【CLラウンド16プレビュー】希代のストライカー対決、インモービレvsケイン

2024.02.14 18:00 Wed
希代のストライカー対決に注目
Getty Images
希代のストライカー対決に注目
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、ラツィオvsバイエルンが日本時間14日29:00にキックオフされる。FWインモービレとFWケインという希代のストライカーを擁する両チームの激突だ。
PR
3季ぶりCL出場となったラツィオはアトレティコ・マドリー、フェイエノールト、セルティックが同居したグループを3勝1分け2敗の2位で通過した。ただ、CLとの過密日程に耐え切れずセリエAでは不調に。11勝4分け8敗の8位と波に乗り切れていない。ただ、直近のカリアリ戦では3-1と快勝した上、インモービレにセリエA通算200ゴール目が生まれた。そして鎌田が公式戦6試合ぶりに出場しポスト直撃のシュートを放つなど、存在感を見せた。タイミング的には良いチーム状態で大一番を迎えている。一方、昨季は準々決勝で優勝したマンチェスター・シティの前に敗れたバイエルンは、コペンハーゲン、ガラタサライ、マンチェスター・ユナイテッドが同居したグループを5勝1分けの首位で通過。ブンデスリーガでも順調に勝ち星を積んでいたが、直近のレバークーゼンとの首位攻防戦では後を引きずるような完敗を喫した中、ラツィオ戦を迎えている。
両クラブはこれまで2度対戦。2020-21シーズンのCLラウンド16で対戦し、バイエルンが連勝してベスト8へ勝ち上がっていた。

◆ラツィオ◆
【4-3-3】

▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:プロベデル
DF:マルシッチ、マリオ・ヒラ、ロマニョーリ、ヒサイ
MF:ゲンドゥージ、カタルディ、L・アルベルト
FW:イサクセン、インモービレ、フェリペ・アンデルソン
負傷者:なし
出場停止者:なし
快勝したカリアリ戦のスタメンを踏襲することが予想される。ザッカーニやベシーノ、ラッツァーリらのスタメンの可能性がある。

◆バイエルン◆
【4-2-3-1】

▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ノイアー
DF:マズラウィ、ウパメカノ、キム・ミンジェ、ラファエル・ゲレイロ
MF:キミッヒ、ゴレツカ
MF:サネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン
負傷者:DFアルフォンソ・デイビス、サール、MFライマー、MFコマン、MFニャブリ
出場停止者:なし

直近のレバークーゼン戦では相手に合わせて3バックとしたが、失敗に終わったこと、ラツィオが4バックであることから本来のシステムに戻すものと思われる。

★注目選手
◆FWチーロ・インモービレ(ラツィオ)
Getty Images

ラツイオの注目選手にはインモービレを挙げたい。カリアリ戦で史上8人目となるセリエA通算200ゴールを達成したインモービレ。今季はセリエAで6ゴール、CLで3ゴールと本来のパフォーマンスには届いていないものの、ラツィオの中では最もゴールを期待できる存在に変わりはない。ラツィオがアップセットを起こすにはインモービレの爆発が必須となる。

◆FWハリー・ケイン(バイエルン)
Getty Images

対するバイエルンの注目選手にはケインを挙げたい。プレミアリーグ通算213ゴールの実績を引っさげてバイエルン入りしたイングランド代表FWは、ブンデスリーガでも大暴れ。ここまで圧巻の24ゴールをマークしている。レバークーゼン戦ではほとんどボールに絡めず悔しい思いをしたであろうゴールマシーンがラツィオ戦で鬱憤を晴らすことになるか。

PR

ラツィオの関連記事

セルティックへの移籍が噂されているラツィオのデンマーク代表FWグスタフ・イサクセン(24)だが、クラウディオ・ロティート会長が否定した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 イサクセンはミッティランの下部組織出身で、2023年8月にラツィオに完全移籍で加入した。 ラツィオでは2シーズンで公式戦83試合に出 2025.05.04 23:30 Sun
セリエA懲戒委員会は29日、ユベントスのトルコ代表FWケナン・ユルドゥズに対し、2試合の出場停止処分と罰金1万ユーロ(約162万円)を科した。 ユルドゥズは27日に行われたセリエA第34節モンツァ戦に先発。前半追加タイムに相手MFアレッサンドロ・ビアンコに対してヒジ打ちを見舞って一発退場となっていた。 この 2025.04.30 11:00 Wed
ローマ教皇フランシスコの葬儀開催に伴い、26日に開催予定だったセリエA第34節の3試合が延期されることになった。イタリア『ANSA通信』が伝えている。 21日、バチカンはローマ教皇フランシスコの死去を発表。5週間に渡り感染症の治療を行っていたなか、最近退院したものの、88歳で亡くなった。 レガ・セリエAはこ 2025.04.22 21:18 Tue
ローマ教皇フランシスコの逝去を受けて全試合が中止となったセリエA。新たな日程が発表された。 21日、フランシスコ教皇が88歳で逝去したことが発表。予定されていたセリエAの4試合が中止となった。 レガ・セリエAはその後に試合の再スケジュールを発表。現地時間23日(水)の18時30分(日本時間:23日(水)25 2025.04.22 00:00 Tue
レガ・セリエAは、21日に実施される予定だった全ての試合を延期することを発表した。 21日、バチカンはローマ教皇フランシスコの死去を発表。5週間に渡り感染症の治療を行っていた中、最近退院したものの、88歳で亡くなった。 アルゼンチンのブエノスアイレス出身で、史上初の南米出身者でもあり、史上初のイエズス会出身 2025.04.21 19:45 Mon

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

ラツィオの人気記事ランキング

1

セルティック関心のデンマーク代表FW、ラツィオ会長が放出を否定「長く留まってくれることを望む」

セルティックへの移籍が噂されているラツィオのデンマーク代表FWグスタフ・イサクセン(24)だが、クラウディオ・ロティート会長が否定した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 イサクセンはミッティランの下部組織出身で、2023年8月にラツィオに完全移籍で加入した。 ラツィオでは2シーズンで公式戦83試合に出場し9ゴール10アシストを記録。今シーズンはセリエAで34試合4ゴール3アシスト、ヨーロッパリーグ(EL)で10試合2ゴール3アシストを記録し、右ウイングとして攻撃を支えている。 そのイサクセンは、2028年夏までラツィオと契約を結んでいる中、今夏の退団が噂されている。 セルティックはポルトガル人FWジョタが長期離脱となり、ウインガーを探している状況。その中でイサクセンに関心を寄せているという。 ただ、ラツィオのロティート会長は放出する気はないとコメント。チームに残ることを希望した。 「我々は闘志あふれるチームを築き上げてきた」 「グスタフには予想外の瞬間から注目してきた。彼が素晴らしい選手だと確信している」 「彼は最近ラツィオに加入した他の多くの選手たちと同様にまだ成長の可能性があり、我々は彼が長く留まってくれることを望んでいる」 2025.05.04 23:30 Sun
2

ヒジ打ち一発退場のユルドゥズ、CL出場権争うボローニャ&ラツィオ戦出場停止

セリエA懲戒委員会は29日、ユベントスのトルコ代表FWケナン・ユルドゥズに対し、2試合の出場停止処分と罰金1万ユーロ(約162万円)を科した。 ユルドゥズは27日に行われたセリエA第34節モンツァ戦に先発。前半追加タイムに相手MFアレッサンドロ・ビアンコに対してヒジ打ちを見舞って一発退場となっていた。 この処分によりユルドゥズは次節、1ポイント差の5位ボローニャ戦、次々節2ポイント差の7位ラツィオ戦の欠場が決まった。 来季のチャンピオンズリーグ出場圏内ぎりぎりの4位に位置するユベントス。イゴール・トゥドール監督就任後2ゴールを挙げていた攻撃の核であるユルドゥズを欠いて大一番連戦に臨むことになった。 2025.04.30 11:00 Wed
3

キエッリーニが17年過ごすユーベでの幕引き 「大きな喜びと幸せを感じながら旅立つ」

ユベントスの元イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニ(37)が口を開いた。 今年8月の誕生日で38歳になろうとする今もユベントスの最終ラインで中心を担うキエッリーニ。17シーズンで公式戦560試合の出場数に19個の獲得タイトルという功績が物語るとおり、クラブのバンディエラと呼ぶにふさわしいレジェンドだが、11日に行われたコッパ・イタリア決勝のインテル戦終了後に今季限りでの退団を表明した。 カタール・ワールドカップ出場(W杯)が叶わなかった代表からの引退に続く大きな決断に惜しむ声があがるなか、16日にホームで行われたセリエA第37節のラツィオ戦に先発。自身にとって本拠地でのラストマッチにセンターバックの一角として所属年数にちなんで17分までピッチに立ち続け、万雷の拍手に包まれながらベンチに下がった。 キエッリーニは試合後、イタリア『スカイ』で「僕は大きな喜びと幸せを感じながら旅立つ。これは数カ月をかけて決めたこと。数週間や数日でというわけじゃない」と心境を続けた。 「常々、高いレベルのうちに出て行きたいと言ってきたけど、その通りになったね。ユベントスにとって厳しい1年だったけど、フィールドで自分のレベルを証明できたし、それが身を引いて若い選手たちに道を譲る後押しになった」 「彼らにもそろそろ責任を背負ってもらわないとね。僕が若手の何人かを羽ばたけないようにしてしまったのをよく承知している。今こそ羽ばたくときだし、僕は彼らを応援しているよ」 また、ユベントスとの契約を来季まで残すなかでの退団について、「W杯に行けなくなったのが全体を早まらせたのは明らか」とイタリア代表のカタール行きならずが影響したと話した。 「僕の計画は今年を過ごして、W杯を迎えることだった。ユーロを優勝して、自分がその一部になれるという感覚があったからね」 「もちろん、若手のスペースも空けておくつもりだったけど、思いどおりにいかなかった。今後のことはユベントスと若手に託すよ」 そして、アメリカ行きが有力視される今後についても質問が及ぶと、「正直に言って、まだわからないんだ。大きな決断を迫られている」と返して、国外でのプレーに意欲を示した。 「海外での経験は文化的なレベルで自分を豊かにしてくれる。フィールドでの経験以上にね。だから、自分がよく知るユベントスでの生活とは異なる文化に触れ、経験する必要性を感じているんだ。近々、家族と一緒に決めるよ」 2022.05.17 16:50 Tue
4

ローマ・ダービー全勝ストップも無敗で監督業を引退するラニエリ監督「ロマニスタとして無敗で終えられたのは素晴らしい」

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が13日に行われ、1-1で引き分けたセリエA第32節ラツィオとのダービーを振り返った。 過去5度指揮を執ったローマ・ダービーで全勝していたラニエリ監督。今季終了後に退任し、ローマのフロントに入閣することが決まっている老将は引き分けで自身最後のダービーを終え、無敗で監督業を後にすることになった。 「試合中には考えなかったが、ロマニスタとして無敗で終えられたのは素晴らしいことだ。できれば勝利で終えたかったが、スポーツでも人生でも全てを手に入れることはできない。受け入れるしかない」 そしてスーパーゴールを叩き込んだFWマティアス・スーレについては「将来は彼のもの」と今後の飛躍を予言した。 「スーレは質の高い選手でゴールの位置を理解している。将来は彼のものだ。なぜなら成長に必要な全てがあるからだ」 試合自体に関しては引き分けで妥当と考えている。 「得点のチャンスではラツィオの方が少し多く、我々はより少なかったが、勝ち点は取っておこう」 2025.04.14 11:30 Mon
5

ノルウェー勢初のELベスト4、殊勲のGKハイキン「ノルウェー全体にとって大きな意味を持つ」

ボデ/グリムトのGKニキータ・ハイキンが17日にアウェイで行われ、PK戦の末に勝ち上がったヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのラツィオ戦を振り返った。 ホームでの1stレグを2-0と先勝していたボデ/グリムト。21分に先制される展開となった中、GKハイキンの好守もあって1点のリードを保っていく。 しかし後半追加タイムに失点し、2戦合計スコアで追いつかれ延長戦へ。その延長戦ではラツィオに勝ち越された中、FWアンドレアス・ヘルメルセンのゴールで追いつきPK戦に持ち込んだ。そしてPK戦ではGKハイキンが2本シュートを止めてノルウェー勢初となるELベスト4進出とした。 イスラエル生まれでロシアにルーツを持ち、チェルシーの下部組織に在籍していた経歴を持つ29歳のハイキン。ロシア代表候補招集歴があるが、昨年10月にノルウェー人と婚約。ノルウェー国籍を取得する意向であり、今後のノルウェー代表入りが見据えられる中でボデ/グリムトをELベスト4に導いた。 「信じられない! ここまで試合が続くと思っていなかったけど、諦めるわけにはいかなかった。チャンスが来ることはわかっていた。これ以上嬉しいことはない。これはノルウェー全体にとって、ボデ/グリムトにとって、僕の家族にとって大きな意味を持つ。本当に素晴らしい。歴史的な夜だ」 指揮官のヒェティル・クヌートセン監督もハイキンを勝因に挙げた。 「ニキータは我々にとって決定的な存在だ。彼は試合とPK戦の両方で決定付ける存在だった」 2025.04.18 10:00 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly