フル出場の遠藤航が2点目起点に! ヌニェス9戦ぶり弾&ジョタ復帰弾のリバプールが3戦ぶり白星で2023年締めくくる【プレミアリーグ】
2023.12.27 04:34 Wed
プレミアリーグ第19節、バーンリーvsリバプールが26日にターフ・ムーアで行われ、アウェイのリバプールが0-2で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はフル出場した。前節、アーセナルとの首位攻防戦を1-1のドローで終えた2位のリバプール。これでリーグ2戦連続ドローとなったクロップのチームは、今季3勝目を手にした19位のバーンリーとのアウェイゲームに臨んだ。アーセナルとの激闘から中2日での開催となった年内最終戦では先発5人を変更。鎖骨骨折のツィミカスの代役にジョー・ゴメスを起用したほか、遠藤を除く中盤にグラフェンベルフ、エリオットを起用するなどターンオーバーを施した。
立ち上がりにエリオット、アムドゥニと開始直後にファーストシュートを打ち合ったなか、アウェイチームのセカンドシュートが早くもゴールネットを揺らす。
6分、左サイドでの連携からガクポがボックス付近でタメを作ってペナルティアーク付近のヌニェスに丁寧なマイナスのパスを送ると、これをウルグアイ代表FWが右足のコントロールシュートでゴール右下隅の完璧なコースに突き刺した。
悩めるヌニェスのリーグ戦9試合ぶりとなる今季5点目で先手を奪ったリバプールは、直後にもグラフェンベルフ、サラーの連続シュートで2点目に迫るなど完全に主導権を掌握。以降も長短織り交ぜたパスで相手を揺さぶりつつ、要所でハイプレスからのショートカウンターを仕掛けてフィニッシュの数を増やしていく。
一方、若き守護神の好守で2失点目を回避するバーンリー。ただ、ハイラインの背後を狙った攻撃から幾度かチャンスの糸口を見いだすものの、最後の局面での精度、判断のミスが多く序盤以降は決定機はおろかフィニッシュまで持ち込むことができなかった。
内容はリバプール圧倒も、ホームチームの粘りによって最少得点差で折り返した試合。早い時間帯に勝負を決めるべく後半もアウェイチームが押し込む入りとなる。
55分にはバイタルエリア中央で遠藤が入れた縦パスのこぼれを回収したエリオットが右のグラフェンベルフに預けてボックス中央でリターンを受け直し、ダイレクトシュートをゴール右下隅に突き刺す。だが、オンフィールド・レビューの結果、オフサイドポジションのサラーがGKトラッフォードのプレーに影響を与えたとの判定でゴールは取り消しとなった。
前半同様にVARに救われて2失点目を凌いだバーンリーは、これでうまく開き直れたか、ここからカウンターやセットプレーを中心にチャンスを作り始める。だが、前半同様に最後の仕上げの部分がうまくいかない。
一方、やや流れが悪いリバプールは67分に3枚替えを敢行。ガクポ、エリオット、グラフェンベルフを下げてルイス・ディアス、ソボスライ、カーティス・ジョーンズを同じポジションに投入した。
引き続きオドベールらの仕掛けに手を焼くものの、要所を締める守備と安定した繋ぎでうまく試合を落ち着かせるリバプール。だが、幻のゴールとなったエリオットのシュートを除き、後半は効果的にシュートまで持ち込めず。そういったことも意識してか、80分過ぎにはソボスライが遠目からミドルシュートを放ってようやく後半最初のシュートを記録した。
その後、リバプールはヌニェスを下げて負傷明けのジョタを、バーンリーはアムドゥニ、フォスターに代えてレドモンド、ブルーン・ラーセンを前線に投入。互いに消耗戦色濃い展開のなかで最後の勝負に出る。
87分には自陣での遠藤の不用意な横パスをブルーン・ラーセンにかっさらわれてピンチを招くが、ここは守護神アリソンの存在感か、慌てて放ったミドルシュートは枠の左に外れて事なきを得る。
冷や汗をかいたものの、相手のシュートミスに救われた遠藤はこの直後に名誉挽回の好プレーで追加点奪取に貢献する。
90分、ハーフウェイライン付近で相手DFオシェイのボールコントロールが大きくなったところに詰めた遠藤が交錯しながらもボールを突っついてジョタに繋げてショートカウンターを発動。ボックス左に抜け出したディアスは自分でシュートまで持ち込めなかったが、冷静に外側に回ったジョタにヒールパス。そのままゴールライン際まで運んだジョタは角度を消された中でGKの股間を抜く左足のシュートを逆のサイドネットに流し込んだ。
そして、遠藤が起点となったダメ押しゴールで勝利を決定付けたリバプールはこのままクリーンシートで試合を終わらせ、リーグ3戦ぶりの勝利と共に暫定首位に浮上。良い形で2023年の戦いを締めくくった。
立ち上がりにエリオット、アムドゥニと開始直後にファーストシュートを打ち合ったなか、アウェイチームのセカンドシュートが早くもゴールネットを揺らす。
悩めるヌニェスのリーグ戦9試合ぶりとなる今季5点目で先手を奪ったリバプールは、直後にもグラフェンベルフ、サラーの連続シュートで2点目に迫るなど完全に主導権を掌握。以降も長短織り交ぜたパスで相手を揺さぶりつつ、要所でハイプレスからのショートカウンターを仕掛けてフィニッシュの数を増やしていく。
前半半ばから終盤にかけても圧倒的なリバプールペースが続く。28分には波状攻撃からガクポが2本目のシュートでゴールネットを揺らすが、ここは直前のプレーでのヌニェスのファウルを取られる。さらに、34分にはガクポの背後を狙った縦パスに抜け出したサラーがクロスバーを叩くハーフボレー。40分にはペナルティアーク付近でヌニェスの横パスを受けた遠藤が左に短く運んで枠の左下隅を捉えた左足シュートを放つが、今度はGKトラッフォードのビッグセーブに阻まれた。
一方、若き守護神の好守で2失点目を回避するバーンリー。ただ、ハイラインの背後を狙った攻撃から幾度かチャンスの糸口を見いだすものの、最後の局面での精度、判断のミスが多く序盤以降は決定機はおろかフィニッシュまで持ち込むことができなかった。
内容はリバプール圧倒も、ホームチームの粘りによって最少得点差で折り返した試合。早い時間帯に勝負を決めるべく後半もアウェイチームが押し込む入りとなる。
55分にはバイタルエリア中央で遠藤が入れた縦パスのこぼれを回収したエリオットが右のグラフェンベルフに預けてボックス中央でリターンを受け直し、ダイレクトシュートをゴール右下隅に突き刺す。だが、オンフィールド・レビューの結果、オフサイドポジションのサラーがGKトラッフォードのプレーに影響を与えたとの判定でゴールは取り消しとなった。
前半同様にVARに救われて2失点目を凌いだバーンリーは、これでうまく開き直れたか、ここからカウンターやセットプレーを中心にチャンスを作り始める。だが、前半同様に最後の仕上げの部分がうまくいかない。
一方、やや流れが悪いリバプールは67分に3枚替えを敢行。ガクポ、エリオット、グラフェンベルフを下げてルイス・ディアス、ソボスライ、カーティス・ジョーンズを同じポジションに投入した。
引き続きオドベールらの仕掛けに手を焼くものの、要所を締める守備と安定した繋ぎでうまく試合を落ち着かせるリバプール。だが、幻のゴールとなったエリオットのシュートを除き、後半は効果的にシュートまで持ち込めず。そういったことも意識してか、80分過ぎにはソボスライが遠目からミドルシュートを放ってようやく後半最初のシュートを記録した。
その後、リバプールはヌニェスを下げて負傷明けのジョタを、バーンリーはアムドゥニ、フォスターに代えてレドモンド、ブルーン・ラーセンを前線に投入。互いに消耗戦色濃い展開のなかで最後の勝負に出る。
87分には自陣での遠藤の不用意な横パスをブルーン・ラーセンにかっさらわれてピンチを招くが、ここは守護神アリソンの存在感か、慌てて放ったミドルシュートは枠の左に外れて事なきを得る。
冷や汗をかいたものの、相手のシュートミスに救われた遠藤はこの直後に名誉挽回の好プレーで追加点奪取に貢献する。
90分、ハーフウェイライン付近で相手DFオシェイのボールコントロールが大きくなったところに詰めた遠藤が交錯しながらもボールを突っついてジョタに繋げてショートカウンターを発動。ボックス左に抜け出したディアスは自分でシュートまで持ち込めなかったが、冷静に外側に回ったジョタにヒールパス。そのままゴールライン際まで運んだジョタは角度を消された中でGKの股間を抜く左足のシュートを逆のサイドネットに流し込んだ。
そして、遠藤が起点となったダメ押しゴールで勝利を決定付けたリバプールはこのままクリーンシートで試合を終わらせ、リーグ3戦ぶりの勝利と共に暫定首位に浮上。良い形で2023年の戦いを締めくくった。
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