キッカケは”靴飛ばし”、「神様の指示」と語る81歳のサッカー指導者に起きた変化【#これから私は】

2021.03.18 21:00 Thu
◆契機となった東日本大震災
サッカーを教えようとしていた小幡氏が、なぜ「靴飛ばし」を練習に取り入れるようになったのか。それは、今から10年前の東日本大震災が大きく関係していた。

当時、宮城県サッカー協会会長を務めていた小幡氏だったが、震災をきっかけに予てから掲げていた「地域に根ざしたスポーツクラブをつくる」という自らの理想を追い求め、震災後にすべての公職を離れることになる。

「いろいろなことがあって震災きっかけに引退した。今まで私は保護者と一切しゃべってこなかったのね。えこひいき的なこともあるから。試合に出られない人もいるじゃないですか」

「でも、ある方に相談して、そこから保護者と話をするようになった。何を目的にスクールをやるのかというところから話を始めたんですよ」

塩竃市生まれの小幡氏は、1964年に「仁井町スポーツ少年団」という小さな町の小さな少年団を創設。少年団は1982年に「塩釜FC」へと形を変えると、3期生として所属した元日本代表の加藤久氏(現京都サンガF.C.強化本部長)や、鹿島アントラーズで活躍するMF遠藤康、モンテディオ山形、ガンバ大阪などJリーグで活躍した佐々木勇人氏ら、多くのJリーガーを輩出してきた。

宮城県の町クラブからJリーガーを輩出しているともなれば、言わば育成のエリート。宮城県サッカー協会会長に就任したのも、その実績や行動力が買われたことが大きいだろう。

しかし、その時指導を受けている子供たちには、そんなことは関係なかった。これまでのやり方では上手くいかないと判断し、そこで偶然取り入れたのが「靴飛ばし」だったのだ。



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