改めて唾吐きと飲水を考える/六川亨の日本サッカー見聞録
2020.06.11 22:00 Thu
Jリーグは6月9日、webによる実行委員会を開催し、27日に無観客で再開・開幕するJ2リーグとJ3リーグは、7月10日から観客を入れることで合意した。J1リーグは7月4日から同じく無観客で再開し、各スタジアムはキャパシティが異なるため第4節から5000人、あるいは収容人員の50%の観客を入れることで合意した。
すでに試合前の両チームの選手による握手、ゴール後のハイタッチなどによるゴールパフォーマンスは禁じられている。プロ野球のオープン戦でもホームラン後の選手は、ベンチで祝福するチームメイトと距離をとって喜びを共有していた。しかし野球の場合は選手がダイヤモンドを1周している間に冷静になれるだろう。
しかしサッカーの場合は瞬間のスポーツだけに、選手はよほど意識しないと難しいかもしれない。実際、新型コロナウイルスで自粛中に行われたプレマッチで、ゴール後に思わずハイタッチをしていた選手がいた。こちらは、これから始まるプレマッチで慣れていくしかないかもしれない。
さらに、専門家からは「唾吐き、水の吐き出しは控えるように」と言われている。しかし唾吐きは自然現象だし、ウガイしたあとに水を吐き出したいのも生理現象だろう。さらに、日本選手には少ないものの片手で鼻をかむ(手鼻)選手もいるし、レフェリーも当てはまるかもしれない。
この件に関しては5月上旬にFIFA(国際サッカー連盟)が「唾吐き禁止」を検討していることで疑問を呈したことがある。その後FIFAからは何のリリースもないと記憶しているので、やはり規制は難しかったのか。
1970年代のサッカーパンツには、なぜかお尻にポケットがついていた(使ったことはなかったが)。新型コロナウイルスとして両サイドにポケット付きのサッカーパンツにして、ティッシュなどを入れてプレーすることになるのだろうか。水吐きに関しては、ピッチ外の決められた場所――選手が水分を補強する可能性が高いのはCK時のため両ゴール裏と、ベンチの指示を聞く際のセンターライン付近――にバケツなどを置くのだろうか。
Jリーグが再開・開幕する6月下旬は梅雨も明けている可能性が高い。当然、夏本番を迎えるだけに、前後半途中での給水タイムが必要になるかもしれない。その際にも密にならず飲水し、吐き出せる場所をどう確保するか。
再開・開幕に向けて、まだまだ課題は多いと言わざるをえないようだ。
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正直、ようやくここまでこぎ着けられたという安堵感と、まだ開幕・再開までには2週間以上あるため油断はできないという警戒感の入り交じった心境だ。気になる日程だが、今後のスケジュールとしては12日に「移動等のガイドライン」が発表され、来週15日17時予定でJ1は第2節から第13節まで、J2は第2節から第15節まで、そしてJ3は第1節から第12節までが発表される。そして翌16日はそれ以降のリーグ戦の開催候補日(週末の場合は土曜日か日曜日か)が発表される予定だ。しかしサッカーの場合は瞬間のスポーツだけに、選手はよほど意識しないと難しいかもしれない。実際、新型コロナウイルスで自粛中に行われたプレマッチで、ゴール後に思わずハイタッチをしていた選手がいた。こちらは、これから始まるプレマッチで慣れていくしかないかもしれない。
実際、「試合中は激しく競り合っている(密になっている)のに、ゴールセレブレーションは離れるのはどうなの」(藤村特命担当部長)という意見もあったという。こちらに関しては「適用を考えていきたい」と、Jリーグとしても検討中のようだ。
さらに、専門家からは「唾吐き、水の吐き出しは控えるように」と言われている。しかし唾吐きは自然現象だし、ウガイしたあとに水を吐き出したいのも生理現象だろう。さらに、日本選手には少ないものの片手で鼻をかむ(手鼻)選手もいるし、レフェリーも当てはまるかもしれない。
この件に関しては5月上旬にFIFA(国際サッカー連盟)が「唾吐き禁止」を検討していることで疑問を呈したことがある。その後FIFAからは何のリリースもないと記憶しているので、やはり規制は難しかったのか。
1970年代のサッカーパンツには、なぜかお尻にポケットがついていた(使ったことはなかったが)。新型コロナウイルスとして両サイドにポケット付きのサッカーパンツにして、ティッシュなどを入れてプレーすることになるのだろうか。水吐きに関しては、ピッチ外の決められた場所――選手が水分を補強する可能性が高いのはCK時のため両ゴール裏と、ベンチの指示を聞く際のセンターライン付近――にバケツなどを置くのだろうか。
Jリーグが再開・開幕する6月下旬は梅雨も明けている可能性が高い。当然、夏本番を迎えるだけに、前後半途中での給水タイムが必要になるかもしれない。その際にも密にならず飲水し、吐き出せる場所をどう確保するか。
再開・開幕に向けて、まだまだ課題は多いと言わざるをえないようだ。
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