山田剛綺
Goki YAMADA
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ポジション | FW |
国籍 |
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生年月日 | 2000年09月19日(24歳) |
利き足 | |
身長 | 170cm |
体重 | 65kg |
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好調の浦和相手に3連勝狙う東京Vの城福監督、「勝負の分かれ目になる」破壊力示すカウンターを警戒…新たな課題にも言及
東京ヴェルディの城福浩監督が、3日に埼玉スタジアム2002で行われる明治安田J1リーグ第14節の浦和レッズ戦に向けた会見を実施した。 東京Vは前節、ファジアーノ岡山とのアウェイゲームを1-0で勝利。3試合連続クリーンシートとともに2戦連続のウノゼロで今季初のリーグ連勝を達成。順位は13位と変わらずも団子状態のリーグ戦で上位との勝ち点差を縮めた。 開幕連敗スタートからようやく星を五分(4勝5分け4敗)に戻し、ここからさらなる上昇を目指すという部分では、16年ぶりのJ1での戦いとなった昨季と重なるところは多い。昨季から在籍する選手たちも多くいるなかで、同じ轍を踏む形となった序盤戦をやや悔やむ指揮官だが、「次のサイクルに移行しつつある」とチームの現状をポジティブに受け止めている。 「去年のチームと比較するというのはなかなか難しいですけれども、意識としては去年も今年もそうでしたけれど、山田剛綺に我々の原点を思い出させてもらうみたいなところが、どうしてもあった」 「人からの刺激とか、痛い目に遭って原点のところの積み上げをしていくようなプロセスにあったと思います。今年も同じような歩みをしましたけれども、今はやはりそれ(ハードワークやひたむきさ)があって我々の良さが出せる。それがあってJ1で戦えるということを、選手も手応えとして感じてきたと思います」 「彼ら自身がこのチームで失ってはいけないもの。持ち続けなければいけないものを認識しながらやり始めてくれているのではないかなと。メンバーが変わってという言い方がいいか、変えられて目が覚めるというサイクルから、次のサイクルに移行しつつあるのではないかなと。期待も含めてそういうふうに感じています」 清水エスパルスとの開幕戦での悔しい敗戦を教訓に臨んだ岡山戦でもチームは、初昇格の相手の挑戦を受けるのではなく、あくまで挑戦者として泥臭く勝ち切るというメンタル面での成長を示した。 その姿勢について指揮官は「大きな事実として岡山さんの方が勝ち点で上」と予め挑戦者として挑むべき前提があったとしながらも、「選手はもう痛い目に遭っているはずなので、言わずともそれはやってくれた。ヘディングで負けない気迫、あるいは突破されてもクロスのマークのところをしっかりつく。シュートブロックのところも体を張っていた。セカンドボールを含めてリアクションのところではプレーで表現できた」と評価している。 一方で、「最少得点差で勝ち抜いていくというのは悪い話ではないですけれども、やはり2点目、3点目を取らないといけない。特に次の浦和さんは本当に個のレベルが高く、じゃあしのぎ切れるのかというと、しのぎ切るのが我々らしいとも言えますけど、やはり追加点を取れるチャンスの数を増やしていくという意味では、反省することはたくさんある」と、課題の攻撃面の改善を改めて訴えた。 今回の会見ではこれまでの最後の局面での判断・精度の追求。アタッキングサードにおける、より大胆な選択という部分に加え、攻撃に移る前を含めたスタートの段階からの“準備”を大きな改善ポイントとして挙げた。 「決定機の前の前の前ぐらいという言い方がいいのか、攻撃がスタートして、それが奪った直後かもしれないですし、ビルドアップでへそを使ってうまい具合に前を向けた時かもしれない。あるいは多少相手のプレスに嵌って、多少圧力を受けながらのビルドアップかもしれないですけども、ボールが動いている間にどういう準備をするかと」 「その準備がちょっと遅い。より早い準備をしてボールの供給、動き始めるポイントが相手よりも優位なところからスタートすること。早く準備すれば、今度は相手が対応してきた時に、その逆の動きもできる。それをポジショニングという言い方がいいのか、サポートのスタートという言い方がいいのか。そこの準備のところが少し遅い」 「歩いているからダメとか、常に走っていなければダメということではないですけど、その3歩を準備したとて、おそらくは60分なら60分、70分なら70分走り切れるはず。あの守備をみんながしながらバトンを渡していくなかで、その3メーターを、その1秒を、どういう準備をするかと。休むのか、休まないのか。その1秒をダッシュしろとは言わないけれども、そのポジショニングというのが我々の決定機の数に比例していくというところは共有しました」 さらに、その準備段階のポジショニングや効果的なアクションは、得点力の改善だけでなくより自分たちの形でゲームを進めていく上でも重要な要素になると考えている。 「決定機よりもだいぶ遠いので見過ごしてしまいそうなシーンが、我々のポジショニング1つで決定機を作れる可能性がある。これも何回も何回も刷り込むような作業ですけれども、スタートポジションへの準備、そのポジションを取って出し切るというところはまだまだ」 「そのポジションを取れていないので、結局はディフェンスの後追いになったりとか、走れるはずが、ディフェンスが先にスタートして、結局走らずに終わっている。そういうなかで、守備にエネルギーを使ってバトンを渡していくというのはもったいない話なので、もっともっとアクションでエネルギーを使うための、準備の1秒というか、そこを歩くのか、ポジションを取るのかというところが、我々はまだまだ足りないと思っています」 「僕らにとって数字(GPSでのスプリント回数やウォーキング率)はあくまでも参考資料であって、その前の3秒前に1秒前にどういう準備をすれば、もっと能動的なスプリントを引き出した上で、バトンを渡していけるはずですし、得点を取ってバトンを渡していけるはずなので、ここのところはもっとレベルアップしていきたい」 中3日でのアウェイ連戦に加え、4連勝で4位浮上となった絶好調の対戦相手は中7日と休養十分で臨むこともあり、その課題克服が上位撃破での3連勝への大きなポイントのひとつとなりそうだ。 また、城福監督は対浦和という部分で「一番怖いのは相手のカウンター」と、この連勝期間に破壊力を示した相手の十八番の形をいかに封じるかが、勝利のカギを握ると語っている。 「最終ラインとアンカーのところに外国人選手。前線にマテウス・サヴィオがいて、その周辺に質の高い日本人の選手がいる。しかもメンバーが固定しつつある最近はどのようにハードワークして、各々の特徴や個のレベルの高さを活かしていくかというのが、チームとして認識できているのが最近の浦和さんなのではないかなというふうに思います」 「一番怖いのは相手のカウンター。ハードワークして、ボールを奪った後のカウンターの精度というのは、今の浦和はスピードそのものもありますし、実際にかける人数とかシュートに持っていく精度も含めると、これはどのチームもてこずっている。そこに対して、我々がカウンターを発動させないような攻め方ができるのか、発動された時にどんな対処ができるのかというのが、今回のひとつの勝負の分かれ目になるかなと思います」 なお、浦和にとって2016年以来のリーグ5連勝が懸かる今回の一戦はここ最近の好調さ、ゴールデンウイーク期間の開催ということもあり、5万人超え確実のアウェイチームにとってはタフな試合になることは間違いない。 城福監督も「簡単な戦いにはならない」と覚悟しながらも、昨季の浦和のホーム開幕戦(1-1△)での経験を活かし、勝ち点3を持ち帰りたいと意気込んだ。 「去年からいるメンバーは去年の浦和さんのホーム開幕戦で我々はやらせてもらっているので、そこで5万人超えのなかでやらせてもらえている経験値というのは大きい。もちろんあの独特の雰囲気のなかで戦うというのが簡単なことではないことも含めて、選手たちがどんな空気感のなかでキックオフの笛を聞くんだというのは、ある程度イメージできていると思います」 「浦和さんは5連勝を懸けて戦ってくると思うので、本当に簡単な戦いにはならないと思いますし、直近のところは交代選手を含めて、エネルギーを再注入してくるチームに変貌してきているので、選手層の厚い浦和がそのような戦いをしてきたら、なかなか負けないと思います。我々はそこに対してしっかり挑んでいかなければいけないなと思います」 2025.05.02 19:15 Fri2
東京Vの城福監督、上位につける新生・川崎Fを警戒「よりゴールに向かってくる意識が強まっている」
東京ヴェルディの城福浩監督が、20日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われる明治安田J1リーグ第11節の川崎フロンターレ戦に向けた会見を実施した。 J1リーグでは2勝4分け4敗の16位に低迷する東京Vだが、16日にアウェイで行われたYBCルヴァンカップ2回戦のブラウブリッツ秋田戦では延長戦までもつれ込む激闘を2-1で逆転勝利。3回戦進出とともにリーグ6戦ぶりの敗戦を喫したヴィッセル神戸戦からバウンスバックに成功した。 負傷明けのDF千田海人や今季の公式戦初先発となる4選手の起用など、課題の選手層の底上げも意識して戦った秋田戦について指揮官は、主力の早い時間帯での投入を含め思うような展開にならなかったことを認めながらも、一定の手応えを得たという。 「もちろんルヴァンでしっかりと結果を出してというか、パフォーマンスを示した選手がJリーグに関わって絡んでいくというサイクルにしたいと思っていました。新たに入ってきたメンバーとできるだけ長い時間やらせてあげたかったですけれども、我々の思うような展開にはならなかった」 「それでも、しっかりと長い時間戦えた選手には一定の手応えがありますし、そこで最後に結果を手繰り寄せられたので、精神的な自信も含めてうまくリーグ戦に繋げていきたい。逆に、ルヴァンで悔しい思いをした選手もいると思うので、そこはリバウンドメンタリティを期待したいなと思います」 その秋田戦ではMF平川怜とMF福田湧矢の途中出場2選手がそれぞれゲームコントロール、加入後初ゴールという形で勝利に貢献。今季加入の新戦力のなかで存在感を増してきている。 城福監督は平川に関してロアッソ熊本時代から評価するスキル、FC東京のアカデミー出身者としてライバルクラブに加入した覚悟に加えて、現在の中盤にかける特徴という部分でそのプレーを評価している。 「我々は真ん中の部分(ボランチやシャドー)がちょっと軽量級。軽量級でも走ることでカバーできればいいというふうに思っていますけど、彼はこれまでのボランチとかシャドーに比べれば重量感がある。この重量感はすごく大事で、彼のルーズボールの強さというのは、スキルに加えてすごくこのチームにとってプラスの影響を与えている。もちろん他のボランチのメンバーに比べても高さがありますし、我々が少しチーム全体でカバーしなければいけないなというようなポイントを、彼が備えてくれている部分があるのは心強いです」 福田はガンバ大阪時代からの既往歴や東京V加入後の複数回のアクシデントで脳震とうのリスクを抱えながらも、攻守両面におけるアグレッシブなプレーで存在感を示す。 引き続きクラブとして慎重に対応しながらも、より守備面で競り合いの重要性が高いウイングバックでの起用に関しても「攻撃バージョンになったときに、ウイングバックとして攻守においてプレーするということは、いざ試合になれば、そういうふうにやってくれるという信頼感はあります」と信頼してピッチに送り出している。 その上で「彼は本当にボールを奪いに、足に当てに行く。それこそがこのチームにとって何に尖っているとか、何にこだわりたいのかという部分で、それを具現化してくれる。ウイングバックであろうと、シャドーであろうとも彼の良さというのは攻撃的なところで出してほしいですし、守備においてハンティングするところは、我々は彼が前線にいるときにすごく期待している」と、早くもチームが志向するスタイルを体現する選手の一人だと評価した。 一方、FW山見大登に関してはここまでのリーグ戦9試合で1ゴール2アシスト。得点力不足のチームにおいてアタッキングサードでのクオリティ、打開力という部分で最も信頼できる選手の一人だ。 ただ、秋田戦ではスタメン起用となった一方、直近のリーグ戦2試合ではいずれもベンチスタート。前線の選手層や攻撃面でギアを上げられる交代選手が少ないチーム事情によって、あえて手元に置いておきたいという考えも想定される。 「ゲームチェンジャーとしての能力に関して、彼はすごく特徴的なものを持っているので、足元でちょっとオープンになったときに間で受けることもできれば、さらに相手の背後を取ることもできるし一振りもある。スペースができたときの彼のスピード感と、一振りの力のところは大きく期待しているところです」 起用法に関して指揮官は明確に肯定も否定もしなかったが、タイプが異なるもののFW山田剛綺をひとつの例に挙げ、スタートからプレーする選手として伸びしろがあると、山見のさらなる成長を促している。 「これは彼だけではないですけど、先発で出た選手に関してはボールの移動中にどういうアクションを起こすか、空中にあるボールとか誰のボールでもないときにアクションを起こすということを重要視している。すべてが効率的にはならないし、それが徒労に終わることもあるわけで、なるべくオン・ザ・ボールになったときのエネルギーを貯めておきたいと」 「そういうスタートをチームが切ったら、このチームにとっていいことは今まで一回もない。そこの効率性を意識しないで持てるものを、本当に隙なくというか、そのチャンスを逃すことなく、攻守において発揮することができれば、ゲームチェンジャーとしてだけじゃないことも十分にあり得ますし、その能力を持っている」 「よりそれを我々らしくやる。そのトリガーとなってくれる選手を使いたい。各々の特徴は違うんですけれども、このチームの尖ったものを見せるという、その状況はみんなわかっていると思うんですけども、誰がトリガーとなるのか、誰が最初のスタートを切るのかというところの先頭になるぐらいのつもりでやってくれれば、十分に先発があると思います」 リーグ5試合ぶりの白星を目指すリーグ次節は、4試合未勝利且つ直近の神戸戦では今季2敗目を喫したものの、長谷部茂利新監督の下で3位に位置する川崎Fと対戦。 東京V就任1年目となった天皇杯で1-0の勝利を収めたものの、昨季の2度の対戦では0-0、4-5で1分け1敗に終わった難敵との一戦に向けて指揮官は、「個のレベルの高さであったり、選手層というところは、Jリーグの中でも当たり前ですけどトップトップの印象」と川崎Fを警戒。 「これまでよりもポゼッションを意識するというよりは、よりゴールに向かってくる意識の方が強まっているかなと。個のレベルが高いので、よりゴールに向かうということは、よりボールを失う確率も高いですけども、そこが川崎の選手の特長を消さないなかで、より相手ゴールに向かっていくというところのシーンが多くなってきている」 「ここは警戒しなければいけないですし、これが過密日程であればあるほど、特に前線の選手というのは、1つのポジションに(実力が拮抗している選手が)2人確実にいるような形になるので、ゲーム勘とかゲーム体力をしっかり維持しながら、チーム力を維持している」 負傷者の多さやAFCチャンピオンズリーグエリートを来週に控えるなか、過密日程を強いられる状況にあっても、敵地から勝ち点3を持ち帰るには、失いつつある尖ったものを取り戻し、全力を尽くす必要があると語った。 2025.04.19 17:00 Sat3
ブライトンが東京Vを4発撃破! 三笘薫も見せ場作りジャパンツアーを連勝締め【国際親善試合】
28日、『ブライトン&ホーヴ・アルビオン ジャパンツアー2024』の東京ヴェルディvsブライトンが国立競技場で行われ、ブライトンが2-4で勝利した。 16年ぶりのJ1の舞台で、ここまで9位と健闘を見せる東京V。直近に行われたアビスパ福岡戦を1-0で勝利し、良い形で中断期間に入ったチームは、中断明けの後半戦へ弾みを付けるべくジャパンツアー中のブライトンとのフレンドリーマッチに臨んだ。戦前から真っ向勝負を予告していた城福浩監督は福岡戦から先発1人のみを変更。綱島悠斗に代えて松橋優安を起用した以外、ほぼ現状のベストメンバーを起用した。 一方、ブライトンは24日に行われた鹿島アントラーズ戦で5-1の圧勝を収め日本のサッカーファンにその強さをまざまざと見せつけた。中3日のジャパンツアー最終戦では先発3人を変更。ランプティ、バレバ、サミュエルズに代えてフェルトマン、バルコ、ヤルクエを起用。三笘薫はウェルベックやミルナーと共にスタメンを飾った。 [3-4-2-1]の東京Vに対して、ブライトンは三笘とミンテの両ワイドにオスマンとウェスベックを中央に配した変則的[4-4-2]でスタート。開始直後に左サイドでボールを奪った三笘が鋭い縦への仕掛けでいきなり見せ場を作るが、東京Vも木村勇大のミドルシュート、ボックス左でDFを外した山見大登のシュートと続けて際どいシーンを作り出す。 一進一退の攻防がしばらく続くが、先手を奪ったのはブライトン。11分、右CKの場面でキッカーのバルコが左足インスウィングのボールを供給。ニアの味方のフリックがファーに流れると、オスマンのボレーシュートはミートせずも絶妙な折り返しの形となると、最後はゴール前のファン・ヘッケが冷静にワンタッチで流し込んだ。 先手を奪われる形となったが、引き続きアグレッシブにプレスを仕掛けながら前線の機動力を活かした背後を意識した攻めで良い形を作り出す東京V。すると、15分には左サイドのスペースでボールを受けた山見からボックス右のスペースに走り込む木村へ絶妙な斜めのグラウンダーパスが通ると、木村の右足シュートがGKスティールの股間を抜いてニア下に決まった。 早くもフレンドリーマッチらしい撃ち合いの様相を呈す試合は以降もオープンな展開に。その流れで三笘もタッチライン際での鮮やかな局面打開や背後への飛び出しから幾度も見せ場を創出する。 ボールの主導権を握るブライトンは、30分付近にウェルベックがボックス内での鮮やかな個人技からの反転シュート、バルコの左CKに合わせたヘディングシュートで勝ち越しゴールに迫るが、GKマテウスのビッグセーブなどに阻まれる。さらに、39分には素早い切り替えでショートカウンターの起点となった三笘がボックス右に抜け出すビッグチャンスを迎えるが、ここはうまく間合いを潰したマテウスの好守に遭う。 前半終盤にかけては東京Vがやや盛り返したが、個で勝るブライトンが鮮やかな連携から勝ち越しゴールを奪う。44分、GKスティールからのフィードを前線で収めたウェルベックとオスマンのパス交換で相手守備を崩し、右サイドでフリーのミンテにラストパスが通る。そのままカットインでボックス内に切り込んだミンテは絶妙な左足コントロールシュートをゴール左隅の完璧なコースに流し込んだ。 迎えた後半、東京Vは齋藤、松橋優安に代えて森田晃樹、新天地デビューの松村優太を投入。これに対してブライトンは三笘を含むフィールドプレーヤー全員を入れ替え、ウェブスター、アヤリ、サルミエント、アブダラー・シマらがピッチに立った。 後半も攻勢を仕掛けるファビアン・ヒュルツェラーのチームは49分、右サイドで浮いたブオナノッテの左足クロスにファーサイドで反応したアディングラが右足ボレーで合わせて後半も早い時間帯にゴールを奪った。 出ばなを挫かれる格好となった東京Vだが、こちらも前半同様に素早い反発力を示す。54分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーの山見がファーに蹴り込んだボールにフリーで反応した林尚輝がピッチに叩きつけるヘディングシュートを左隅へ流し込んだ。 1点差に詰めて勢いづくJ1チームは直後にもボックス左で仕掛けた山見の絶妙なクロスを、ファーにフリーで走り込んだ松村が右足ボレーで狙うが、これは惜しくも枠を捉え切れない。 その後、東京Vも60分を過ぎて積極的に交代カードを切り、綱島や山田剛綺、チアゴ・アウベスらがピッチに送り込まれると、その途中投入の選手を起点に幾度か決定機まで持ち込むが、仕留め切れない。 一方、後半序盤以降はやや攻撃が停滞していたブライトンだったが、一瞬の隙を見逃さずに半ば過ぎに4点目を奪い切る。77分、右サイドからボックス付近までドリブルで運んだブオナノッテは潰されるが、こぼれを引き取ったサルミエントがペナルティアーク右からゴール左隅を狙った正確なグラウンダーシュートを突き刺した。 これで試合の大勢は決したものの、最後まで貪欲にゴールを狙い続ける東京V。深澤大輝のピンポイントクロスなどから山田に続けて見せ場が訪れたが、最後まで3点目を奪うことはできなかった。 そして、2万5851人の観客を集めた東京Vとの一戦を4-2で制したブライトンが、2試合連続大量得点での連勝でジャパンツアーを最高の形で締めくくった。 東京ヴェルディ 2-4 ブライトン 【東京V】 木村勇大(前15) 林尚輝(後9) 【ブライトン】 ヤン・ポール・ファン・ヘッケ(前11) ヤンクバ・ミンテ(前44) シモン・アディングラ(後4) ジェレミー・サルミエント(後32) <span class="paragraph-title">【動画】ブライトンのアディングラが見事なゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">(@PrimeVideo_JP) <a href="https://twitter.com/PrimeVideo_JP/status/1817511714956448214?ref_src=twsrc%5Etfw">July 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.28 20:24 Sun4
浦和に逆転勝ちの東京Vが悲願のJ1残留確定! 綱島悠斗がJ1初ゴール含む殊勲の2発【明治安田J1第34節】
明治安田J1リーグ第34節の東京ヴェルディvs浦和レッズが19日に味の素スタジアムで行われ、ホームの東京Vが2-1で逆転勝利した。 東京Vは前節、湘南ベルマーレとのホームゲームに0-2で敗れて7戦ぶりの敗戦。6位から8位に転落した。インターナショナルマッチウィークの中断期間を経てバウンスバックを図ったホームゲームでは先発2人を変更。山田楓喜、山見大登に代わって山田剛綺、見木友哉を起用し、2シャドーを入れ替えた。 一方、前節はセレッソ大阪に0-1で敗れて3試合連続無得点且つ今シーズンワーストの3連敗となった13位の浦和。同じく中断期間にテコ入れを図った中、この一戦では先発3人を変更。佐藤瑶大、大久保智明、チアゴ・サンタナに代えて負傷明けのマリウス・ホイブラーテン、石原広教、小泉佳穂を起用。1トップに松尾佑介を配置する変化を加えてきた。 互いに想定通りの並びで入った中、序盤は攻守の切り替えが激しいオープンな展開となる。開始6分にはDF谷口栄斗の見事なカバーリングから仕掛けたカウンター返しで左サイドの翁長聖が絶妙なアーリークロス。これをゴール前に飛び込んだ山田剛が見事なダイビングヘッドで合わすが、この決定的なシュートはクロスバーを叩く。 ファーストチャンスは逃すも、このプレーをきっかけにリズムを掴んだホームチームは切り替え、セカンドボールへの反応で相手を上回ると、相手陣内で押し込む展開に持ち込む。10分にはボックス左ライン際で木村勇大が折り返したボールに再び山田剛が飛び込むが、ここはDFのゴールカバーに阻まれてゴールには至らず。 一方、立ち上がりの失点は回避した浦和だが、以降も防戦一方の展開に。人とボールが効果的に動く東京Vの攻撃に対して守備が嵌らず、ボールを持ってもビルドアップが機能不全に。この流れを受け、浦和ベンチは早くも大久保投入の準備をしていたが、このタイミングでゴールが生まれた。 27分、前線に入れたロングボールの流れからボックス手前右で齋藤功佑を潰した渡邊凌磨が左斜めにボールを運びながら左足を一閃。この鋭いミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、守勢の中で4試合ぶりのゴールが生まれた。この先制点を受けてスコルジャ監督は大久保の投入をひとまず取りやめた。 一瞬の隙を突かれて先制を許した東京Vだが、試合の流れ自体は渡さず。引き続きボールを握って押し込んでサイドからのクロス、ボックス付近でのコンビネーションプレーを駆使して際どいシーンを作り出した。 その後は右サイドの守備のテコ入れか、小泉を下げて大久保を投入した浦和が東京Vの攻撃を凌ぎ切って1点リードで試合を折り返す。 迎えた後半、ビハインドを追うホームチームは山田剛を下げて山見をハーフタイム明けに投入。その快足アタッカーは開始直後にファーストシュート、ボックス付近での仕掛けと攻撃に絡んでいく。 後半も押し込む展開が続きながらも最後のところで粘る浦和の堅守に手を焼くが、相手の一瞬の隙を突いてゴールをこじ開ける。59分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でクイックリスタート。右サイド深くに抜け出した谷口のグラウンダークロスが撥ね返されるも、ペナルティアーク付近でこぼれに反応した綱島悠斗の強烈なミドルシュートがゴール右隅に突き刺さった。 綱島のJ1初ゴールで追いついた東京Vは俄然勢いを増すスタジアムの後押しを追い風に、畳みかける攻めを見せる。だが、齋藤のミドルシュートは枠を捉え切れない。 後半半ばを過ぎて両ベンチが動く。東京Vは齋藤を下げてストライカーの染野唯月を、浦和も原口元気、関根貴大を下げてチアゴ・サンタナ、ブライアン・リンセンと2人のストライカーを同時投入。互いに勝ち越しゴール、勝ち点3を狙う強いメッセージをピッチに届ける。 すると、この交代後にスコアが動く。76分、右CKの場面でキッカーの山見が右足アウトスウィングの正確なボールを入れると、中央でフリーとなった綱島がドンピシャのヘディングシュートを叩き込み、初ゴールに続く大仕事で逆転に導いた。 課題のセットプレーからまたしても失点を喫した浦和は失点直後に松尾と大畑歩夢を下げて、負傷明けのサミュエル・グスタフソンを長沼洋一と共にピッチに送り出し、すべての交代カードを使い切った。 緊迫感のある1点差で突入した後半最終盤。東京Vは山見をIN&OUTの形でより守備的な稲見哲行を投入するなど完全に逃げ切り態勢に入ると、土壇場のPK献上で追いつかれた前回対戦の教訓を活かして冷静に相手の反撃を凌ぎ切った。 この結果、浦和に会心の逆転勝利を収めた東京Vが4節を残して今季最大の目標だったJ1残留を確定した。敗れた浦和は4戦ぶり得点も泥沼の4連敗となった。 東京ヴェルディ 2-1 浦和レッズ 【東京V】 綱島悠斗(後14、後31) 【浦和】 渡邊凌磨(前27) <span class="paragraph-title">【動画】綱島悠斗の大きなJ1初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%B6%B1%E5%B3%B6%E6%82%A0%E6%96%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#綱島悠斗</a> 綱島 悠斗(東京V)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/BEO8nEalWq">pic.twitter.com/BEO8nEalWq</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1847581052224880711?ref_src=twsrc%5Etfw">October 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.19 19:03 Sat5
浦和撃破の東京Vが4戦残して残留決める…城福監督「牛歩のごとく歯を食いしばって前に進んだからこその結果」
東京ヴェルディの城福浩監督が、J1残留を確定させた浦和レッズ戦の勝利を振り返った。 前節、湘南ベルマーレに0-2で完敗し7戦ぶりの黒星を喫した東京V。今回のインターナショナルマッチウィークの中断期間には、対戦相手に改めて気付かされた「ひたむきさ」、“戦う"、“走り切る"といった基本的な部分を意識しつつ、バウンスバックの勝利へチーム内競争を促しながら強度の高いトレーニングを行ってきた。 そして、19日に味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第34節の浦和戦ではその成果をしっかりと示す、素晴らしい試合を展開し、2-1の逆転勝利を収めた。 ここ数試合では後ろに重たい前半の戦いが課題となっていた中、この試合ではFW山田剛綺ら前線の選手のアグレッシブなプレスをスイッチに守備からリズムを作ると、立ち上がりから攻守に圧倒。だが、再三の決定機を逃すと、27分には自陣でのボールロストから受けたショートカウンターでMF渡邊凌磨に左足ミドルシュートを突き刺され、まさにワンチャンスをモノにされた。 それでも、失点後も後半も焦れることなく自分たちの貫くと、59分には相手の隙を突いたリスタートからDF綱島悠斗が見事な右足ミドルシュートを突き刺し、良い時間帯に追いついた。 さらに、76分には右CKからFW山見大登のクロスを再び綱島が今度は豪快なヘディングシュートを叩き込み、逆転に成功。以降は土壇場のPK献上で追いつかれた前回対戦の教訓を活かして冷静に相手の反撃を凌ぎ切った。 同試合後、城福監督は「この成功体験というのは小さくない」と適切な態度で敗戦から立ち直り、格上相手に自分たちのサッカーを貫いて勝ち切ったチームを称えた。 「選手はあのワンプレーでやられるのかというような前半だったと思いますし、自分たちが表現したいサッカーをやれていたので、そういうときというのは、自分たちで崩れることが多いですけど、よく辛抱して、我々が目指すものをやり続けてくれたなと思います」 「それが勝ち点3に繋がったという、この成功体験というのは小さくないなと。若い彼らにとっては継続、積み上げというものが、いかに大事かというのを、それは日々の練習によってなされるものだというものを、少しだけ実感できた試合なのではないかなと思います」 試合内容に関してはサイドを起点にチャンスの糸口を見いだしていた中、前半上々のパフォーマンスを見せていた山田剛を下げて山見をハーフタイム明けに投入。その山見は流れの中で決定機に絡む場面は多くなかったものの、正確なプレースキックで1アシストを記録。結果的に交代策が逆転に繋がった。 指揮官は後半も戦い方の大枠に手を加える必要は感じなかったものの、流れの中では最後の局面で堅さを見せた浦和の守備に対して、一工夫が必要だと感じていたという。 「焦れずにやり続けようと、ただクロスはかなり際どいボールを入れられていましたが、ゴール前の守備の集結の部分は浦和さんも監督が変わって、様変わりしてかなり堅いので、クロスの質とクロスに入っていく人数というのは確認しました」 「もうひとつは上げるのではなくて、我々のニアゾーンを徹底的に崩せと。上げられそうだけれどももう1回崩せと。そこのメリハリをつけようというのは言いました。1点目もニアゾーンを取るところからスタートしたと思うし、我々らしくやり続けることが攻撃においてはできたのではないかなと思います」 「クロスを簡単に入れるのか、もう1回我々のニアゾーンを崩すのかという部分でのひとつのメッセージが、山田剛綺から山見に変えたこと。山田剛綺はクロスに対して飛び込むのが特徴で、彼はその形で決定的なチャンスにも絡みました。彼の出来が悪かったわけではなくて、メッセージ性もあるいはセットプレーが多かった中で山見のセットプレーのクオリティも含めて、彼に活路を求めたということです」 その山見は試合終盤にIN&OUTの形でMF稲見哲行と交代。当初、相手のパワープレーを警戒し、高さという部分を考慮しての交代かに思われたが、緩みを許さない指揮官は、その交代についてあえて自ら触れ「学ばなければいけない」と反省を促した。 「山見は45分も試合に出られなかったのは、これは大きく学ばなければいけない。彼がどれだけ悔しい思いをしたかは、彼の顔を見ればわかりますけど、彼よりも悔しい思いをした選手が、今日ヴェルディグラウンドのピッチで練習しているので、ここで出場機会を得たのであれば、今日は学ぶいい機会だったかなと。彼はそれを学びに、このヴェルディに来ているはずなので、成長するチャンスなのかなと思います」 この浦和戦の勝利によって勝ち点51に到達した東京Vは7位に浮上すると共に、4試合を残して最大の目標のひとつだったJ1残留を確定させた。 昨シーズンのJ1昇格プレーオフを制して昇格を決めた“20番目のチーム"という立ち位置に加え、J1最低規模の予算規模、若手偏重のスカッドということもあり、下馬評では降格候補の最有力とも見られた。 それでも、個々の成長、チームとしての成長をテーマに血のにじむような研鑽を積んできたチームは、その予想をものの見事に覆してみせた。 「極めて妥当な評価」と開幕前の大方の予想に理解を示しながらも、反骨精神の塊のような指揮官は「牛歩のごとく」と表現した若手選手たちと共に歩んできたここまでの道のりに満足感を示した。 「我々が何ゆえにJ1に昇格して経験値とか、選手層とか含めて違う中で、我々が何を成し遂げたいのかと。それには日々何が必要なのかというのはずっと共有してきました。自分たちがやろうとしていることを日々歯を食いしばってやる。それでも今日18人に入れない選手がいて、彼らがピッチの上で今日も午前中歯を食いしばってやる。このチームがJ1で何かを見せるとしたら、この繰り返ししかない」 「それを本当に牛歩のごとく、前に進んでいるというのを信じながらやったことで、今日も勝ち点3が得られたと思うし、今日残留が決まった。このクラブは最終節までそこに巻き込まれるだろうと多くの方がそう思っていらっしゃったと思うので、それを非難するわけではないし、極めて妥当な評価だったと思うので、それが4試合を残して残留を決められたというのは、彼らが本当に牛歩のごとく歯を食いしばって前に進んだからこそだというふうに思っています」 苦戦必至と見られた16年ぶりのJ1の舞台で残留を勝ち取る偉業を成し遂げた東京Vだが、試合後のミックスゾーンでは各選手が“通過点”いう言葉を使っており、残り4試合ではACL出場権も視野にさらなるサプライズを狙う。 2024.10.20 06:00 Sun山田剛綺の移籍履歴
移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
2023年2月1日 |
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完全移籍 |
2019年4月1日 |
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完全移籍 |
山田剛綺の今季成績
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明治安田J1リーグ | 3 | 177’ | 0 | 1 | 0 |
合計 | 3 | 177’ | 0 | 1 | 0 |
山田剛綺の出場試合
明治安田J1リーグ |
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第1節 | 2025年2月16日 |
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清水エスパルス | メンバー外 |
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第2節 | 2025年2月22日 |
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鹿島アントラーズ | 60′ | 0 | ||
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第3節 | 2025年2月26日 |
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FC町田ゼルビア | 76′ | 0 | 18′ | |
A
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第4節 | 2025年3月2日 |
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ガンバ大阪 | 41′ | 0 | ||
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第5節 | 2025年3月8日 |
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アルビレックス新潟 | メンバー外 |
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第6節 | 2025年3月15日 |
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名古屋グランパス | メンバー外 |
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第7節 | 2025年3月29日 |
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柏レイソル | メンバー外 |
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第8節 | 2025年4月2日 |
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FC東京 | メンバー外 |
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第9節 | 2025年4月5日 |
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横浜F・マリノス | メンバー外 |
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第10節 | 2025年4月12日 |
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ヴィッセル神戸 | メンバー外 |
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第11節 | 2025年4月20日 |
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川崎フロンターレ | メンバー外 |
A
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第12節 | 2025年4月25日 |
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セレッソ大阪 | メンバー外 |
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第13節 | 2025年4月29日 |
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ファジアーノ岡山 | メンバー外 |
A
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第14節 | 2025年5月3日 |
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浦和レッズ | メンバー外 |
A
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第15節 | 2025年5月6日 |
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横浜FC | メンバー外 |
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