アーセナルが今季2敗喫したハマーズに6ゴールの圧勝! ライスが圧巻ミドル弾に2Aの痛烈恩返し【プレミアリーグ】
2024.02.12 01:01 Mon
プレミアリーグ第24節、ウェストハムvsアーセナルが11日にロンドン・スタジアムで行われ、アウェイのアーセナルが0-6で圧勝した。なお、アーセナルのDF冨安健洋はベンチ外となった。
前節、首位のリバプールに会心の3-1の勝利を挙げた3位のアーセナルは、今シーズンのEFLカップ、リーグ前回対戦で敗れている7位のウェストハムとのタフなロンドン・ダービーで4連勝を狙った。
今季苦手とする難敵とのアウェイゲームに向けてアルテタ監督は先発2人を変更。負傷のジンチェンコとジョルジーニョに代わってキヴィオル、トロサールが起用された。アジアカップ帰りの冨安はガブリエウ・ジェズス、スミス・ロウらと共にベンチ外となった。
立ち上がりから球際で激しくぶつかり合うダービーらしい入りとなるが、徐々にウェストハムのプレスをいなし始めるアーセナルが押し込んでいく。流れのなかでは決定機には至らずも、得意のセットプレーから幾度か際どいシーンを作り出す。
対するウェストハムは後ろ重心の戦いが続きながらも、15分を過ぎた辺りから中盤でのボール奪取を起点にボーウェン、クドゥスの推進力を活かしたカウンターで引っくり返していく。
それでも押し込んだ流れの32分、左CKの場面でキッカーのライスが右足インスウィングの正確なボールを入れると、ホワイトのGKへのスクリーン気味のブロックを活かして最後はファーで競り勝ったサリバがゴール左隅にヘディングで流し込んだ。
この先制点で完全に流れを掴んだアウェイチームは、ここから畳みかける攻撃で一気に前半で勝負を決める。
まずは41分、中盤の低い位置に落ちたトロサールからの絶妙なフィードに抜け出したサカがボックス内でGKアレオラに倒されてPKを獲得。これをサカ自ら右隅に突き刺す。直後の44分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でラインと駆け引きしたガブリエウがキッカーのライスがゴール前に落とした絶妙なボールをヘディングで合わせる。
さらに、前半アディショナルタイム2分にはバイタルエリアで縦に仕掛けたウーデゴールがDFを引き付けて出したパスを、足元で収めたトロサールがボックス中央でうまく右足のシュートコースを作ってゴール右上隅の完璧なコースに突き刺した。
今季2度の敗戦の鬱憤を晴らすアーセナルの前半の圧倒によって後半を待たずに多くのハマーズファンがスタジアムを去る、思わぬワンサイドゲームとなった今季3度目のダービー。
ここからの逆転は絶望的なものの、意地を見せたいモイーズのチームはエドソン・アルバレス、ズマに代えてマヴロパノス、フィリップスをハーフタイム明けに投入。より前がかりな陣形でゴールを目指す。
立ち上がりこそホームチームが五分の戦いを見せたが、後半も先にゴールを挙げたのはアーセナル。63分、相手陣内右サイドでボールを持ったウーデゴールが絶妙なグラウンダースルーパスを通すと、これに反応したサカがボックス右で左足のシュートコースを作って丁寧なコントロールシュートを流し込み、今季リーグ得点を2桁に乗せる。
さらに、直後の65分にはボックス右での細かい繋ぎからホワイトがマイナスに入れたパスをペナルティアーク付近に走り込んだライスが見事な右足のダイレクトミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、前半の2アシストに続く強烈な恩返しを見舞った。
この連続ゴールを受け、アルテタ監督はライス、サカ、トロサールを下げてエルネニー、ネルソン、エンケティアを同時投入。さらに、75分過ぎにはマルティネッリとホワイトも下げて16歳ヌワネリ、セドリックと若手や控え選手にプレー機会を与える。
ただ、一連の交代後も攻守に緩みを見せないアウェイチームは最後までハマーズに一矢報いることを許さず、このまま0-6で試合をクローズした。
そして、ここまでの2敗を完全に払しょくする完勝を収めたアーセナルが、前日のリバプール、マンチェスター・シティに続ききっちり勝ち点3を積み上げて4連勝での優勝争い踏みとどまりに成功した。
前節、首位のリバプールに会心の3-1の勝利を挙げた3位のアーセナルは、今シーズンのEFLカップ、リーグ前回対戦で敗れている7位のウェストハムとのタフなロンドン・ダービーで4連勝を狙った。
立ち上がりから球際で激しくぶつかり合うダービーらしい入りとなるが、徐々にウェストハムのプレスをいなし始めるアーセナルが押し込んでいく。流れのなかでは決定機には至らずも、得意のセットプレーから幾度か際どいシーンを作り出す。
対するウェストハムは後ろ重心の戦いが続きながらも、15分を過ぎた辺りから中盤でのボール奪取を起点にボーウェン、クドゥスの推進力を活かしたカウンターで引っくり返していく。
しばらくイーブンの時間帯が続いたが、前半半ばを過ぎてアーセナルが攻撃のギアを上げる。23分にはボックス右でマルティネッリが浮き球で入れたクロスをファーのトロサールが完璧な右足ボレーで合わせるが、ここはGKアレオラの驚異的なワンハンドセーブにはじき出される。
それでも押し込んだ流れの32分、左CKの場面でキッカーのライスが右足インスウィングの正確なボールを入れると、ホワイトのGKへのスクリーン気味のブロックを活かして最後はファーで競り勝ったサリバがゴール左隅にヘディングで流し込んだ。
この先制点で完全に流れを掴んだアウェイチームは、ここから畳みかける攻撃で一気に前半で勝負を決める。
まずは41分、中盤の低い位置に落ちたトロサールからの絶妙なフィードに抜け出したサカがボックス内でGKアレオラに倒されてPKを獲得。これをサカ自ら右隅に突き刺す。直後の44分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でラインと駆け引きしたガブリエウがキッカーのライスがゴール前に落とした絶妙なボールをヘディングで合わせる。
さらに、前半アディショナルタイム2分にはバイタルエリアで縦に仕掛けたウーデゴールがDFを引き付けて出したパスを、足元で収めたトロサールがボックス中央でうまく右足のシュートコースを作ってゴール右上隅の完璧なコースに突き刺した。
今季2度の敗戦の鬱憤を晴らすアーセナルの前半の圧倒によって後半を待たずに多くのハマーズファンがスタジアムを去る、思わぬワンサイドゲームとなった今季3度目のダービー。
ここからの逆転は絶望的なものの、意地を見せたいモイーズのチームはエドソン・アルバレス、ズマに代えてマヴロパノス、フィリップスをハーフタイム明けに投入。より前がかりな陣形でゴールを目指す。
立ち上がりこそホームチームが五分の戦いを見せたが、後半も先にゴールを挙げたのはアーセナル。63分、相手陣内右サイドでボールを持ったウーデゴールが絶妙なグラウンダースルーパスを通すと、これに反応したサカがボックス右で左足のシュートコースを作って丁寧なコントロールシュートを流し込み、今季リーグ得点を2桁に乗せる。
さらに、直後の65分にはボックス右での細かい繋ぎからホワイトがマイナスに入れたパスをペナルティアーク付近に走り込んだライスが見事な右足のダイレクトミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、前半の2アシストに続く強烈な恩返しを見舞った。
この連続ゴールを受け、アルテタ監督はライス、サカ、トロサールを下げてエルネニー、ネルソン、エンケティアを同時投入。さらに、75分過ぎにはマルティネッリとホワイトも下げて16歳ヌワネリ、セドリックと若手や控え選手にプレー機会を与える。
ただ、一連の交代後も攻守に緩みを見せないアウェイチームは最後までハマーズに一矢報いることを許さず、このまま0-6で試合をクローズした。
そして、ここまでの2敗を完全に払しょくする完勝を収めたアーセナルが、前日のリバプール、マンチェスター・シティに続ききっちり勝ち点3を積み上げて4連勝での優勝争い踏みとどまりに成功した。
アーセナルの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
アーセナルの人気記事ランキング
1
ユベントスだけでなくレアルやアーセナルまで…ユーロで躍動するイタリア代表DFカラフィオーリにビッグクラブが関心、価格は69億円以上か
ユーロ2024で注目を集めているボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)だが、レアル・マドリーやアーセナルなども関心を寄せるクラブだという。 ローマの下部組織育ちのカラフィオーリは、2020年9月にファーストチームに昇格。2022年1月にジェノアへレンタル移籍すると、2022年8月にはバーゼルへ完全移籍。2023年8月にボローニャに完全移籍で加入した。 ボローニャではセリエAで30試合に出場し2ゴール5アシストを記録。世代別のイタリア代表としてもプレーし、若くしてその才能を認められていた中、ユーロを直前にしてイタリア代表デビュー。そのユーロでは、グループステージ3試合全てに出場している。 連覇を目指すイタリアは苦戦したものの、グループステージ最終節のクロアチア代表戦では、敗戦目前の中でドリブルで持ち上がり、マッティア・ザッカーニの同点ゴールをアシストして話題となった。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、今大会のパフォーマンスは非常に注目を集め、ヨーロッパのビッグクラブも関心を寄せているという。 1つはボローニャを昨季まで指揮し、カラフィオーリのことをよく知るチアゴ・モッタ監督が就任したユベントス。当然チームに連れて行き、守備陣を安定させたいと考える。 また、マドリーも関心を寄せているとのこと。近年は各国の若手選手を早期に獲得する動きを続けており、2023-24シーズンも完成されつつあったイングランド代表MFジュード・ベリンガムをドルトムントから獲得すると、一気にチームの中心選手となった。 プレミアリーグでもトッテナムが関心を寄せる他、若き才能を見つけ出すのが上手いアーセナルも注目しているとのこと。いずれにしても、その能力がユーロで知れ渡ったため、多くのクラブが関心を持つことになったという。 当然ボローニャも来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)を戦うこともあり、カラフィオーリの残留を望んでいる。売却する気はないが、評価額としては4000万ユーロ(約69億円)とのこと。ただ、この価格は今後も上がる可能性はある。 ジョゼ・モウリーニョ監督のターゲットとなってしまったカラフィオーリは、ローマを追いやられたが、バーゼルでのプレーに目を光らせたボローニャは400万ユーロ(約6億9000万円)で獲得しており、一気に10倍もの価値に跳ね上がることに。ユーロでさらに評価を上げ、ビッグクラブへとステップアップを果たすだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】劇的なドラマ! イタリアを救ったカラフィオーリの持ち出しからザッカーニの右足!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="RoycwidfK8o";var video_start = 127;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.28 10:45 Fri2
アーセナルが今夏注目集めるイタリア代表DFカラフィオーリ獲得で基本合意か? 5年契約、年俸は6.1億円
ユーロ2024でも注目を集めた、ボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)だが、アーセナルが獲得に大きく近づいているという。 カラフィオーリは、今夏の移籍市場での注目株の1人。22歳ながらそのパフォーマンスには多くのクラブが惚れ込み、オファー合戦となっているという。 ローマの下部組織育ちのカラフィオーリは、2020年9月にファーストチームに昇格。2022年1月にジェノアへレンタル移籍すると、2022年8月にはバーゼルへ完全移籍。2023年8月にボローニャに完全移籍で加入した。 ボローニャではセリエAで30試合に出場し2ゴール5アシストを記録。世代別のイタリア代表としてもプレーし、若くしてその才能を認められていた中、ユーロを直前にしてイタリア代表デビュー。そのユーロでは、グループステージ3試合全てに出場し、最終節のクロアチア代表戦では奇跡の同点ゴールのアシストを記録していた。 しかし、ラウンド16は出場停止となると、チームも敗退。ユーロ連覇の夢は潰えた。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、チェルシーが獲得に大きく近づいているとされた中、アーセナルがボローニャの要求を満たすことになると伝えている。 ボローニャは5000万ユーロ(約87億1500万円)程度を求めているが、アーセナルは4700万ユーロ(約82億円)を提示する予定。まだオファーを受け入れてはないが、大きく近づいているという。 ユベントスも関心を寄せていたが、どうやらその線は無くなった様子。アーセナルかチェルシーになると見られている。 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・シラ氏もカラフィオーリについて言及。アーセナルが2029年までの契約で合意し、年俸は350万ユーロ(約6億1000万円)で基本合意に達したと伝えている。 いずれにしても守備陣をさらに補強する動きを見せるミケル・アルテタ監督。最終ラインはフランス代表DFウィリアム・サリバ、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスが不動のCBとなっており、右にはイングランド代表DFベン・ホワイト、左サイドバックには日本代表DF冨安健洋がおり、さらにはウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ、オランダ代表DFユリエン・ティンバー、ポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルと揃っている。 2024.07.04 00:25 Thu3
「ユベントス行きはないと思う」ボローニャTDが注目株カラフィオーリらの今後に言及、ザークツィーは「99.9%の確率で出て行く」
ボローニャのテクニカル・ディレクター(TD)を務めるジョバンニ・サルトーリ氏が、オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)とイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)の去就について語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えた。 2023-24シーズンはセリエAを5位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしたボローニャ。しかし、チームを躍進させたチアゴ・モッタ監督がユベントスへ向かった上、中心選手の動向に注目が集まっている。 2024-25シーズン移籍市場の幕開けイベントとなるグラン・ガラに出席したサルトーリ氏は、現在ユーロ参戦中のザークツィーについてコメント。ストライカーの移籍を覚悟し、後釜探しに着手していると明かした。 「彼には契約解除条項があるから、99.9%の確率で出て行くだろう。代わりの選手? 我々は何カ月もそのことについて考えてきた。簡単ではないだろうが、彼の代役を見つけられるよう努力するつもりだ。何人か名前が挙がっている」 また、すでにユーロ敗退となってしまったものの、今大会でさらに株を上げたカラフィオーリにも言及。かねてより噂されていたユベントス行きはなく、引き留められないとすればイタリア国外への移籍になるだろうと語った。 「我々は12カ月前に彼と契約したから、市場で何が起こるか様子を見ることになるだろうが、我々の心の中には彼を引き留めたいという意志がある」 「我々は彼を引き留めるため努力するが、重要なオファーが届いたらそれを検討しなければならないだろう。彼がユベントスに行くことはないと思うし、おそらく別(国外)の市場に行くことになるはずだ」 ボローニャでの2年目を終えたザークツィーは、2023-24シーズンのセリエAで34試合に出場し、11ゴール5アシストを記録。4000万ユーロ(約69億4000万円)の契約解除条項が存在するなか、ミランが獲得を進めていたが、代理人の要求する高額な手数料が障壁となり交渉が停滞。マンチェスター・ユナイテッドが接触を図り、アーセナルなども関心を寄せる。 カラフィオーリは2023年夏にバーゼルからボローニャへ移り、センターバックや左サイドバックとしてセリエAで30試合に出場。レアル・マドリーやトッテナム、アーセナルなど多数のイタリア国外クラブからの関心も浮上している。 2024.07.02 15:40 Tue4
ストライカー補強検討中のアーセナル、エンケティア売却も視野か…安売りはせず移籍金約101億円に設定
アーセナルはイングランド代表FWエディ・エンケティア(25)の移籍金を設定したようだ。イギリス『talkSPORT』が報じた。 プレミアリーグ2位フィニッシュの今シーズンは、ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツの最前線起用に落ち着いたアーセナル。ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスも前にするエンケティアは途中出場をメインとし、公式戦37試合6ゴール3アシストの成績に終わった。 今夏の移籍市場で新たなストライカーを狙うアーセナルは、RBライプツィヒのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコ(21)こそ確保に至らなかったものの、依然として補強を検討中。実現するのであればエンケティアの売却もあり得るという。 しかし、生え抜きストライカーをそう易々と放出するつもりはなし。ウェストハムや1年でプレミア復帰のサウサンプトンなどが興味を示すなか、アーセナルは5000万ポンド(約101億3000万円)の値札をつけたという。 また、週給が10万ポンド(約2000万円)を大幅に超えることから、獲得に二の足を踏むクラブが多数の見込み。本格開花が待たれる25歳は新天地行きとなるのだろうか。 2024.06.26 17:47 Wed5