疲労困憊マドリーが新生ラージョ相手にドロー…途中出場カルバハルは最終盤に退場…【ラ・リーガ】
2024.02.19 00:07 Mon
ラ・リーガ第25節、ラージョvsレアル・マドリーが18日にカンポ・デ・フトボル・デ・バジェカスで行われ、1-1のドローに終わった。
首位のマドリーは前節、2位のジローナとの首位攻防戦に4-0で完勝し、勝ち点差を「5」に広げた。その試合でベリンガムの負傷離脱というアクシデントに見舞われたが、直近のチャンピオンズリーグ(CL)のRBライプツィヒ戦では代役ブラヒム・ディアスの圧巻ゴラッソ、代役守護神ルニンがインパクトを残し、ウノセロ勝利を収めた。
フランシスコ監督を解任して36歳の青年指揮官イニゴ・ペレスを新指揮官に据えた14位のラージョとのマドリード自治州ダービーでは先発4人を変更。カルバハルとメンディの両サイドバックをルーカス・バスケス、フラン・ガルシアに入れ替えたほか、クロースとロドリゴに代えてモドリッチ、ホセルを起用した。
試合は新生ラージョの戦い方を確認する暇もなくアウェイのマドリーがいきなりゴールをこじ開ける。3分、自陣ボックス内で相手の攻撃を撥ね返した流れからブラヒム・ディアス、バルベルデが右サイドを破ると、最後はバルベルデの正確なグラウンダークロスに飛び込んだホセルが左足でうまく合わせてゴールネットへ流し込んだ。当初、この高速カウンターはホセルのオフサイドと判定されたが、VARの末にオンサイドでのゴールが認められた。
開始早々のゴールで勢いづくマドリーは、以降も動揺が見受けられる相手をいなしながらアタッキングサードではヴィニシウスを起点にサイドから幾度か良い仕掛けを見せて追加点に迫っていく。
1-1の振り出しに戻った試合はホームチーム全体の強度が上がったこともあり、非常に拮抗した展開に。主導権自体はマドリーが握っていたものの、アタッキングサードでは相手の粘りの守備に遭い、決定機まであと一歩という状況が続いたまま前半を終えた。
イーブンで迎えた後半はラージョにいきなりの決定機。46分、最後尾のチュアメニに強い圧力をかけて奪い切ったアルバロ・ガルシアがそのままシュートに持ち込むが、ここはロストしたチュアメニが何とかブロックした。
冷や汗をかく入りとなったマドリーだったが、時間の経過と共にボールを握って押し込んでいく。そして、右のブラヒム・ディアスが起点となって幾度かフィニッシュまで持ち込んでいくが、ホセルの決定機はGKの好守に遭う。
ラージョが早めのタイミングの交代によって強度を維持し、後半もなかなかブロックを崩し切れないマドリー。これを受け、アンチェロッティ監督は70分、カマヴィンガとブラヒム・ディアスを下げてクロース、ロドリゴを同時投入。さらに、直後にはルーカス・バスケスに代えてカルバハルをピッチに送り込む。80分にはボックス手前中央の好位置で得たFKをキッカーのクロースが枠の右隅へ飛ばすが、これはGKディミトリエフスキのビッグセーブに阻まれた。
その後、後半最終盤にはモドリッチを下げてギュレルを最後の交代カードとして切ったマドリー。ここからクラブ伝統の土壇場での勝負強さに期待がかかる。
だが、6分が加えられた後半アディショナルタイムでは直前に抗議で1枚カードをもらっていたカルバハルがキケへのエルボーで2枚目のカードをもらって退場し、万事休す。試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、前回対戦に続きラージョと勝ち点1を分け合う形で公式連勝がストップした。
首位のマドリーは前節、2位のジローナとの首位攻防戦に4-0で完勝し、勝ち点差を「5」に広げた。その試合でベリンガムの負傷離脱というアクシデントに見舞われたが、直近のチャンピオンズリーグ(CL)のRBライプツィヒ戦では代役ブラヒム・ディアスの圧巻ゴラッソ、代役守護神ルニンがインパクトを残し、ウノセロ勝利を収めた。
試合は新生ラージョの戦い方を確認する暇もなくアウェイのマドリーがいきなりゴールをこじ開ける。3分、自陣ボックス内で相手の攻撃を撥ね返した流れからブラヒム・ディアス、バルベルデが右サイドを破ると、最後はバルベルデの正確なグラウンダークロスに飛び込んだホセルが左足でうまく合わせてゴールネットへ流し込んだ。当初、この高速カウンターはホセルのオフサイドと判定されたが、VARの末にオンサイドでのゴールが認められた。
開始早々のゴールで勢いづくマドリーは、以降も動揺が見受けられる相手をいなしながらアタッキングサードではヴィニシウスを起点にサイドから幾度か良い仕掛けを見せて追加点に迫っていく。
一方、イニゴ・ペレス初陣で予想通りの厳しい展開を強いられたラージョだったが、前半半ば過ぎに思わぬ形から同点に追いつく。24分、左サイドでの良い崩しからオスカル・トレホがボックス中央で放ったシュートがカマヴィンガの手に当たると、オンフィールド・レビューの末にPKを獲得。これをキッカーのデ・トーマスがきっちり決めて27分の同点ゴールとした。
1-1の振り出しに戻った試合はホームチーム全体の強度が上がったこともあり、非常に拮抗した展開に。主導権自体はマドリーが握っていたものの、アタッキングサードでは相手の粘りの守備に遭い、決定機まであと一歩という状況が続いたまま前半を終えた。
イーブンで迎えた後半はラージョにいきなりの決定機。46分、最後尾のチュアメニに強い圧力をかけて奪い切ったアルバロ・ガルシアがそのままシュートに持ち込むが、ここはロストしたチュアメニが何とかブロックした。
冷や汗をかく入りとなったマドリーだったが、時間の経過と共にボールを握って押し込んでいく。そして、右のブラヒム・ディアスが起点となって幾度かフィニッシュまで持ち込んでいくが、ホセルの決定機はGKの好守に遭う。
ラージョが早めのタイミングの交代によって強度を維持し、後半もなかなかブロックを崩し切れないマドリー。これを受け、アンチェロッティ監督は70分、カマヴィンガとブラヒム・ディアスを下げてクロース、ロドリゴを同時投入。さらに、直後にはルーカス・バスケスに代えてカルバハルをピッチに送り込む。80分にはボックス手前中央の好位置で得たFKをキッカーのクロースが枠の右隅へ飛ばすが、これはGKディミトリエフスキのビッグセーブに阻まれた。
その後、後半最終盤にはモドリッチを下げてギュレルを最後の交代カードとして切ったマドリー。ここからクラブ伝統の土壇場での勝負強さに期待がかかる。
だが、6分が加えられた後半アディショナルタイムでは直前に抗議で1枚カードをもらっていたカルバハルがキケへのエルボーで2枚目のカードをもらって退場し、万事休す。試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、前回対戦に続きラージョと勝ち点1を分け合う形で公式連勝がストップした。
レアル・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
記事をさがす
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
ユベントスだけでなくレアルやアーセナルまで…ユーロで躍動するイタリア代表DFカラフィオーリにビッグクラブが関心、価格は69億円以上か
ユーロ2024で注目を集めているボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)だが、レアル・マドリーやアーセナルなども関心を寄せるクラブだという。 ローマの下部組織育ちのカラフィオーリは、2020年9月にファーストチームに昇格。2022年1月にジェノアへレンタル移籍すると、2022年8月にはバーゼルへ完全移籍。2023年8月にボローニャに完全移籍で加入した。 ボローニャではセリエAで30試合に出場し2ゴール5アシストを記録。世代別のイタリア代表としてもプレーし、若くしてその才能を認められていた中、ユーロを直前にしてイタリア代表デビュー。そのユーロでは、グループステージ3試合全てに出場している。 連覇を目指すイタリアは苦戦したものの、グループステージ最終節のクロアチア代表戦では、敗戦目前の中でドリブルで持ち上がり、マッティア・ザッカーニの同点ゴールをアシストして話題となった。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、今大会のパフォーマンスは非常に注目を集め、ヨーロッパのビッグクラブも関心を寄せているという。 1つはボローニャを昨季まで指揮し、カラフィオーリのことをよく知るチアゴ・モッタ監督が就任したユベントス。当然チームに連れて行き、守備陣を安定させたいと考える。 また、マドリーも関心を寄せているとのこと。近年は各国の若手選手を早期に獲得する動きを続けており、2023-24シーズンも完成されつつあったイングランド代表MFジュード・ベリンガムをドルトムントから獲得すると、一気にチームの中心選手となった。 プレミアリーグでもトッテナムが関心を寄せる他、若き才能を見つけ出すのが上手いアーセナルも注目しているとのこと。いずれにしても、その能力がユーロで知れ渡ったため、多くのクラブが関心を持つことになったという。 当然ボローニャも来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)を戦うこともあり、カラフィオーリの残留を望んでいる。売却する気はないが、評価額としては4000万ユーロ(約69億円)とのこと。ただ、この価格は今後も上がる可能性はある。 ジョゼ・モウリーニョ監督のターゲットとなってしまったカラフィオーリは、ローマを追いやられたが、バーゼルでのプレーに目を光らせたボローニャは400万ユーロ(約6億9000万円)で獲得しており、一気に10倍もの価値に跳ね上がることに。ユーロでさらに評価を上げ、ビッグクラブへとステップアップを果たすだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】劇的なドラマ! イタリアを救ったカラフィオーリの持ち出しからザッカーニの右足!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="RoycwidfK8o";var video_start = 127;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.28 10:45 Fri2
「国を失望させてしまったような気分だった」起死回生の同点弾、救世主・ベリンガムはギリギリの戦いもプラスにとらえる「今の雰囲気は大きな違いを生む」
イングランド代表を救ったMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)が、スロバキア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 6月30日、ユーロ2024ラウンド16でイングランドはスロバキアと対戦した。 優勝候補の一角に上げられながらもグループステージは低調なパフォーマンスに終わったイングランド。批判的な声も高まっており、厳しい状況に立たされていた。 そんな中、ラウンド16でも苦戦することに。スロバキアのハイプレスに対して良い形で攻撃ができず、25分に失点。その後も苦しみ続けることとなった。 後半に入り、徐々に盛り返していくも、ボールを保持こそするが、決定的なシーンを作れず、GKマルティン・ドゥブラフカの好セーブにも遭ってゴールが奪えない。 このまま敗退だと思われなか、後半アディショナルタイム5分にベリンガムがバイシクルシュートを決めて起死回生の同点に。延長戦に入ると、早々にハリー・ケインがヘディングでネットを揺らして逆転。2-1でなんとか勝利し、ベスト8に駒を進めた。 ベリンガムはプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出。残り1分程度のところでの劇的な同点ゴールを振り返った。 「帰国まであと30秒というところで、国を失望させてしまったような気分だったが、ボールを1回蹴ったら全てが上手くいった。そんな気分はいやだけど、そうなれば最高の気分だ」 「イングランド代表としてプレーすることは素晴らしいことだが、プレッシャーも大きい。ピッチに立って、ゴールを決めることは僕にとって解放感があり、とても幸せな瞬間だ」 「これは間違いなく僕にとって最高の瞬間だよ。個人的には大きな意味を持つ素晴らしいゴールがいくつかあるけど、今日の試合においても、それがなければ気分が変わるという意味でも、このゴールは重要だった。最高の瞬間だ」 2023-24シーズンはレアル・マドリーで躍動したベリンガム。これでイングランド代表としても結果を残した。 ベリンガムはチームとしてのパフォーマンスは悪くなかったとコメント。ギリギリの状況は望ましくないものの、こうしたことが起こることで、チームも勢いづけると語った。 「相手のゴール以外は僕たちはかなり良かったと思う。良いところまで行っていた。もっと決定力を出せたかもしれないけど、僕たちが示した主なことは、たくさんの個性だ」 「ノックアウトのフットボールでは、そのような瞬間を作り出すと、人々は周りを見回して『そうだ、これが僕たちのチームスピリットだ』と思うだろう。逆境がなければ、こういった瞬間は訪れない」 「ユーロから敗退するまであと20秒か30秒だった。今の雰囲気は大きな違いを生み、それがチームの今後にどのような影響を与えるかを示している」 「大きな瞬間ではあるけど、長い大会だし、カップを勝ち取った場合にのみ、それが分かる。今後の2週間で、それがどれだけ重要かわかるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】これぞ主役! ベリンガムが敗退目前から起死回生のバイシクル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="crrMLIrlcfY";var video_start = 235;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.01 22:45 Mon3
レアル退団のDFナチョがサウジアラビアのアル・カーディシーヤに加入! 退団の理由に「マドリーと絶対に対戦したくなかった」
サウジアラビアのアル・カーディシーヤは27日、レアル・マドリーを退団したスペイン代表DFナチョ・フェルナンデス(34)の加入を発表した。2年契約を結ぶこととなる。背番号は「6」。 10歳だった2001年にマドリーに加入したナチョ。アカデミーからマドリー一筋でプレーを続け、2012年9月にファーストチームに正式に昇格。以降、レンタル移籍を含めて一度もチームを離れたことはないまま、マドリーでのキャリアを終えた。 公式戦通算364試合に出場。チャンピオンズリーグで6回、クラブ・ワールドカップで5回、UEFAスーパーカップで4回、ラ・リーガで4回、コパ・デル・レイで2回、スーペル・コパで5回優勝し、合計26のタイトルを獲得した。 現在はユーロ2024に臨むスペイン代表でプレー。25日マドリーからの退団が正式に発表された中、アル・カーディシーヤが加入を発表した。 ナチョは、ラウンド16で対戦するジョージア代表戦を前に記者会見に出席。その中でサウジアラビアへと移籍する理由について、レアル・マドリーとの対戦を避けるためだと語った。 「レアル・マドリーとは絶対に対戦したくないということは常に明確だった。ヨーロッパでプレーするには残留することだろう」 「まったく異なる経験が必要だった。レアル・マドリードと対戦するという選択肢は決してなかった」 <span class="paragraph-title">【動画】アル・カーディシーヤがナチョの加入を発表</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><a href="https://twitter.com/Alqadsiah/status/1806279554815639893?ref_src=twsrc%5Etfw">June 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.27 20:10 Thu4
レアルのスペイン代表FWホセルがアル・ガラファへ完全移籍! 2年+1年OP、契約金は2年29.3億円か
カタールのアル・ガラファは28日、レアル・マドリーのスペイン代表FWホセル(34)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2026年夏までの2年間となる。また、双方の合意があれば1年間の延長オプションもあるとのことだ。 セルタの下部組織で育ったホセルは、レアル・マドリー・カスティージャに加入。2012年7月にホッフェンハイムへと完全移籍し、ドイツでのキャリアを積む。 フランクフルトやハノーファーでプレーしたのち、ストーク・シティへ完全移籍。デポルティボ・ラ・コルーニャ、ニューカッスル、アラベスでもプレー。2022年7月にエスパニョールに完全移籍で加入した。 2023-24シーズンはマドリーへとレンタル移籍。当初は控えの選手と見られていたが、ラ・リーガで34試合に出場し10ゴール2アシストを記録。チャンピオンズリーグでも11試合で5ゴールを記録するなど、チームの2冠に大きく貢献していた。 マドリーは27日にエスパニョールからの150万ユーロ(約2億6000万円)の買い取りオプションを行使。そのままアル・ガラファへ売却することとなった。 スペイン『アス』によれば、アル・ガラファとホセルは2年間で1700万ユーロ(約29億3000万円)の契約を結んだとのことだ。 2024.06.29 01:35 Sat5