ブラジルでサポーターが命を落とす悲劇が起きてしまった。
事件が起きたのは8日に行われた
パウメイラスvsフラメンゴの一戦。この試合ではファン同士の争いが激化し、暴徒化。その中で1人の女性サポーターが命を落とすことになってしまった。
事件は8日に発生。フラメンゴファンの男性が、ゲートが開いた際に割れたガラス瓶を投げ込んだという。これがパウメイラスのサポーターであるガブリエラ・アネッリさんに直撃。投げられた瓶で頸動脈を切る重傷に。救急車で病院へと運ばれたが、2度にわたって心停止を起こすなど、すでに重篤な状態だったという。
そして迎えた10日、ガブリエラさんは帰らぬ人に。23歳の若さだった。
ガブリエラさんは、兄と両親と共にパウメイラスのホームゲームをよく訪れていたとのこと。しかし、フラメンゴファンの愚行により命を落とすことに。瓶を投げた26歳の男性は、自身の行為を認め逮捕されている。
ガブリエラさんの兄は妹の死を報告した。
「僕の妹のために祈ってくれた皆さんに感謝します。しかし、彼女は天国からきたパパと共に暮らすことになった」
「我々の理解を超えた出来事は起こるものだ。毎秒どれだけ戦ってきたのかを知っているし、本当の戦士だった」
「天国から僕たちを見守り、我々の家族を守って欲しい」
また、パウメイラスもガブリエラさんの死を報告。フラメンゴサポーターを糾弾した。
「土曜日のフラメンゴ戦の試合前、アリアンツ・パルケ近辺で瓶を投げられたファン、ガブリエラ・アネッリの死を深く残念に思います」
「23歳の若い女性が、娯楽であるべき環境において、蛮行の犠牲になったことを我々は受け入れることができません」
「パルメイレンセの家族との連帯を示し、我々の存在理由を傷つけ、ブラジルサッカーのイメージを損なうこの犯罪の迅速な捜査を要求します」
