選手と観客の乱闘事件が起きたニースvsマルセイユは無効試合に?
2021.09.08 23:06 Wed
先日に選手と観客の乱闘事件が起きたニースvsマルセイユが再試合を行わず、無効試合となる可能性が浮上している。フランス『レキップ』が報じている。8月22日にニースの本拠地であるアリアンツ・リビエラで行われたリーグ・アン第3節のニースvsマルセイユの一戦では、ホームチームの1点リードで迎えた75分にスタンドから投げつけられたペットボトルがマルセイユのMFディミトリ・パイエの背中を直撃。パイエがこれを投げ返すと、ニースの観客たちが一斉にスタンドを飛び出し、数十人がなだれ込み、収拾のつかない事態となった。
中断を挟んだ後、ニースの選手たちはピッチに戻ったものの、マルセイユの選手たちが戻ることはなく、試合はそのまま打ち切りになっていた。
その後、LFP(フランス・プロリーグ機構)は今回の事件を受け、同28日にアリアンツ・リビエラで行われるニースvsボルドーの無観客試合と共に、ピッチに侵入した観客の1人を殴打したマルセイユのフィジカルトレーナーであるパブロ・フェルナンデス氏への職務停止を言い渡していた。
一方、当該試合の取り扱いに関しては9月8日に改めて発表される予定だが、『レキップ』によると、LFPは今回の試合を再試合ではなく無効試合として両者勝ち点なしという裁定を下すことを検討しているようだ。
ただ、1-0で勝っていたニースサイドはスタジアムの警備上の不備を認めながらも、試合を再開しなかったことについての責任を認めておらず、勝ち点3はおろか、勝ち点1も獲得できない前述の裁定が出た場合、異議申し立てを行う可能性が高いという。
一方、マルセイユサイドは乱闘事件の“被害者”として不戦勝での勝ち点3を要求しているようだ。
現時点では無観客開催での75分からの試合再開が望ましいと思われるが、LFPの裁定はいかに…。
中断を挟んだ後、ニースの選手たちはピッチに戻ったものの、マルセイユの選手たちが戻ることはなく、試合はそのまま打ち切りになっていた。
一方、当該試合の取り扱いに関しては9月8日に改めて発表される予定だが、『レキップ』によると、LFPは今回の試合を再試合ではなく無効試合として両者勝ち点なしという裁定を下すことを検討しているようだ。
LFPは今回のケースのように、0-1で負けているクラブが試合終了まで15分余りを残して試合終了を拒否するという手法を取る前例を作ることを懸念。その代わりに試合自体を凍結して再試合を行わず、無効試合とする決定を下す可能性を考慮しているようだ。
ただ、1-0で勝っていたニースサイドはスタジアムの警備上の不備を認めながらも、試合を再開しなかったことについての責任を認めておらず、勝ち点3はおろか、勝ち点1も獲得できない前述の裁定が出た場合、異議申し立てを行う可能性が高いという。
一方、マルセイユサイドは乱闘事件の“被害者”として不戦勝での勝ち点3を要求しているようだ。
現時点では無観客開催での75分からの試合再開が望ましいと思われるが、LFPの裁定はいかに…。
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