バルセロナが格下グラナダにホームで痛恨勝ち点逸…ヤマル2発で敗戦回避も守護神復帰戦で3失点【ラ・リーガ】
2024.02.12 07:07 Mon
ラ・リーガ第24節、バルセロナvsグラナダが11日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、3-3のドローに終わった。
前節、アラベス相手にレヴァンドフスキのリーグ7試合ぶりのゴールなどで3-1の勝利を収めた3位のバルセロナ。わずかに残る逆転優勝へ3連勝を目指したホームゲームでは降格圏の19位に沈むグラナダと対戦。
チャビ監督はこの試合に向けて前節から先発2人を変更。GKに守護神テア・シュテーゲンが復帰し、アラウホに代わってイニゴ・マルティネスが起用された。さらに、ハフィーニャがベンチに戻ってきた。
[5-4-1]の布陣で臨んだアウェイチームに対して、バルセロナは左サイド上がりの布陣でカンセロとラミン・ヤマルが幅を取りながら、インサイドのペドリやギュンドアンを起点に崩しを試みる。
13分には右サイドでDFと完璧に入れ替わったヤマルがファーを狙った絶妙なグラウンダーのクロスを供給するが、懸命に滑り込んだレヴァンドフスキはわずかに届かない。
これで余裕の展開になるかに思われたが、失点後もアグレッシブさを失わずに前に出てくるグラナダに手を焼くと、GKテア・シュテーゲンの立て続けのキックミスやデ・ヨングのロストからショートカウンターを浴びる。それでも、クリステンセンの身体を張ったシュートブロックなどで事なきを得る。
前半半ばから膠着状態に陥るが、終盤に大きな動き。まずは41分、バルセロナがヤマルの対角パスで左サイドのスペースに抜け出したペドリが内側への仕掛けからオーバーラップしたギュンドアンに巧みなヒールパス。ギュンドアンはシュートではなく逆サイドのレヴァンドフスキへ完璧な折り返しを入れるが、レヴァンドフスキの至近距離からのシュートはDFホングラの見事なゴールカバーにかき出されて追加点とはならず。
すると、直後の43分には右サイド深くで縦に仕掛けたペリストリの折り返しにニアで反応したリカルド・サンチェスが巧みな右足ボレーをニア上に突き刺し、グラナダが同点に追いついた。
前半の大半でゲームをコントロールしながらも、1-1のイーブンで試合を折り返したバルセロナ。後半も大きく戦い方を変えずに入ると、52分にはライン間でボールを引き出したペドリを起点にギュンドアンを経由したボールがボックス左のレヴァンドフスキに渡る。だが、左足のシュートを枠に飛ばせない。
崩しの手前まではスムーズにいくものの、最後がうまくいかないホームチームに対してアウェイチームの一刺しが後半も嵌る。60分、右サイド深くでリカルド・サンチェスが浮き球で入れたクロスをDFパウ・クバルシが頭で触ったボールがファーに流れると、ウズニがダイレクトで折り返したボールをペリストリが右足で押し込んだ。
格下相手にホームで逆転を許したバルセロナは、直後の63分に左サイドのカンセロの浮き球パスに反応したギュンドアンの短い落としを受けたレヴァンドフスキがボックス中央から鋭い右足シュートを流し込み、瞬く間にスコアをタイに戻す。
だが、そこから勝ち越しを目指して前がかろうというタイミングの66分には、グラナダがFKの二次攻撃からマウアサの左クロスをゴール前のイグナシ・ミケルがストロングヘッドで合わせ、すぐさま勝ち越しゴールを奪った。
再びビハインドを負う形となったチャビのチームはクリステンセンを下げてフェルミン・ロペスを投入。さらに、75分にはカンセロを下げてハフィーニャを投入する攻撃的な采配でゴールをこじ開けにかかる。
すると81分、押し込んだ流れのカウンタープレスでカジェホンからボールを奪い返したヤマルがボックス右角から左足を一閃。鋭い低弾道のシュートがニア下を射抜き、圧巻のゴラッソでスコアをタイに戻した。
残り時間を考えれば、十分に逆転まで持っていけるバルセロナだが、敵地で引き分けやむなしと、より後ろ重心となったグラナダの守備を前に最後の一押しが足りない。89分にはペドリを下げてストライカーのマルク・ギウをピッチに送り出す。
8分が加えられた後半アディショナルタイムではヤマルのお膳立てからマルク・ギウに決定機が訪れたが、ヘディングシュートを枠に飛ばせない。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、格下相手に屈辱の敗戦こそ回避したものの、首位レアル・マドリーの背中がさらに遠のく痛恨のドローとなった。
前節、アラベス相手にレヴァンドフスキのリーグ7試合ぶりのゴールなどで3-1の勝利を収めた3位のバルセロナ。わずかに残る逆転優勝へ3連勝を目指したホームゲームでは降格圏の19位に沈むグラナダと対戦。
[5-4-1]の布陣で臨んだアウェイチームに対して、バルセロナは左サイド上がりの布陣でカンセロとラミン・ヤマルが幅を取りながら、インサイドのペドリやギュンドアンを起点に崩しを試みる。
13分には右サイドでDFと完璧に入れ替わったヤマルがファーを狙った絶妙なグラウンダーのクロスを供給するが、懸命に滑り込んだレヴァンドフスキはわずかに届かない。
それでも、直後の14分には左サイドを起点とした崩しからフレンキー・デ・ヨング、カンセロと繋ぎボックス左のカンセロが巧みな切り返しから絶妙なクロスを供給。これをファーにフリーで走り込んだヤマルが右足ワンタッチで合わせ、2度目のチャンスで先制に成功した。
これで余裕の展開になるかに思われたが、失点後もアグレッシブさを失わずに前に出てくるグラナダに手を焼くと、GKテア・シュテーゲンの立て続けのキックミスやデ・ヨングのロストからショートカウンターを浴びる。それでも、クリステンセンの身体を張ったシュートブロックなどで事なきを得る。
前半半ばから膠着状態に陥るが、終盤に大きな動き。まずは41分、バルセロナがヤマルの対角パスで左サイドのスペースに抜け出したペドリが内側への仕掛けからオーバーラップしたギュンドアンに巧みなヒールパス。ギュンドアンはシュートではなく逆サイドのレヴァンドフスキへ完璧な折り返しを入れるが、レヴァンドフスキの至近距離からのシュートはDFホングラの見事なゴールカバーにかき出されて追加点とはならず。
すると、直後の43分には右サイド深くで縦に仕掛けたペリストリの折り返しにニアで反応したリカルド・サンチェスが巧みな右足ボレーをニア上に突き刺し、グラナダが同点に追いついた。
前半の大半でゲームをコントロールしながらも、1-1のイーブンで試合を折り返したバルセロナ。後半も大きく戦い方を変えずに入ると、52分にはライン間でボールを引き出したペドリを起点にギュンドアンを経由したボールがボックス左のレヴァンドフスキに渡る。だが、左足のシュートを枠に飛ばせない。
崩しの手前まではスムーズにいくものの、最後がうまくいかないホームチームに対してアウェイチームの一刺しが後半も嵌る。60分、右サイド深くでリカルド・サンチェスが浮き球で入れたクロスをDFパウ・クバルシが頭で触ったボールがファーに流れると、ウズニがダイレクトで折り返したボールをペリストリが右足で押し込んだ。
格下相手にホームで逆転を許したバルセロナは、直後の63分に左サイドのカンセロの浮き球パスに反応したギュンドアンの短い落としを受けたレヴァンドフスキがボックス中央から鋭い右足シュートを流し込み、瞬く間にスコアをタイに戻す。
だが、そこから勝ち越しを目指して前がかろうというタイミングの66分には、グラナダがFKの二次攻撃からマウアサの左クロスをゴール前のイグナシ・ミケルがストロングヘッドで合わせ、すぐさま勝ち越しゴールを奪った。
再びビハインドを負う形となったチャビのチームはクリステンセンを下げてフェルミン・ロペスを投入。さらに、75分にはカンセロを下げてハフィーニャを投入する攻撃的な采配でゴールをこじ開けにかかる。
すると81分、押し込んだ流れのカウンタープレスでカジェホンからボールを奪い返したヤマルがボックス右角から左足を一閃。鋭い低弾道のシュートがニア下を射抜き、圧巻のゴラッソでスコアをタイに戻した。
残り時間を考えれば、十分に逆転まで持っていけるバルセロナだが、敵地で引き分けやむなしと、より後ろ重心となったグラナダの守備を前に最後の一押しが足りない。89分にはペドリを下げてストライカーのマルク・ギウをピッチに送り出す。
8分が加えられた後半アディショナルタイムではヤマルのお膳立てからマルク・ギウに決定機が訪れたが、ヘディングシュートを枠に飛ばせない。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、格下相手に屈辱の敗戦こそ回避したものの、首位レアル・マドリーの背中がさらに遠のく痛恨のドローとなった。
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