初のトランスジェンダー選手として東京五輪出場、なでしこジャパンと対戦したDFクインが心境綴る「誇りに思う」
2021.07.24 12:48 Sat
心と体の性が一致しないトランスジェンダーのアスリートとしてなでしこジャパンと対戦したカナダ女子代表選手のクインが、自身の心境を語った。
クインは2016年のリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックにも出場。カナダ女子代表として銅メダルを獲得していた。
そのリオ大会では56名、ロンドン大会では23名とされていたトランスジェンダーのアスリートは東京大会では163名に増加。世の中で徐々に認められつつあり、公表する選手が増えてきたことを示している。
「初めてトランスジェンダーを公表したオリンピック選手としてプレーしました。どう感じて良いかわかりません」
「ラインナップや認定証に“クイン(Quinn)”と書かれているのを見て、誇りに思います」
「世界のせいで、私より前に自分たちの真実を生きることができなかったオリンピアンがいたことを知り、私は悲しく思います」
「私は変化に対して楽観的です。立法府の変化。ルール、構造、考え方の変化です」
「ほとんどの場合、私は現実を認識しています。スポーツを禁止されているトランスジェンダーの女子。オリンピックの夢を追いかけようとしている間、差別と偏見に直面しているトランスジェンダーの女性たち」
「戦いは終わりに近づいてはいません。そして、私たち全員がここに来られた時に祝福します」
カナダ女子代表は24日にチリ女子代表と対戦する。
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カナダ女子代表DFのクイン。21日に行われたなでしこジャパンとの試合に先発出場。73分までプレーし、試合は1-1の引き分けに終わった。クインは、夏季オリンピックに初めて出場したトランスジェンダーを公表しているアスリートとなった。そのリオ大会では56名、ロンドン大会では23名とされていたトランスジェンダーのアスリートは東京大会では163名に増加。世の中で徐々に認められつつあり、公表する選手が増えてきたことを示している。
そのクインは、自身がトランスジェンダーを公表している初のオリンピアンとなった心境を綴り、まだまだ終わらない問題だとした。
「初めてトランスジェンダーを公表したオリンピック選手としてプレーしました。どう感じて良いかわかりません」
「ラインナップや認定証に“クイン(Quinn)”と書かれているのを見て、誇りに思います」
「世界のせいで、私より前に自分たちの真実を生きることができなかったオリンピアンがいたことを知り、私は悲しく思います」
「私は変化に対して楽観的です。立法府の変化。ルール、構造、考え方の変化です」
「ほとんどの場合、私は現実を認識しています。スポーツを禁止されているトランスジェンダーの女子。オリンピックの夢を追いかけようとしている間、差別と偏見に直面しているトランスジェンダーの女性たち」
「戦いは終わりに近づいてはいません。そして、私たち全員がここに来られた時に祝福します」
カナダ女子代表は24日にチリ女子代表と対戦する。
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