「負けたくなかった試合」を落としたポーランド、同点弾のピョンテクも動揺隠しきれず「ゴールは嬉しい。でも…」

2024.06.22 14:41 Sat
【動画】逆転には繋がらず…一時同点としたピョンテクのゴール



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「計画通りにいかなかった」2連敗でグループ敗退決定…ポーランド代表指揮官は「フランス戦が成長のチャンスに」

ポーランド代表のミハウ・プロビエシュ監督が、ユーロ2024での敗北に落胆した。『UEFA.com』が伝えている。 21日、ユーロ2024グループD第2節でオーストリア代表と対戦したポーランド。開幕節でオランダ代表に敗れこれ以上負けられない一戦となったが、開始早々失点を許す苦しい立ち上がりに。それでも、クシシュトフ・ピョンテクのゴールで一度は追いついたものの、後半は再び攻め込まれると2点を奪われてしまい、1-3で敗れた。 2連敗でグループ敗退が決定したプロビエシュ監督は結果を悔やみつつ、残る1試合を成長の場にしたいと意気込んでいる。 「最初の15分、我々は計画通りにいかなかった。オーストリアの攻撃的なプレーにうまく対応できず、ボールを失い続けてしまったんだ。結局のところ、クオリティが十分ではなかった。フランス戦ではもっと攻撃的にプレーできるかもしれず、成長のチャンスだ」 「我々はピッチのかなり高い位置でプレーし、リスクを負っていた。攻撃的にプレーしたいのだから、これは良いことだと選手を説得しなければならない。負傷している選手もいて、チームをまとめるのに苦労したが、これが我々のスタイルだ」 「2点目を許した後、オーストリアはカウンターでプレーしてきた。そして、失点してしまったんだ。我々は全力を尽くした。すでにピッチに守備的中盤はいなかったが、リスクを負う必要があったんだ」 <span class="paragraph-title">【動画】オーストリア相手にまさかの3失点…ポーランドが早くも敗退</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="U6JC-Of3OC0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.22 11:20 Sat

オーストリアがアルナウトビッチのPK弾などで3発快勝!レヴィが途中出場もポーランドは連敗を喫す…【ユーロ2024】

ユーロ2024グループD第2節のポーランド代表vsオーストリア代表が21日に行われ、1-3でオーストリアが勝利した。 4日前に行われた初戦でオランダ代表に惜敗したポーランドは、その試合からスタメンを4人変更。2トップにブクサとピョンテクを据え、トップ下にジエリンスキを起用した[3-4-1-2]の布陣を採用。エースFWレヴァンドフスキはこの試合もベンチスタートとなった。 一方、初戦でフランス代表に敗れたオーストリアは、その試合からスタメンを3人変更。グレゴリッチュやダンソ、ウーバーに代えてアルナウトビッチ、トラウナー、ラインハルトをスタメンで起用。初戦同様に[4-2-3-1]の布陣で試合に臨んだ。 立ち上がりから攻勢を仕掛けるオーストリアは8分、ロングスローのこぼれ球を再び拾ったムウェネが左サイド深くからクロスを供給すると、ニアサイドのトラウナーがヘディングシュートをゴール左に叩き込んだ。 その後は一進一退の拮抗した展開が続くなか、1点を追うポーランドが徐々に反撃を開始。すると30分、右CKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、右サイドでボールを受けたジエリンスキのクロスをファーサイドで収めたキヴィオルが折り返すと、ベドナレクがシュート。これはDFトラウナーにブロックに阻まれたが、こぼれ球を拾ったピョンテクが冷静にゴール右隅にシュートを流し込んだ。 追いつかれたオーストリアは39分、中盤でのカウンターから敵陣に攻め込むと、バウムガルトナーのラストパスをボックス左で受けたザビッツァーがシュートを放ったが、これはGKが好セーブ。さらに42分にも、ザビッツァーがボックス外からミドルシュートでゴールを脅かしたが、これもわずかに枠の左に外れ、前半は1-1で終了した。 迎えた後半、ポーランドはピオトロウスキを下げてモデルをハーフタイム明けに投入。対するオーストリアもグリリッチュを下げてヴィマーをピッチに送り出した。 立ち上がりから前半同様に拮抗した展開が続くなか、勝ち越しを狙うポーランドは60分にピョンテクとブクサを下げてレヴァンドフスキとシフィデルスキを投入する2枚替えを敢行。 しかし、再びスコアを動かしたのはオーストリアだった。67分、左サイドを持ち上がったプラスが敵陣中盤から斜めのパスをボックス手前に供給すると、アルナウトビッチがスルーしたボールを収めたバウムガルトナーがペナルティアークからゴール右へシュートを流し込んだ。 勝ち越しに成功したオーストリアは、77分にもGKペンツのロングフィードが最前線でアルナウトビッチと競り合ったDFダビドビチのクリアミスを誘うと、こぼれ球に反応したザビッツァーがボックス内まで切り込み、飛び出したGKに倒れる。これで獲得したPKをアルナウトビッチが落ち着いて決め、オーストリアが3点目を奪った。 攻撃の手を緩めないオーストリアは、84分にポッシュ、85分にライマーと立て続けに決定機を迎えたが、追加点を奪うことはできず。そのまま1-3でオーストリアが今大会初勝利を挙げた。 ポーランド代表 1-3 オーストリア代表 【ポーランド】 クシシュトフ・ピョンテク(前30) 【オーストリア】 ゲルノト・トラウナー(前8) クリストフ・バウムガルトナー(後22) マルコ・アルナウトビッチ(後33[PK]) 2024.06.22 03:05 Sat

トルコの地で評価高める中、代表で本領発揮求められる多才なレフティー/セバスティアン・シマンスキ(ポーランド代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■ポーランド代表</span> 出場回数:4大会連続5回目 最高成績:ベスト8(2016) ユーロ2020結果:グループリーグ敗退 予選結果:グループE・3位 監督:ミハウ・プロビエシュ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFセバスティアン・シマンスキ(フェネルバフチェ) 1999年5月10日(25歳) 代表で本領発揮求められる多才なレフティー。プロビエシュ新体制移行後は直近の5連勝を含め8戦無敗と好調を維持して今大会に臨むビアウォ・チェルヴォーニ。だが、大会直前にアルカディウシュ・ミリクの戦線離脱に絶対的エースのレヴァンドフスキ、シフィデルスキと前線の主力が揃って負傷。大きな不安を抱えて今大会に臨む形なった。 ピョンテク、ブクサと代表での経験・実績のあるストライカーは控えるが、少なくともエースが不在となる初戦に向けてプロビエシュ監督は[3-5-2]から[3-4-2-1]への変更を含め異なるアプローチを採用する可能性もある。そういった中で活躍が期待されるのが、S・シマンスキだ。 レギア・ワルシャワの下部組織育ちでディナモ・モスクワ、フェイエノールトで活躍したクリエイティブな攻撃的MF、は昨年夏にフェネルバフチェへ完全移籍。加入1年目となった今季は公式戦55試合に出場し、13ゴール19アシストと圧巻の数字を記録。プレミアリーグやセリエAの強豪が熱視線を注ぐ存在となっている。 ただ、34キャップを刻む代表では中盤の準主力にとどまっており、窮地のチームを救うため、個人の価値を高める上でも今大会での本領発揮を期待したい。インサイドハーフやシャドーのポジションでジエリンスキと共に攻撃の起点を担いながら、レンジを問わない高精度の左足シュートで決定的な仕事を果たしたいところだ。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月16日(日) 《22:00》 【D】ポーランド代表 vs オランダ代表 ▽6月21日(金) 《25:00》 【D】ポーランド代表 vs オーストリア代表 ▽6月25日(火) 《25:00》 【D】フランス代表 vs ポーランド代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ヴォイチェフ・シュチェスニー(ユベントス/イタリア) 12.ウカシュ・スコルプスキ(ボローニャ/イタリア) 22.マルシン・ブルカ(ニース/フランス) DF 2.バルトシュ・サラモン(レフ・ポズナン) 3.パヴェウ・ダビドビチ(エラス・ヴェローナ/イタリア) 4.セバスティアン・ウォルキエビチ(エンポリ/イタリア) 5.ヤン・ベドナレク(サウサンプトン/イングランド) 14.ヤクブ・キヴィオル(アーセナル/イングランド) 15.ティモテウシュ・プハチ(カイザースラウテルン/ドイツ) 18.バルトシュ・ベレシンスキ(エンポリ/イタリア) MF 6.ヤクブ・ピオトロウスキ(ルドゴレツ/ブルガリア) 8.ヤクブ・モデル(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) 10.ピオトル・ジエリンスキ(ナポリ/イタリア) 11.カミル・グロシツキ(ポゴニ・シュチェチン) 13.タラス・ロマンチュク(ヤギエロニア・ビャウィストク) 17.ダミアン・シマンスキ(AEKアテネ/ギリシャ) 19.プジェミスワフ・フランコフスキ(RCランス/フランス) 20.セバスティアン・シマンスキ(フェネルバフチェ/トルコ) 21.ニコラ・ザレフスキ(ローマ/イタリア) 24.バルトシュ・スリシュ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) 25.ミハウ・スクラシ(クラブ・ブルージュ/ベルギー) 26.カツペル・ウルバンスキ(ボローニャ/イタリア) FW 7.カロル・シフィデルスキ(エラス・ヴェローナ/イタリア) 9.ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ/スペイン) 16.アダム・ブクサ(アンタルヤスポル/トルコ) 23.クシシュトフ・ピョンテク(イスタンブール・バシャクシェヒル/トルコ) 2024.06.16 17:30 Sun

直前で負傷のミリクが2大会連続の選外に…ポーランド代表が本戦メンバー26名を発表【ユーロ2024】

ポーランドサッカー協会(PZPN)は7日、ユーロ2024に臨むポーランド代表メンバー26名を発表した。 先月29日に候補メンバー29名を発表したミハウ・プロビエシュ監督はGKオリヴィエ・ジフ(プシュチャ・ニエポウォミツェ)、パヴェウ・ボフニェヴィチ(へーレンフェーン/オランダ)に加え、FWアルカディウシュ・ミリク(ユベントス)を選外に。ミリクは発表直前に行われたウクライナ代表との国際親善試合で開始早々に負傷交代してしまい、重傷が懸念されている。 ミリクの代わりには初招集を受けていた19歳のMFカツペル・ウルバンスキ(ボローニャ)が投入されており、そのまま本大会メンバー入り。なお、ミリクは前回のユーロ2020も負傷で欠場しており、2大会連続の不参加となってしまった。 5大会連続5度目のユーロ出場となるポーランドは、ベスト4以上を目指す戦いに。所属するグループDでは、オランダ代表、オーストリア代表、フランス代表と対戦する。 今回発表されたポーランド代表候補メンバーは以下の通り。 ◆ポーランド代表メンバー26名 GK ヴォイチェフ・シュチェスニー(ユベントス/イタリア) ウカシュ・スコルプスキ(ボローニャ/イタリア) マルシン・ブルカ(ニース/フランス) DF バルトシュ・サラモン(レフ・ポズナン) ティモテウシュ・プハチ(カイザースラウテルン/ドイツ) パヴェウ・ダビドビチ(エラス・ヴェローナ/イタリア) セバスティアン・ウォルキエビチ(エンポリ/イタリア) バルトシュ・ベレシンスキ(エンポリ/イタリア) ヤン・ベドナレク(サウサンプトン/イングランド) ヤクブ・キヴィオル(アーセナル/イングランド) MF タラス・ロマンチュク(ヤギエロニア・ビャウィストク) カミル・グロシツキ(ポゴニ・シュチェチン) バルトシュ・スリシュ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) ヤクブ・ピオトロウスキ(ルドゴレツ/ブルガリア) ミハウ・スクラシ(クラブ・ブルージュ/ベルギー) ダミアン・シマンスキ(AEKアテネ/ギリシャ) セバスティアン・シマンスキ(フェネルバフチェ/トルコ) プジェミスワフ・フランコフスキ(RCランス/フランス) ヤクブ・モデル(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) カツペル・ウルバンスキ(ボローニャ/イタリア) ニコラ・ザレフスキ(ローマ/イタリア) ピオトル・ジエリンスキ(ナポリ/イタリア) FW ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ/スペイン) カロル・シフィデルスキ(エラス・ヴェローナ/イタリア) クシシュトフ・ピョンテク(イスタンブール・バシャクシェヒル/トルコ) アダム・ブクサ(アンタルヤスポル/トルコ) 2024.06.08 10:22 Sat

レヴァンドフスキやシュチェスニーら順当招集! ポーランド代表候補は19歳の初招集MFら29名【ユーロ2024】

ポーランドサッカー協会(PZPN)は29日、ユーロ2024に臨むポーランド代表候補メンバー29名を発表した。 ミハウ・プロビエシュ監督率いるポーランド。5大会連続5度目のユーロ出場となり、ベスト4以上を目指す戦いとなる。 候補メンバー29名を発表。19歳のMFカツペル・ウルバンスキ(ボローニャ)とGKオリヴィエ・ジフ(プシュチャ・ニエポウォミツェ)を初招集した。 また、FWアルカディウシュ・ミリク(ユベントス)が昨年10月以来の復帰を果たした。 その他、FWロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)やGKヴォイチェフ・シュチェスニー(ユベントス)、DFヤクブ・キヴィオル(アーセナル)、MFピオトル・ジエリンスキ(ナポリ)、MFニコラ・ザレフスキ(ローマ)らが順当に選出されている。 ポーランドはユーロ本大会でグループDに入り、オランダ代表、オーストリア代表、フランス代表と対戦する。 今回発表されたポーランド代表候補メンバーは以下の通り。 ◆ポーランド代表候補メンバー29名 GK ヴォイチェフ・シュチェスニー(ユベントス/イタリア) ウカシュ・スコルプスキ(ボローニャ/イタリア) マルシン・ブルカ(ニース/フランス) オリヴィエ・ジフ(プシュチャ・ニエポウォミツェ) DF バルトシュ・サラモン(レフ・ポズナン) パヴェウ・ボフニェヴィチ(へーレンフェーン/オランダ) ティモテウシュ・プハチ(カイザースラウテルン/ドイツ) パヴェウ・ダビドビチ(エラス・ヴェローナ/イタリア) セバスティアン・ウォルキエビチ(エンポリ/イタリア) バルトシュ・ベレシンスキ(エンポリ/イタリア) ヤン・ベドナレク(サウサンプトン/イングランド) ヤクブ・キヴィオル(アーセナル/イングランド) MF タラス・ロマンチュク(ヤギエロニア・ビャウィストク) カミル・グロシツキ(ポゴニ・シュチェチン) バルトシュ・スリシュ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) ヤクブ・ピオトロウスキ(ルドゴレツ/ブルガリア) ミハウ・スクラシ(クラブ・ブルージュ/ベルギー) ダミアン・シマンスキ(AEKアテネ/ギリシャ) セバスティアン・シマンスキ(フェネルバフチェ/トルコ) プジェミスワフ・フランコフスキ(RCランス/フランス) ヤクブ・モデル(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) カツペル・ウルバンスキ(ボローニャ/イタリア) ニコラ・ザレフスキ(ローマ/イタリア) ピオトル・ジエリンスキ(ナポリ/イタリア) FW ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ/スペイン) アルカディウシュ・ミリク(ユベントス/イタリア) カロル・シフィデルスキ(エラス・ヴェローナ/イタリア) クシシュトフ・ピョンテク(イスタンブール・バシャクシェヒル/トルコ) アダム・ブクサ(アンタルヤスポル/トルコ) 2024.05.30 08:30 Thu

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「最後まで戦った」すでに敗退決定も強豪フランスに意地のドロー、ポーランド代表指揮官「もっと長くここにいたかったが…」

ポーランド代表のミハウ・プロビエシュ監督は、ユーロ2024で強敵相手のドローを誇った。『UEFA.com』が伝えている。 25日、ユーロ2024グループD最終節でフランス代表と対戦したポーランド。すでにグループ敗退が決まっている中で意地を見せたい一戦は、前半多くのチャンスを作られながらもGKウカシュ・スコルプスキが好セーブを連発したこともあり無失点でハーフタイムへ。後半、PKから失点を許すも79分にロベルト・レヴァンドフスキがPKを決めることで同点とし、そのまま1-1のドローとなった。 強敵相手に意地を見せたチームについて、プロビエシュ監督はそのパフォーマンスを称えている。 「グループ敗退が決定したにもかかわらず、今日スタジアムへ来てくれたファンに感謝したい。最後まで戦い、本当に良いプレーがいくつかあった。それが私の望むフットボールのプレーなんだ。選手たちの献身には感謝したい。グループを通過できなかったこと、この大会を去らなければならないことは残念だ」 「この大会は難しいものだった。もっと長くここにいたかったし、その準備もあったんだ。今日はとても暑い中で良い試合ができたと思う。外では息をするのもやっとの暑さだった」 「試合ではかなり良いプレーができた部分もあったが、より良い構造が必要だ。トップ選手たちは、毎週一貫して(クラブで)プレーしてもらう必要がある」 2024.06.26 13:20 Wed

フランスはドローでグループ2位通過も「失望していない」、デシャン監督は「チャンスを作れている」と強調

フランス代表のディディエ・デシャン監督が、ユーロ2024決勝トーナメント進出という結果を評価した。『UEFA.com』が伝えている。 25日、ポーランド代表とユーロ2024グループD最終節で対戦したフランス。ここまで1勝1分けでグループ2位に位置するチームは、チャンスを作りながら相手GKの好セーブもあって得点を奪えずハーフタイムへ。後半、キリアン・ムバッペがPKを決めて待望のユーロ初ゴールを記録するも、79分に今度はPKから失点を許すと、その後はスコア動かず1-1のドローに終わった。 これにより、他会場の結果グループ2位通過が決定したフランス。1勝2分けと物足りない成績でグループステージを終えたが、デシャン監督は満足感を強調しており、これからさらに改善されるだろうと自信を示している。 「私はまったく失望していない。もちろん首位の座を狙ってはいたが、(相手GKの)スコルプスキは素晴らしかった。彼が何度もセーブしたことで、我々はチャンスを活かせなかったんだ。前半には5回のチャンスがあった。相手GKの功績は認めなければならないだろう」 「ボールを地面にセットした状態で、素早くプレーする必要がある。彼らは我々より屈強であり、空中戦では絶対に勝てないと思っていた。チャンス2回で2点を取れる日もあれば、今日のように7回チャンスがあって得点できない日もあるだろう。もちろん改善の余地はあるが、チャンスを作れていなければより心配していたはずだ」 「無駄なことを言うつもりはない。チームは団結し、チャンスを作っている。得点がない点で、パフォーマンスはまだ控えめだが、最終的にはベスト16に進出できた。本当にタフなグループだったしね。これから少し休みたい。ジャーナリストのみんなも少し休めることを願っている」 2024.06.26 11:10 Wed

ムバッペがユーロ初弾もドローのフランスは2位通過…ラウンド16ではグループE2位との対戦に【ユーロ2024】

ユーロ2024グループD最終節、フランス代表vsポーランド代表が25日に行われ、1-1のドローに終わった。 ここまで1勝1分けでグループ2位に位置するフランスは、2連敗ですでに敗退が決定したポーランド相手に逆転でのグループ首位通過を狙った。0-0のドローに終わったオランダ代表戦からは先発2人を変更。グリーズマンとテュラムに代えて負傷明けのムバッペ、今大会初出場となるバルコラを起用した。 良い意味で吹っ切れたポーランドが立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたことで、比較的オープンな形で試合が進んでいく。開始6分にジエリンスキのミドルシュートで最初の決定機を作ると、序盤はポーランドがよりスムーズにフィニッシュまで持ち込んだ。 ただ、時間の経過と共にボールの主導権を握ったフランスは、2戦連続POTMと絶好調のカンテを起点に押し返すと、テオ・エルナンデス、デンベレが両サイドを崩して際どいシーンを創出した。 前半半ばから終盤にかけては2戦ぶり出場のムバッペが徐々に存在感を示し始め、前半終盤にはいずれもバルコラのお膳立てからボックス内で2度の決定的なシュートを放ったが、ここはGKスコルプスキのビッグセーブに阻まれた。 初戦のオウンゴールを除きゴールを決められず、この試合でも決定力の課題を露呈したフランス。後半も立ち上がりから攻勢を仕掛けるが、ムバッペの2つの決定的なシュートはまたしてもGKスコルプスキのビッグセーブに阻まれる。 それでも、攻勢を続けると、55分にはボックス右で仕掛けたデンベレがDFキヴィオルのファウルを誘って値千金のPK獲得。キッカーのムバッペはこれを冷静に右隅へ蹴り込み、前大会から6戦目にして待望のユーロでの初ゴールを挙げた。 デシャン監督はこの先制直後の61分に3枚替えを敢行。ラビオ、カンテに加えてバルコラを下げてカマヴィンガ、グリーズマン、ジルーを投入。より攻撃的な布陣で追加点を目指す。 一方、勝ち点を上げて大会を終えたいポーランドもスクラシ、シフィデルスキと攻撃的なカードを切ると、この交代が同点ゴールをもたらした。75分、ボックス内でうまくボールを収めたシフィデルスキがDFウパメカノにレイトで足を蹴られると、オンフィールド・レビューの結果、PKを獲得する。 キッカーのレヴァンドフスキの1本目のシュートはGKメニャンにセーブされたが、駆け引きの際に先に動いてゴールラインに足がかかっていなかったとして蹴り直しに。すると、2本目も同じ左側に蹴ったものの、左ポストの内側を掠めたシュートがゴールネットに吸い込まれ、79分の同点ゴールとなった。 1-1の振り出しに戻った試合は追いついた勢いに乗るポーランドがやや優勢に。この流れを受けてフランスはチュアメニ、デンベレに代えてフォファナ、コロ・ムアニとフレッシュな選手を続けて投入。最終盤にかけて攻勢を強めたが、GKスコルプスキを中心に集中した相手の守備を最後まで崩し切ることはできなかった。 この結果、オランダを破ったオーストリアに抜かれたフランスはグループD2位通過となり、7月1日に行われるラウンド16ではグループEの2位と対戦することになった。 フランス代表 1-1 ポーランド代表 【フランス】 キリアン・ムバッペ(後11[PK]) 【ポーランド】 ロベルト・レヴァンドフスキ(後34[PK]) 2024.06.26 03:05 Wed

3発で初勝利のオーストリア、決勝点のバウムガルトナーは結果に安堵 「ストレスのせいで昼寝もできなかった」

オーストリア代表のMFクリストフ・バウムガルトナーが勝利の喜びを語った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024グループDの初戦はフランス代表相手に惜しくも0-1で敗れていたオーストリア。21日の第2節ではポーランド代表からの白星を狙った。 オーストリアは9分、DFゲルノト・トラウナーのヘディング弾で幸先良く先制したが、30分に追いつかれ、1-1で後半へ。それでも、66分にバウムガルトナーがゴール右隅にシュートを決めて再び勝ち越すと、78分にはFWマルコ・アルナウトビッチがPKを決めて突き放し、3-1の勝利を収めた。 決勝点を挙げ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれたバウムガルトナーは、今大会初勝利でプレッシャーから少し開放されたとコメント。それでも次のオランダ代表戦に向け気を引き締めている。 「みんなとても喜んでいる。僕らには大きなプレッシャーがあり、昨日は多くのストレスのせいで昼寝もできなかった。本当にほっとしているけど、これはまだ始まりに過ぎないし、大きな試練が待ち受けていることはわかっている」 「大会に向かうなかでドイツに勝ち、本当に良い時期を過ごしていたから、人々はすぐに大きなことを考え始めた。だけど、僕らはいつだって自分たちの状況を冷静に見ていた。自分たちがどれほど優れているかはわかっている。今日負けていたらとても残念だっただろう」 また、バウムガルトナーは試合内容にも言及。ラルフ・ラングニック監督の言葉もあり、崩れずに勝ち越せたと語った。 「僕らは良いスタートを切ったし、たくさんのプレスをかけたが、その後勢いを失ってしまった。後半は結果を出す必要があるとわかっていたし、僕らが理解していることの1つはこういった状況でどう対応するかということだ。だから良い結果が出た」 「試合の主導権を失う恐れがあった。あまりにも簡単にボールを失い始めていたし、そんなことは許されない。だけど、僕らはお互いを信頼できると誰もがわかっている。ハーフタイムには監督が激励してくれたし、僕らはピッチで全力を尽くした」 個人としては、前回のフランス戦こそゴールがなかったバウムガルトナーだが、代表戦の直近7試合で6得点を記録。オランダ戦でも期待が懸かるが、勝てればそれで良いと考えているようだ。 「この調子で続けられたらいいなと思うけど、それは僕のためではない。チームのため、国のためだ。この大会ではもっと多くの試合を戦いたい。貢献できれば嬉しいけど、誰がゴールを決めるかは気にしていない。試合に勝つことだけが重要で、それ以外は気にしていないよ」 <span class="paragraph-title">【動画】GKの逆をついたシュート! バウムガルトナーの決勝点</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="U6JC-Of3OC0";var video_start = 57;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.22 13:42 Sat

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インテル所属のスイス代表GKヤン・ゾマーが余裕たっぷりだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 スイス代表は29日、ユーロ2024・ラウンド16でイタリア代表を2-0と撃破。試合内容も素晴らしく、2大会連続のベスト8進出だ。 一方、敗れたのは前回王者・イタリア代表。グループBを実質的にギリギリ通過も、勢いに乗じて試合内容も改善…とはならず、順当に負けてしまった格好だ。 セリエA・インテル所属で、スイス代表の守護神も担うゾマーは試合後、停滞感がぶり返してきたイタリアサッカーについて、ミックスゾーンでこう語った。 「イタリアサッカーが危機に瀕しているとは思わない。実際に難しいゲームだったし、この段階(ノックアウトステージ)でイタリア代表に勝利するのは、簡単なミッションじゃない」 「僕はよくセリエAを知っている。そこからイタリア代表に素晴らしい選手が入ってきているだろう?」 「今日はひとえに、僕たちスイスが満足に値する素晴らしいパフォーマンスだったということだよ。もし次も同じパフォーマンスなら、さらなる良い結果を残せるだろうね」 記者を含めたイタリア陣営に気を遣いつつ、やはり順当な勝利だったことを窺わせたゾマーだ。イタリア代表の真の復権は、まだ先か。 2024.06.30 21:45 Sun

下剋上での8強入り目指すスロバキア、スター軍団イングランドと対戦も「自分たちのサッカースタイルを貫く」

スロバキア代表のフランチェスコ・カルツォーナ監督が、強豪とのラウンド16を前にコメントした。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではベルギー代表、ウクライナ代表、ルーマニア代表が同居するグループEに入ったスロバキア。1勝1分け1敗の成績で終え、グループ3位枠から決勝トーナメントに進んだ。 ベスト8入りを懸けてはイングランド代表と対戦。前日会見に臨んだカルツォーナ監督は、タレント揃いのチームを警戒した。 「イングランドはチームとして素晴らしいパフォーマンスを見せれば無敵だろう。我々は細心の注意を払う必要がある。彼らはここでの最高のチームの1つであり、フィジカルとテクニックを兼ね備えている」 「彼らは何人かのトップクラスの選手を自国に残してきた。選手を選べるだけの非常に高いクオリティがあるからだ。彼らの弱点を突く必要がある。しかし、いつ痛い目にあってもおかしくないため、用心しなければならない」 一方、自分たちのスタイルを大きくは変えないともコメント。選手たちへの信頼感をあらわにした。 「私は幸運だ。攻撃的なサッカーをしたいという非常に集中力のあるチームを率いている。しかし、守備もしっかりしたいと思っている。このような試合では細かいところまで集中する必要がある。私は選手たちを100%信頼しているし、素晴らしい試合をしてくれるだろう」 「我々には独自のプレースタイルとメンタリティがある。多少の調整はするが、劇的なことはしない。我々は自分たちのサッカースタイルを貫くつもりだ」 また、カルツォーナ監督はチームの軸となっているMFスタニスラブ・ロボツカにも言及。相対するMFジュード・ベリンガムを引き合いに出しつつ、チームとして戦うことの重要性を説いた。 「彼は3試合で2度もプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれており、我々にとって欠かせない存在だ。彼はワールドクラスのジュード・ベリンガムと対峙することになるが、ロボツカもワールドクラスの選手だ」 「彼はここ2、3年トッププレーヤーとして活躍しているし、素晴らしい試合をしてきた。明日も素晴らしいと思うが、我々は集団として素晴らしい試合をする必要がある。チームでなければならない。ロボツカ1人だけでは大きなことはできない」 2024.06.30 16:42 Sun

ラウンド16でスロバキアと対戦のイングランド、指揮官はベスト8入りに自信も「希望するレベルには5%ほど届いていない」

イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督がラウンド16の戦いに向け、コメントした。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024のグループCを1勝2分けで終え、グループ首位での決勝トーナメント進出を決めたイングランド。30日にはベスト8入りを懸けてスロバキア代表と対戦する。 前日会見に臨んだサウスゲイト監督は、一発勝負となる決勝トーナメントの恐さを強調。一方で勝ち上がりに向けた自信ものぞかせている。 「我々は大会の次のフェーズを楽しみにしている。それがここにいる目的であり、選手たちも興奮している。ノックアウト方式のサッカーが究極の危険を伴うものであることは理解している。我々はそれに慣れている」 「最初のフェーズを乗り越えなければならないし、次はその日その日を乗り切らなければならない世界だ。とにかくやるしかない。我々はこれまで何度もこういった状況を経験しているし、何が必要なのかはわかっている。この挑戦にとても興奮している」 「全員が危険だとわかっているし、誰もがノックアウトされる可能性がある。試合によって結果も異なる。過去に我々はそのような場面で力を発揮してきた。明日もそれを示さなければならない」 また、対戦相手のスロバキアについてもコメント。「優れたチーム」と警戒しつつ、グループC第3節のスロベニア代表戦のパフォーマンスがチームの指針になると語った。 「スロバキアは非常に優れたチームだ。ボールの扱いが上手いし、後方からのビルドアップも上手だ。アグレッシブにプレッシャーをかけてくるから、両サイドで攻撃に対処しなければならないし、非常に高いレベルでプレーしなければならない。ベストを尽くす必要がある。それだけだ」 「タフな相手であることはわかっているし、優秀なコーチ陣が率いるよく走るチーム相手に良いプレーをしなければならない。試合に勝つには自分たちの力を出し切らなければならない。自信は高まっているし、選手たちはスロベニア戦で見せたパフォーマンスの多くが正しい方向への一歩だったとわかっている」 さらに、チーム状態にも言及。グループステージを戦えなかったDFルーク・ショーは今回もベンチスタートと明かし、途中出場の選手が鍵になるとも考えている。 「ショーは先発できないが、メディカルチームと話し合い、部分的に出場できるかどうか検討する。他の選手は全員問題ない」 「ファイナルサードでもっと力を発揮する必要があることはわかっている。我々にはそれができる選手たちが揃っている。(攻撃が)一瞬だけで終わる必要はない。信頼を築き、選手たちが自信を持ってプレーできるようにすることが大事だ」 「チームは人々が考えるほど貧弱なものではなく、人々が考えるほど優れているものでもない。希望するレベルには5%ほど届いていない。だからこそ、全てを台無しにして、継続性と自信を失わないよう注意しなければならない」 「また、どの試合でもベンチから出場して大きなインパクトを残した選手たちがいた。ポジションを狙っている選手たちがいることは念頭に置いているし、我々には選手層の厚さが必要だ。5、6人の交代が必要になるかもしれないが、彼らが準備できていることが重要だ」 2024.06.30 15:36 Sun

「クヴァラはスペインのどの選手よりも優れている」、ママルダシュヴィリが波紋呼んだ発言を説明

ジョージア代表の守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリが、スペイン代表との大一番を前に波紋を呼んだ自身の発言について説明した。 ポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表と強豪揃いのグループFでポルトガルを撃破し、本大会初出場ながらグループ3位通過で決勝トーナメント進出の快挙を果たしたジョージア。 30日に行われるラウンド16では今グループステージ唯一全勝突破のスペイン相手にさらなる躍進を目指す。 FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースと共に、その原動力となっている守護神は、2021年からバレンシアでプレーしていることもあり、この一戦を前にスペイン『マルカ』の取材を受けた。 その際、「クワラツヘリアはスペインのどのプレーヤーよりも優れている」とコメントした結果、スペイン国内で波紋を呼ぶ結果となった。 ウィリー・サニョル監督と共にスペイン戦に向けた公式会見に出席したママルダシュヴィリには当然のことながら、そのコメントに関する質問が飛ぶも、バレンシア守護神は「スペインのプレーヤーをリスペクトしていないわけではない」としながらもジョージア人としてクワラツヘリアこそ世界最高のプレーヤーの1人であると自らの考えを示した。 「僕はただのジョージア人で、彼のファンだ。彼は世界最高のプレーヤーの一人であり、バロンドールを受賞できるプレーヤーだと思う」 「スペインのプレーヤーをリスペクトしていないわけではないよ。もちろん彼らをリスペクトしている。彼らは本当に素晴らしいプレーヤーだけど、ジョージアの一般人として、僕はクヴィチャが世界最高のプレーヤーの一人だと思っているよ」 また、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督も、「ママルは世界最高のゴールキーパーの一人だ。彼の発言は見ていないが、彼がそう思うなら構わない。彼はチームメイトを守らなければならない」、「クヴァラはトップクラスのプレーヤーだし、私もそう思う。ただ、個人的には我々のプレーヤーが最高だと思うよ」と、相手守護神の見解や心情を受け入れている。 2024.06.30 15:30 Sun

「彼らを対戦相手として尊重」、スペイン代表指揮官は予選大勝のジョージアを軽視せず…高速カウンターを警戒

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、今大会のダークホースを警戒している。 大会前の下馬評は芳しくなかったが、イタリア代表、クロアチア代表、アルバニア代表と同居した激戦区のグループBを3戦全勝で首位通過し、ユーロ2024の優勝候補の一角に浮上したラ・ロハ。 30日に開催されるラウンド16では優勝候補ポルトガル代表に2-0の勝利を収めるなど、本大会初出場で見事にグループFを3位通過したダークホースのジョージア代表とベスト8を懸けて対戦する。 そのジョージアは昨年9月に行われたユーロ予選で7-1の圧勝を収めた相手だが、デ・ラ・フエンテ監督は、その当時から大きく進化を遂げたウィリー・サニョルのチームへの警戒を怠らない。 「フットボールで驚くべき出来事が起こるのを、我々はこれまでもたくさん見てきたが、それがなくなることはない。ジョージアはポルトガルに勝った。我々は彼らを対戦相手として尊重し、懸命に働き、試合の重要性を理解して臨まなければならない。それができれば、我々にそのようなことが起こらないはずだ」 さらに、「彼らはカウンターアタックが速く、セットプレーも非常に優れている。我々は警戒し、注意を払って、スピードの部分で相手のカウンターアタックにさらされないようにする必要がある」と、FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースが牽引する高速カウンターへの対応が勝敗のカギを握ると考えている。 また、前述の予選での前回対戦について改めて質問を受けた指揮官は、スコットランド代表相手の0-2の敗戦、当時のスペインサッカー連盟(RFEF)会長のルイス・ルビアレス氏を巡るスキャンダルの真っ最中で戦ったアウェイゲームが、現在のチームにとってターニングポイントになったと振り返る。 「我々にとって非常に重要な試合だった。大きなプレッシャーを抱えて現地に到着し、ファミリーとしてその試合から戻ってきた。以前よりもずっと強くなってね」 その上で「最も重要な試合は常に次の試合であり、今、別のユーロが始まる。我々は非常に難しい試合に備えており、最高の武器を持って勝利を収めるつもりだ」と、ジョージア相手に再び今後に弾みを付けるような試合を見せたいと意気込んだ。 2024.06.30 15:00 Sun

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「負けたくなかった試合」を落としたポーランド、同点弾のピョンテクも動揺隠しきれず「ゴールは嬉しい。でも…」

ポーランド代表のFWクシシュトフ・ピョンテクが悔しさを滲ませた。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024グループD第1節のオランダ代表戦では1-2の逆転負けを喫していたポーランド。第3節で優勝候補フランス代表との一戦が控えるなか、21日の第2節ではなんとしても勝利しておきたいオーストリア代表との一戦に臨んだ。 ポーランドはケガで出遅れのFWロベルト・レヴァンドフスキが引き続きベンチスタートの上、開始早々に先制点を許す苦しい展開に。それでも30分、ゴール前の混戦からピョンテクが押し込み同点で折り返すが、後半に2点を追加され、1-3の敗戦となった。 試合後、ピョンテクはショックを隠しきれないまま敗因を分析。オーストリアが一枚上手だったと認めた。 「何が起こったのか、試合直後に正確に語るのは難しい。僕らは負けたくなかった試合で負けた。良い瞬間も悪い瞬間もあったが、結果的にオーストリアが3ポイントを獲得した」 「オーストリアはボールの扱いがとても上手く、序盤からアグレッシブに、かつプレッシャーをかけて僕らを驚かせてきた。その後は僕らのプレーも良くなり、後半の入りも良かったが、それだけでは十分ではなかった」 また、逆転劇の始まりとなるはずだった自らのゴールについてもコメント。ユーロの舞台での得点は喜んだが、それ以上に勝利が欲しかったと強調した。 「代表のために決めるゴールはどれも素晴らしいものだから、当然ゴールを決めたことは嬉しい。でも、勝利に繋がるのであれば、他のポーランドの選手たちがゴールを決めてくれた方が良かった」 <span class="paragraph-title">【動画】逆転には繋がらず…一時同点としたピョンテクのゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="U6JC-Of3OC0";var video_start = 22;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.22 14:41 Sat
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「計画通りにいかなかった」2連敗でグループ敗退決定…ポーランド代表指揮官は「フランス戦が成長のチャンスに」

ポーランド代表のミハウ・プロビエシュ監督が、ユーロ2024での敗北に落胆した。『UEFA.com』が伝えている。 21日、ユーロ2024グループD第2節でオーストリア代表と対戦したポーランド。開幕節でオランダ代表に敗れこれ以上負けられない一戦となったが、開始早々失点を許す苦しい立ち上がりに。それでも、クシシュトフ・ピョンテクのゴールで一度は追いついたものの、後半は再び攻め込まれると2点を奪われてしまい、1-3で敗れた。 2連敗でグループ敗退が決定したプロビエシュ監督は結果を悔やみつつ、残る1試合を成長の場にしたいと意気込んでいる。 「最初の15分、我々は計画通りにいかなかった。オーストリアの攻撃的なプレーにうまく対応できず、ボールを失い続けてしまったんだ。結局のところ、クオリティが十分ではなかった。フランス戦ではもっと攻撃的にプレーできるかもしれず、成長のチャンスだ」 「我々はピッチのかなり高い位置でプレーし、リスクを負っていた。攻撃的にプレーしたいのだから、これは良いことだと選手を説得しなければならない。負傷している選手もいて、チームをまとめるのに苦労したが、これが我々のスタイルだ」 「2点目を許した後、オーストリアはカウンターでプレーしてきた。そして、失点してしまったんだ。我々は全力を尽くした。すでにピッチに守備的中盤はいなかったが、リスクを負う必要があったんだ」 <span class="paragraph-title">【動画】オーストリア相手にまさかの3失点…ポーランドが早くも敗退</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="U6JC-Of3OC0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.22 11:20 Sat
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オーストリアがアルナウトビッチのPK弾などで3発快勝!レヴィが途中出場もポーランドは連敗を喫す…【ユーロ2024】

ユーロ2024グループD第2節のポーランド代表vsオーストリア代表が21日に行われ、1-3でオーストリアが勝利した。 4日前に行われた初戦でオランダ代表に惜敗したポーランドは、その試合からスタメンを4人変更。2トップにブクサとピョンテクを据え、トップ下にジエリンスキを起用した[3-4-1-2]の布陣を採用。エースFWレヴァンドフスキはこの試合もベンチスタートとなった。 一方、初戦でフランス代表に敗れたオーストリアは、その試合からスタメンを3人変更。グレゴリッチュやダンソ、ウーバーに代えてアルナウトビッチ、トラウナー、ラインハルトをスタメンで起用。初戦同様に[4-2-3-1]の布陣で試合に臨んだ。 立ち上がりから攻勢を仕掛けるオーストリアは8分、ロングスローのこぼれ球を再び拾ったムウェネが左サイド深くからクロスを供給すると、ニアサイドのトラウナーがヘディングシュートをゴール左に叩き込んだ。 その後は一進一退の拮抗した展開が続くなか、1点を追うポーランドが徐々に反撃を開始。すると30分、右CKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、右サイドでボールを受けたジエリンスキのクロスをファーサイドで収めたキヴィオルが折り返すと、ベドナレクがシュート。これはDFトラウナーにブロックに阻まれたが、こぼれ球を拾ったピョンテクが冷静にゴール右隅にシュートを流し込んだ。 追いつかれたオーストリアは39分、中盤でのカウンターから敵陣に攻め込むと、バウムガルトナーのラストパスをボックス左で受けたザビッツァーがシュートを放ったが、これはGKが好セーブ。さらに42分にも、ザビッツァーがボックス外からミドルシュートでゴールを脅かしたが、これもわずかに枠の左に外れ、前半は1-1で終了した。 迎えた後半、ポーランドはピオトロウスキを下げてモデルをハーフタイム明けに投入。対するオーストリアもグリリッチュを下げてヴィマーをピッチに送り出した。 立ち上がりから前半同様に拮抗した展開が続くなか、勝ち越しを狙うポーランドは60分にピョンテクとブクサを下げてレヴァンドフスキとシフィデルスキを投入する2枚替えを敢行。 しかし、再びスコアを動かしたのはオーストリアだった。67分、左サイドを持ち上がったプラスが敵陣中盤から斜めのパスをボックス手前に供給すると、アルナウトビッチがスルーしたボールを収めたバウムガルトナーがペナルティアークからゴール右へシュートを流し込んだ。 勝ち越しに成功したオーストリアは、77分にもGKペンツのロングフィードが最前線でアルナウトビッチと競り合ったDFダビドビチのクリアミスを誘うと、こぼれ球に反応したザビッツァーがボックス内まで切り込み、飛び出したGKに倒れる。これで獲得したPKをアルナウトビッチが落ち着いて決め、オーストリアが3点目を奪った。 攻撃の手を緩めないオーストリアは、84分にポッシュ、85分にライマーと立て続けに決定機を迎えたが、追加点を奪うことはできず。そのまま1-3でオーストリアが今大会初勝利を挙げた。 ポーランド代表 1-3 オーストリア代表 【ポーランド】 クシシュトフ・ピョンテク(前30) 【オーストリア】 ゲルノト・トラウナー(前8) クリストフ・バウムガルトナー(後22) マルコ・アルナウトビッチ(後33[PK]) 2024.06.22 03:05 Sat
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アラー離脱に備えるドルトムントが複数候補リストアップ?

ドルトムントがストライカーの緊急補強を検討しているようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。 ドルトムントはマンチェスター・シティへ旅立ったノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの後釜として、アヤックスからコートジボワール代表FWセバスティアン・アラーを獲得。しかし、そのアラーは先日に精巣腫瘍が見つかり、離脱を余儀なくされている。 クラブとしては今後の更なる検査、専門家による意見を取り入れながら、アラーの起用の可否や復帰時期を見定めることになるが、長期離脱の場合に備えてストライカーの緊急補強を画策しているようだ。 『スカイ』によると、ドルトムントはパリ・サンジェルマン(PSG)の元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ(29)を始め、ヘルタ・ベルリンのポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテク、インテルのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ、FCクラスノダールのコロンビア人FWジョン・コルドバの4選手をリストアップしているという。 ただ、ジェコに関してはインテル残留を希望しており、ピョンテクはサレルニターナへのレンタル移籍が迫っているとの報道も。 さらに、フランス『RMC Sport』は『スカイ』の前述の報道後、ドルトムントはイカルディ獲得に関心がないとの報道を行っている。 フランスメディアによると、イカルディは相当なオファーが届かない限り、パリ残留の意向を示しており、ドルトムントもあくまで緊急補強のストライカーに高額な年俸を支払う考えも、予算もないという。 そうなると、現時点で最も可能性が高いのは、マインツ、ケルン、ヘルタ・ベルリンとブンデスリーガでの豊富な経験を持つコルドバだ。コルドバに関しては、国際サッカー連盟(FIFA)のロシア・ウクライナのリーグに在籍する外国籍選手の移籍特例措置を使用できるため、選手との交渉さえうまくいけば、大きなリスクなく獲得が可能だ。 あくまで今後の動向はアラーの状態次第だが、ドルトムントは有事に備えて複数の補強プランを準備しておく必要がありそうだ。 2022.07.27 15:59 Wed

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ムバッペがユーロ初弾もドローのフランスは2位通過…ラウンド16ではグループE2位との対戦に【ユーロ2024】

ユーロ2024グループD最終節、フランス代表vsポーランド代表が25日に行われ、1-1のドローに終わった。 ここまで1勝1分けでグループ2位に位置するフランスは、2連敗ですでに敗退が決定したポーランド相手に逆転でのグループ首位通過を狙った。0-0のドローに終わったオランダ代表戦からは先発2人を変更。グリーズマンとテュラムに代えて負傷明けのムバッペ、今大会初出場となるバルコラを起用した。 良い意味で吹っ切れたポーランドが立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたことで、比較的オープンな形で試合が進んでいく。開始6分にジエリンスキのミドルシュートで最初の決定機を作ると、序盤はポーランドがよりスムーズにフィニッシュまで持ち込んだ。 ただ、時間の経過と共にボールの主導権を握ったフランスは、2戦連続POTMと絶好調のカンテを起点に押し返すと、テオ・エルナンデス、デンベレが両サイドを崩して際どいシーンを創出した。 前半半ばから終盤にかけては2戦ぶり出場のムバッペが徐々に存在感を示し始め、前半終盤にはいずれもバルコラのお膳立てからボックス内で2度の決定的なシュートを放ったが、ここはGKスコルプスキのビッグセーブに阻まれた。 初戦のオウンゴールを除きゴールを決められず、この試合でも決定力の課題を露呈したフランス。後半も立ち上がりから攻勢を仕掛けるが、ムバッペの2つの決定的なシュートはまたしてもGKスコルプスキのビッグセーブに阻まれる。 それでも、攻勢を続けると、55分にはボックス右で仕掛けたデンベレがDFキヴィオルのファウルを誘って値千金のPK獲得。キッカーのムバッペはこれを冷静に右隅へ蹴り込み、前大会から6戦目にして待望のユーロでの初ゴールを挙げた。 デシャン監督はこの先制直後の61分に3枚替えを敢行。ラビオ、カンテに加えてバルコラを下げてカマヴィンガ、グリーズマン、ジルーを投入。より攻撃的な布陣で追加点を目指す。 一方、勝ち点を上げて大会を終えたいポーランドもスクラシ、シフィデルスキと攻撃的なカードを切ると、この交代が同点ゴールをもたらした。75分、ボックス内でうまくボールを収めたシフィデルスキがDFウパメカノにレイトで足を蹴られると、オンフィールド・レビューの結果、PKを獲得する。 キッカーのレヴァンドフスキの1本目のシュートはGKメニャンにセーブされたが、駆け引きの際に先に動いてゴールラインに足がかかっていなかったとして蹴り直しに。すると、2本目も同じ左側に蹴ったものの、左ポストの内側を掠めたシュートがゴールネットに吸い込まれ、79分の同点ゴールとなった。 1-1の振り出しに戻った試合は追いついた勢いに乗るポーランドがやや優勢に。この流れを受けてフランスはチュアメニ、デンベレに代えてフォファナ、コロ・ムアニとフレッシュな選手を続けて投入。最終盤にかけて攻勢を強めたが、GKスコルプスキを中心に集中した相手の守備を最後まで崩し切ることはできなかった。 この結果、オランダを破ったオーストリアに抜かれたフランスはグループD2位通過となり、7月1日に行われるラウンド16ではグループEの2位と対戦することになった。 フランス代表 1-1 ポーランド代表 【フランス】 キリアン・ムバッペ(後11[PK]) 【ポーランド】 ロベルト・レヴァンドフスキ(後34[PK]) 2024.06.26 03:05 Wed
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フランスはドローでグループ2位通過も「失望していない」、デシャン監督は「チャンスを作れている」と強調

フランス代表のディディエ・デシャン監督が、ユーロ2024決勝トーナメント進出という結果を評価した。『UEFA.com』が伝えている。 25日、ポーランド代表とユーロ2024グループD最終節で対戦したフランス。ここまで1勝1分けでグループ2位に位置するチームは、チャンスを作りながら相手GKの好セーブもあって得点を奪えずハーフタイムへ。後半、キリアン・ムバッペがPKを決めて待望のユーロ初ゴールを記録するも、79分に今度はPKから失点を許すと、その後はスコア動かず1-1のドローに終わった。 これにより、他会場の結果グループ2位通過が決定したフランス。1勝2分けと物足りない成績でグループステージを終えたが、デシャン監督は満足感を強調しており、これからさらに改善されるだろうと自信を示している。 「私はまったく失望していない。もちろん首位の座を狙ってはいたが、(相手GKの)スコルプスキは素晴らしかった。彼が何度もセーブしたことで、我々はチャンスを活かせなかったんだ。前半には5回のチャンスがあった。相手GKの功績は認めなければならないだろう」 「ボールを地面にセットした状態で、素早くプレーする必要がある。彼らは我々より屈強であり、空中戦では絶対に勝てないと思っていた。チャンス2回で2点を取れる日もあれば、今日のように7回チャンスがあって得点できない日もあるだろう。もちろん改善の余地はあるが、チャンスを作れていなければより心配していたはずだ」 「無駄なことを言うつもりはない。チームは団結し、チャンスを作っている。得点がない点で、パフォーマンスはまだ控えめだが、最終的にはベスト16に進出できた。本当にタフなグループだったしね。これから少し休みたい。ジャーナリストのみんなも少し休めることを願っている」 2024.06.26 11:10 Wed
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アーセナルのバックアッパー・キヴィオルに恩師着任ユーベが関心…ミランは16日にポーランド代表戦を視察へ

アーセナルのポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル(24)はやはりイタリア方面から人気が根強い。 アーセナル最終ラインのバックアッパー、キヴィオル。初めてプレミアリーグをフルシーズン戦った今季は2月〜3月にかけて先発フル出場が続くも、やはり位置付けはサブ。周りの選手が万全なら、キヴィオルの序列は高くない。 そんなポーランド代表DFに対しては、前所属がセリエA時代のスペツィアとあってか、イタリア国内で今も評価が高く、ここ半年以上、移籍先としてミランがよく上がる。 イタリア各紙はミランがキヴィオル獲得を目指し続けていると紹介するなか、『カルチョメルカート』によると、どうやらユベントスも参戦。本腰を入れるかは不透明だが、16日に入ってこの動きが確認されたという。 ミランについては、今日現在ポーランド代表一行がユーロ2024で滞在しているドイツ・ハンブルクへリクルート班を向かわせており、16日のポーランドvsオランダをキヴィオル目的で視察するとのこと。 ユベントスは、守備陣補強としてボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを狙いつつ、キヴィオルもマーク。スペツィア時代のキヴィオルを育てたのは、21-22シーズンに同クラブを率いたチアゴ・モッタ監督だ。 キヴィオル本人はというと、ユーロ2024終了後の移籍を決意済みとも。同選手を2500万ユーロ(約42.2億円)と評価するアーセナルも、1800万〜2000万ユーロ(約30億〜33.7億円)のオファーが来れば妥協すると伝えられている。 2024.06.16 21:45 Sun
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3発で初勝利のオーストリア、決勝点のバウムガルトナーは結果に安堵 「ストレスのせいで昼寝もできなかった」

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「負けたくなかった試合」を落としたポーランド、同点弾のピョンテクも動揺隠しきれず「ゴールは嬉しい。でも…」

ポーランド代表のFWクシシュトフ・ピョンテクが悔しさを滲ませた。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024グループD第1節のオランダ代表戦では1-2の逆転負けを喫していたポーランド。第3節で優勝候補フランス代表との一戦が控えるなか、21日の第2節ではなんとしても勝利しておきたいオーストリア代表との一戦に臨んだ。 ポーランドはケガで出遅れのFWロベルト・レヴァンドフスキが引き続きベンチスタートの上、開始早々に先制点を許す苦しい展開に。それでも30分、ゴール前の混戦からピョンテクが押し込み同点で折り返すが、後半に2点を追加され、1-3の敗戦となった。 試合後、ピョンテクはショックを隠しきれないまま敗因を分析。オーストリアが一枚上手だったと認めた。 「何が起こったのか、試合直後に正確に語るのは難しい。僕らは負けたくなかった試合で負けた。良い瞬間も悪い瞬間もあったが、結果的にオーストリアが3ポイントを獲得した」 「オーストリアはボールの扱いがとても上手く、序盤からアグレッシブに、かつプレッシャーをかけて僕らを驚かせてきた。その後は僕らのプレーも良くなり、後半の入りも良かったが、それだけでは十分ではなかった」 また、逆転劇の始まりとなるはずだった自らのゴールについてもコメント。ユーロの舞台での得点は喜んだが、それ以上に勝利が欲しかったと強調した。 「代表のために決めるゴールはどれも素晴らしいものだから、当然ゴールを決めたことは嬉しい。でも、勝利に繋がるのであれば、他のポーランドの選手たちがゴールを決めてくれた方が良かった」 <span class="paragraph-title">【動画】逆転には繋がらず…一時同点としたピョンテクのゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="U6JC-Of3OC0";var video_start = 22;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.22 14:41 Sat