニホームのお目見えでは、これまでのオレンジをベースにした配色から、袖口のネイビーをメインカラーに変更し、胸には2頭の雄牛が後ろ脚で立って突進するレッドブル社のロゴがデカデカと配された。かなり迫力のあるユニホームだ。これまでのユニホームには胸のエンブレムにリスのマスコットがいただけに、どこかにアルディとミーヤを残して欲しいと思ったものの、残念ながら今後の活躍はピッチ上に限られそうだ。 そして新加入選手である。1月23日現在、新たな新外国人選手は横浜FCから加入するFWカブリーニとCBガブリエウの2人だけ。補強の目玉は京都から獲得したFW豊川雄太ということになりそうだ。豊川は岡山や京都で長澤徹監督の指導を受けただけに、戦術の理解は早いだろう。 ヨーロッパをベースにブラジルやアメリカのチームを傘下に収めるレッドブル社だけに、大物外国人の獲得を期待したファン・サポーターも多かったかもしれない。しかし昨年10月に来日したレッドブルサッカーのテクニカルダイレクター、マリオ・ゴメスは大宮の持つポテンシャルを認めつつ、日本サッカーへのリスペクトを語るにとどめている(同氏はシュツットガルト時代に遠藤航と浅野拓磨とプレー)。 恐らく、いきなり現場に介入しては不信と混乱を招くと判断したのだろう。現場は現体制に任せつつ、シーズンの推移を見守ろうといてしているのかもしれない。ただ大がかりなイベントも含めて随所にレッドブル社の意向が反映されていたのは確かだろう。 最後に新シーズンについて長澤監督はファン・サポーターに対し、「26-27年でシーズンが変わります(春秋制に移行)。その時にデビジョン1で戦うためのシーズンです。最終的に信じてもらえるチームにしたい」と抱負を語りつつ、「2つの約束をしたい」と述べた。 その2つとは「1節から38節まで、すべて襲いかかります。信じるに値するチームを作りたい」と決意を表明した。実直な長澤監督だけに、発言の後半部分は頷けた。引っ掛かったのは「すべて襲いかかります」という発言だ。大言壮語はしない長澤監督にしては過激に感じたのだ。 一緒に取材した記者も「襲いかかるなんて、まるでレッドブルのロゴマークを意識したかのようですね」と驚いていた。長澤監督に、意図的にそこまで言わせたとしたら、“レッドブル恐るべし”と感じたキックオフイベントだった。 2025.01.23 22:00 Thu5
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日本代表FW浅野拓磨がついにラ・リーガ初ゴールを記録した。 ボーフムから今シーズン加入した浅野は、2日に行われたラ・リーガ第26節のアラベス戦に先発出場。待望のゴールを記録した。 開幕戦から出番をもらう中で、シーズン序盤に負傷離脱。3カ月程度休んだ中で再び出番をもらっていた。 移籍後ゴールがなかった浅野だが、アラベス戦で待望のゴールを記録した。 0-0で迎えた9分、右サイドからのロングスローがボックス内でルーズボールとなると、浅野が浮き球を豪快にボレー。強烈な一撃がネットに突き刺さり、マジョルカが先制に成功した。 浅野にとってはこれが移籍後初ゴール。強烈な一撃にファンは「シュートフォームかっこよすぎ」、「めっちゃ綺麗なシュート」、「お手本のようなボレー」、「めっちゃ難しいゴール決める」、「盛り上がりすごいな」、「凄すぎるな」とコメントが寄せられた。 待望のゴールにはファン・サポーターだけでなくチームメイトも歓喜。浅野はお得意のジャガーポーズを初披露すると共に、四方へのおじぎパフォーマンスで感謝を示した。 なお、試合は1-1のドローに終わっている。 <span class="paragraph-title">【動画】浅野拓磨、キレイな弾丸ボレーでリーガ初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="clUCgIGeDWc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.03 12:40 Mon2
【ラ・リーガ第27節プレビュー】CLダービー再戦控える両雄はいずれも自治州ダービー
先週末に行われた第26節ではバルセロナ、アトレティコ・マドリーがいずれも勝利を収めた一方、レアル・マドリーがベティスに不覚を取って三つ巴のタイトルレースで明暗が分かれた。 週明けに欧州のラウンド16第2戦を控えるなか、今節も引き続きチャンピオンズリーグ(CL)のマドリード・ダービー第2ラウンドを控えるマドリードの2強に注目が集まるところ。2位のアトレティコは14位のヘタフェ、3位のマドリーは7位のラージョ・バジェカーノとマドリード自治州ダービーを戦う。 アトレティコは前節、アスレティック・ビルバオとの上位対決をFWフリアン・アルバレスのゴールによってウノセロ勝利。ラ・リーガで重要な勝利を収めた。敵地サンティアゴ・ベルナベウで行われたラウンド16の1stレグではゴラッソの応酬となったなか、1-2で惜敗した。絶好調のアルバレスの公式戦4試合連続で一時同点に追いつくも、勝ち越された後は敵地でこれ以上傷口を広げないことを優先し、シメオネ監督はFWグリーズマンらを下げて5バックに布陣変更するなど180分を意識した采配を振るい、メトロポリターノで逆転を目指す。 そのため、今回のヘタフェ戦では元来の相性の良さに加え、ファウルを辞さない対戦相手のスタイルを考慮し、幾つかのポジションでのターンオーバーが見込まれる。ボランチのポジションはやや手薄も、前線とディフェンスラインはメンバーを入れ替える余裕はあり、FWセルロートやFWアンヘル・コレア、DFル・ノルマン辺りの活躍に期待だ。 マドリーは前節、敵地でベティスに1-2の敗戦。FWブラヒム・ディアスのゴールで試合序盤に先制したが、古巣対戦のMFイスコにセットプレーから1ゴール1アシストの活躍を許して厳しい逆転負けとなった。それでも、CLダービー初戦ではFWロドリゴとブラヒム・ディアスのゴラッソ2発によって重要な初戦に勝利。3点目を奪うチャンスを逃した感もあるが、MFベリンガムがサスペンション明けで復帰できる点を考えれば、大きなアドバンテージを得たと見るべきだ。 首位と勝ち点が3ポイントに広がったこともあり、リーグ連覇に向けてこれ以上の取りこぼしは許されず、難敵ラージョとのホームゲームではアトレティコに比べてより主力クラスの起用が必要となる。リーグ戦でもサスペンションが明けるベリンガムや前線の主力を起用しつつ、中盤以下のポジションではターンオーバーを採用する見込み。できるだけ早い時間帯にゴールを重ね、主力のプレータイムをコントロールするような展開に持ち込みたい。 首位のバルセロナは前節、レアル・ソシエダに4-0の圧勝。前半序盤に退場者を出した相手にDFマルティンの初ゴールなど大量ゴール且つ相手に1本のシュートも許さぬ完勝。続くCLではベンフィカとのアウェイゲームで劇的な1-0の先勝を収めた。前半にDFクバルシが退場するアクシデントに見舞われたが、後半序盤に相手のミスを突いたFWハフィーニャのゴールで先制。以降は完全に押し込まれる展開もGKシュチェスニーの再三の好守もあってウノセロ勝利となった。 ホームで戦うリターンレグに向けては初戦で70分以上を10人で戦う消耗戦となったこともあり、前回対戦で大敗した11位のオサスナとの対戦とはいえど、今回の試合でターンオーバーの採用は濃厚だ。2ndレグに出られないクバルシに加え、退場の煽りで悔しい前半の交代となったMFダニ・オルモに、FWフェラン・トーレスら控え選手たちの活躍が重要となるはずだ。 MF久保建英を擁する9位のレアル・ソシエダは、ヨーロッパリーグ(EL)のマンチェスター・ユナイテッドとのリターンレグを控えるなか、12位のセビージャと対戦する。前述のリーグ前節は不甲斐ない惨敗となったが、ホームで戦ったユナイテッドとの初戦は1-1のドロー。堅い展開で先制こそ許したが、FWオヤルサバルのPKで追いついた後は優勢に試合を進め、FWオスカールソンが決定機をモノにできればという上々の内容だった。 逆転でのヨーロッパ出場権獲得へリーグ戦での取りこぼしは許されない状況だが、ユナイテッド戦優先で戦う今回のホームゲームでは一部主力の温存は濃厚か。久保に関しては80分程度のプレータイムだったこともあり、先発と途中出場の可能性は五分五分。完全休養の可能性は低いだけに、ピッチに立った際には決定的な仕事を期待したい。 前述のクラブ同様にELとカンファレンスリーグ(ECL)のリターンレグを控える4位のアスレティック、6位のベティスはそれぞれ8位のマジョルカと17位のラス・パルマスと対戦する。 ローマとの敵地での初戦を後半ラストプレーの失点で1-2と競り負けたアスレティック。さらに、同試合ではDFビビアンが負傷、DFジェライが退場と主力センターバックコンビを欠いてリターンレグを戦うことになる。マジョルカ戦では前線を中心にメンバーを入れ替えつつ、ディフェンスラインではローマ戦を視野に入れた組み合わせで臨む可能性もある。 その対戦相手となるマジョルカでは前節のアラベス戦で待望の初ゴールを挙げたFW浅野拓磨に注目。初挑戦のラ・リーガでは細かいケガの影響で本領発揮に至らずも、見事な右足ボレーのゴラッソで初ゴールを記録し、今回のアスレティック戦では2戦連発への期待がかかる。 マドリー撃破でリーグ3連勝のベティスだが、ヴィトーリア・ギマランイスとのホーム開催のECL初戦では2度のリードを守り切れずに2-2のドロー。敵地で勝利が必須の2ndレグに向けて今回のラス・パルマス戦では大幅なターンオーバーを採用する見込みだ。 《ラ・リーガ第27節》 ▽3/8(土) 《22:00》 セルタ vs レガネス 《24:15》 アラベス vs ビジャレアル 《26:30》 バレンシア vs バジャドリー 《29:00》 バルセロナ vs オサスナ ▽3/9(日) 《22:00》 ヘタフェ vs アトレティコ・マドリー 《24:15》 レアル・マドリー vs ラージョ 《26:30》 ベティス vs ラス・パルマス アスレティック・ビルバオ vs マジョルカ 《29:00》 レアル・ソシエダ vs セビージャ ▽3/10(月) 《29:00》 エスパニョール vs ジローナ 2025.03.08 12:00 Sat3
浅野拓磨は試合序盤に好機演出もアスレティックとのアウェイ戦はドロー【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第27節、アスレティック・ビルバオvsマジョルカが9日にサン・マメスで行われ、1-1のドローに終わった。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は59分までプレーした。 8位のマジョルカは前節、浅野が圧巻の右足ボレーでラ・リーガ初ゴールを記録もアラベスと1-1のドローに終わった。1勝3分けの4戦無敗で臨んだ上位対決では2戦連発が期待された浅野が[5-4-1]の右サイドでスタメンに名を連ねた。 一方、4位のアスレティックは前節、アトレティコ・マドリーに競り負けてリーグ17戦ぶりの黒星。さらに、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16初戦ではローマに敵地で1-2と競り負けて公式戦2連敗となった。週明けにホームでのリターンレグを控えるなか、バルベルデ監督は一部ポジションでターンオーバーを敢行した。 立ち上がりにはニコ・ウィリアムズの積極的な仕掛けでアスレティックが攻勢を見せたが、マジョルカも7分に浅野起点の決定機を創出。相手のトラップミスを狙っていた浅野が右サイド深くに抜け出して絶妙なグラウンダーの折り返しを送るが、ニアに走り込んだムリキのワンタッチシュートは枠を捉え切れず。 立ち上がり以降はホームのアスレティックがやや優勢に進めるものの、マジョルカも堅固な守備ブロックで応対。ニコらのスピードをうまく抑え込みながら、屈強な守備陣がロングボールやクロスを撥ね返していく。ただ、攻撃ではムリキになかなか良い形でボールが入らず、浅野も序盤以降はなかなかチャンスに絡めなかった。 ゴールレスで折り返した後半、ホームでより勝ち点3がほしいアスレティックは早いタイミングでイニャキ・ウィリアムズ、サンナディのアタッカーコンビを投入する。 しかし、先にスコアを動かしたのはアウェイのマジョルカ。56分、右CKの場面でキッカーのダルデルの正確なクロスをゴール前に走り込んだライージョが弾丸ヘッドで合わせた。 しかし、マジョルカのリードは長く続かない。58分、アスレティックのカウンターから右サイドを突破したゴロサベルからの折り返しをゴール前に走り込んだニコが頭で合わせ、失点からわずか2分で追いついた。 1-1の振り出しに戻ると、マジョルカベンチは浅野を下げてアントニオ・サンチェスを投入。この日の浅野は立ち上がりに決定機を演出したものの、以降は守備に追われる消化不良の内容となった。 その後、試合はウィリアムズ兄弟を軸にアスレティックがより多くの決定機を作り出したものの、マジョルカの集中した守備を前に最後の一押しが足りず。このまま1-1のスコアでタイムアップを迎え、ELローマ戦へ弾みを付ける勝利には至らなかった。一方、難所で勝ち点1を拾ったマジョルカは5戦無敗に。 アスレティック・ビルバオ 1-1 マジョルカ 【アスレティック】 ニコ・ウィリアムズ(後13) 【マジョルカ】 アントニオ・ライージョ(後11) 2025.03.10 04:38 Mon4
【ラ・リーガ第26節プレビュー】CLダービー控えるマドリード2強は難敵と対峙! 首位バルサは久保不在のソシエダ戦
先週末に行われた第25節では熾烈なタイトルレースに身を置く3強が揃って快勝し、1ポイント差の三つ巴のレースは継続。また、2度目の指揮官交代を図った最下位のバジャドリーはアスレティック・ビルバオに衝撃的な1-7の惨敗を喫している。 ヨーロッパのラウンド16初戦が週明けに開催される今節は、チャンピオンズリーグ(CL)のマドリード・ダービーを週明けに控えるマドリード勢が7位レアル・ベティス、4位アスレティックと対戦する。 2位のレアル・マドリーは前節、ホームでジローナと対戦し2-0の勝利。マンチェスター・シティとの激闘直後の一戦でターンオーバーを敢行したなか、MFモドリッチのスーペルゴラッソに2トップの連携によるFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールによって難敵相手にリーグ4戦ぶりの白星を挙げた。続くコパ・デル・レイ準決勝1stレグのレアル・ソシエダ戦では大幅にメンバーを落としたものの、GKルニンの再三のパラドンに、MFベリンガムとFWエンドリッキの見事な連携で奪ったゴールによって敵地でウノセロの先勝。良い流れを継続している。 週明けにホーム開催となる中2日のダービーに向けて一部主力を温存したいところだが、対戦相手は直近連勝中。加えて、出場停止が取り消された絶好調のFWアントニーがプレー可能となっており、古巣対戦で意気込むMFイスコらとともに要警戒だ。DFアラバの前節スタメン復帰は朗報だが、中盤で存在感を示していたMFセバージョスがラ・レアル戦の負傷で2カ月程度の離脱が決定。ベリンガムも引き続き不在の中盤ではMFチュアメニ、MFバルベルデの主力2人が起用されることになりそうだ。 3位のアトレティコ・マドリーは前節、バレンシアとのアウェイゲームに3-0で完勝。こちらもリーグ3戦ぶりの白星を挙げた。FWフリアン・アルバレスのドブレーテに、FWアンヘル・コレアがダメ押しのゴールを挙げ、下位相手に危なげなく勝利した。続くコパのバルセロナ戦は敵地で壮絶な4-4のドロー。再びアルバレスのドブレーテで2点を先行したなか、そこからの4失点で大逆転を許したが、後半終盤にMFジョレンテ、昨年末のリーグ前回対戦を彷彿とさせるFWセルロートの土壇場ゴールによってドローに持ち込んだ。 そのタフな一戦から中3日で臨む今節は、アスレティックとの上位対決に臨む。シメオネ監督としてはダービーへターンオーバーを敢行したいところだが、リーグ戦の優勝争いを鑑みれば直近のバジャドリー戦に7-1で勝利している4位チーム相手に甘い考えは捨てるべきだ。まずは全力で臨んで試合展開に応じたプレータイムのコントロールに動くべきか。ただ、セルロートやコレアが好調を維持しており、2列目のサイドも比較的選択肢がある点は心強い。 対戦相手のアスレティックは、今季の決勝がサン・マメスでの開催となるため、週明けに控えるヨーロッパリーグ(EL)のローマ戦のプライオリティがより高いか。ただ、前線はウィリアムズ兄弟を中心に良いポジション争いができており、そこまでクオリティを落とさずに戦うことが可能だ。 首位のバルセロナはCLでベンフィカとの再戦を控えるなか、9位ソシエダとの強豪対決に挑む。前節は下位に沈むラス・パルマス相手に苦戦を強いられたが、いずれも途中出場のMFダニ・オルモ、FWフェラン・トーレスのゴールによって2-0の勝利。首位キープに成功した。続くコパでは逆転から一時2点差を付けたなか、ゲームクローズの問題によってホームで4-4のドロー。良い流れに水をさされる形となったが、パフォーマンス自体は悪くない。今回の一戦では一部ポジションでメンバーを入れ替えながら実力者撃破を狙う。 対するソシエダは前節、レガネス相手にMF久保建英の今季5点目などで3-0の快勝。ただ、前述のコパでは試合を通して多くの決定機を作りながらも、一部主力温存のエル・ブランコに先勝を許した。週明けにELのマンチェスター・ユナイテッド戦を控えるなかで臨む首位チームとの一戦では累積警告の久保を欠く状況となり、難しい戦いを強いられそうだ。割り切って守りを固めながらカウンターで相手のハイラインを攻略し、勝ち点を持ち帰りたい。 FW浅野拓磨を擁する8位のマジョルカは、降格圏の19位に沈むアラベス相手に2戦ぶりの白星を狙う。セビージャとの前節は試合を通して相手に主導権を握られながらも、後半アディショナルタイムにDFバルイェントが決めた劇的同点ゴールによって1-1のドローに持ち込んだ。スタメン出場となった浅野は変則的な[3-5-2]の2トップの一角で幾度かチャンスに絡んだが、決定的な仕事には至らず。より攻撃的に戦える下位相手の一戦で起用法は不明だが、コンディションの向上が見受けられるなかで今度こそ目に見える結果を出したい。 その他では最下位バジャドリーvs17位ラス・パルマスの残留争い直接対決。ラージョvsセビージャ、ビジャレアルvsエスパニョールといったカードに注目だ。 《ラ・リーガ第26節》 ▽2/28(金) 《29:00》 バジャドリー vs ラス・パルマス ▽3/1(土) 《22:00》 ジローナ vs セルタ 《24:15》 ラージョ vs セビージャ 《26:30》 ベティス vs レアル・マドリー 《29:00》 アトレティコ・マドリー vs アスレティック・ビルバオ ▽3/2(日) 《22:00》 レガネス vs ヘタフェ 《24:15》 バルセロナ vs レアル・ソシエダ 《26:30》 マジョルカ vs アラベス 《29:00》 オサスナ vs バレンシア ▽3/3(月) 《29:00》 ビジャレアル vs エスパニョール 2025.02.28 19:00 Fri5