リーズのプレミア復帰に美しい物語…2枚の写真が16年の歳月を雄弁に語る
2020.07.20 15:17 Mon
リーズ・ユナイテッドの17年ぶりのプレミアリーグ復帰に際して、ある家族の2枚の写真が話題を集めている。アルゼンチン『Ole』が伝えている。今シーズン、就任2年目のマルセロ・ビエルサ監督の下、チャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝を果たしたリーズは、2003-04シーズン以来となる17年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めた。
紆余曲折を経た古豪の復活は多くのイングリッシュフットボールファンを喜ばせたが、ある家族の2枚の写真が、これまでの16年の歳月の重さを再認識させることになった。
イギリス『ハル・ライブ』で記者として働くトム・カーショー氏は19日、子供の頃からサポートするリーズのチャンピオンシップ優勝と昇格に際して、1枚の写真を公式『ツイッター』に投稿すると、これがたちまち話題を集めることに。
カーショー氏は、2004年の降格決定時に父親と共に「僕らは(プレミアリーグに)戻ってくる」という手書きのメッセージをスタジアムで掲げていた。
それから6年が経って16年越しの夢を実現したカーショー氏は、「僕らは(プレミアリーグに)帰ってきた」という手書きのメッセージを再び父親と共に掲げる写真を投稿した。
ただ、今回の新たな写真には10年前の写真には写っていない1人の女性の姿が写っていた。
実は、この女性は2014年の投稿写真には写っていなかったものの、2004年の降格決定時にカーショー氏の親子と共にスタジアムでそのメッセージを掲げており、同女性が新たに提供した写真には、確かにそっくりな少女が写っていた。
さらに、驚くことに女性は数年前にカーショー氏と結婚しており、2人の間には子供も生まれているという。
今回のカーショー氏の投稿によって、リーズがプレミアリーグ復帰までに要した16年は、1人の少年が立派な男性に育つほどの長い年月だということを再認識させる結果となった。
ただ、16年を経てあどけない少年と少女が立派な夫婦となり、変わらずにリーズをサポートする姿はフットボールファンとして感慨深いものだ。
紆余曲折を経た古豪の復活は多くのイングリッシュフットボールファンを喜ばせたが、ある家族の2枚の写真が、これまでの16年の歳月の重さを再認識させることになった。
カーショー氏は、2004年の降格決定時に父親と共に「僕らは(プレミアリーグに)戻ってくる」という手書きのメッセージをスタジアムで掲げていた。
そして、リーズの降格から10年が経った2014年にはその写真を『ツイッター』に投稿し、「10年前、僕と父はこのメッセージを掲げていた。僕らはまだその目標がいつか実現することを信じている」という、メッセージを残していた。
それから6年が経って16年越しの夢を実現したカーショー氏は、「僕らは(プレミアリーグに)帰ってきた」という手書きのメッセージを再び父親と共に掲げる写真を投稿した。
ただ、今回の新たな写真には10年前の写真には写っていない1人の女性の姿が写っていた。
実は、この女性は2014年の投稿写真には写っていなかったものの、2004年の降格決定時にカーショー氏の親子と共にスタジアムでそのメッセージを掲げており、同女性が新たに提供した写真には、確かにそっくりな少女が写っていた。
さらに、驚くことに女性は数年前にカーショー氏と結婚しており、2人の間には子供も生まれているという。
今回のカーショー氏の投稿によって、リーズがプレミアリーグ復帰までに要した16年は、1人の少年が立派な男性に育つほどの長い年月だということを再認識させる結果となった。
ただ、16年を経てあどけない少年と少女が立派な夫婦となり、変わらずにリーズをサポートする姿はフットボールファンとして感慨深いものだ。
◆16年を経て少年と少女が立派な夫婦に
#lufc pic.twitter.com/wtXeNVU8dc
— Tom Kershaw (@HullLiveTom) July 19, 2020
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