新井悠太
Yuta ARAI
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| ポジション | MF |
| 国籍 |
日本
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| 生年月日 | 2003年03月24日(22歳) |
| 利き足 | |
| 身長 | 166cm |
| 体重 | 65kg |
| ニュース | 人気記事 | クラブ |
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昨季6位からのさらなる躍進期す東京Vが新体制発表会見! 磐田から加入の鈴木海音&平川怜ら新戦力8名が意気込み
東京ヴェルディは7日、2025シーズンの新体制発表会見を実施。8名の新加入選手たちが新天地での意気込みを語った。 2024シーズン、16年ぶりのJ1の戦いに挑んだ東京Vは、城福浩監督の下で明治安田J1リーグで6位フィニッシュという躍進を果たした。そして、J1復帰2年目となる新シーズンはJ1定着をノルマに、ACL出場権獲得とともにタイトル獲得を目指した戦いに臨む。 そんななか、今冬の移籍市場ではジュビロ磐田からDF鈴木海音、MF平川怜を、ガンバ大阪からMF福田湧矢、湘南ベルマーレからGK馬渡洋樹を完全移籍で獲得。大学サッカー界からはFW熊取谷一星、DF内田陽介が明治大学、3年時より特別指定選手としてプレーしていたMF新井悠太が東洋大学から加入、東京ヴェルディユースからMF川村楽人が昇格した。 その緑の新戦力8名は7日に味の素スタジアムで行われた新体制発表会見で、新シーズンへの決意や加入の経緯など新天地での意気込みを語った。 ◆GK馬渡洋樹(湘南ベルマーレ) 「湘南ベルマーレから加入しました馬渡洋樹です。チーム全体若くて(年齢が)上の方ですけど、まだ若さで負けないように頑張りたいと思います」 ――加入に際して相談した人は? 「自分で決断しました。周りの選手に比べると、プロサッカー歴が長いので、いろんな元ヴェルディの選手だったり、それこそ湘南でキーパーコーチをされている油原さんはヴェルディに在籍されていたので、そういう人たちから話を聞きながら、決断させてもらいました」 ――ヴェルディ加入の決め手は? 「まずまた新たな地で、出場機会をつかもうと強い意思で決断しました。自分は今年で31歳になるので若くないですし、ここからまたレギュラーを掴んでやるという気持ちで来ました」 ――ヴェルディで発揮したい持ち味と成長させたいところは? 「相手チームからの目線で見ていて、ヴェルディは若くて、走れて、戦うチームというふうな印象があるので、守備のところはキーパーからもっと喋りながら、守る部分ではコミュニケーションを取ることや鼓舞するところ。攻撃の面では、足元が自分は得意なので、キーパーから攻撃できるようなプレーを見せたいと思います」 ――城福監督や江尻強化部長からの印象的な言葉 「自分にそこまで経歴はないですが、いろんなチームでプレーしてきて、ここはみんな若いので、自分が今まで経験してきたことだったり、そういうの還元してほしいと言ってもらったこと。まだ成長できるそんなクラブだと伝えてくれたので、自分もまだまだ成長したいと思っています」 ――背番号に対する想いは? 「今までのチームでは21番をつけていましたが、長沢選手がつけているので、空いている31番にしました」 ◆DF鈴木海音(ジュビロ磐田) 「ジュビロ磐田から加入しました鈴木海音です。この移籍は自分にとって大きな決断をしたと思っているので、その覚悟をピッチ上で示せたらなと思います。よろしくお願いします」 ――加入に際して相談した人は? 「僕はジュビロ磐田に長く在籍していた山田大記選手だったり、松原(后)選手に少し相談はしましたけど、決めたのは自分自身で。あとは家族だったり、友人に少し話しましたけど、最後は自分の意思で決めました」 ――ヴェルディ加入の決め手は? 「小・中学生の頃からジュビロ磐田というクラブでプレーしてきて、そこでずっと長くやってきましたが、去年ひとつ自分の目標にしていたパリ・オリンピックに出場して、去年も1年間いろいろな経験をして、やっぱり自分自身もっともっと成長するために、自分の目標である海外で活躍することばかりだとか、代表を目指す上で自分は今、東京ヴェルディに来て新たな環境で、自分自身もっと成長しなければいけないなと思って決断しました」 ――ヴェルディで発揮したい持ち味と成長させたいところは? 「僕自身ハイラインでボールを前から奪いに行くというイメージがあって、そのなかで自分自身インターセプトだったり、前に出て行ってボールを奪いに行くことが自分の武器でもあると思っているので、そういったプレーを多く出せたらいいなと思っています。あとはゴール前でのシュートブロックであったり、シンプルな競り合いでもっともっと勝てるように、ここで成長していきたいなと思います」 ――城福監督や江尻強化部長からの印象的な言葉 「自分はまだまだ成長できるということと、どんどん海外に行ってほしいという言葉をいただいて、僕自身ももっと成長しなければいけないと思いますし、海外に行きたいという気持ちもあったので、そういう言葉で決めました」 ――背番号に対する想いは? 「僕は去年の磐田で15番をつけさせていただいて、以前に磐田で15番をつけていたのは伊藤洋輝選手で、僕は伊藤選手を小・中学生の頃から見ていて、すごく憧れているというか目標にしている存在なので、自分もああいう選手になりたいと思っていたので、去年15番をつけさせていただいて、今年も15番をつけたいなと思っていました」 ◆DF内田陽介(明治大学) 「明治大学から加入しました内田陽介です。自分の武器を生かして、東京ヴェルディの勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」 ――加入に際して相談した人は? 「自分は親に相談しましたが、『自分が決めた道なら何でもいいよ』ということで、自分の決断で東京ヴェルディに加入しました」 ――ヴェルディで発揮したい持ち味と成長させたいところは? 「自分の特徴である運動量・球際のところと、対人というところを生かしていけるかなというふうに感じています。その武器を伸ばしつつ、自分の短所をヴェルディで改善していきたいです」 ――城福監督や江尻強化部長からの印象的な言葉 「江尻さんからヴェルディに染まることなく、大学でやってきたことを出してほしいというふうに言われたので、大学生活でやってきたことを東京ヴェルディでも前面に出していきたいです」 ――背番号に対する想いは? 「自分で選んだわけではなくて、電話で26番でいいかを聞かれたので決めました」 ◆MF平川怜(ジュビロ磐田) 「ジュビロ磐田から加入しました平川怜です。シーズンを通して結果を残せるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」 ――加入に際して相談した人は? 「相談とかせずに自分で決めましたが、覚悟を持って戦えるのがこのクラブだと思って決めました」 ――ヴェルディ加入の決め手は? 「年の近い選手だったりが躍動する姿を見て、このチームだったら自分も活躍できるのではないかなというふうに思ったのと、あとは自分自身サッカー人生振り返って、もう一度本気で、覚悟を持ってプレーできるのはこのチームだと思いました」 ――ヴェルディで発揮したい持ち味と成長させたいところは? 「自分は中盤のところで、周りの選手と上手くコミュニケーションが作れると思いましたし、自分の良さを発揮できると思いました。ここから攻守にもっともっと躍動感のあるようなプレーをできるようになっていきたいと思います」 ――城福監督や江尻強化部長からの印象的な言葉 「昨シーズン、あまり結果を残せなかったので、熊本のような、そのときのような輝きを取り戻してほしいというふうに言われて、それがこのチームだったらできるというふうに言われたので、その言葉を覚えています」 ――背番号に対する想いは? 「初めてつける番号なので、この16番がいい番号になるように頑張りたいと思います」 ◆MF福田湧矢(ガンバ大阪) 「ガンバ大阪から加入しました福田湧矢です。自分のサッカー人生の全てを懸けてヴェルディのために戦います。よろしくお願いします」 ――ヴェルディ加入の決め手は? 「プレースタイル的にもめちゃくちゃ合うなと思ったので決めました」 ――ヴェルディで発揮したい持ち味と成長させたいところは? 「持ち味は運動量だったり、ドリブルだったり、守備の対人の一対一だったりというのを、たくさん出せればいいなと思います。課題として伸ばしていきたいところは、人間性をもっと伸ばしていきたいと思います。(笑)」 ――城福監督や江尻強化部長からの印象的な言葉 「たくさんのいろんな熱い言葉をいただいて決めました。(笑)」 ――背番号に対する想いは? 「僕は14番が大好きなので14番にしました」 ◆MF川村楽人(東京ヴェルディユース) 「ヴェルディユースから加入しました川村楽人です。支えてもらう人への感謝を忘れずに日々を大切に頑張りたいと思います」 ――加入に際して相談した人は? 「自分は家族だったり、いろんな人に話を聞いて、ヴェルディに昇格したいとここに来てからずっと思っていました。最後に決めたのは自分ですけど、本当にこの決断は間違っていなかったと思います」 ――ヴェルディで発揮したい持ち味と成長させたいところは? 「攻撃にストロングがあると思っていて、サイドでの一対一だったり、右足のシュートだったり、左足のシュートは自分の武器だと思っているので、これからさらにレベルアップして、試合を勝たせられる選手になれればいいと思います。ヴェルディはハードワークできるチームだと思うので、自分はそのハードワークっていうところを身に着けていきたいと思います」 ――城福監督や江尻強化部長からの印象的な言葉 「常に上に行くことを考えろというふうには言ってもらえたので、自分がレベルアップしてクラブを象徴できるような選手になればいいなという覚悟を持って昇格しました」 ――背番号に対する想いは? 「僕は(30番)に決まっていました。(笑) でも何番でもいいプレーできると思います」 ◆MF新井悠太(東洋大学) 「東洋大学から加入します新井悠太です。東京ヴェルディの勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」 ――加入に際して相談した人は? 「自分は父親に一番相談しました。この決断をしたのは、自分の性格上、迷うことがとても苦手なので、迷うぐらいなら前に突き進むという考えで決断に至りました」 ――ヴェルディで発揮したい持ち味と成長させたいところは? 「ストロングは攻守における推進力。これからはもっと強度を出して、且つ結果を残せればと思います」 ――城福監督や江尻強化部長からの印象的な言葉 「城福さんがおっしゃっていましたが、一試合一試合を一緒に繋ぐ。全選手が目標に向かって全部出し切って繋ぐ。そういったコンセプトに惹かれて、東京ヴェルディを選びました」 ――背番号に対する想いは? 「個人的に4番が好きなので、引き続き40という番号にしました」 ◆FW熊取谷一星(明治大学) 「明治大学から加入しました熊取谷一星です。日々全力を尽しヴェルディの勝利に貢献したいと思います。よろしくお願いします」 ――ヴェルディで発揮したい持ち味と成長させたいところは? 「持ち味はハードワークするところと、どこにでも顔を出して、最後はゴール前でアシストだったり、ゴールという仕事をすることだと思っています。そして、さらに伸ばしたいところはハードワークとか、ベースの部分をさらに追求していくというところと、ゴール前の質を上げていきたいなというふうに思います」 ――城福監督や江尻強化部長からの印象的な言葉 「江尻さんから明治でやってきたことをそのまま発揮してくれというふうに言われました。それをベースにさらに進化させていきたいなというふうに思います」 ――背番号に対する想いは? 「自分も内田と同じような感じですけど、この背番号(25番)の価値を高めていきたいなというふうに思います」 <span class="paragraph-title">【写真】東京V加入の新戦力8名</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/20250107_2_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">湘南から加入の馬渡(右)、G大阪から加入の福田<hr></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/20250107_2_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">磐田から加入の鈴木(左)、平川(右)<hr></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/20250107_2_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">明治大から加入の熊取谷(左)、内田(右)<hr></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/20250107_2_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">特別指定ですでに2季プレーの新井悠太<hr></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/20250107_2_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">ユースから昇格の川村楽人<hr></div> 2025.01.07 20:07 Tue2
長野GK松原颯汰が圧巻の活躍も東京VがPK戦制して2回戦進出! GK長沢祐弥がPK戦で殊勲の2本ストップ【YBCルヴァンカップ】
20日、JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド第1回戦のAC長野パルセイロvs東京ヴェルディが長野Uスタジアムで行われ、0-0のスコアで120分の戦いが終了。PK戦を4-5とした東京Vが2回戦進出を決めた。 藤本主税監督の下、開幕からのJ3リーグで2勝2敗の14位に位置する長野。先週末の信州ダービーが降雪の影響で開催延期となり、約2週間ぶりとなった公式戦では昨季の天皇杯で大敗した格上相手にジャイアントキリングを狙った。23日に福島ユナイテッドFC戦を控えるが、ほぼ主力を起用した。 一方、今季ここまでのJ1リーグで2勝1分け3敗の14位に位置する東京V。先週末の名古屋グランパス戦でホーム初白星を挙げた勢いに乗り、リーグカップ初戦突破を狙った。名古屋戦からは先発4人を変更。GKに長沢祐弥を起用した以外、ほぼ主力を起用。福田湧矢と新井悠太がウイングバックに入る攻撃的な布陣となった。 立ち上がりに忽那喬司が直接FKでファーストシュートを記録したが、以降は前線で強さを見せる木村勇大を起点に東京Vの攻勢が続く。 7分には自陣でのプレス回避から齋藤功佑の縦パスでディフェンスラインと入れ替わった木村がボックス内に侵入も、最後のタッチが大きくなってゴールラインを割る。さらに、染野唯月が左足ミドルシュート、新井悠太が左サイドからのカットインのミドルシュートでゴールへ迫っていく。 一方、長野は大野佑哉が足を痛めてプレー続行不可能となり、冨田康平が14分にスクランブル投入となった。 局面で個的優位を活かしながら先制点を目指すアウェイチーム。23分には山中麗央の軽率なバックパスを奪った平川怜がそのままボックス付近まで運んで狙いすました右足ミドルシュートを枠の右隅へ飛ばすが、これはGK松原颯汰のビッグセーブに遭う。続く右CKでは競り勝った谷口栄斗のへディングシュートにゴール前の新井が詰めたが押し込めない。 藤森亮志の際どいボレーシュートも放たれた前半30分以降は守備でアジャストし始めたホームチームが押し返す。サイドを起点に相手のウイングバックの背後を突き、コンビネーションでの崩しを試みる場面も増えていく。 前半終盤にかけては東京Vが再び押し込む形を作り出したが、最後のところで精度を欠いてゴールレスでの折り返しとなった。 迎えた後半、長野は脳震とう疑いの砂森和也を下げて石井光輝を投入したほか、ハーフタイムで3枚替えを敢行。勢いを持って試合に入った。 序盤の守勢を撥ね返して徐々にボールの主導権を握った東京V。平川を起点にチャンスの糸口を見いだそうとするなか、61分には山見大登と新井を下げて翁長聖、松橋優安の2選手をウイングバックで投入。福田が左のシャドーに上がった。65分にはペナルティアーク手前で得たFKの場面でキッカーの平川が枠の左隅にシュートを飛ばすが、前半に続きGK松原の好守に遭う。 69分には福田を下げて白井亮丞を投入。前線にストライカー3人が並ぶ形になると、その白井にいきなりのビッグチャンス。染野が相手ボックス付近でボールを奪ってゴール右まで持ち込んで冷静にプルバック。ゴール前に飛び込んだ白井がワンタッチで合わすが、このシュートは枠の左に外れた。 後半半ば以降は長野の運動量低下によって、東京Vが完全に押し込んで厚みのある攻撃を仕掛けていく。だが、再三の際どいクロスも相手の粘りの守備を前にゴールに至らず。後半アディショナルタイムにはセットプレー流れから齋藤功佑に決定機が訪れるも、ゴール右下隅に向かったシュートはDFのブロックに阻まれた。 結局、前後半でゴールは生まれず、試合は延長戦に突入。延長の前半は途中出場の進昂平の機動力やセットプレーを軸に長野が攻勢を仕掛けたが、最後の精度や工夫が足りない。これに対して押し返した東京Vも、味方とのパス交換でボックス右に侵入した食野壮磨の右足シュート。直後の101分にはルーズボールを制し、ボックス中央に侵入した白井がGKと一対一のビッグチャンスも、右を狙ったシュートはGK松原の驚異的なワンハンドセーブにはじき出された。 その後、完全に消耗戦となった延長後半戦は東京Vが攻勢を仕掛けたものの、最後まで長野の守備を攻略できず。決着はPK戦に委ねられることになった。 そのPK戦ではGK松原のセーブと齋藤の失敗で後攻の東京Vが2連続失敗。崖っぷちに立たされたが、GK長沢が見事なセーブと長野の失敗によってイーブンに。以降は互いに連続で成功したなか、7人目で決着。先攻の長野の樋口叶のシュートを長沢がストップ。そして、後攻の東京Vは稲見哲行が右隅に蹴り込み、激闘を制した。 AC長野パルセイロ 0-0(PK:4-5) 東京ヴェルディ 2025.03.20 17:01 Thu3
ヴェルディらしさ全開で手にした6戦ぶり白星…屈辱乗り越えた背番号11も指揮官の起用に応える奮闘
ヴェルディらしさ全開のパフォーマンスで接戦を制し待望のリーグ6戦ぶりの白星を挙げた。 東京ヴェルディは25日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第12節でセレッソ大阪と対戦し、1-0で勝利した。 前節の川崎フロンターレ戦では前々節のヴィッセル神戸戦で出た“戦う”部分をしっかりと示すプレーをみせ、敵地でリーグ最多得点を挙げる上位チームの攻撃を完封。一方で、シュート3本に終わるなど、大胆さやアタッキングサードでの質を欠いて3試合連続無得点。手応えも課題も感じるゴールレスドローに終わった。 その川崎F戦から主に攻撃面の課題にフォーカスして臨んだC大阪戦。立ち上がりは強度とパスワークで上回る相手の勢いを受け、FWチアゴ・アンドラーデにあわやという場面も作られる難しい入りに。 それでも、前半半ばを過ぎて徐々に自分たちのリズムを掴むと、33分にはMF福田湧矢との連携で右サイドの深い位置を取ったMF翁長聖の浮き球のクロスを、ファーに走り込んだMF新井悠太がハーフバウンドの難しいボールを右足ダイレクトシュートで合わせ、プロ初ゴールとなるJ1初ゴールでチームにリーグ4戦ぶりのゴールをもたらした。 1点リードで折り返した後半は立ち上がりに相手GKを潰してのショートカウンターなどで2点目に迫ったが、このチャンスで仕留め切れず。以降は守勢の展開のなかで20分近くを残して交代枠をすべて使って逃げ切り態勢に。FW北野颯太やMF阪田澪哉らに再三の決定的なシュートを打たれたが、守護神マテウスの再三のビッグセーブとピッチ上の11人の献身によってウノゼロで勝ち点3を掴み取った。 引き続き最後の質に課題は残しながらも、シュート意識やゴールへ向かう矢印の大きさを含め攻撃面の意識の変化は顕著だった。 また、昨季好調時に比べてスタメンから交代選手の完璧なバトンリレーには至らずも、指揮官が今季は出し切ってバトンを渡す試合がほぼないと指摘していたなか、この試合ではアクシデンタルな形で早めの交代となったMF齋藤功佑を除き前線を中心にスタメンの選手が持てるものを出し切って仲間に引き継ぐ、際の部分で泥臭く戦うという部分でヴェルディらしさ全開の一戦となった。 同試合後、城福浩監督は追加点を奪い切れなかった課題を口にしながらも、チーム全体で想定していたゲーム展開のなかで、各自がやるべき仕事をこなし狙い通りの形で奪った久々の得点を含め手応えを得た一戦だったと振り返った。 「最初の15分ぐらいはおそらく圧力をかけられるだろうと、ボールを握られる可能性もあると、これは選手とも共有をしていました。インテンシティの高い時間帯のセレッソというのは、圧力のかけ方も収める技術も含めて非常に高いレベルを示していた。できることならば相手陣でやる時間をもう少し増やしたかったですけど、途中から自分たちの時間になることも含めて想定内でした」 「押されているときに失点しなかったというのは非常に大きかった。自分たちの時間がある程度できたなかで、我々が突き詰めている攻撃のやり方で点を取れたということは、非常に大きかった。できることならば、後半の決定的なシーンで2点目を取れれば、もう少し落ち着いた展開になったと思います。非常に個のレベルの高いセレッソさん相手に終盤まで1点リードで最後に何が起こるかわからないような状況になったというのは、自分たちがそうしてしまったこと。反省点としたらいくつかありますけれども、よく最後まで選手が体を張ってゴールを防いでくれたというふうに思います」 また、試合前の時点で注目を集めたのは、川崎F戦で途中出場選手として求めたチームプレーヤーとしてのハードワークを怠り、インアウトという厳しい決断を下したFW山見大登のスタメン起用だった。試合2日後の公開練習では目の色を変えて一つひとつのメニューに懸命に取り組む姿が印象的だったが、日々各選手の機微を見逃さないように意識する指揮官はそのポジティブな変化をやはり見逃さなかった。 山見のスタメン起用の決断に至った流れについて問われた城福監督は、「この前のインアウトだから彼が出たわけではない」と明言。もちろんリバウンドメンタリティに期待した部分はあったものの、常々自身の目で公平に見極めるという部分で背番号11がスタメンに相応しいパフォーマンスを見せていたと説明した。 「彼にとってインアウトというのは本当に屈辱的なことですし、それは彼だけじゃなくて選手にとっては公衆の面前で本当に屈辱を味わうようなことなんだと思います。その視点で見れば、とてもじゃないけど、その決断はなかなかできない。しかも彼はインアウトが初めてではないので」 「ただ、何故に彼にそれをやるかといえば、やはり彼に期待しているからです。いろんなやり方があるかと思いますけれども、期待を寄せる選手の方法論はいろいろあれど、言うべきときや、やるべきときにはしっかりとそれを伝えること。本人がそれをどう受け取って、リバウンドメンタリティをどう示すかと。そこがまた次の伸びしろに、積み重なった土台になっていくというふうに思っています」 「次の日の練習がものすごく大事だというのは、彼にも伝えていましたし、彼は本当に悔しい思いのなかでそれを実行してくれた。この前のインアウトだから彼が出たのではなくて、オフ明けのトレーニングを見たら、誰しも彼が先発と言ってもおかしくないというふうに感じたと思いますしそれこそが大事」 「人間の成長なんていうのは、三歩進んで二歩下がるものなので、願わくば下がってほしくはないですけれども、彼はまたひとつベースが上がってくれたとしたら、このチームにとって非常に大きな戦力になるんじゃないかなというふうに思います」 その指揮官の期待通り、この試合の山見は決定機になりそうな場面でやや力む場面が目立って決定的な仕事には至らなかった一方、70分過ぎにFW染野唯月と交代でピッチを後にするまでチームプレーヤーとして奮闘。 前線からのアグレッシブなプレスや味方を助けるプレスバック、「誰のボールでもないときにアクションを起こす」という課題の部分でも常にアラートにプレー。守備時には新井やMF食野壮磨ら周囲の選手への声掛けも怠らず、ピッチを去る際には体力面も頭の消耗も相当に見えたが、周囲に促されて向かった前節とは異なり、やり切った様子でコーチングエリアの指揮官のもとを訪れてハイタッチをかわし、城福監督もその献身を労った。 決勝点を決めた新井とともに再三のビッグセーブで勝利の立役者となったのは守護神マテウス。 指揮官は会見で「マテウスのビッグセーブが多いというのを我々は望んではいない」と、守護神の仕事が多い展開を歓迎すべきではないとしながらも、「シュートを打つ体勢に入る相手選手のスピードと角度と、自分が出ていく間合いというのはマテウスが持っている真骨頂」。「シュートストップだけではなくて、ゴールから飛び出してアングルを狭くする。あるいはシュートを体に当てるという感覚は、本当に高いレベル。彼の判断力というのは非常に頼もしいものがあります」と、その献身を称えた。 常々、チームに対して多くを要求するブラジル人GKは今季に入って攻撃陣を叱咤激励し続けてきたなか、今回の試合ではチームが奪った虎の子の1点を見事に守り抜くさすがの活躍を披露した。 「チャンスを作った機会というのが多々あったなかで、決め切ることができなかったというところは、もう一度振り返らないといけないですし、このレベルを続けているようだと、J1では勝ち切れない試合というのは増えてくる」と、引き続き攻撃陣の奮起を促す。 その一方で、「11人がしっかり走り切って、ディフェンスのところでも貢献した結果、こういう1-0というゲームで終われた。シュート数のところでいえば、川崎戦と比べれば増えましたし、もちろん1点目のユウタ(新井悠太)のゴールもそうですけど、いいクロスからの得点だったと思うので、そういった部分はポジティブに捉えていい」と、チームのポジティブな部分にも言及。前向きな形で改善に取り組んでいく。 ここ数試合では勝てそうな内容の試合で引き分けに終わるケースが少なくなかったなか、勝ち切った点は今後に向けた好材料だ。 マテウスも「今日の勝利はここからよくなっていく一歩だと思うので、この勝利を意味があるものにするには、ここから勝ち続けないといけない。そういった意味でも次の試合だったり、この先の試合というのは大事になってくるのかなと思います」と、苦しみながらも手にした6試合ぶりの勝ち点3を浮上のきっかけにしたいと語った。 2025.04.26 13:20 Sat新井悠太の移籍履歴
| 移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
| 2025年2月1日 |
東洋大学 |
東京V |
新加入 |
| 2025年1月31日 |
東京V |
東洋大学 |
特別指定選手終了 |
| 2024年2月16日 |
東洋大学 |
東京V |
特別指定選手登録 |
| 2024年1月31日 |
東京V |
東洋大学 |
特別指定選手終了 |
| 2023年6月9日 |
東洋大学 |
東京V |
特別指定選手登録 |
| 2021年4月1日 |
|
東洋大学 |
- |
新井悠太の今季成績
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| YBCルヴァンカップ2025 | 2 | 106’ | 0 | 0 | 0 |
| 明治安田J1リーグ | 17 | 1253’ | 1 | 3 | 0 |
| 合計 | 19 | 1359’ | 1 | 3 | 0 |
新井悠太の出場試合
| YBCルヴァンカップ2025 |
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| 1回戦 | 2025年3月20日 |
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vs |
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AC長野パルセイロ | 61′ | 0 | ||
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A
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| 2回戦 | 2025年4月16日 |
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vs |
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ブラウブリッツ秋田 | 45′ | 0 | ||
|
A
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| 明治安田J1リーグ |
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| 第1節 | 2025年2月16日 |
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vs |
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清水エスパルス | 34′ | 0 | ||
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H
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| 第2節 | 2025年2月22日 |
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vs |
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鹿島アントラーズ | 90′ | 0 | ||
|
A
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| 第3節 | 2025年2月26日 |
|
vs |
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FC町田ゼルビア | 68′ | 0 | ||
|
A
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| 第4節 | 2025年3月2日 |
|
vs |
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ガンバ大阪 | 90′ | 0 | ||
|
H
|
| 第5節 | 2025年3月8日 |
|
vs |
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アルビレックス新潟 | 54′ | 0 | 46′ | |
|
A
|
| 第6節 | 2025年3月15日 |
|
vs |
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名古屋グランパス | 90′ | 0 | ||
|
H
|
| 第7節 | 2025年3月29日 |
|
vs |
|
柏レイソル | 90′ | 0 | ||
|
A
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| 第8節 | 2025年4月2日 |
|
vs |
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FC東京 | 90′ | 0 | 51′ | |
|
H
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| 第9節 | 2025年4月5日 |
|
vs |
|
横浜F・マリノス | 90′ | 0 | ||
|
A
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| 第10節 | 2025年4月12日 |
|
vs |
|
ヴィッセル神戸 | 88′ | 0 | ||
|
H
|
| 第11節 | 2025年4月20日 |
|
vs |
|
川崎フロンターレ | 45′ | 0 | ||
|
A
|
| 第12節 | 2025年4月25日 |
|
vs |
|
セレッソ大阪 | 90′ | 1 | ||
|
H
|
| 第13節 | 2025年4月29日 |
|
vs |
|
ファジアーノ岡山 | 75′ | 0 | ||
|
A
|
| 第14節 | 2025年5月3日 |
|
vs |
|
浦和レッズ | 66′ | 0 | ||
|
A
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| 第15節 | 2025年5月6日 |
|
vs |
|
横浜FC | 67′ | 0 | 16′ | |
|
H
|
| 第16節 | 2025年5月11日 |
|
vs |
|
湘南ベルマーレ | 81′ | 0 | ||
|
H
|
| 第17節 | 2025年5月17日 |
|
vs |
|
サンフレッチェ広島 | 45′ | 0 | ||
|
A
|

日本
東洋大学