えっと、もうJリーグ始まる直前ってホントですか?そうなんですか?! の巻/倉井史也のJリーグ

2024.02.10 19:00 Sat
©︎J.LEAGUE
すっかりアジアカップに没頭していたら、え? 来週土曜日ってもうスーパーカップ? まだ全然戦力分析終わってないんですけど。

そんなとき、最初にやってることをバラします。ざっくりとした方向を掴むために、【IN】【OUT】の人数を、去年と比べるんです。で、すごく多かったりすると「これは新しくチーム作り直したな」とか、監督が一緒で選手の出入りが少なかったら「熟成してきたな」とか、いろいろまず頭に入れるんです。
ということで、今週は去年と比較した選手の移籍状況を書き出しておいちゃうよ!! 監督は2023年シーズン終了時と2024年シーズン最初の監督は誰か、移籍のデータの元はJリーグ公式ホームページの「2023年シーズン移籍情報(J1は2023年9月27日18:53版・J2は2023年9月8日18:02版)」と「2024年シーズン移籍情報(2024年2月9日18:15版)」。するとこんな結果に!!


・札幌
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ(2023)→ミハイロ・ペトロヴィッチ(2024)
2023年IN:7人
2023年OUT:15人
2024年IN:12人
2024年OUT:12人

・鹿島
監督:岩政大樹(2023)→ランコ・ポポヴィッチ(2024)
2023年IN:14人
2023年OUT:14人
2024年IN:5人
2024年OUT:11人
・浦和
監督:マチェイ・スコルジャ(2023)→マティアス・ヘグモ(2024)
2023年IN:13人
2023年OUT:16人
2024年IN:11人
2024年OUT:17人

・柏
監督:井原正巳(2023)→井原正巳(2024)
2023年IN:16人
2023年OUT:18人
2024年IN:9人
2024年OUT:14人

・FC東京
監督:ピーター・クラモフスキー(2023)→ピーター・クラモフスキー(2024)
2023年IN:19人
2023年OUT:21人
2024年IN:14人
2024年OUT:15人

・東京V
監督:城福浩(2023)→城福浩(2024)
2023年IN:15人
2023年OUT:20人
2024年IN:15人
2024年OUT:20人

・町田
監督:黒田剛(2023)→黒田剛(2024)
2023年IN:25人
2023年OUT:19人
2024年IN:19人
2024年OUT:12人

・川崎
監督:鬼木達(2023)→鬼木達(2024)
2023年IN:10人
2023年OUT:12人
2024年IN:12人
2024年OUT:12人

・横浜FM
監督:ケヴィン・マスカット(2023)→ハリー・キューウェル(2024)
2023年IN:12人
2023年OUT:19人
2024年IN:8人
2024年OUT:8人

・湘南
監督:山口智(2023)→山口智(2024)
2023年IN:14人
2023年OUT:21人
2024年IN:8人
2024年OUT:12人

・新潟
監督:松橋力蔵(2023)→松橋力蔵(2024)
2023年IN:5人
2023年OUT:4人
2024年IN:9人
2024年OUT:10人

・磐田
監督:横内昭展(2023)→横内昭展(2024)
2023年IN:6人
2023年OUT:8人
2024年IN:16人
2024年OUT:19人

・名古屋
監督:長谷川健太(2023)→長谷川健太(2024)
2023年IN:15人
2023年OUT:22人
2024年IN:16人
2024年OUT:11人

・京都
監督:曺貴裁(2023)→曺貴裁(2024)
2023年IN:16人
2023年OUT:19人
2024年IN:11人
2024年OUT:14人

・G大阪
監督:ダニエル・ポヤトス(2023)→ダニエル・ポヤトス(2024)
2023年IN:14人
2023年OUT:16人
2024年IN:13人
2024年OUT:15人

・C大阪
監督:小菊昭雄(2023)→小菊昭雄(2024)
2023年IN:15人
2023年OUT:17人
2024年IN:7人
2024年OUT:15人

・神戸
監督:吉田孝行(2023)→吉田孝行(2024)
2023年IN:18人
2023年OUT:17人
2024年IN:13人
2024年OUT:12人

・広島
監督:ミヒャエル・スキッベ(2023)→ミヒャエル・スキッベ(2024)
2023年IN:10人
2023年OUT:12人
2024年IN:5人
2024年OUT:6人

・福岡
監督:長谷部茂利(2023)→長谷部茂利(2024)
2023年IN:9人
2023年OUT:11人
2024年IN:6人
2024年OUT:7人

・鳥栖
監督:川井健太(2023)→川井健太(2024)
2023年IN:18人
2023年OUT:25人
2024年IN:14人
2024年OUT:19人

こうしてみると、監督が代わっているところって少ないし、なかなか堅実な補強をしているチームが多い感じ。これってきっと初めての20チームでのJ1で、どういう戦いになるか分からないから途中で補強をする余力を残してるって感じでしょうか。

それにしても磐田、今年はたーんと補強するんだよ〜!!


【倉井史也】
試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。

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東京ヴェルディの城福浩監督が、6日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第22節のセレッソ大阪戦に向けて会見を行った。 前節、東京Vは横浜F・マリノスとのクラシコに2-1で勝利。前々節のジュビロ磐田戦で喫した0-3の惨敗を払拭し、後半戦初白星を挙げた。 その横浜FM戦では保有元との対戦で起用できなかった試合を除き、リーグ全試合で先発起用してきたFW木村勇大、FW染野唯月の両エースに加え、背番号10のMF見木友哉をベンチスタートとし、MF山田楓喜、FW山田剛綺、FW山見大登を前線で起用する大きな賭けに出た。 さらに、中2日のアウェイ連戦という厳しい状況となったなか、ハイインテンシティのスタイルに原点回帰すると、前半はその3トップが2度追い、3度追いを辞さない、超アグレッシブな守備で全体のスイッチを入れ、ディフェンスラインも強気なライン設定で連動。攻撃面での縦への高い意識を含め相手を圧倒した結果、後半は防戦一方の展開となりながらも、前半奪った2ゴールを守り切って勝ち点3を手にした。 試合後会見で「目をつぶっていた自分がいた」とここ数試合での自身の反省を口にしていた指揮官は、今回の会見で改めてその発言の意図を説明。「非効率」というキーワードと共に、チームと共に昨季のJ2や今季序盤戦で見せていた愚直な戦いを改めて取り戻す必要性があったと語った。 「そこの答え(自身の反省点)はマリノス戦の前半にあったと思います。見ている方があのメンバーのアグレッシブさというのを、相手チームも含めて感じたと思いますし、それは守備におけるスイッチもそうですし、攻撃のときの優先順位もそうですけど、このチームがまずどこで相手を上回らなければいけないかと。それで90分持つはずがないのであれば、それでバトンを渡していけばいい」 「元々のチームの考え方を自分はぶらしたつもりはないですが、それが表現し切れない姿勢があるというところで、自分自身もちょっと言い訳を考えていたというか、彼らの意思疎通が合わなかったとか、お互いの考えているところを合わせなければいけないなとか、多少疲れていたんだろうなとか。納得するような言い訳を考えていた自分がいました」 「ただその効率だけではなくて、多少非効率でもやり切ろうとする。それがこのチームであって、『今の3度追いは無駄だったな』とか、『今のラインの上げ方だと余計に下げなければいけないな』とか、そういう全ての正解の効率を目指すのはこのチームらしくない。どういうサッカーをやりたいか、そのなかには非効率も間違いもあるけれども、やり切るんだというような姿勢を見せることが大事だということを改めて磐田戦のときに感じました」 「実はそれより前の試合でも、自分の中でモヤモヤしたものもありましたし、それでも大量点を取ってたまたま勝ったという試合もありましたけど、本当に我々らしいアグレッシブさを効率性を求めない。ただただ愚直にまずやるという姿勢を見せられたかというと、ちょっとそれを忘れてしまったというよりも、自分が目をつぶっていたというところがあったと思います。そこは本当に目を背けずに、もちろんそのなかでクオリティも求めるというところが、このチームの成長に繋がっていくのではないかなと思います」 原点回帰と共に同試合では後半戦に向けたチーム内競争という部分でも、契機となる兆しも窺えた。途中出場が続いたなか、スタメン抜擢で結果を残した選手が自信や手応えを得た一方、スタメンを外れた選手は勝利のなかでも悔しさを隠さず。強い刺激を受け取った印象だ。 その点について城福監督は「今まで出ていた選手が何とも思わないわけがない。そういう気持ちがあってしかるべきで、逆に今まで出られなかった選手の思いがどれだけ強かったかということ。そういう選手の活躍だけではないですけど、彼ら自身の思いというのが、ピッチの上で見ていても伝わってきましたし、それで勝ち点3を取れた」と、各選手のリアクションをポジティブに受け止める。 その上で「これをプラスのサイクルにしなければいけない。このチームはレギュラーとして絶対の選手はもちろんいないですけど、今まで核になってきたという事実があるなかで、これでまた新たな競争のフェーズに入ったと思います」、「高いレベルの競争のなかで、自分のチョイスがより苦労していく。あるいは相手によって変えられるような選択肢があるというような状況に、以前よりはなってきたと思います。他のポジションでももっとそういう状況というのを作っていきたいと思うので、『高いレベルの競争になった』と言われるためにも、セレッソ戦でしっかりと勝ち点3を取るということが大事」と、活性化しつつあるポジション争いを歓迎した。 これでトップハーフの10位に再浮上したチームは、開幕3戦目で1-2の敗戦を喫したC大阪相手に後半戦最初の連勝を狙う。 その前回対戦では相手の両サイドバックに大苦戦を強いられたが、毎熊晟矢が移籍、登里享平が負傷離脱で不在となり、C大阪自体も布陣や戦い方にマイナーチェンジを施している。 そういったなか、城福監督は直近2連勝且つ7戦無敗で5位に浮上してきた相手について「これまではかなり属人的な、人から逆算した独特なサッカーをやっていた。それが移籍であったり、ケガ人が出ていますが、元々メンバーの技術は高いチームで、そういうメンバーを揃えている。しかも交代選手のレベルも非常に高いという意味で、元々スキルが高いなかでも、より前線の個人的な能力から逆算した前に速いサッカー。そこの威力が増してきているなと思います。足元の技術は確かだけれども、どちらも選択できるのであれば、より前線の特長を活かすというところで、共通認識を持って今はやっている」と、その印象について語っている。 また、これまでFC東京、ヴァンフォーレ甲府、サンフレッチェ広島、東京Vと4クラブを指揮してきた63歳の指揮官は、今回のC大阪戦でJリーグ公式戦(リーグ戦&リーグカップ)で通算500試合の指揮を達成することになる。 その数字に関して「そういう数字を拾ってくれたこと。このクラブでその試合を迎えることができるというのはすごく嬉しく思います」とクラブへの感謝を示しつつも、「自分はまだまだ戦っている最中の人間なので、その数字に関して何かあるかと言われるとそれはない。本当の通過点のうちのひとつだと思います」と、あくまで通過点だと語った。 ただ、長きに渡る監督キャリアを振り返り、自身が携わってきた選手たちに対して、「もっといいアプローチができたのではないか」と自問自答を繰り返してきたことを明かしている。 「その数字を聞いて思うのは、いろんな選手とそれだけ接しさせてもらったということを改めて思いますし、選手が成長して、チームが成長することが自分の存在意義。そうではないと自分の存在意義がないわけで、やはり選手とともに、そのときそのときで彼らと接するなかで、彼らが本当に一生懸命やってくれたからこその今なんだなと思います」 「今も自分はまだまだだと思っているので、日々選手とともに、チームを作っている最中なので、勉強している最中ですけど、今までの若い頃という言い方がいいのか、10年前の自分が果たして、若い選手に自信を持たせてやれたのか、中堅の選手に成長を促せたのか、ベテランの選手の背中を押せたのかと。今まで携わってきた選手を思い浮かべると、もうちょっとやれたのではないかという思いがすごく強いです」 「今の自分が十分ではないけれども、今だったらもう少しやってあげられたのではないかと。そのときはそのときで自分は精一杯のつもりですけど、それが配慮なのか、彼らの迷いを払拭させることなのか、勇気を持たせることなのかはわかりませんけどそういう選手たちを思い出すと、『申し訳ないな』という表現がいいかどうかはわからないですけど、もっとやれたことがあったのではないかという思いがすごくあります。今でもピッチの上で以前携わった選手に会うこともあれば、もう引退している選手と会うこともありますけど、まず心の中で浮かんだり、実際に口に出すのは、『本当に昔は悪かったな』と、もっといいアプローチができたのではないかという思いは常に持っています」 そういった自戒の思いを語りながらも、若きスカッドと共にさらなる成功へ歩みを進める指揮官は、「最終的に何が目標かはわからない」としながらも指導者としての今後の目標についても語った。 「一試合一試合、成長する証というのは、やっぱり勝つことというのが、一番形としてはっきりしていますが、全勝させられる監督はなかなかいない。やはり選手がこのチームでいて、この監督とやって、年齢が何歳であろうが、成長を感じられるような存在でありたい。それを手助けできるような存在でありたいと思っていますし、全員にそれをアプローチできるかどうかはわかりませんけど、そういうふうに思ってもらえる選手が1人でも自分の接したなかで、多くいてほしいという思いはあります」 「ひょっとしたらそれは勝利という目の前の結果よりも、指導者としての立場の自分からすると、形ではないかもしれないけどそれはすごく大きな勲章になるんだろうなと。ただ、結果を出さないと、そういう立場にはいられないので、とにかく彼らの成長を促しながら、結果を出すということに邁進して、最終的に何が目標かというとちょっと僕もわからないです。何か到達点があるかというと、おそらくもう少しでも先に進めばもっと足りないものが見えてくるでしょうから、目の前のことをやるだけです」 自身のメモリアルゲームに対する思いを脇においた城福監督だが、野心的な指揮官の下で着実に成長を続ける緑の若武者と共に、難敵撃破で節目の一戦を白星で飾ることはできるか…。 2024.07.05 21:15 Fri
5日、明治安田J1リーグ第22節のサンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸がエディオンピースウイング広島で行われ、1-3で神戸が勝利を収めた。暫定ながら2位に浮上している。 勝ち点34で7位に位置する広島と、勝ち点37で4位に位置する神戸の一戦。両者の勝ち点差は「3」という状況の上位を争う対決だ。 広島はここまでリーグ最多得点、神戸はリーグ最少失点と、“ホコタテ”対決となった戦い。広島は前節からスタメン1人を変更し、ドウグラス・ヴィエイラに代えてピエロス・ソティリウを1トップで起用。対する神戸も1人を変更。酒井高徳に代えて、初瀬亮を起用している。 フライデーナイトJリーグでありながら、街中スタジアムということもあり、多くの観客が集まったスタジアム。試合前から盛り上がりを見せる中、最初にチャンスを作ったのはホームの広島だった。 開始2分、広島は右サイドから崩すとクロスがディフレクトしたところを大橋祐紀がヘッド。折り返したものの、中で合わせる人がいなかった。対する神戸は4分、左サイドを武藤嘉紀が抜け出すと、ボックス内で折り返すと大迫勇也がボックス内からシュートも、GK大迫敬介が落ち着いてセーブする。 互いにゴールへ向かう姿勢が強い中、11分にスコアが動く。右サイドへ大迫勇が展開。ボックス右でボールを収めた武藤は、タイミングを測って左足のクロス。これを飛び込んだ大迫勇が見事にヘッドで合わせ、神戸が先制する。 神戸が誇るホットラインが開通し先手を奪った神戸。ホームの広島は、落ち着いてボールを保持しながら崩していく。 すると17分、左サイドでパスをつなぐと東俊希がボックス内のピエロス・ソティリウに斜めのパスを入れると、リターンを受けて左足クロス。これをボックス内右で新井がヘッドで合わせると、浮いたボールがGK前川黛也も見送ると、ネットを揺らした。 立ち上がりから共にゴールを奪う激しい展開となった試合は、お互いに積極的にゴールに迫っていく。その後はゴールがなかなか生まれなかったが、35分に広島がビッグチャンス。左サイドを崩すと、ボックス内左の深い位置から加藤陸次樹が左足クロス。ピエロス・ソティリウがボックス内中央でヘッドで合わせるも、わずかに右に外れていく。 中盤での潰し合いが激しく、攻守の切り替えが多く行われる試合。39分には塩谷司のボールダッシュから、最後は満田誠がミドルシュート。これはわずかに左に外れたが、共に攻撃的なテンションの高い試合が続いていく。 1-1のタイスコアで折り返したなか、52分に神戸が勝ち越し。右CKからのクロスをファーサイドでマテウス・トゥーレルがヘディングで折り返すとこれをクリア。しかし、ボックス手前で扇原貴宏がヘディングで前に送ると、絶妙にラインブレイクした広瀬陸斗がGK大迫敬の前で触りゴール。勝ち越しに成功する。 勝ち越した神戸は攻撃の手を緩めない。56分には大迫勇が自ら持ち出すと、広瀬のスルーパスを受けて佐々木翔のブロックも回避。しかし、最後に対応されシュートは打てない。 神戸は井出遥也を下げて佐々木大樹を、広島はピエロス・ソティリウを下げてマルコス・ジュニオールを投入。大橋を最前線に配置する。 神戸のペースが続いていく展開は、選手交代後も変わらない。すると71分、大迫が自陣でしっかりとキープして右サイドに展開。武藤がパスを受けて持ち運び斜めのパスを出すと、上がっていた山口蛍が走りながら技ありのトラップ、素早く鋭いシュートを決めて3点目。圧巻のカウンターで仕留めた。 3点目を奪われてしまった広島は、大橋、加藤、松本泰志を下げ、ドウグラス・ヴィエイラ、エゼキエウ、中島洋太朗を投入し、2点差を追いかけていく。それでも神戸が75分にチャンス。左サイドでボールを持った佐々木大が浮き球のパス。インナーラップした広瀬がボックス内左でダイレクトシュートも、GK大迫敬が片手手でセーブする。 神戸は75分に大迫勇と広瀬を下げて、菊池流帆とジェアン・パトリッキを投入。広島は塩谷司を下げて、今シーズン初出場となる茶島雄介を投入する。 すると80分、右サイドを仕掛けたマルコス・ジュニオールからのクロスをドウグラス・ヴィエイラがダイレクトボレー。しかし、前に入り過ぎた山川哲史が後ろ足でブロック。ゴールを許さない。 少ない時間でどうにかゴールを目指す広島だったが、82分にアクシデント。途中出場のエゼキエウが内転筋を痛めた様子で倒れ込みプレー続行不可能。交代枠を使い切っていたため、数的不利で戦うこととなった。 数的不利でもゴールを目指し続ける広島。神戸はしっかりと守備を固めつつ、カウンターで追加点を奪いにいくという展開に。その後はゴールが生まれず、1-3で神戸が勝利し2連勝を収めた。 サンフレッチェ広島 1-3 ヴィッセル神戸 【広島】 新井直人(前17) 【神戸】 大迫勇也(前11) 広瀬陸斗(後7) 山口蛍(後27) <span class="paragraph-title">【動画】神戸が完璧なカウンターを決める!仕留めたのは山口蛍</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://t.co/2xqTUcYM8m">pic.twitter.com/2xqTUcYM8m</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1809192084693233937?ref_src=twsrc%5Etfw">July 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.05 20:59 Fri
東京ヴェルディの好調アタッカー陣が、前回対戦で敗れたセレッソ大阪へのリベンジを誓った。 東京Vは前節、横浜F・マリノスとのクラシコに2-1で勝利。前々節のジュビロ磐田戦で喫した0-3の惨敗を払拭し、後半戦初白星を挙げた。 これでトップハーフの10位に再浮上した昇格組は、6日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第22節のC大坂戦で連勝を狙う。 今年3月にアウェイで行われた第3節の前回対戦では1-1の後半半ばに退場者を出した末、後半アディショナルタイムに与えたPKを決められて1-2の敗戦となった。僅差のスコアや10人となった後の戦いでは善戦した一方、試合を通しては相手の攻撃面のクオリティに圧倒され、選手の中では前半戦で最も難しい相手だったとの声もあった。 その前回対戦でチーム唯一のゴールを挙げたFW木村勇大は、「前線にすごく強力な外国人選手がいますし、あのときは毎熊選手と登里選手がいたので、ビルドアップの工夫があって、今はより前線に依存するイメージもありますけど、順位も上にいますし、そこは統率が取れていて、“チームとして強い”という印象がある」と、対戦相手の実力を認めている。 一方で、指揮官が常々J1リーグで最も伸びしろのあるチームと語るように、その前回対戦から4カ月を経たチームは未だ攻守両面で多くの伸びしろを残すが、若きスカッドが試合を経るごとに進化を遂げている。 ここまで得点ランキング6位タイの9ゴールを挙げる木村はその筆頭で、「「開幕3試合目で戦ったときから、自分がどれだけ成長しているかというのを試せる相手。別に失うものはないので、どれだけ今の自分が成長できたか、しっかり力を試せる機会だと思うので、どんどん挑んでいきたい」と、自身の進化を証明する一戦にしたいと意気込む。 また、個人としては「毎試合1点以上決めたいと思っているなか、直近3試合は決められなかったので、2桁とかは意識してないですけど、誰よりも点を取りたいので、次はしっかり取れるように」と4試合ぶりのゴールを意識しつつ、「連勝があると、チームとしてもすごく勢いづくと思うので、勝った後の次の試合が大事。より一層気を引き締めてやっていきたい」と、難敵撃破での連勝を誓った。 一方、横浜FM戦では圧巻のミドルシュートで先制点を記録した上、攻守に精力的なプレーでチームを勝利に導く殊勲の働きを見せたFW山見大登。 ここまでは攻撃のゲームチェンジャーとして途中投入が目立ったが、ここにきてスタメン奪取への良いアピールが続いており、「やることをやれば、おのずと結果はついてくる。守備の部分で今まで課題があったというところで、この前の試合ではその部分ですごく自信にもなりましたし、今後それを続けていければ、スタメン争いというのにも勝っていける」と、手応えを口にしている。 個人としては良い状態で臨む一戦に向けては「相手の真ん中やウイング、サイドバックと全部にいい選手がいる」、「毎熊選手が移籍してしまいましたけど、相手のサイドバックがストロングだと思いますし、サイドバックのところで起点を作って数的優位を作って、前線の外国人選手たち3人で攻め切るという形が多いと思うので、そこのサイドバックのところで、自分たちシャドーとウイングバックのところで、ズレを生じさせないようにしていくのが大事」と、前回対戦で苦戦したビルドアップへの対応を含め守備面を中心にゲームのポイントを分析した。 ただ、ガンバ大阪からの期限付き移籍で、過去の大阪ダービーでゴールを決めている24歳は「アウェイに行ったときも、自分だけブーイングされたというところで、やっぱり向こうに意識されている部分もあると思うので、ホームでやり返せればいいなと思います」と、2試合連発も意識しつつリベンジの思いを語った。 2024.07.05 20:05 Fri
東京ヴェルディのMF松橋優安が、J1デビューを飾ったセレッソ大阪戦に向けて意気込みを語った。 先日に発表されたパリ・オリンピックでメンバー入りを果たしたシント=トロイデンVVのMF山本理仁、MF藤田譲瑠チマと東京Vの下部組織で同期だった松橋。 トップチーム昇格以降はSC相模原、レノファ山口FCへの武者修行を経験し、今シーズンからレンタルバックの形で復帰。プレシーズンの段階での序列は低かったが、「目を三角にして頭から湯気を出しながら毎日取り組んできた選手」と、城福浩監督が日々のひたむきな姿勢を評価し、今年3月に行われた明治安田J1リーグ第3節のC大阪戦(1-2●)で待望のJ1デビューを飾った。 以降はサイドハーフやウイングバックを主戦場に、途中出場の際にはサイドバックも務めるポリバレント性を武器に、リーグ戦15試合(先発5試合)に出場。第11節のサガン鳥栖戦では貴重な追加点となるJ1初ゴールも記録し、2-0の勝利に貢献するなど、ここまで10位に位置する昇格組の準主力として奮闘を見せている。 東京Vユース時代に10番を背負い、日本代表の世代別チームにも招集経験がある22歳の持ち味はアジリティ、テクニックを活かした突破力や攻撃面だが、現在のチームではその機動力、運動量、献身性を活かしたサイドでの守備力が評価されている。 プロ入りから数年間は良く言えばアグレッシブ、悪く言えばリスキーと、自己完結型の守備は大きな課題となっていたが、武者修行先での経験や城福監督らコーチングスタッフの指導もあり、より成熟したプレーを見せている。 松橋自身も「プロ1年目の自分からすれば考えられない」と、日々の濃密なトレーニングを通じて培った守備面の成長に手ごたえを感じている。 「一番大きいのは、練習からやり切るというか、全力を出し切る。そうすれば、試合本番では普段練習からやっていることを出すだけなので、自然にではないですけど、試合中もしんどいと思う時間はいくらでもありますけど、練習のときからしんどい時間を自分で作るというか、そういうのを意識しているので、試合でも身体が反応するというか、戻るべきところは戻れますし、そこはプロ1年目の自分からすれば考えられないところです」 「人間は、どうしてもうまくさぼりたい生き物だと思うので、そこを何とかしんどい側に自分を持っていくというのは、今年になってすごく成長できている部分です。ただ、まだまだ自分では納得してないですし、もっと成長できるし、自分で伸びしろがあると思っているので、そこはさらに成長していきたいなと思います」 ただ、「まだまだ納得してないし、伸びしろがある」と語るように、判断や周囲の使い方を含めたより戦術的な部分での課題も口にしている。 「自分のいいところは靴1足分、寄せ切れるところだったりはします。逆に、行き過ぎて剥がされる。自分のスピードで追いつけるときもありますが、そのぶんパワーは使うので、行くときと行かないときの判断というのはまだまだですし、自分だけで解決はできないので、周りを動かしながら自分もうまく判断しながらやっていきたい」 一方で、攻撃面に関しては途中出場で逃げ切りに貢献した横浜F・マリノス戦(2-1〇)を含め、ウイングバックやシャドーの位置でプレーした中、アタッキングサードでの判断・精度、積極性の部分で課題も見受けられる。 松橋は「(前がかりな相手を)ひっくり返してもう1点取れれば、チームを楽にさせられましたが、そこは自分の実力不足」、「自分が駆け上がったときにもう少し周りを見ながら、最後はゴールに向かったプレーで終われるように」と、横浜FM戦での反省を語った。 さらに、「(現状の課題は)最後の質の部分。慌てずというか、ゴール前こそしっかりと相手を見て、キーパーやディフェンスの足とかを見ながら、もう少し落ち着いてプレーできれば、結果に繋がってくるのかなと思います」と、今後のレギュラー定着に向けた明確な課題を口にした。 6日に味の素スタジアムで開催されるJ1第22節ではそういった反省も踏まえ、「J1デビューをさせてもらった相手」に対して、この4カ月間の成長を見せたいと語る松橋。 とりわけ、相模原時代の元同僚であるDF舩木翔との対戦を楽しみにしているという。 「やっぱり質が高い選手もすごくいますし、サイドバックで出ている舩木翔くんは相模原のときに一緒にやっていて、結構プライベートでも仲良くさせてもらい、お世話になっていたので、また対戦できるというのは楽しみです」 「本当に技術が高いですし、身体能力も一緒にやっているなかですごいと感じていたので、本当に尊敬しています。ただ対戦するからには絶対負けられないので、しっかりいい準備をしたいです」 前々節のジュビロ磐田戦での0-3の大敗を経て、原点回帰のアグレッシブなスタイルで勝ち取った横浜FM戦での勝利を浮上のきっかけに繋げていきたい中で背番号33は「もう一度原点に戻るという意味で意味のある試合だった。マリノス戦みたいな試合をすれば、ああいった情けない試合というのはもうないというふうに監督も言っていましたし、僕自身もそう思いますし、練習からそこは意識していきたい」と、7戦無敗で5位に位置する格上に対しても、ヴェルディらしい戦いで挑みたいと意気込んだ。 2024.07.05 19:20 Fri
北海道コンサドーレ札幌は5日、サポーターの違反行為と処分を報告した。 事件が起きたのは、6月26日(水)に開催された明治安田J1リーグ第20節のFC東京戦。アウェイの味の素スタジアムで行われた試合で、札幌のサポーター1名が暴力行為を働いていた。 クラブは、暴力行為を犯した当事者、被害者への事実確認を行い、暴力行為を犯した当事者に対してJリーグにて定める試合運営規定に照らし合わせ処分を蹴てい。1名に対し、国内外を問わず、6/29(土)以降に行われる北海道コンサドーレ札幌が出場するすべての試合への無期限の入場禁止という処分を下した。 札幌は改めて注意喚起をしている。 「北海道コンサドーレ札幌サポーターの皆様には日頃から熱い応援に感謝するとともに、今後とも安全で快適なスタジアム観戦環境づくりを進めてまいります。観戦ルール・マナーを遵守していただきご観戦をいただきますよう、ご理解とご協力の程よろしくお願い致します」 2024.07.05 19:01 Fri

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