ナポリFWカジェホンと双子のフアンミがボリバルで少年ファンと涙なみだの別れ

2019.12.31 15:24 Tue
Getty Images
ナポリの元スペイン代表FWホセ・カジェホンの双子の兄弟として知られるMFフアンミ・カジェホンがボリビアのクラブ・ボリバルのラストゲームで1人の少年ファンとエモーショナルな別れを経験した。スペイン『スポルト』が伝えている。世界的な有名プレーヤーのホセ・カジェホンと共にレアル・マドリーのカンテラで育ったフアンミは、マジョルカやアルバセテ、コルドバ、エルクレスと国内の小クラブでプレー。

その後、レヴァディアコス(ギリシャ)、アル・イテファク(サウジアラビア)といった国外のクラブを渡り歩き、2018年にはかつて4年間在籍したボリバルに復帰を果たしていた。
そして、今季限りでの退団が決まっていた同選手は29日に行われた国内リーグ最終戦のローヤル・パリ戦を2-2のドローで終え、ボリバルに2度目の別れを告げることになった。

同試合後、スタジアム内で1人の少年ファンと対面することになったフアンミだったが、ここで思わぬエモーショナルな別れを経験することに。
フアンミの大ファンと思われる少年は同選手のヒザに抱き着くと、「何処にも行かないで」という言葉と共に、どうにかその場から動けないようにと、全力を振り絞って押さえつける行動に出た。

これに対してフアンミは当初、困った表情を浮かべていたが、少年の必死の訴えに大きく心が動かされたのか、思わず両手で顔を覆い少年と同じように涙を浮かべた。それでも、一人の大人としてこの場を収拾するため自身の着用していたユニフォームを脱ぎ少年にプレゼントし、最後は熱い抱擁をかわして無事お別れとなった。

世界を渡り歩くフットボーラーにとってファンとの別れは常に悲しみを伴うものだが、とりわけ幼くも熱狂的なファンとの別れは心に響くものがあるようだ。

※写真はナポリのホセ・カジェホン

◆これは泣くでしょ!

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